アングリフ   作:豆月

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〈第18話〉分かり合えない人達

「へえ、チマタに運ばれたのね」

「結局、戦士達殺せなかったのですわね?本当、男なのにダサいことですこと!」

「今回は、調子が悪かっただけだし。それに、クランヌクもよく人の事言うよね。クランヌクも戦士達を殺せなかった癖に。」

「だから、あれはほんの小手調べって言ってるじゃない!」

 あの後、チマタに担がれたモルケは、ネイヴィーの病室で一命を取り留めた。

「次、誰が行くんだ?」

「私が行くわ。」

そう言ったのはダーストニだった。ダーストニは、椅子から立ち上がった。そして、チマタを睨んだ。

「その自信どこから湧いてくるんだ?クランヌクもモルケも戦士達を倒せれていないのに。」

「私を舐めないで。2人とは違うわ。必ず私が戦士達を殺し、紫の水晶を奪うから。そして、もうこんな場所から出てくから。」

「そんなに、戦士達をやれるならやってさっさと、こんな所から出て行きなさいよ!まあ、わーたくしの力で戦士達を殺せなかったんだから、わたくしより力が弱い貴方はもっと無理ですけれど?おーほっほっほっほ!」

 クランヌクの高笑いが部屋中に響き渡る。モルケは耳を出て塞ぎ、チマタは、呆れた表情をした。ダーストニは、表情を変えなかった。

 

「ったく、クランヌクのせいで耳が痛いよ!どうしてくれるの!」

そう言い手を、耳から離した。

「わたくしがごめんなさいって謝れば、満足ですの?」

「謝っても、耳の痛さはどうにもできないからね。」

 

「そんな事どうでもいいわ。まあ、私が戦士達を殺してくるから。3人は体を休めてるといいわ。じゃあ、さよなら。」

そう言いダーストニは、黒い渦に包み込まれ黒い渦がなくなるとダーストニは消えていた。モルケは、椅子に座り胸の前で腕を組んだ。

 

「ほーんと、ここってさ自己中な人達しかいないねえ。」

「当たり前だろ。俺は、自己中なんかじゃない。ちゃんと、お前達のことも考えてるが、同類にしないでくれ。」

「はあ?わたくしこそ、貴方達と同類にされるのは、まっぴらごめんですわ!わたくしは、絶対に自己中心的ではないのですわ。貴方達3人が自己中心的で、わたくしがそんな3人の中にいるから自己中心的に見えるだけですわ。」

「まあ僕から見て、チマタもクランヌクもダーストニも、自己中なんだけどね!まあ、いいや。明日学校あるからもう寝るよ!おやすみ!」

モルケがそう言うと水がモルケを包み込み、モルケもいなくなった。

「ふっ...。」

チマタがそう呟くと、火がチマタを包み込みチマタも消えた。

 

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