原作開始!
あれから2年経って、現在小学3年生をしている。
俺はなのは達と同じクラスになっている。
衛宮も一緒のクラスだ。ついでに、銀髪は隣のクラスだ。
去年まで、銀髪の奴と同じクラスだったのでそれが分かった時ガッツポーズをしてしまったのはしょうがない。
そうそう、高町家の面々と出会ったの衝撃的だった。
まず、士郎さんと桃子さんは若すぎるだろう。
美由紀さんはまあ、優しそうなお姉さんだった。
しかし、あの料理は謎だ。
作る度に味が変わっている。
異常においしい時もあれば、食べるの無理だろというものもある。
わけがわからない。
恭也さんについては、シスコンだったとしか言えない。
「なのはが欲しければ、俺を倒してからにしろ!」
とか言って、いきなり斬りかかってくるのはやめてほしい。
そんな騒動もあったが、今では俺も体術に関する修行をするときはたまに高町家の道場に衛宮と一緒に行っている。
で、現在昼休み。
屋上で昼食をとっているのだが、授業で言われた将来について考えるという話になっている。
「アタシは、親の会社を継がなきゃいけないし」
「私は工学系の専門職がいいなと思っているけど」
「いいな~2人とも決まってて、私には何もないよ」
その一言にアリサが切れた。
レモンの薄切りをなのはに向かってぶん投げる。
「この馬鹿チン。アタシより理数の成績いいじゃないの」
「でも、文系の成績も悪いし、運動音痴だし」
「どうでもいいが、レモンを投げるな」
一応、注意しておく。
「アンタたちは、どうなのよ」
無視かよ、おい。
まあ、別にいいけど。
「目指すなら警察関係かもしれないが、まだ決めてないさ」
警察関係=時空管理局ということである。
まあ、詳しく言えないからこういう言い方をするしかない。
「意外とあってると思うよ」
「あんがと」
礼をすずかに言っておく。
「で、アンタは?」
衛宮の夢か、思いつくのは一つだけなんだが。
「僕はね、正義の味方になりたいんだ」
狙ってやってんのか!!
いや、予想はついていたがコイツもか。
それよりもだ。
時折、思考がハイテンションになるのはなんでだろうか?
病気なのか?だったら、嫌だな。
「男の子みたいな夢ね」
「いや、僕は男なんだけど!」
コイツはいつまでたっても名前でいじられる運命なんだな。
なんというか、哀れだ。
そして、うるうるした目でこっちを見るな。
「やっぱり私には、何もないよ」
随分とネガティブな発言だな、おい。
この一言によって、アリサがまた切れた。
あの後、やっぱりすずかがなだめていた。
最初の苦労はなんだったのだろうか?
ただ今、俺はスーパーにいる。
何故かって言われれば、夕食の準備をしなければいけないからだ。
「豚肉が安いな」
買い物をしていると、念話?の様なものが聞こえた。
どうやら、ユーノとなのはが出会うようだ。
今日が、原作スタートだと思わなかった。
最近、原作の知識が抜け落ち始めている。
こんなことならメモにでも取っておけばよかったと思う。
後の祭りなのだから仕方ない。
おおまかな流れを思い出せるだけ、良しとしよう。
しかし、今夜か。
様子を見ながら、イレギュラーがないか確認しておこう。
場合によっては、介入するとしよう。
そんなわけで、様子を見に来ているのだが。
「衛宮も一緒にうごくのか」
衛宮となのはが動物病院に向かっているのを見つけた。
とりあえず、見つからないように後をつけよう。
ジュエルシードの暴走体に出くわしたようだ。
「僕が時間を稼ぐ」
ん?何をする気だ?衛宮の奴。
「タイムアルター ダブルアクセル」
そういったかと思うと、衛宮が加速した。
固有時制御だと!!
体内の時間を操ることで加速したり減退することが可能な技。
反動がでかいのが使いにくい点なのだが、その辺はどうしてるんだ?
暴走体の注意を引くことができたようだ。
なのはは呆気にとられて、何もできていない。
「は、速い」
ユーノも驚いてるみたいだ。
いや、できれば起動を急げよ。
衛宮がデバイスを起動するのが先になってるぞ。
「レヴィアサン、セットアップ」
あれ?よく考えたらおかしくね?
そうこう言ってるうちにバリアジャケットが展開される。
「結べ、悲嘆の怠惰」
暴走体が削り取られる。
大罪武装までもっていたのか。
「ぐっ!」
「二代くん!!」
固有時制御の揺り戻しで衛宮の動きが止まる。
って、まずい!
暴走体はすでに元通りになり、動けない衛宮に襲いかかろうとする。
「仕方ないか。もうちょっと後で出るつもりだったが、一気に行くか」
ナイフを取り出し、暴走体へと一気に距離を詰める。
直死の魔眼を発動。頭痛も同時に起きる。
見える線二つにナイフを通す。
瞬間、暴走体が解体される。
「「志希(君)!?」」
二人して驚くなよ。
特に、衛宮は俺の正体知ってるだろ。
「暴走体の斬られたところが再生しない!?」
当たり前だ、この目はそういうものなのだから。
さて、条件を満たしたことだし、あれをやっとこう。
ナイフをしまい、あるものを取り出す。
「シオン、セットアップ」
「彼も魔導師なのか!?」
詰襟のデザインがもとになってる、バリアジャケットを展開。
「さっさと、デバイス起動して封印しろ」
なのは達にそう指示して、暴走体に向き直す。
「さて、少々付き合ってもらうぞ」
暴走体は魔力の塊を打ち出してくる。
けど、そんなものは無意味だ。
魔力の塊を見える線にナイフ形のデバイスを通すことで解体していく。
割と大きめだったので、頭痛がひどくなる。
準備が終わっていたのだろう。
「リリカルマジカル ジュエルシード封印」
その言葉が響くと同時、桜色の光が暴走体を貫き、ジュエルシードが出てくる。
「えーと、2人とも説明してくれるよね?」
なのはがそう言ってくるが、それどころではない。
「いや、説明は明日だ」
「なんで?」
「周りをよく見てみろ」
戦闘の余波で道路に大きなひびが入っている。
暴走体が突撃したブロック塀が壊れている。
ついでに結界を張ってないためにかなりの音がした。
「ご、ごめんなさ~い」
なのははユーノを強く握りしめて走り去ってく。
ユーノ、明日まで生きてるのか?
「俺たちも帰っておくぞ」
「ああ、すまない。助かった」
そう言って衛宮も帰って行った。
さて、俺も警察に見つかる前に退散するか。
主人公の直死の魔眼は殺すものが複雑で大規模なものになるほど頭痛が増します。場合によっては痛みによる気絶もありえます。
衛宮の大罪武装にももちろんデメリットは設定してあります。