それはもう何年も前の出来事だった。
現在、ネイヴィーの組織長である虚構有影は昔はアングリフの組織員の1人だった。ある出来事が起こるまでは...。その出来事以降、虚構有影はアングリフをうらむようになってしまった。
「闇の力を作るプロジェクト?」
「えぇ。このプロジェクトは、闇の力を作り出し、もし世界で戦争が起きそうになったらこの闇の力を使って戦争を止める。それが、世界平和に繋がる一歩だと思っていて。だから、荒波四季さん?貴方にこのプロジェクトのリーダーとして、組織員と研究員と科学者達を引っ張って行ってほしいわ。」
アングリフの昔の組織長だった女性は、荒波をプロジェクトのリーダーとして選んだ。荒波は、元々、集団をまとめる事が得意でリーダーシップがあった。その為、リーダーに抜擢されたのだった。荒波は少し悩んだが、プロジェクトのリーダーとして闇の力を生み出す人々をまとめることを決意した。
「はい、是非やらせてください!」
「お願いね。」
表では世界で戦争を起こさない為に、闇の力を作ると言っていたが、裏では全く違った。
「ねえ、有影。」
「あ、おかえり。組織長に呼び出されたって何かあったのか?」
「う、うん...。実は組織長がね、世界で戦争が起こりそうになったら戦争を止める為に闇の力を作るらしいの。でね、そのプロジェクトのリーダーに私を選んでくれたみたいなの!」
「そうか!四季は、リーダーシップあるし皆を纏める事ができるし、納得だな!」
「ふふ、選んでくれた組織長のために、頑張らないとね!」
この時、四季と有影は付き合っていた。結婚寸前まで関係が続いていたのだった。
「なあ、四季。」
有影は真剣な表情をして、四季の名を呼んだ。
「何?」
「あ、あの...その..これから忙しくなるのは知ってるが....お、俺と結婚してください!」
有影はプロポーズをした。四季は、目の前で手を合わせた。
「ご、ごめんなさい!あ、あの...プロジェクトのことはいっちゃったから...。忙しくなるし、だから、プロジェクトが成功したら結婚したい!」
有影は少し残念そうな顔をしたが、微笑んだ。
「じゃあ、プロジェクトが成功したら改めてまたプロポーズするよ!」
「えぇ!」
だが、そんな2人の思いは現実にはならなかった。
プロジェクトが成功し、闇の力が実現した日のことだった。何人ものプロジェクトに携わってきた人達が闇の力の完成に喜んだのだった。だが、四季が組織長からの命令で素手で闇の力を触ると闇の力から黒い光が発して、その場にいた何人ものプロジェクトに携わっていた人々は消えてしまったのだった。少し残っていた闇の力は紫の水晶に封印した。有影は、一部の残っていた闇の力をカプセルの中に入れた。
「(くそっ...四季が..。こうなったら、意地でもアングリフを潰してやる!!)」
有影は一部の闇の力を増殖させアングリフを潰す為に、新しい組織“ネイヴィー”を作り出した。