アングリフ   作:豆月

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黒い光

 今の光は何?

今まで見た事がない、それは黒い光だった。絶対何かあったんだなと確信した。ネソさんと水鳥さんと合流して行かなきゃ。

 

***

図書室の窓から外を眺めていたら公園の下の方から空の方に黒い光が出ていた。きっと誰かが襲われたんだ。そう思った。だから、借りていた本を片付け公園の方へ走った。

 

***

「はーーーー!!」

公園ではネソと緋桐が戦っていた。緋桐は戦士でもないのに黒い炎を操っていた。

 

「私はもう、不安を抱えて生きて行かなくていいんだ。これで楽になれるのよ。」

「違うわ。不安があるから生きていると感じるのよ。」

「うっさい!!」

緋桐は、掌をネソに向けるとネソは黒い炎に包まれた。黒い炎は渦を巻く。

 

「ぐっ...。」

緋桐は掌を閉じると。すると、ネソを包んでいた黒い炎は一瞬できて、ネソは所々傷がついていて両手を前に出して地面に手につけた。黒い炎はネソからかなりを奪ったようだった。

 

「これでとどめだ!!アングリフの戦士の中の1人よ!!」

「(ごめん、私はここまでね。ごめんね、井村さん、水鳥さん、それに三春)」

緋桐が沢山の黒い火を片手から放とうとした瞬間、緋桐のその片手に何かが擦り、血が出ていた。

「だ、誰だ!!」

 

「その子を傷つけるのはやめなさい!」

「誰かの体を傷つけても、何も変われないのよ!!」

ネソが声がした方に向くと、そこには紫髪の少女と青い髪の少女がいた。紫髪の少女は、手を腰に当てて仁王立ちしていた。青い髪の少女は胸の前で腕を組んでいた。

 

「井村さん...水鳥さん...。」

2人はネソに近寄った。

 

「大丈夫?立てる?」

「...大丈夫。」

ネソが自分の力で立とうとするが足がフラフラして立てない。その為、菫が腕を貸した。

「腕に捕まって。」

「...大丈夫。自分1人で立てるから」

すると、菫はネソの肩に手を置いた。

 

「ネソさん、貴方1人だけで立てない。だって、ネソさん傷がついているから」

「傷...。」

ネソの瞳は、ゆらゆらと揺れていた。

 

「まあ、いい。私が欲しいのは紫の推奨だから。ここで3人を始末して、私が紫の水晶をもらう!!」

すると、緋桐の体から黒い煙が黙々と立ち上った。そして、その黒い煙はどんどん巨大化していった。

 

「また人間から化け物に変わる気?!」

萩が叫んだ。3人は黒い煙を見上げた。

 

すると、黒い羽に足の指も爪の指も長く尖り、嘴も尖りった巨大な黒い鳥が姿を現した。

 

 

 

「こんなのと戦えと?!今までのよりとっても大きいじゃん!!」

菫は目を見開いた。

 

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