「初めまして、水鳥さん。既に貴方が青の戦士だということは陽毬さんからお聞きしています。私は、このアングリフという組織の組織長。大熊奈苗です。」
萩は陽毬と共に組織長室を訪れていた。
「宜しくお願いします...。」
「こちらこそお世話になります。」
「と言うことで、水鳥さんに渡さなきゃいけないものがあるの。」
そう言い萩の掌に何かをのせた。
それは、菫も持っている折りたたみ式の携帯だった。
「携帯..ですか?」
「そう。これはアングリフに関わる人たちは絶対持っていなきゃ駄目なの。緊急の時とか、組織員から必ずメールか電話が来るから、いつでもどこでも必ずこれを持ってて。後、監視されているからプライベートなことに使ったら駄目よ。」
「了解しました。」
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「水鳥萩か...。」
実亜はパソコンを見ていた。
「(水鳥ってまさか...。)」
検索をし、あるサイトを開くと...
「(やっぱり)」
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「ねえ、ネソさん、一緒に屋上でご飯食べよ」
「何で?」
昼ごはん前の時間、菫はネソを誘っていた。
「水鳥さんと仲良くなろうみたいな」
「私、ご飯食べないから。いい」
「あ、あー、ごめん。」
菫は謝り、弁当を持ち教室を出て行った。
「(戦士なんて3人もいらないのに。私だけで十分なのよ。)」
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既に屋上に萩はいた。ベンチに座って菫を待っていた。
「やっときたわね。井村さん。」
「ごめんごめん!ネソさん誘ったんだけど..断れちゃって。」
「ネソって誰?」
「あ、茶髪の子だよ」
「あー。あの子。」
「じゃあ、食べようか。」
2人は弁当箱の蓋をとり、中身のおかずとご飯を食べ始めた。
「ねえ、純希さんってどんな人?」
「え?」
萩からの急な質問に菫は戸惑った。純希がどんな人か考えたことなかったからだ。
「私より前から組織に関わってんでしょ?なら、あの人とも関わったことあるんでしょ?」
「いや、こないだの山吹草の時が初めて関わったし、その時に初めて知ったよ。」
「そう...。」
萩は膝の上に弁当箱を置き、その上に箸を置き俯いた。
「...陽毬さんとかなら純希さんがどんな人だってわかるんじなない?」
「...そうよね。」
「どうしたの?」
菫は萩の心配をした。明らかに萩は暗くなっていた。萩は無理して笑った。
「何でもない。なんかちょっと、どんな人なのかなって思っちゃって。別に深い意味はないんだけど。」
「そう..それならいいんだけど...。」
菫は気が付いていないが、萩の中で純希に対しある感情が芽生えていたのだった。