アングリフ   作:豆月

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2人の連携

「実亜ーー!!」

「実亜さんーー!!」

「神川実亜さんーー!!って、何で私も一緒に捜さなきゃならないのよ!!こんな捜すのやらせるのよ!嫌なんだけど!」

萩は頬を膨らませた。

 

「ごめんごめん、水鳥さん。嫌なら、帰っていいわよ」

「別に!人を捜すのって楽しそうだし!だから本部に来たんだし!!」

「(さっきまで嫌って言ってたのに、何この気持ちを変える子は!)」

 

「実亜さんーー!!」

「実亜!出てきなさいよ!」

「神川さんー!!」

3人が大声出すが、人通りが少ない道の為、誰も歩いてくる気配がない。諦めようかと思ったその時。どこからか陽毬に向かって石が飛んできた。

 

「何?!」

3人が後ろを向くと、そこには実亜がいた。

「実、実亜!無事だったのね!良かった!組織長だって、組織員だって、皆貴方の事心配してたのよ!」

「実亜さん!!...ち、ちがう!」

菫は実亜のある異変に気がついた。それは、目が赤いということだ。菫は全てを察した。菫はすぐに勢いよく走り実亜にパンチした。

 

すると、実亜は叫び声を上げ、体からモクモクトと黒い煙が上りそれは、徐々に大きくなり煙がなくなると目が赤い黒い虎が姿を現した。黒い虎は菫を引っ掻こうとするが、菫はなんとか避けた。

「また、何かの仕業ね!!」

「何なのこれ..ってまさか、あの時の...仲間?」

萩は前回の戦いの時のことを思い出す。

 

「それはわかんないけど、また戦うしかないの!」

黒い虎が3人の方へ突進してきた、萩が両手を広げ水で青いバリアを張る。虎はバリアにぶつかりバリアにひびが入る。

 菫がバリアから出て、走って飛び黒い丸いものを手から出し虎の首にぶつけると虎が叫びだし、黒い煙になり消えていった。

 

すかさず陽毬が2人の菫と萩の肩をポンっと叩いて

「ナイス!2人の連携すごいじゃない!」

と言った。菫は素直に喜び、萩は少し照れた。

 

 

***

「あら、陽毬そんな顔してどうしたの?」

何故か陽毬は泣きそうな顔をしていた。

 

「だって、だって...実亜無事だっただもん!!殺されてたらなんて思ったけど!!うわあああん!!」

陽毬は泣き出し実亜に抱きついた。

 

「ち、ちょっと!菫ちゃんと水鳥さんの前よ?」

「ずっと心配してたんだからぁ!!」

実亜は陽毬を引き離そうとするが、動かない為実亜は諦めて、右手で陽毬の頭を撫で、左手で陽毬の肩に手を回した。

 

「これで一件落着ってとこですね!」

「またあーいう敵いつか来るんだと思うとちょっと怖いなー。」

 

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