萩は買い物から帰った後、台所の机の上に今日買ってきた材料を置き、母のおかえりの言葉を無視して、階段を上り2階にある自分の部屋に入り、ドアを閉めベッドに顔を埋めた。
萩は気が強くて、すぐにきつい事を言ってしまう性格だ。だが冷静になった後に誰かにきつく言ってしまった事に対してとても後悔するタイプだ。
萩は折りたたみ式の携帯をひらき、メールで菫に“あの時はごめんね”と打ち、送信しようとしたが文字を消し、やっぱり菫に送信するのは辞めてしまった。
もしかしたら、菫はネソと自分の悪口を言い合ってるんじゃないかと萩は思った。仲直りしても、友達とはもう思われないんじゃないのか。
「(本当に私って本当..。)」
***
『もしもし颯よ、あのカプセルを使って紫の水晶を手に入れることは出来たか?』
「あ、虚構か...。あーあー、そうだな。そ、そろそろ部下が紫の水晶手に入れたんじゃないか?」
『そうか。早く渡してくれ。楽しみに待っているよ。』
そして、相手は電話を切った。
「(純希のせいだ!!あいつが悪い!)」
そして颯はある人へ電話をかけた。
「もしもし、純希か?」
『あー、颯組織長。いきなり、電話してきて何かあったのでしょうか?』
「おまえ、そろそろ本気で紫の水晶を、手に入れて帰ってこい。ネイヴィーの組織長にとっても、期待されているんだからな。」
『すみません。アングリフの戦士たちが強すぎて、叶いません。』
「言い訳は、良いわけ!!」
『すみません。でもきっと、もうすぐ紫の水晶を手に入れれれるはずなんです。』
颯はある事を思いついた。
「なら1回、残りのカプセル3つを持ってちょっと組織長室に来てくれないか?」
『は、はい。』
「すぐに来い。待ってるぞ」
そう言い、颯は電話を切った。颯はニヤッとした表情を浮かべた。
「(純希のやり方でダメなら、俺の独断専行で今後からやるしかないな。まあ、俺が今考えてるやり方なんてあいつには思いつきはしないだろう。アングリフの戦士が3人もいるならこっちも...。)」
***
ネソは、実亜の部屋にいた。
「で、敵の姿を見たと言うの?」
「はい。狐のお面を被っていました。私の時も、狐のお面を被っていたので、狐のお面を被ってる人が私達が本当に倒さなければならない人物だと。」
「確かに、私が襲われた時もそんな人物がいた気がするもの。信憑性は高いわね。ただ、そいつが次誰襲うか分からないから...。」
「井村さんや陽毬さん以外にもまだ、襲われてない人は大勢います。その中で、襲われる人を襲われる前から、調べる方法なんて存在しません。