黒い鳥は、火を3人に向けた。萩が水のバリアで火を止めるが、黒い火は強く萩の力じゃ耐えられなかった。そして、そのまま萩は黒い火に飲み込まれる。
「水野さん!!」
菫が助けようとするが、もう遅かった。
「あつい...。」
火の中では萩が、もがいていた。萩は青の戦士であり、水属性なので火には弱い。
「(どうしよう、もう駄目だ....熱すぎるのよ....。)」
萩はその場に立ち崩れた。
「水鳥さんを返してええええええええええええ!!」
菫は黒い鳥と戦っていた。
「井村さん...。」
菫は黒い丸い尖ったものを黒い鳥にぶつけようとしたが足を握られそのまま地面に叩きつけられた。
「いった...。」
菫が叩きつけられた地面はヒビが入っていた。痛みに耐えられずその場から動こうとはしない菫。
ネソはずっと黒い鳥を睨んでいた。
すると、黒い鳥は手から黒い火を貯めて行きそれをネソに投げた瞬間、萩を飲み込んでいた黒い火が消え、それと同時に先が尖って、固まっていた水が黒い鳥が手に溜めていた黒い炎を消した。
「はあ、はあ、なんとか間に合った...。」
黒い炎によって萩はとても、疲れ切っていたみたいだった。その場に座り込んだ。
菫は地面に叩きつけられ倒れたまま。
萩は黒い炎に体力を奪われ座ったその場にまま。
残るは私しかいないと、傷も気にせずネソは立ち上がった。
「私が倒すわ!!」
「駄目よ」
萩がネソの腕を掴んで制止する。
「貴方はさっきの黒い炎に体力を奪われたんでしょ?井村さんも、倒れたままだし。私がどうにかするしかないの。」
ネソは腕を掴んでいた萩の手を振り払った。
「貴方だって、傷があるじゃない!!貴方1人でどうにか出来るなんて間違いよ!!」
「だったら、貴方1人があいつを倒してくれるの?」
「ち、違うわ!一緒に倒せばいいのよ」
「もし、貴方と私があいつに殺されてしまったら、井村さんがなんとかやってくれるというの?」
「3人で戦えばなんとかなるのよ!!」
「じゃあ、もし3人で殺されたらどうなるの?私達の代わりに誰か戦ってくれるとでも言うの?」
「それは...。」
「だから、私が先に行く。」
そう言いネソは剣を持ち黒い鳥に向かって飛んでいった。
「なんて...自己中心的な人。」
萩は誰にも聞かれない小さな声でそう呟いた。
ネソは、黒い鳥の肩に剣を刺した。すると、黒い鳥は叫び出し、黒い煙となり空へ消えて行ってしまった。黒い鳥がいた所には、緋桐が倒れていた。
萩が近づくと、その少女は私と菫の間を割って、入ってきた少女だとやっと思い出した。 緋桐は意識が戻り、目を開けた。
「大丈夫?」
萩は、迷ったが一応声をかけた。
「...はい。」
ネソも近づいてきて菫もなんとか立ち上がり2人に近づいた。
「自分のこと覚えてる?」
菫がそう聞くと、緋桐はコクんと頷いた。
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「また、感謝されずにさよならしちゃったね。」
背伸びしながら菫はそう言った。
「まあ、同じ学校だからどっかのクラスに行けばいるんじゃない?」
赤い髪の少女の事をあまりよく思ってない萩は、欠伸をしながらそう言った。
「あの子とはこれっきりの縁だと思う。」
ネソは少し残念そうな顔をしながらそう言った。