自称平凡な少年が実力主義の教室へ!   作:銅英雄

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第5話

入学してからそろそろ一月になる。これまでのクラスメイト達は様々なイベントで一喜一憂していた。

 

例えばプールの授業の日は……。

 

 

~回想~

 

「おはよう池!」

 

「おはよう山内!」

 

Dクラスの3馬場の内の2人、池と山内はハイテンションだ。

 

「おはようプラチナ!今日は最高だな!」

 

「ああ、おはよう……。ところでなんでそんなにテンションが高いんだ?」

 

今日は何かあったっけか?

 

「決まってるだろ!今日から体育は水泳だからだよ!」

 

「まさかこの時期に水泳があるとは……。この学校は最高だな!」

 

この2人の真意はともかく、この時期に水泳があるのは妙だな。4月に水泳の授業っていうのは……。

 

(もしかして夏頃になると泳ぎの技術が必要になる試験でもあるのか……?だとしても4月からやる理由にはならない)

 

「水泳といえば女の子!女の子といえばスクール水着だよな!!」

 

なんだそのマジカルバナナは……?

 

ちなみにこの馬鹿みたいな会話を聞いていた(というよりは筒抜けになっていた)女子達の過半数は見学に回っていた。池と山内は胸が大きい女子達が軒並み見解だったのに対して落胆していた。

 

 

~現在~

 

(その後には競争とかあったっけか。僕はあからさまにアピールするような真似はしないので、クラスの男子生徒の中では真ん中付近……8位を取った。1番はDクラスの中で僕が警戒している2人の内の1人、高円寺六助(こうえんじろくすけ)だ。彼は唯我独尊だが、身体能力がクラス内で圧倒的で、学力もクラス上位。坂柳が頭脳なら高円寺はフィジカルだな)

 

あと1人の実力は確認出来なかった。実力をひた隠しにしているのを僕は見逃さないぞ……。

 

更には小テストとかもあったっけ……?

 

 

~回想~

 

「今日は少しだけ真面目に授業を受けてもらうぞ」

 

茶柱先生が入ってくるなりそう言った。騒がしかったクラスメイト達もその発言によって静まった。

 

「どういう事ですか?」

 

「月末だから小テストを行う」

 

小テストか……。普段から勉強をしている人間ならばそこまで嫌がらないだろう。寧ろ水泳の時の様にポイントが増えるチャンスにもなる。だがDクラスの生徒は勉強に対してそんなに向上心はなく……。

 

「ええ~っ!?」

 

「マジかよ~!?」

 

このような反応がクラスの9割だ。高円寺なんかはそれすらも想定内として扱っていて、堀北、平田、櫛田等はピリピリとした雰囲気を纏っていた。無論僕も堀北達と同じ立場だ。

 

テストの順番は某テレビ番組で馬鹿を決める企画と同じ国語、数学、社会、理科、英語だった。それぞれのテストは凡そ高校生がやるようなものとは程遠くとても簡単だった。最後の3問以外は……。

 

(なんだ最後の3問は?高校1年生がやる問題じゃないぞ!?)

 

テストが終わった後に坂柳に聞いてみると彼女は3問全て正解の解答を導きだしたそうだ。それを聞いて僕は流石だと、彼女とは出来るだけ敵対したくないものだと思った。その願いが叶わないという事を後に知る羽目になる……。

 

 

~現在~

 

明日から5月だ……。Dクラスはどれだけプライベートポイントが貰えるのだろう?茶柱先生の話によると朝になればポイントは振り込まれるらしいから、少しでも増えている事を期待しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして5月になり、Dクラスに振り込まれたポイントは……0だった。

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