このすば〜もしもカズマがポケモン大好き野郎だったら〜   作:クロウド、

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結構無茶だったかなぁ……。


大いなる光?

 ―――俺たちが正門に来ると、そこには他にも数多くの冒険者がやって来ていた。屋敷で留守番を任せていたはずのゆんゆんとダクネスも来ており、皆一様に同じ方向を向いている。

 

「何だあいつ……。」

 

 その視線の先には首のない馬に乗った首のない真っ黒な鎧の騎士、俗に言うデュラハンと呼ばれるモンスター。小脇に抱えた自分のものと思われる兜を被った生首の目が、こちらを睨みつけている。

 反対の手に持つ、見るからに業物の大剣からみた通りその風格は明らかに並のモンスターではない。

 緊迫する雰囲気の中、冒険者達が見つめる中デュラハンが口を開いた。

 

「俺は最近、この近くに来た魔王軍幹部のものだが……」

「…………。」

「毎日毎日、俺の城に爆裂魔法を撃ち込んでくる大馬鹿者はどこのどいつだぁぁぁ!!!?」

 

 魔王軍幹部のデュラハンさんはそれはもうお怒りだった。

 

「よく聞け貴様ら! この街には低レベルの雑魚しかいないことは知っている! どうせ俺には手を出せまいと放置しておけばポンポン撃ち込みおって! ねぇ? なんでこんな陰湿なことするの? おかげで食事もまともに喉も通らんわ!」

「喉繋がってねぇだろ……。」

 

 ってか、この街で爆裂魔法を撃つやつって言ったら……。

 

「めぐみん」

「ッ! そ、その爆裂魔法を撃つところを探してるうちにあまりにも丁度いいところに廃城が立っていたのでつい……。」

「なんてことしてんのよ、バカめぐみん!」

 

 ゆんゆんがめぐみんの襟首を攫んでがくがく揺らして、めぐみんを非難して責めたてる。

 その様子から察したらしい冒険者達がモーセの川のごとく俺たちパーティメンバーを残して真っ二つに分かれる。

 

「貴様か!? 毎日毎日、なんの嫌がらせだ!?」

「―――まんまと騙されましたね、悪しきものよ! 我は紅魔族随一の魔法使いめぐみん! 全ては貴様をあの城からおびき寄せるため!」

「嘘おっしゃい!」

 

 すげぇ、開き直りやがったよコイツ。

 ……でも確かに。

 

「―――謝る必要あるのか?」

「え?」

「だって、向こうはモンスター。こっちは冒険者、敵対している者同士攻撃されても文句は言えないだろ?」

「そ、それでも最低限の礼儀くらいあるだろう!?」

「は? じゃあ、お前。今から食べる奴に、『今から食べまーす』っていう初心者殺し見たことあんのか?」

「え? い、いやそれはないが……。」

 

 デュラハンはが押し黙るのを好機に俺は次々と言葉をぶつけていってやる。

 

「大体さ、お前らだろ。魔王城から出てきた幹部連中って? お前らのせいでこっちはこの間の悪魔討伐で王都からの援軍が来てもらえなくて死にかけたんだけど? 迷惑って言うなら、こっちもそうなんですけど?」

「そんなこと俺が知るかっ!」

「それはこっちの台詞だ、ゴラァっ!」

「っ!!?」

 

 あ〜、駄目だ。ただでさえイライラしてんのに、ペチャクチャペチャクチャくだらねぇこと言いやがって!

 

「こっちはな、テメェが襲撃してきたせいで愛しのパートナーに謝りにいけてねぇんだよ!! こうやって時間取られてるせいでアイツの機嫌がどんどん悪くなったらどうしてくれんだ! ああん!?」

「ほんとに何いってんだお前っ!?」

 

 我慢の限界を迎えてブチギレて怒鳴り散らすとデュラハンが何を言ってるのかわからないと言わんばかりに混乱して叫んだ。

 その様子を、俺達の背後で街の冒険者が唖然として見つめているがそんなことは知ったことではない。

 

「カズマくん、あたしやダクネスのこと色々言ってくれるけどさ……。」

「あいつ自身も重度のポケモン狂いだぞ……。」

「「ですよね……。」」

 

 後ろで俺のパーティメンバーが呆れた声音で色々言ってるが否定はしない。まごうことなき真実だからだ。

 ああ、そうさ! 俺はポケモン狂いさ! ポケモン大好きさ! 俺が正常でいられるのはパートナーのイーブイがいるからさ!

 そのイーブイと喧嘩別れしたのに、この首無し中年が来たせいで謝りに行けない……そりゃとっくに怒りのゲージは振り切れてるに決まってんだろうがっ!

 

「大体なぁ! テメェ魔王軍の幹部のくせに何駆け出しの街の近くに陣取ってんの? ねぇ、大人気ないとか思わないの? プライドとかないの? なに? 自分より格下を廃城から眺めてお山の大将気取り? そういうの俺の地元では井の中のケロマツっていうんだけど!?」

「ちょっとちょっと、ストッッッップ!!!」

「私が言うのも変ですけど一回落ち着いてください、カズマ!」

「そうだぞ、罵るならぜひ私を!」

「黙ってろ変態クルセイダー!」

「はうん!」

 

 ツラツラと俺の口から出るデュラハンへの抗議の言葉。やばい、言い始めたらなんか止まらなくなってきた。

 そんな俺をクリスとめぐみんとダクネスが止めに入った。

 

「駄目だよ、カズマくん! アンデッドっていうのは基本的に人間の()()しかならない最底辺の存在なんだから。そんな正論言ったって怒らせるだけだよ!」

「あっ……。」

「……クリス、お前今、火に灯油をぶちまけたぞ」

「き、貴様らぁぁぁぁぁ!!!」

「「あっ、やば……。」」

 

 俺とクリスの口撃に我慢の限界を迎えたのか、ベルディアからモヤのような不気味なオーラが立ち込める。

 

「素直に謝るなら、何もする気はなかったが! ここまでコケにされて黙って帰れるか!」

 

 そう言って、奴は左手の人差し指の先を俺を定める。そして、俺か避ける間もなくベルディアはすかさず叫んだ。

 

「汝に死の宣告を! お前は一週間後に死ぬだろう!!」

 

 黒いモヤのようなものが俺に一直線に向かって飛んでくる。見るからによくないものであるそれを反射的に両手でガードしようとした。

 ―――だが、しかし。

 

バキッ!

 

「ッ!?」

「なんだとッ!?」

 

 突如、俺の前に展開された光の壁がモヤと衝突し、ガラスが割れるような音ともにモヤは完全に消え去った。

 

「カズマくんっ、大丈夫ッ!?」

「なんともありませんか!?」

「あっ、ああ……。」

 

 俺を心配して一番近くにいたクリスとめぐみんが俺の体をポンポン触って異常がないか確かめる。

 あのモヤ、俺に当たる前に完全に消え去ったよな……というか、一瞬凄く見覚えのある金色のリングが見えた気がしたんだが。

 

「馬鹿な! アークプリーストでもない小僧が俺の死の宣告を無効化しただと!? 何だ今の力は……! 何なのだお前は!? ()()()()()()()()()()()()!?」

「?」

 

 デュラハンは狼狽した様子で俺を指差し、絶叫にも似た言葉を俺に投げかけてくる。

 俺の背後、だと?

 一応、俺の後ろを見るがそこにはことの行く末を見守っている冒険者達のみ。実際の意味ではないと思うので、それはそうだろう。

 なら、俺の背後にいる存在……。

 

『…………。』

 

 ―――やはり、あいつか。脳裏に俺を守護する創造神の姿がよぎる。

 どうやら、あいつは俺のことを相当好いてくれてるらしい。いや、もしかしたら、勝手にヒスイ地方に飛ばしたのを気に病んでるのかもしれない。

 恨んでないといえば嘘になるが、新しいポケモンとかリージョンフォームに出会えたことには感謝はしている。それで、相殺ってことにしてやる。

 

「―――そうかっ貴様かっ!? あの預言者が言っていたこの街に舞い降りたという大いなる光は!?」

「何の話をしてやがる?」

「…………。」

 

 なにかに気付いた様子のベルディアは確信めいた口調でわけのわからないことを言ってくる。クリスも意味がわからないのか黙り込んでるし。

 預言者? 大いなる光? 全く訳がわからない。

 

「……どうやら、手ぶらで帰るわけにも行かなくなったようだ」

「ッ!?」

 

 ―――突如、身を裂くような殺気がこの場に充満する。

 これが、魔王軍幹部の殺気ッ……!? ホーストのときと同じ、いや、それ以上だ。

 

「その男を引き渡せば今回は引き下がろう、悪い取引ではあるまい? ただし断れば、この街の人間全員を殺すッ!」

「ッ!」

 

 確かな殺気のこもったその言葉はハッタリと言うにはあまりにもリアルすぎる。

 この言葉に冒険者達がざわめき出す。一人の冒険者と、一つの街全員の命。比べるまでもない。

 仕方ない……ここは捕まったふりをして、スキを見て逃げ出すか……。

 そう思っていると、俺の前にダクネスが立ちはだかる。

 

「確かに我々は駆け出しの街の冒険者だ。だが、仲間を見捨てるほどプライドを捨てるつもりはないッ!」

「そ、そうだっ!」

「あんたなんかに仲間を売るもんかっ!」

 

 ダクネスが叫ぶのに決起されて、冒険者達が次々と俺の前に立ちはだかる。

 

「なんで……。」

「あんたには森の悪魔を倒してもらった借りがあるからな!」

 

 冒険者の一人がそう言うと他の皆もうんうんと同意するように頷く。

 

「結束の強い冒険者ならそういうと思っていた。……仕方ない、皆殺しにしてから連れて行こう」

 

 デュラハンの足元が黒い沼のようになると鎧を着たアンデッド達―――アンデッドナイト達が大量に現れる。その光景にクリスがうげぇと顔をしかめた。

 

「聞けっ! 我が名はベルディア! 魔王軍幹部が一人、デュラハンのベルディアだ!」

「ッ!」

「街の者たちを皆殺しにしろ!」

 

 デュラハン―――ベルディアの号令でアンデッドナイト達が一斉にこちらに向かってくる。

 

「だ、誰かプリースト呼んできて!」

「聖水ありったけもってこい!」

 

 あまりの数に冒険者達は冷静さを失ってしまう、ここはウィズさんのときと同じようにバクフーンのひゃっきやこうで……!

 

「ん?」

 

 バクフーンのボールを投げようと握りしめたときに気付いた。

 

 ―――アイツら、俺の方だけ見てない?

 

 周りの連中もそれに気づいたのか、再び俺を取り残して左右に別れる。すると、アンデッドナイト達はなんの躊躇いもなく一直線に向かってきた。

 

「ちょちょちょちょ、ちょっと待てやぁぁぁ!!!」

 

 俺は全速力でアンデッドナイトに背中を見せて駆け出す。それに合わせてアンデッドナイト達も駆け出し、俺を追尾してくる。

 どうなってんだこれ!?

 

「カズマくんっ!」

「クリス!?」

 

 混乱していると、いつの間にか隣にいたクリスが俺と並走しながら叫ぶように声をかける。

 

「あいつら、君に引きつけられるんだよ!」

「だから、なんで俺なんだよ!?」

「ウィズさんが言ってたでしょ! 迷える魂は大きな加護を持つものに救いを求めるって!」

「……そういうことかよっ!!」

 

 俺が持ってるアルセウスの強大な加護に、迷える魂であるアンデッドナイト達が引き付けられているのか。

 

「おいっ! お前達、そいつは後でいい! まずは他の冒険者共を、おーい!」

「………。」

 

 ふと向こうを見ると、ベルディアは必死に指示を出しているが、アンデッドナイトたちはガン無視で俺の方に走ってくるのが見えた。

 どうやら、俺の方に引きつけられてるというのは間違いないらしい。

 ―――だとしたら、やりようはある!

 

「ロトム!」

『ロト!』

「俺が言うポケモンを呼び出してくれ、それとめぐみんに伝言を!」

『任せるロト!』

「カズマくん、何する気?」

 

 クリスからの質問に答える余裕はなく、全力で走りながらロトムがポケモンを呼び出すのを待つ。

 三十秒ほどたって、ポンッという音ともに俺の腰のモンスターボールの一つがクラフトタイプのモンスターボールに変化する。

 

『入れ替え完了ロト!』

「よし。出てこい! アヤシシ!」

「ブルゥゥ……!」

 

 出てきたのはヒスイ地方のオドシシが進化した白い毛並みのシカのようなポケモン、おおツノポケモンのアヤシシだ。

 俺は、アヤシシの背中に飛び乗る。

 

「クリス、捕まれ!」

「う、うん!」

 

 アヤシシの背中から手を伸ばし、クリスの手を取って俺の後ろに跨がらせる。

 ロトムは俺の伝言をめぐみんに伝えにいった。

 

「カズマくん、前からも来るよ!」

「しっかり捕まって、頭下げとけ!」

「う、うん!」

 

 いつの間にか前方と後方に別れて追いかけてきたアンデッドナイト達が前後から迫ってくる。

 クリスは俺に言われた通りに俺の腰に回した手に力を込める。くっそ、こんな時じゃなければ最高のシチュエーションなんだがなぁ!

 

「アヤシシ、『バリアーラッシュ』!!」

「ブルァァァ!!!」

 

 アヤシシの雄叫びとともに、アヤシシ自身とその背に跨がる俺達を光の壁に覆われ、そのまま速度を上げてアンデッドナイトに突撃し屍の騎士達を蹴散らす。

 

「アヤシシ、向こうだ! アイツに突っ込んてくれ!」

「ブルァァァ!」

 

 アヤシシは俺の指示に疑う素振りも見せず、ベルディアに向かっていく。こういう信頼はヒスイを駆け抜けた間柄だからこそ、そういう点ではアルセウスに感謝する点が一つ増えたな!

 

「行くぞ、ベルディアァァァァ!!」

「ほう、騎乗対決か。面白い!」

 

 俺の叫びを挑発と受け取ったのかベルディアは首無しの馬とともに俺に向かってくる。当然、俺の後ろにいるアンデッドナイト達はそのままに……。

 少しずつ近づく、俺とベルディアの距離。

 

 ―――そして、ベルディアの大剣が俺達に当たる寸前に声を張り上げて叫ぶ。

 

「今だ、跳べっ!」

「ブルァッ!」

 

 ベルディアの大剣のリーチの寸前で叫ぶと、アヤシシは僅か数ミリで届きそうだった大剣を回避して天高く飛び跳ねる。

 

「なんだとっ!?」

「バーカ! アヤシシを正面から突っ込ませるわけねぇだろ! 前見てみやがれ!」

 

 俺達が自分の頭上を通過したことに驚愕するベルディア。しかし、そこになだれ込むのは俺を追いかけてきたアンデッドナイトの大群。

 

「ぬおぉぉぉぉぉ!!」

 

 自身の配下の波に飲まれるベルディア。これで奴は少しの間とはいえ身動きは取れない。

 ―――チャンスはここしかない!

 

「めぐみん! 今だぁぁぁーーーっ!!!」

「この絶好のシチュエーション! 感謝します! 深く感謝しますよ、カズマ!」

 

 ロトムの伝言を聞き、爆裂魔法の準備をしていためぐみんがそのすきをついて魔法陣を展開する。

 

「我が力、見るがいい! 『エクスプロージョン』ッッッ!」

 

 めぐみんが放った爆炎がベルディアとアンデッドナイト達を飲み込んだ。

 

「何とかうまくいったな……。」

「流石カズマさん!」

「こういうときの作戦は右に出るものなしだね!」

「伊達に何度も修羅場超えてないんでね」

 

 魔力切れで倒れためぐみんをおんぶしたゆんゆんとクリスの称賛にアヤシシから降りながら応える。

 この程度、グラードンとカイオーガとどつきあったときと比べれば大したことはない。

 

「まっ、あれで終わればの話だけどな……。」

「ふっ、ハハハハハッ! まさか、こんな駆け出しの街の冒険者に配下を全滅させられるとはな! 

 ―――さて、今度はこの俺自らが貴様らの相手をしてくれようか!」

「嘘、爆裂魔法が直撃したのに……。」

「驚くことじゃない……アイツは毎日めぐみんの爆裂魔法喰らってるんだからな」

「あっ、そういえば……。」

「そのとおり、お陰で耐性がついたわ!」

 

 それはなんとも……ご愁傷様です……。

 少しだけベルディアに同情していると、数多の冒険者達が狙われている俺達を援護するように冒険者達がベルディアを取り囲む。

 

「ほーう? 今度はお前たちが相手をしてくれるのか? そこの小僧と同じくらいは楽しませてくれるのだろうな?」

「たった一人で何ができるってんだ!」

「いくら強いっつっても後ろに目はついちゃいねぇ! 一斉に攻撃すればすきができる!」

「おいバカ、よせっ!」

 

 冒険者達が一斉にベルディアに向かって一斉に斬り掛かっていく。同時に、ベルディアが自身の頭を空に向かって放り投げる。

 すると、空中に禍々しい目が現れ冒険者達を見る。

 

 ―――経験でわかる。あれはヤバい!

 

 俺はエルレイドのモンスターボールを投げて、ベルディアの頭を指差しすぐさま指示を送る。

 

「エルレイド、『サイコカッター』」

「「「「「え?」」」」」

「エル、レイッ!」

 

 皆が唖然とする中、エルレイドは意にも介さず俺の指示の通りベルディアの頭に両手の刃からサイコエネルギーで作られた刃を放った。

 

「ぎゃあああああーーーっ!!」

「ったく、あんな見え見えの弱点。狙わないほうがおかしいだろうが……。」

「「「「「た、確かに……。」」」」」

 

 黒い煙を上げながら落下していくベルディアの頭部。体は慌ててそれを回収に向かった。

 今のうちに攻撃に出た前衛職達を下がらせる。どうやら、全員さっきの一瞬でエルレイドがサイコカッターを放たなかったら斬られていたことを直感的に感じ取ったようだった。

 

「……死角ができることはないようだな。多分、死の宣告と同じデュラハン固有の能力だろう。あの投げた頭があるかぎり180度全てが奴の視界なんだ」

「じゃあ、どうやってアイツに攻撃を当てるのさ? この街の冒険者の魔法じゃ絶対に決定打にならないよ?」

「私の爆裂魔法ももう打てませんし……。」

「……あんまりやりたくないんだけどな」

「エルッ!」

 

 俺が自分で作った作戦に乗り気になれないでいると、俺の考えを読んだエルレイドが任せろと言わんばかりに声をかけてきた。

 その様子にフッと笑みをこぼして、作戦を口にする。

 

「俺とエルレイドで時間を稼ぐ。その間になんでもいい、遠距離系の攻撃を間髪入れずにあいつにぶつけてくれ」

「でも、この街の冒険者であいつに決定打を与えることは……。」

「それでもいい、目的はあいつにダメージを与えることじゃないからな」

「?」

 

 俺の作戦にいまいち目的がわからない冒険者達にこの作戦の目的を教えてやる。

 

()()だ。いくら低威力でも苦手な属性の攻撃には何らかのアクションを見せるはず。そこから切り崩す」

「あいつに弱点がなかったら?」

「……そこまでだな」

 

 俺の不吉な呟きに冒険者達は静まり返る。だが、どのみちここで倒すしか生き残るすべはない。

 

「わかった、その案に乗ろう。ただし、私も前に出るぞ」

「ダクネス……。」

「攻撃は当たらなくても盾くらいにはなる……そう、寧ろ肉壁にしてくれるつもりでいいぞ、エルレイドッ!!」

「エ、エェル……?」

 

 そんなことだろうとは思ったけどさぁ……もう少しカッコつけようぜ……。相変わらずのダクネスの発言に俺もクリスもガクリと肩を落とす。

 エルレイドも完全に混乱してる、『あやしいひかり』とか使ったわけでもないのに混乱させるとか一周回ってすごいわ。

 

「うちのエルレイドに変なこと吹き込むんじゃねぇ、ドMクルセイダーが」

「くうっ! やはり普段温厚な奴の罵倒は一味違う!」

 

 ダクネスは俺の罵倒に相も変わらない反応を見せる。

 ったく、あまりにもいつも通りだからこっちの肩の力が抜けちまったよ。いい意味で、だけどな。

 俺はダクネスの目を見て、一言忠告をした。

 

「……死ぬなよ」

「ああ、任せておけ」

 

 ―――どうやら、向こうも頭を回収したらしくこれ以上は待ってはくれなさそうだ。

 流石に頭に攻撃を喰らったのは効いたらしくハァハァと息を切らしながら戻ってくるベルディア。アンデッドでも息切れするんだ……。

 

「異論はないみたいだから、俺の作戦通りに行くぞっ!」

「「「「「おうっ!!」」」」」

 

 俺が号令をかけると他の冒険者達も覚悟を決めたのか勇ましい声を上げる。それでこそ、冒険者だ。

 

「ここまでコケにされたのは生前でもデュラハンになってからも初めてだ……。もう加減はせんぞ、なんとしてでもこの街を滅ぼすッ!!」

 

 ベルディアは完全にキレている。もはや、和解は不可能。俺も殺されるのは御免だからどのみち、和解の道なんてなかったけどな。

 

「エルレイド、最初からとばしてくぞ!」

「エルッ!」

 

 ポケットから取り出したキーストーンを握りしめると、拳の隙間から光が漏れ出し、エルレイドの持つエルレイドナイトから同じように伸びた光が結びつきエルレイドの全身が輝き出す。

 

「エルレイド、メガシンカッ!!」

「エェェェェェルッ、レェェェェェェイッ!!」

 

 メガエルレイドへと進化を遂げて駆け抜ける、一気に接近するとその鋭さを増した刃でベルディアの大剣と切り結ぶ。

 

「ほう、貴様も剣士か? 面白いッ!」

 

 兜の下からベルディアがニヒルに笑う声が聞こえると、エルレイドの両手の刃と奴が持つ一振りの大剣が火花を散らしあう。

 二合、三合と剣が混じり合い、二人が互いに一歩退く。

 

「……貴様も中々だが、剣の腕は俺に分があるようだな」

「エェル……。」

 

 ベルディアの言葉に悔しげに顔を歪ませるエルレイド。互いに卓越した剣士故に、たった数回剣を合わせただけでお互いの実力が読めたようだ。

 

「【ファイアーボール】!」

「【ライトニング】!」

「【ブレードオブウィンド】!」

 

 だが、それと同時に魔法使い職たちの攻撃が一斉に放たれる。炎、雷、風の中級魔法がベルディアに向かうが奴は避ける素振りも見せずマントを翻し受け止めてみせた。

 

「やったか!?」

「それ、フラグ……。」

 

 炸裂した魔法による煙がもうもうと立ち込めるが、それが晴れるとそこには無傷のベルディアが余裕の様子で立っていた。

 

「魔王様の加護を受けたこの鎧にその程度の魔法が通用するわけなかろう」

「そっちも加護持ちかよ……!」

 

 上等だ……アルセウスの加護を持つ俺か、魔王の加護を持つベルディアか……白黒つけてやるッ!

 

「エルレイド、『かげうち』だッ!!」

「エルッ!」

 

 俺の指示を受けるとエルレイドの目が赤く光り、足元の影が凄まじい速度でベルディアの背後まで伸びていく。それはやがて実態のように地面から離れ背後からベルディアを攻撃した。

 

「ぐっ……! なんだ、今のは?」

 

 ゴースト技『かげうち』は必ず相手より先に攻撃を当てることのできる技、威力は低いが注意力をそらすには十分。

 

「続けて、『つじぎり』!」

「エルッレイッ!」

 

 青い光を纏った鋭い刃がベルディアの体を斬りつける。メガシンカしてエルレイドの攻撃に僅かながらに後ずさる。

 

「くっ……!」

「よしっ!」

 

 確かに手応えがあった! 僅かながらもダメージは通っている。

 ただ、決定打になるような攻撃にはなりそうにないかっ……!

 

「今度はこちらからだ!」

「エルレイドッ、回避だ!」

 

 ベルディアは次々と受ける攻撃に激昂し、エルレイドに攻撃を仕掛ける。あの鈍重な鎧からは考えられない速度で大剣をエルレイドに振り下ろす。

 まずい、回避が間に合わない!

 

「ッ!」

 

 だが、その剣はエルレイドには届かなかった。

 

「私を忘れないでもらおうか!」

「ダクネス、ナイスだっ!」

 

 控えていたダクネスがエルレイドとベルディアの間に入り、大剣を自身の剣で受け止めていた。

 

「ほう、クルセイダーもいたか。思っていたよりも楽しませてくれる!」

 

 剣を構え直したベルディアが次々と剣戟をダクネスにぶつけていく。やばい、いくらダクネスの防御力がピカイチでもあんなに連続で喰らったら持たない。

 

「エルレイド、『サイコカッター』で距離を取れ!」

「エルッレイッ!」

 

 エルレイドの両腕から放たれた光の刃がダクネスの横からベルディアに直撃する。そのすきにエルレイドがダクネスを抱えて退く。

 

「おい、大丈夫か!」

「あ、ああ……なんとかな」

「ッ!」

 

 口では大丈夫と言っているがダクネスの鎧は既にボロボロで至るところに斬り傷ができている。とても、大丈夫に見える姿ではない。

 

「ダクネス、一旦戻れ! 俺とエルレイドでその分の時間は稼ぐ!」

「それはできないっ!」

「ッ!!?」

 

 俺の叫びに間髪入れずにダクネスが叫び返した。

 

「私は聖騎士として……守るものとして……背に守るべきものがある以上一歩も譲れない。絶対にッ!!」

「ダクネス……!」

 

 ダクネスは剣を構え、デュラハンを見据えながら思いの丈を口にする。その言葉に俺はさっきまでの発言を飲み込む。

 さっきの発言は彼女のクルセイダーとしての誇りを傷つけるものだからだ。

 

「なにより、このデュラハンはなかなかやり手だ! さっきの攻撃で私と鎧を少しずつ傷つけて悦んでいるんだ!」

「えっ!?」

「……あいつはぶっ倒れるまで盾役になってたほうが本望かもしれないな」

「縁起でもないこと言わないでよ!」

 

 少し前の俺の感動を返してほしい。ベルディアもとんでもない風評被害を受けて動揺してる、流石に同情する。

 

 ―――魔法での攻撃はあらかた撃ち尽くしたし、今度はポケモンの技を試してみるか。

 

「めぐみん、ゆんゆん、クリス! ポケモンの技も試してくれ!」

「わかりました! ガバイト! 『りゅうのはどう』です!」

「キルちゃん、『マジカルシャイン』!」

「トゲちゃんは『エアスラッシュ』! メタングは『ラスターカノン』!」

 

 俺の声に反応して、次々とめぐみんたちのパートナーが技を放っていく。

 

「くっ、いい加減うっとおしい!」

 

 連続で攻撃を喰らっていてもベルディアは怯んだ様子は一切なく、体験で煙幕を払い飛ばしエルレイドとダクネスに斬りかかっていく。

 ドラゴン、フェアリー、ひこう、はがね系の技もダメか……さっき頭に撃った『サイコカッター』も決定打にならなかったところを見るとエスパーも弱点じゃない。『かげうち』も『つじぎり』も僅かなダメージにしかならない。

 くっそ、このままじゃネタが尽きちまう! まさか、本当に弱点がないんじゃないだろうなあのデュラハン!

 俺が焦っているとめぐみんの帽子がモゾモゾと動き出した。

 

「メラッ!」

「ヌメラ? 危ないですよ、早く戻ってください!」

「メンラッ!」

「まさか、貴方もやるというのですか?」

「メンラァ!」

 

 皆が戦う姿に感化されたのか生まれたばかりの赤ん坊同然のヌメラがめぐみんの帽子から飛び出し、自分も戦うと表明してみせた。

 

「っ! わかりました、それでこそ私のパートナーの一人です。やりましょうヌメラ」

「メンラッ!」

『ヌメラなら『みずでっぽう』が使えるはずロト!』

「わかりました、ヌメラ『みずでっぽう』!」

「メェリャアァァァ!!」

 

 口をすぼめたヌメラが一直線に水を放つ。

 

「っと!」

「わぷっ!」

 

 しかし、その水はベルディアに回避され、その直線状にいたダクネスが頭から水を被った。

 

「ああ! すみません、ダクネス!」

「い、いや……水責めもわるくないかも」

「流石に時と場所を考えようよ!」

 

 ヌメラの『みずでっぽう』を受けても自分の趣味を曲げないダクネス。

 だが、今はそれよりも気になることができた。

 

「……アイツ今、なんで避けた?」

「え?」

「今まで攻撃を受け止めるばかりで避けなかったアイツがヌメラの『みずでっぽう』を、なんで避けた?」

 

 ―――俺の脳がその答えを導き出すのに10秒も必要なかった。

 

「めぐみん、ヌメラにもう一発『みずでっぽう』を撃たせてくれ!」

「わ、わかりました! ヌメラ、もう一度『みずでっぽう』!」

「メリャァァァ!!」

「とおぉっ!」

 

 ヌメラの『みずでっぽう』はまたも当たることはなかった。回避され、小さな水たまりが足元にできるのみだった。

 

「決まりだな……!」

「みたいだね」

 

 俺とクリスはニヒルな笑みでベルディアを見る。そして、後の冒険者達に大声で奴の弱点を伝える。

 

「水だぁぁぁぁぁぁぁ!! ありったけの水をあいつにぶっかけろぉぉぉ!」

 

「【クリエイト・ウォーター】!」

「【クリエイト・ウォーター】!」

「【クリエイト・ウォーター】!」

 

 俺の号令で魔法使い職達が次々と水属性の初級魔法【クリエイト・ウォーター】で作った水を放ちまくる。

 その水、ベルディアはぴょんぴょん跳ね回りながらその水を必死に避けている、あの様子だとただの水でも喰らえば相当のダメージになるようだな。

 

「ロトム! 俺の考えはわかるな!?」

『モチのロンロト!』

 

 ロトムが俺の想像するポケモンを呼び出すのを待っている間も、ベルディアの様子を観察する。

 ―――やはり、あの鎧の硬さよりもあの速さが一番の難点だな……まてよ、確かあいつの特性は。

 

「メェェェェラァァァァ!!!」

「ッ! ヌメラ?」

 

 俺の思考は突然叫びだしたヌメラの声で遮られた。

 

「ヌメラ、一体何を……?」

「めぐみん、空がっ!」

「空、なっ!?」

 

 ゆんゆんに言われ、めぐみんと同じように俺も空を見る。

 そこには、曇天の雲が広がっていた。さっきまで快晴だったはずの空が今にも降り出しそうな天気になっているのに冒険者もベルディアも目を剥いて驚いていた。

 

「これって……。」

「ヌメラの『あまごい』だっ!」

 

 みずタイプの技、『あまごい』は文字通り少しの間だけ天候を雨にする技。湿気を好むヌメラが早い段階で覚える技の一つだ。

 そして、一粒の雫が空から降ったのを皮切りに、土砂降りの如き雨が大地を濡らした。

 

「ぎゃあああーーっ! 水が、みずがぁぁぁぁあーーっ!」

「マジで苦手なんだな……。」

 

 天から降り注ぐ無限の水を避ける術を持たないベルディアはなすすべもなくずぶ濡れになり絶叫を上げる。

 

『カズマ、交換完了ロト!』

「よっし、エルレイド!」

「エルッ!」

 

 ポケモンの交換が終わり、エルレイドを下がらせる。戻ってきたエルレイドはメガシンカが終わり元の姿へと戻る。

 

「本当に……よく戦ってくれた、あとは任せろ。ゆっくり休んでいてくれ」

「エルッ……。」

 

 傷だらけの体を労るように支えて感謝の言葉を送り、エルレイドをモンスターボールに戻す。

 

「エルレイドからもらったバトン、必ず繋げるぞ! いけっ、ラグラァァァジ!!」

「ラァァァァァジ!!!」

 

 力強い雄たけびとともに現れたのは青い体に大きなヒレを尻尾と頭に持つ、ぬまうおポケモン、ラグラージだった。

 

「ラグラージ、ラグラージナイトだ!」

「ラージ!」

 

 ウィズさんの店で手に入れたラグラージナイトを投げ渡し、再びキーストーンを強く握りしめる。

 二つの光が結びつき、ラグラージの姿を変えていく。

 全身の筋肉が盛り上がり、両腕は丸太のように太くなり、その力は巨大な岩すらコナゴナに砕くと言われているほど。

 

「ラァァァァァジ!!!」

 

 メガシンカが完了したメガラグラージが雄たけびとともに両腕を地面に叩きつけると、その場が窪み小さなクレーターを作り出した。

 

「今度は何を出すかと思えば……そんな鈍重そうな姿の使い魔を出して、俺の速さに対抗できると? この雨さえ止めば貴様は今度こそ……」

「なら……試してみるか?」

「なに?」

 

 メガラグラージの姿から、自分の速さに追いつけないと侮ったようだがそんなことは百も承知なんだよ。

 

「ラグラージ、『アクアブレイク』」

「ラージッ!」

 

 ラグラージは足に力を込めると一瞬の間にラグラージはベルディアの眼前に迫った。そのまま、水の力を纏った巨大な拳をベルディアめがけて思いっきり振り抜く。

 

「速ッ……!」

「ラージィィィィィィ!!!!」

「ぐおおおおおおおーーーっ!!!」

 

 殴り飛ばされたベルディアは地面をえぐりながらバウンドし、平原にあった岩をぶち砕きようやく止まる。

 

「す、凄いパワー……。」

「それに、なんてスピード……!」

『あれがメガラグラージの特性ロト!』

「メガラグラージの、特性?」

「特性、『すいすい』。天候が雨のときに素早さがニ倍になる。そして、ラグラージは元々大型船を押して泳ぐことすらできるパワーを持つ。それで殴られりゃああもなるさ」

 

 メガラグラージのスピードとパワーに唖然とするクリス達にその種明かしをしてやる。

 

「ヌメラ、お前の『あまごい』がアイツの力になっているんだ」

「メェラ?」

「すごいですよ、ヌメラ!」

「メラ? メンラッ!」

 

 よく事情がわかっていないらしいヌメラだが褒められていることはわかったらしくピョンピョン跳ねて喜んでいる。

 しかし、その喜びはまだ早いようだ。

 

「はぁ……はぁ……危なかった……。もう少しであの世に還るところだったぞ……。」

「なんてしぶとい!」

 

 崩れた岩を払い除けてベルディアが立ち上がる。だが、鎧はところどころヒビが入り体が崩れるようにモヤが立ち込めている。

 

「ラグラージ、もう一発行くぞッ! 『アクアブレイク』!」

「ラージッ!」

「ッ!」

 

 再びラグラージの拳がベルディアに叩きつけられると思われたが、すんでのところでかわされカウンターの大剣が迫る。

 

「地面に向かって『ハイドロポンプ』!」

「ラージィィィィ!!」

「なにっ……! くっ!」

 

 咄嗟の指示でラグラージが口から放ったハイドロポンプが地面を跳ねる様にベルディアは慌てて飛び退く。

 直接ぶつけようとしたら避けられて終わりだが広範囲に撒き散らせば離れざるをえまい!

 

「やはり動きを止めなきゃ駄目か……なら、地面に向かって『れいとうパンチ』!」

「ラージッ!」

 

 地面に放ったれいとうパンチは、雨の水たまりに加え【クリエイト・ウォーター】の水気によって湿った地面を一気に凍らせベルディアの足を凍らせる。

 

「くっ、こんなものぉ!!」

「なっ!?」

 

 ベルディアは大剣で自分の足を縛り付ける氷を叩き割り、脱出を試みようとする。

 まずい、このままだと雨が止んでまた向こうのペースに。そうなったら今度こそ勝ち目はない。

 

 ―――そのとき。

 

「ッ、捕まえたぞ……!」

「な、なんだと!?」

「ダクネス!」

 

 いつの間にかベルディアの背後にいたダクネスが羽交い締めにしてベルディアを拘束した。

 

「今だ、カズマ! 私ごとやれ!」

「なっ、何いってんだ! そんなことできるわけっ!」

「おのれっ! 離せ、変態クルセイダー!」

「くっ! この罵倒も悪くない……じゃなくて、長くはもたない! 安心しろ、私はこいつよりも水に耐性はある! 死ぬことはない」

「………わかった」

 

 ダクネスの必死の叫びに俺は頷くしかできなかった。

 隣のクリスの顔を見ると目があい、ダクネスを信じ切っているのか俺に向かって撃てと言うように頷いた。

 

「行くぞ、ラグラージ!」

「ラァァァァァジ!!」

「や、やめろ……!」

 

 もはや逃げ場はないと悟ったのか命乞いじみたことを口にするが、騎士なら騎士らしく最後は潔く吹き飛びやがれッ!

 

「全力の、『ハイドロポンプ』だッッッ!!!」

「ラァァ………」

 

 ラグラージの口に水でできた球体が発生する。限界まで圧縮されたそれがベルディアめがけて放たれる。

 

「ラァァァァァジィィィィィ!!!」

「う、うおおぉぉぉぉーーーっ!!」

 

 ―――地面をえぐりながら放たれた激流がベルディアとダクネスを飲み込んだ。




やってやりました、正直これからの展開が本番なんでベルディアにかまってられんのですよ

デストロイヤー戦はZワザを披露したいのですがどのZ技がいいでしょうか?

  • カプ【ガーディアン・デ・アローラ】
  • ソルガレオ【サンシャインスマッシャー】
  • ルナアーラ【ムーンライトブラスター】
  • ネクロズマ【天焦がす滅亡の光】
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