主人公のGGO内での装備は真っ白なシャルワール・カミースでパトゥという布を被って顔を隠しています。もろイスラム圏って感じです。防弾性能のあるものは一切付けていません。当たったらおしまいのスリルゲームを楽しんでいるようです、、、。当たった時が痛いしダサそう、、、。
極めて不機嫌なまま俺はGGOにインしてキリトを待つ。その時、大好きな声が聞こえて俺は振り返った。
「フーガじゃない。誰か待っているの?」
「ああ。人待ちだ」
すると見たことがあるかもしれないプレイヤーがインしてきた。顔はキリトなのだが髪といいなんか女性っぽい。キリトらしいプレイヤーは俺をみると寄ってきた。
「待たせたな。アバターがリアルと似てるから探しやすくて助かる」
「ねぇ雅?どういうことかしら?」
詩乃が怖い。アバター名で呼んでこないあたり本気だ。
「キリト?だよな?」
「ああ。そうだけど?」
「良かった。シノン、こいつは男だ。安心してくれ」
取り敢えずキリトと合流したが丸腰じゃあ何も始まらない。
「ほら。行くぞ」
「行くぞってどこに」
「お前このゲーム素手でやってくつもりか?銃でも買いに行くぞ。シノンも行くか?」
「ええ。そうね。私も一緒させてもらうわ」
場所を移して俺達はガンショップへと来ていた。途中、無理ミニゲーをクリアしてキリトは金を稼いで、そこそこの武器は変えるようになっていた。
「フーガは何の武器を使っているんだ」
「ナイフとハンドガン。セミオートのスナイパーも使う。アクロバット重視で正面での撃ち合いは避けて暗殺していくスタイル」
「へぇー。シノンさんは?」
「私はスナイパーライフルね。サイドアームにハンドガン」
「なんかオススメの武器ある?」
俺は一つキリトに似合う武器を思いついて冗談半分でキリトをとある武器の前に連れて行った。
「こういうの好きだろ?光剣、フォトンソードだ」
正直使い手はみたことない。ロマン武器だ。しかしキリトなら上手く使いこなせるかも知れない。
「いいね。俺はこれにしようかな」
「あなた、本当に言っているの?」
「はは。おもしれ」
即決でキリトはそれを買った。誰とも被らないスタイルだし対策すらされていない武器だからうまく使えれば強いしそこそこカッコいいかも知れない。
「まぁそれで戦っていくにしてもサイドアームは必要ね」
「ああ。そうだな。ハンドガンくらいはもっとけ」
そしてハンドガン売り場へと行く。
「あと幾ら持ってるの?」
「150000です」
「光剣たけぇな」
「その価格で買えるのは、、」
シノンが一瞥する。武器以外の装備も買うならここに沢山割くわけにはいかない。
「フーガはハンドガンメインで使っているんだよな?どういうの使ってるんだ?」
「ベレッタM93Rをカスタムしまくって二つ持つ」
「メインアーム三本買えるくらい掛かってるらしいわよ」
苦笑いを浮かべる二人。
「まぁその値段で良いハンドガンならFN57がいいとこだな」
「同意見ね」
「じゃあそれで」
またもや即決。FN57を購入して武器は十分だろう。キリトは装備を買い、試し撃ちをして初心者なりには普通に扱えるようになった時、シノンが驚く声を上げた。
「ねぇ、フーガ!BoBの申し込み!」
時計を確認する。まずい。
「行くぞ!取り敢えずキリトも来い!」
店を出てシノンとキリトの手を引いて走る。俺はバギーを見つけて小銭を払った。
「二人とも乗れ!飛ばすぞ!」
アクセルを全開にして走る。他の車の間を縫って走る。
「フーガ!バイクの運転も出来たのか!?」
「流石ね!気持ちいいわ!」
「捕まっとけよ」
申し込みにはギリギリの所で間に合った。
「フーガ、BoBってなんだ?」
「GGO内の大会だ。個人戦で銃を撃ち合い最後に生き残ったやつが勝ちってゲームだ。一対一の予算を勝ち進んだ30人が本戦に出られる。俺個人としては出た方がいいと思う。有名なプレイヤーが沢山出場する大会だからデスガンも恐らく来るだろう」
「確かに」
キリトも参加の意思を決めたようで端末を操作して大会に申し込む。
三人とも申し込みが終わる。
「ブロックは私とキリトが同じでフーガは別ね」
「良かったな。これならキリトが決勝に進めさえすれば全員本戦には出られる。頑張れよ」
俺は二人とは別の方向へと向かっていった。
Thank you!!