自称平凡な少年が実力主義の教室へ!   作:銅英雄

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連日投稿。これもコロナの影響。


第2話

学校に到着し、クラスが記載されている張り紙を見る。

 

(僕はDクラスか……)

 

クラスがわかったので、教室に入る。

 

 

ザワザワ……!

 

 

(えらく騒がしいな……。まぁ一般的な高校生はこんなものなのか?)

 

暫くすると担任の先生が入ってきた。

 

「新入生諸君、私はDクラスの担任をする事になった茶柱佐枝(ちゃばしらさえ)だ。普段は日本史を担当している。学年毎のクラス替えは存在しないから、3年間私がおまえ達の担任だ」

 

クラス替えがないのか……。そうなると今いる連中はずっと僕のクラスメイトという訳だ。

 

「そして今から配る学生証カードは敷地内全ての施設を利用したり、商品が買える……。所謂クレジットカードのような代物だ。ただし使うとポイントが消費されるので気を付けるように。あとポイントで買えないものはないという事も付け足しておこう」

 

色々と凄いな……。様々なものがポイントで買えるのか……。気になる事はそれなりにあるが、今日のところは様子を見るか。

 

茶柱先生の話が終わった後にクラスメイトの1人が自己紹介の時間を設けたので、それぞれが自己紹介をする事に。まずは言い出しっぺの爽やかそうな男から……。

 

「僕の名前は平田洋介(ひらたようすけ)。中学では普通に洋介って呼ばれる事が多かったから、気軽に下の名前で呼んでほしい。趣味はスポーツ全般だけど、特にサッカーが好きで、この学校でもサッカーをやるつもりなんだ。これからもよろしく!」

 

(うわぁ……。良い笑顔だな……)

 

女子達の目がハートになってる。中学でもいたなこんなイケメンが……。

 

(でも彼の場合はそれだけじゃなさそうだな。何かあったのか……?)

 

そんな疑問を抱きつつも自己紹介に耳を傾ける。

 

「俺は山内春樹(やまうちはるき)。小学校の時は卓球で全国に、中学の時は野球部に入っててエースで4番だった。だが今はインターハイで怪我をしてリハビリ中だ。よろしく!」

 

山内という男の自己紹介に僕は疑問を覚えた。

 

(卓球で全国に行けるのなら僕も知っている筈だ……。にも関わらず山内春樹という名前は聞いた事がない……。つまりは嘘だ)

 

僕は情報収集を怠らない人間だ。幼い頃から見聞を広げる為に様々な情報を手に入れている。まぁその理由はその内話すとしよう。

 

要するに山内は嘘を吐いている。自分の得点を上げる為か……?だとしたらバレた時のリスクが大きいぞ?

 

「じゃあ次は私だねっ!私は櫛田桔梗(くしだききょう)と言います。中学からの友達は1人もいないので、1人ぼっちです……。だから早く名前と顔を覚えて皆と友達になりたいと思っています!私の最初の目標としてはこのクラスの全員と仲良くなりたいです。皆の自己紹介が終わったら是非私と連絡先を交換してくださいっ!」

 

櫛田の自己紹介にクラスメイト……特に男子が熱烈な声をあげる。まぁ彼女は人当たりが良いものな。

 

(まぁ僕は彼女と仲良くするのは無理だろうけど……)

 

その後も自己紹介が続いていくが……。

 

「けっ!俺等はガキかよ。自己紹介なんて必要ねぇ。やりたい奴だけでやれよ!」

 

赤髪の不良みたいな男がそれらを否定する。うん、コイツとも友好的になるのは無理だな。

 

赤髪の男に続くように何人か出て行くが、僕は出て行く必要がないと感じて残る事に。

 

「えっと……。綾小路清隆(あやのこうじきよたか)です……。その、得意な事は特にありませんが、皆と仲良くなれるように頑張りますので、よ、よろしくお願いします」

 

綾小路という男の自己紹介は一見シャイな男の子風な自己紹介だったが……。

 

(あれは能ある鷹……つまり僕と同じタイプの人間だな)

 

だからこそ僕はこのクラスの中で彼の事が1番苦手なのだろう。

 

「えっと……。最後に君の自己紹介をお願い出来るかな?」

 

おっと、僕の番か。しかもトリとは……。これも出て行った連中のせいだ。

 

自己紹介……。それは人の印象が決まる要因の1つである。僕はどんな自己紹介をする?平田や櫛田のように明るい紹介?それとも山内みたいに嘘を教える?或いは赤髪の男達のように退室するべきか……?いや、どれも不正解だな。僕は僕なりに……!

 

「僕は白金大介(しろかねだいすけ)です。渾名は幼少期から名字から取ってプラチナと呼ばれていました」

 

嘘である……!僕は幼少期からずっとボッチだ。それなのに渾名で呼び合う人間なんて存在する訳がない。寧ろそれで苛められ……もとい弄られた程だ。

 

「ですので僕の呼び名に困ったのなら是非そう呼んでください。3年間よろしくお願いします」

 

僕の自己紹介は客観的に見ても良い感じだった。周囲のお調子者達からはプラチナと囃すようになったが……。




高度育成高等学校データベース(入学時点)

氏名 白金大介

1年Dクラス

学籍番号 S01T004725

性別 男

誕生日 7月7日

身長 165センチ

部活動 無所属

評価 学力A+ 知性B- 判断力A+ 身体能力B+ 協調性E-

好きなもの なし

嫌いなもの 自分以外の全て

いつもいる場所 様々な情報を集める為に色々な場所にいる。その中で1番多くいるのは自宅

面接官コメント 学力、身体能力共にAクラス相当の実力だが、コミュニケーション能力に難あり。過去にも大きな問題を起こしておりこのまま社会に出るのは危険と判断し、卒業までになんとか矯正してほしいとの言われている事からDクラスへの配属とする。
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