「で、誰が一番最初に戦士に立ち向かうのよ。」
「クランヌク、お前が行け。」
「はーー?!何でですの?!」
クランヌクは、机を両手で叩いた。
「もしかして、チマタ。君が最初に戦士の所に行くの怖いってことなんじゃないの〜?」
モルケは、両手を頭の後ろで組み、足を机の上に乗せ背もたれに寄りかかっていた。
「なら、モルケがいけ!」
「ドンクレハイツからの命令でも虚構組織長からの命令でもないから、絶対いかな〜い!」
「なら、ダーストニ。お前が行くんだ。」
「私の体に傷一つでも、ついたら責任とってくれると言うの?」
「は?」
「責任取ってくれるなら、私行ってくるわよ?」
チマタは、3人に呆れてため息をついた。ドンクレハイツは、紫の水晶のありかを突き止めに外へ出かけていた。その為、戦士たちを倒すのは4人に任せられていた。
「はあ、これじゃあ埒があかない。」
「なら、チマタが行けば良いじゃない。もしかして、戦士達が怖いんじゃなくて?」
「クランヌクも自ら行かないのは怖いんじゃないか?」
「人に擦りつけるのはかっこ悪いわよ。チマタ。」
「ダーストニこそ、責任を人に擦りつけようとしてるじゃないか。」
「何よ、人に責任を擦りつけるのが悪い事だとでも言うの?」
「なら、もう4人でいけばいいじゃん?戦士達に自己紹介するみたいにさ〜。」
「それは1番やりたくない。こんな奴らと一緒に戦士達の前に行ったら、舐められるしな。」
「はあ?わたくしが弱いとでも言いたいの?わたくしは、まあ、貴方達3人よりは、力があると思いますわ。一緒にしないでくださる?」
「ふんっだ、まあ1人で行けばかっこいいかもだけど、4人で行くとかっこ悪くなっちゃうね。」
「私の邪魔はさせないわよ。戦士達は全員私の手で倒すのだから。」
4人は戦士達と戦う以前に、4人の中でいがみあっていた。4人とも全員、自分が1番と言う自信を持っていた。4人に共通することは、負けず嫌いで自己中心的な性格だ。
「ふん、わかったですわ。わたくしが行きますわ。」
クランヌクは、椅子から立ち上がった。そして、両手を腰に当てる。
「なら、最初からそう言え。」
「もしかして、戦士達に怯えてんじゃないの〜?」
「まあ、貴方なら1人も殺せないと思うけれど?」
3人はニヤニヤしていた。
「ふんっ!わたくしがこの手で戦士達を握り潰し、貴方達3人の出番がないようにしてくるわよ。そして、虚構組織長にわたくしのちからを見せ付けてあげるのよ!覚悟しなさい!おーほっほっほっほ。」
クランヌクが高笑いをして、そのまま部屋から出ていった。クランヌクはアングリフの戦士達に一体どんなことを仕掛けるのか。