陽毬はようやく気がついた。いつものネソではないんだと。
「それが、私の全てなの。」
ネソは紫の水晶に手を伸ばしたが、陽毬は紫の水晶を持っている手の反対の手でネソの手を振り払った。
「貴方、ネソじゃないわ!!一体誰よ!!私が知っているネソは、他の水晶に興味がないのよ!!」
「ネソよ!!」
「ネソは自分のことをネソと言わないわ!!だから貴方ネソじゃないわ!!」
「ネソネソしてんじゃないわよ!!早くその紫の水晶ちょうだい?!」
「いや、あの..髪が短い茶髪さん...、そこはネソネソじゃなくてメソメソよ」
萩がツッコミを入れると、ネソは起こり出した。
「そんなことどうだっていい!!もう怒った!!」
ネソの体から黒い煙がモヤモヤと、浮かんできた。そして全身が黒い煙に包まれその黒い煙は、巨大化した。すると、爪が鋭い亀が姿を現した。
「ネソじゃない!!きゃ!!」
亀は陽毬を手で握った。陽毬は紫の水晶から手を離してしまった。そして、砂の上に紫の水晶が落ちてしまった。
「こ、降霊さん!!」
「お願い、紫の水晶を持って逃げて!!」
「は、はい!」
萩は砂の上に落ちた紫の水晶を持った。すると、なぜか紫の水晶が光り出した。
「紫の水晶が光っている?!」
萩も陽毬も驚きが隠せなかった。
紫の水晶が浮かび上がり、紫の水晶の中から青い光が浮かび上がり、その光は強まり六角形へと変形していった。
「そ、それは...もしかして青の水晶?!」
「え?!」
「多分、きっと...貴方は3人目の戦士なの。」
「わ、私が?!」
「信じれないかもしれないけど青の水晶は貴方を選んだのよ。」
「い、意味わかんないってぎゃーー!!」
亀は萩に向かって火を吐いた。萩は青いバリアを張って無事だった。
「やっぱり、貴方はそうなのよ!!アングリフの3人目の戦士なのよ!!だから、お願い!!こいつを倒して!!」
「なんかよくわかんないけど...アングリフの戦士ってなんのことかよくわかんないけど、やります!!戦うわ!!」
萩は亀に向かって走り出し手から透明な水色の技を出し亀の頭にぶつけた。すると、亀は陽毬を握りしめていた手を緩めて陽毬は砂場に落ちた。
亀は炎を吹くが、萩はジャンプして亀の頭を足で蹴った。すると、亀は倒れた。
「(す、すごい!!私ジャンプしてる!!)」
「水鳥さん、今よ!!」
「ど、どうするの?!」
「首を狙って攻撃して!!」
「く、く、首ね!!」
萩は勢いよく走り亀の首を狙ってジャンプして亀の首を足で蹴ると亀は叫び声を上げ、黒い煙になり消えて行ってしまった。
「凄いじゃない、水鳥さん!!」
「ありがとうございます...。」
萩はちょっと照れていた。
「はっ..やっと戻ってこれた...」
菫が海の中から出てこようとしていた。陽毬はすぐに菫に気が付き菫に近づいた。
「大丈夫?って、もしかしてさっきの亀に海に落とされていたの?」
「は、はい...あ、さっきの亀は?」
「水鳥さんがやっつけてくれたわよ。」
「水鳥さんって、あの青髪の...。」
「そう。」
「ってことは...。」
「そうよ。水鳥さんが3人目のアングリフの戦士なのよ。」
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「あれ、私...なにを...」
気が付くと、私は暗い森の中で倒れていたみたいだった。何があったかは覚えてはいないが、唯一覚えているのはお面を被った人と会ったということだけ。
こんな所でメソメソしてる場合じゃない。ホテルに戻らないと。
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ネソ以外の女性陣はお風呂に入っていた。
「へえ、そんなことがあったの。でも良かったじゃない。仲間ができて。ねえ、菫ちゃん?」
「神川さん...良かったです!でも、まさか水鳥さんが3人目の戦士で...青の水晶より水の力を与えられた人間だとは思いませんでした...。」
「私もびっくりよ!私、正直自分が戦うことになるなんて..思えなかったんだから。」
「まあ、これでネソも菫ちゃんも仲間が1人増えたわけだし安心ね。後、ようこそ、アングリフへ!」
「こ、降霊さん...。そうね、私はこれを機にアングリフの戦士として頑張って戦おうと思うわ!」
水鳥萩は、自分がアングリフの戦士だと知り、青の戦士として敵と戦おうと決意したのだった。