「うひゃーー!!」
蛇と戦う事を決めた菫だったが、紫の戦士になり始めたばかりな為、思うように攻撃が出来ない。攻撃しようとしても、蛇が先に攻撃して来るのだ。
「い、井村... さん...。」
奈苗を囲んでいる炎は勢いを増し、奈苗に血づいて来る。立ち上がろうとしているが、足に力が入らず立ち上がらない。
「奈苗さ..ぎゃ!!」
蛇が頭を地面に叩きつけると地面にびきびきとひびが入り、割れ始めた。
菫は躓き、頭から転んだ。もう逃げ場がない菫に蛇は容赦なく襲い掛かろうとしたその時、蛇の首に何かが刺さり、傷口から黒い液体が流れ始めた。そして、蛇は苦しそうに倒れた。
後ろを見ると、茶色の髪にピンクの瞳を持ち、ベージュのトレンチコートを羽織り、靴は履いていない少女がいた。
「大丈夫?」
「あ、あの...」
「話は後。あいつが弱っているうちに闇の力であいつを攻撃するのよ。組織長は私が助けるから蛇は任せます。」
突然現れ名も味方かもわからなく名乗っていない少女は、自ら炎の中へと行ってしまった。だが、今はそんな事考えてる余裕などない。
菫は両手から黒いモヤモヤとしたものを大きくさせ蛇に当てた。すると、蛇は悲鳴を上げ、静かに目閉じた。奈苗を囲んでいた炎はいつの間にか消えていた。奈苗と少女は無事だったらしい。奈苗は意識が戻っていない陽毬をおんぶしていた。
「初めて戦っていたのに、とっても闇の力を使いこなせていましたね。後、貴方のおかげで死ななずに済みました。ありがとう。」
「いいえ。奈苗さんが無事で良かったです。」
「そういえば紹介してなかったですね。この子の名前は、ネソ。この子も一応戦士ですけど、貴方達とは違って水晶の力で戦わず、自分の力で戦ってるの。」
茶色の髪にピンクの瞳を持ちベージュのトレンチコートを羽織り、靴は履いていない少女の名前は、ネソという名前だった。
「ネソちゃん。」
「親しくもないのにちゃん付けしないで。」
「あ、ごめんなさい。」
「しかもさっき初めて会ったばかりだし。」
「...。」
菫の中でこの子は苦手なタイプだなと思ってしまった。
「まあ、でも私は貴方のその闇の力を借りようなんて思ってないから。私の足を引っ張るんじゃないわよ。」
「..え、はい..。」
「悪が襲ってきたりしても私1人で十分なんだから。」
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あの後、陽毬さんは病院に運び込まれ、数時間後には意識を取り戻した。勿論、青い髪の子も意識を取り戻した。陽毬さんも青い髪の子も、もうすぐ退院するらしい。