「純希よ、これが3つのカプセルなんだな?」
「はい。これ以外は全て、もう使い果たしました。」
「戦士は確か、3人だったよな?」
「はい。紫の戦士、青の戦士、そして剣で戦う戦士の3人です。」
純希が答えると、颯は机の上に置いてあった3つのカプセルを床に落としてそれを力強く足で踏み付けた。
「これをこうしてだな」
「な、何をする気なのですか?!」
すると、カプセルはバキバキと音を立て、どんどんヒビが入っていく。
「俺のアイデアだ。純希の事をもう信頼なんてしていない。この3つは俺の独断先行で行くからな。」
すると、カプセルは、粉々になり、中に入っていた暗いモヤモヤが上に浮いていく。
「3つも使って...上手くいく訳..あっ...。」
1つは何と純希の中に入り込んでしまった。2つ目と3つ目は、開いていた窓から、外へ出て行ってしまった。
純希の体から、黒い光が発した。
「あーーーーーーーーー!!」
純希は、その場に倒れる。それを颯は見下ろした。
「ふっ、お前は不安なの心の持ち主だったんだな。哀れだな。まあ、これもお前の人生の一つだから仕方ない。」
数分経つと、ようやく純希は目を開けた。
「あれ...、僕は一体何を。」
「やっと気が付いたのか。お前は、いきなり急に倒れたからびっくりしたよ。」
「...あっ!3つのカプセルは...?」
「あれは、処理した。純希が気にする事ではない。」
颯は、不気味な笑みを浮かべた。
***
放課後の学校の昇降口。
萩は、菫を待っていたが菫は現れる気配がない。そんな時、ネソが通りかかった。
「ネソさん!」
萩がネソを呼び止めると、ネソは萩に呼ばれたことに気がついて近づいて来た。
「水鳥さん...。」
「あ、あの...井村さんは?」
「あー、井村さんなら...授業中に携帯見てた罰として、携帯1週間没収と、教室掃除させられてる。」
「そう...。で、井村さんのクラスって、何組だったっけ?」
「1組。」
「1組!ありがとう!」
「どういたしまして。」
そう言いネソは、アングリフ本部へと帰って行った。萩は菫とすれ違っていけないと思い、昇降口で待つ事にした。
夕日を見ていると、黒いモヤモヤしたものがこっち側に飛んできて、2階の窓に入っていくのを見てしまった。
「(..あれ、確かあの窓って...1組の...井村さん!!!)」
萩は何だか嫌な予感がした。
「ネソさん!!」
校門から出たネソを走り追いかけた。ネソは、驚いた顔をして萩の方に振り向いた。
「水鳥さん?どうしたの?」
「井村さんが...狙われてるかも...。」
「井村さんが?!」
すぐに2人は、校舎へと戻った。