アングリフ   作:豆月

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〈第17話〉4人で一緒に

 昼休みの事。萩は菫がいるクラスを訪れていた。

「で、用って何?」

「明日から、一緒に4人でご飯食べない?」

「4人って?」

「菫とネソと土筆と私の4人!」

「あー!!いいね!でも、何処で食べるの?」

「屋上よ、屋上!」

「良いね!」

「ってことで、ネソにもそう伝えといてね!宜しく!」

そう言い萩は教室へと戻っていった。その数秒後ネソが図書室から戻ってきた。

「何かあったの?」

「明日から4人で一緒に屋上でご飯食べようだって。良いでしょ?」

ネソは少し躊躇ったが、頷いた。

 

***

 次の日の昼食。4人は屋上にシートを引いてご飯を食べていた。4人以外にも数個のグループが屋上でご飯を食べていた。

「わあ、美味しそう!」

ネソの弁当に土筆は、目をキラキラと輝かした。

「あー、これは昨日のアングリフの食堂の残り物。弁当におかず詰めたのは、陽毬なんだけど...。食べる?」

「良いの?!」

「うん。こんなに食べれないから。」

土筆は箸で、ミニハンバーグを摘んだ。そして、口の中に運んだ。

「ん!美味しい!」

「菫の弁当も美味しそうね!」

「そう?これも、ネソと同様アングリフの食堂の残り物で、陽毬さんがおかずを詰め込んでくれたの!萩の弁当も土筆の弁当も美味しそう。」

 その時、担任の先生が屋上にきた。そして、4人がいる場所まで歩いてきた。

「土筆さん。ちょっと職員室まで来てください。」

「え、あ、はい!」

土筆は、弁当を萩に預け職員室に担任の先生とともに行ってしまった。何かあったんじゃないかと3人は心配になった。

 

「何かやらかしたとか?」

「活発な子だから...。可能性はあるわ。それよりも、土筆の弁当箱どうする?」

「あと12分で昼休み終わっちゃうし。戻ってくるかわかんないし...。チャイムなったら教室戻って、土筆の弁当箱はクラスの人に土筆の机の上に置いてもらお。」

 

***

「なあ、樒?」

「何か用?」

駿河は樒にある事を聞こうとしていた。

「土筆が魔女だって信じるか?」

「...信じないと言うか、そんな事どうだって良い。魔女だったとしても僕には関係ない事さ。それに、自分が魔女だったら1番知ってるのは本人じゃないの?」

「だよな...。」

駿河は俯いた。

「どうして、そんなに他人を心配するんだい?」

樒は無表情でそう聞いた。

 

「他人じゃない!彼女とは幼馴染で、1番付き合いも長くて。俺の中で欠けてはいけない1人なんだよ!」

「(もしかしたら、こいつをうまく利用すれば紫の水晶が簡単に手に入る?)」

 

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