病室ではピッピッピと言う音が鳴り響いていた。青い髪の子は、まだ意識は戻っていないみたいだった。菫ちゃんは俯いたままだった。
「とても言いにくい事なのですが、この子が意識を戻す確率は極めて低いです。」
「え?!」
「原因がわからないんです。どうして、心臓が止まっているのかもわからないんです。息を吹き返したら、奇跡と言えるでしょう。」
菫ちゃんは、医師からの言葉に悲しそうな表情をした。当たり前か...。
「わかりました...。」
菫ちゃんはガクッと肩を落とし病室を出て行ってしまった。すると、医師が私に近づいて来た。
「実は僕、霊感が強いんですけど。この子からなんか怪しいものを感じるんですよ。悪がこの子を支配していると言うか、その悪が魂を抜き取ってると言うか。」
「た、魂をですか?」
「ただの僕の勘ですから、何も言えませんが。それでは失礼します。」
そう言い医師は部屋から出て行ってしまった。つまり、この子は魂だけが何者かに抜き取られていると言う事なのだろうか。あの公園に何か秘密が隠されているのだろうか。
***
何故か医師が言っていた事が頭の中に引っ掛かり調べる為に、また公園へと来てしまった。人はいない。が、風が吹いていないのに少し離れた所にあったブランコが揺れる音がした。誰もいないはずなのに。
私は、ブランコのある場所へ歩いて行った。
すると、青い長い髪に菫ちゃんと同じ制服を着ている女子がブランコに座っていた。
よく見ると、今は病院にいるあの子と同じだった。可笑しい。だって、あの子は今、意識なくて病院のベッドの上にいるはずなのに。話しかけてみる事にした。
「あ、あの...。」
すると、青い髪の長い子は無言でこっちを睨んだ。私を怪しい者だと思い込んでいるのだろうか。
「...。」
「貴方...、今意識ないはずなのに、どうしてここにいるの?」
「...。」
「も、もしかして...息を吹き返したとか?」
その時、紫に染まる空にカラス達が一斉に羽ばたいた。とても不気味だった。どうして、こんな時に。
「...。」
それと同時にブランコから立ち上がりこっちにゆっくりと近づいて来る。
「カラスと何か関係でも...?」
「...い。」
「え?」
「...ほ..しい..」
「きゃあーーーーーー!!」
気が付けば私は首を両手で絞められていた。息ができない苦しい。誰かっ...菫ちゃ...ん...た..す
「...」
「...けて...おかあ....さ...っ」
なんかちょっと今回なんか霊的なあれいれてしまいました...。ネタが浮かばなかったというか