名探偵コナン 探偵世界の転生者〈レインカーネイター〉 作:げろっぱ
否!!在ろうはずが無い!!
てレベルに下らない&文才に欠ける話です。
俺が探偵事務所に転がり込んで早四日。
その四日間は学校に通う為に、様々な物を買う事や学校への転校手続き等についやされた。
ん?まずは例の「シュバアアアアアアア」を説明しろと?よかろう。
あれはぶっちゃけただの癖。通称『対美女ポーズ』。――誰だネーミングセンス無ぇって言ったの!名付けたのは俺じゃねえっての!
まぁ一応前世からの癖ではあったものの、前世ではまだ分別があった。そもそも癖がでるほど美人に会わなかった。
しかし、転生してからは、長く日本以外で暮らしていたからか、もしくは一度死んで箍が外れたのか知らないが確実に悪化の一途をたどっている。そんな癖に追い討ちをかけるように、会う人会う人何だかやたらと美人が多くて、言ってみれば「べっぴんさん、べっぴんさん、ひとつ飛ばしてべっぴんさん」的な感じにやたらと発動しそうになる。これは癖と言うかもう、衝動だろう。あーなたーのーすべてーがぼーくの、衝ーー動!!…堪えるのにどれだけ精神力使うと思ってるんだ。
で、べっぴんさんといえば従姉に当たる蘭さんだ。
身長160cm。童顔で、純粋な少女のような、それでいて強い意志を感じさせ、なおかつ母親のような優しさも内包した非常にハイスペックな輝きを放つ瞳と、それに対してかなり自己主張激しいわがままボディ。黒曜石の様に清らかに輝く長い黒髪。その前髪は、なんていうかもう「頭突きだけは勘弁して下さいィィィィィィィ!!」みたいに鋭く天を突き、彼女に更なるアクセントを加えている。……笑うなら笑え、ボキャ貧だと。笑うがいいさ!!
そんな俺が蘭さんに対美女ポーズやってると確実に江戸川に睨まれる。
まぁそりゃ目の前で恋人(断言)に妙な事(割と自覚あり)されてたら誰だって睨むだろうけどね。
えっ!?今どんな状況かって?
あっ、今度は大丈夫。特に何からも逃げてないから…。
今の状況は、俺が教卓に立たされて、自己紹介させられている。この状況からは逃げ出したいがな!
あれ?でも小林先生じゃないから、七不思議事件まだなの?
ってことはこれまだループ一年目?…先は長いなぁ…。
まぁ、とりあえず…
「明智朝巳と言います。以後宜しく!!!」
とキビキビかつ明るく言ってみる。
皆から
「宜しく!!!」
的な声をかけて貰った。
イヤ~純粋で可愛いネ。小一って…。おっと、俺も今小一だったぜ…。
で先生に席を割り振られた。
俺はジャスト、江戸川の隣で江戸川にジッと見られてるから、視線を合わせてメンチきり合う。
チャイムの音色はゴングの響き。この瞬間、俺たちの戦いが始まった。
図工。俺の能力を発揮してやるか…!
皆(子供っぽく見せるためか江戸川含め)がガキっぽい絵を書いて――おお、セオリー通りウンコ書いてるヤツが――いる中、俺一人キッチリと尖らせた黒の色鉛筆を握った。
悪いが江戸川、俺はガキっぽく見せる気は無いぜ…!
一気に書き始めるっ。
そして二~三分して書き終え、色鉛筆を置く。
ふ~、ザッとコンなもんか。
続いて江戸川の肩をポンポン。
「見ろ!江戸川!シャーロック・ホームズ!!!」
ババンと江戸川の前に絵を出す。
「!!!!?」
江戸川が驚愕。
「なかなか味が出ていい絵だろう?」
俺のスペックはハンパ無いぜ?
ニヤリと挑発してやれば、「んにゃろっ」と対抗意識を芽生えさせた江戸川は急いで絵を書き出す。
そして、
「ふっ、どうだ!こっちは、モリアーティ教授だ!!!」
ム…!江戸川ノってきたな。
「ならば、俺は吉田さん!!」
と言ったら
「何を!!こっちは光彦だ!!!」
と返してきた。
「じゃあ、こっちは小嶋!!!」
と言えば、
「じゃあ、こっちは後藤!!!」
と返しt…って後藤ダレェェェ!!!本当誰コレェェェェェェェェェ!!!っつかモブキャラァァァァァァ!!!
「じゃ、じゃあ、伊藤博文!!!」
「じゃあ、板垣退助!!!」
「足利尊氏!!!!」
「鑑真!!!!」
etc,etc…と小一が恐らく数人しか知らないであろう歴史上の人物リアルに書きまくって、かなり白熱したバトルとなった。
だがしかし、図工だけでバトルが終わるわけが無い。
国語でどっちが多くかつ正確そして速く漢字を書けるかの勝負をしたら、
「コッチの方が速く書き終われるんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「んだとぉぉぉぉぉぉ!!!」
と言い合いながら漢字を書きあって
「「できましたぁぁ!!!」」
と二人同時に書き終わったり。
算数でよりどっちが難解な問題(まぁ、問題は一年のだが…)を速く解けるかで勝負してみたり。
そして給食でどっちが速く食い終われるかの勝負してみたり。、
ガツガツガツッ!!ムシャムシャムシャッ!!パクパクパクパクゥゥゥ!!!てな感じで順調に食い進めていったが俺ら双方に強大な壁が立ち塞がった。
俺は牛乳。
江戸川はレーズン。
いわゆる大の苦手だ。
「「ウッ!?」」
お互い同時に声を上げて食が止まる。
二人とも同時に後ろを向く。互いに互いが食いきってないかの確認だ。
この小学校でも給食の時には縦二列横三列毎に向かい合わせる、いわゆる「合コン配列」に机を並び替える。通常では隣り合っている俺たちは、その都合上、背中合わせに座る形になるのである。
よって、互いの確認は振り返る事でしかできない。
俺たちは互いに互いの残ってるものに視線を合わせ、ついで互いにメンチきり合う。
暫しの間。
そして俺の方から切り出す。
「なあ、江戸川よ。お前、レーズン嫌いなんだな。俺は牛乳がダメなんだよ。ココは取引して、お互いの苦手なものを交換しないか?」
と言ってみた。
「ハ…ハァ?お前牛乳苦手なのか?」
「あぁそうだよ。あんなモン人間の飲み物じゃねぇし」
と即答。
「ま…まぁお前ぇがそうしたいってんなら交換してやってもいいぞ」
お互いにすごい苦笑いだが苦手なものを交換。
江戸川が牛乳を飲み干す、そして俺がレーズンを食い尽くすタイミングが一緒。
またも勝負がつかなかった。
キーンコーンカーンコーン…
と鐘がなって学校が終わる。
二人して正門にクラウチングスタートの体勢をとり、そこからダッシュで家に帰る。
そして俺のほうが脚長いのになぜかジャスト同時に家に着く。何で!?
で夕飯時。
同タイミングで席に着く。
同タイミングで飯を食いだす。
そして同タイミングで喉にご飯を詰まらせる。
ジタバタジタバタ
アァァァァァァ!!死ぬぅぅぅぅぅぅ。
二人してもがいてると、蘭さんが茶を持ってきてくれた。蘭さん、やっぱり貴女は天使です…。
で風呂でもバトルは続く。
「オイ、江戸川!どっちが長く風呂に浸かってられるか、勝負しようぜ!」
てな事を、言ってまたもバトルを申し込む。
軽く体を洗って、二人で浴槽に入る。
~40分後~
「え…江戸川ぁぁぁぁ。て…テメェとっととあがったらどうだ?」
「お…お前ぇこそなぁぁぁ…」
お互い、クタ~と湯船で真っ赤になっている。
温度41度に40分も浸かってたらそりゃクタッとなるが二人とも己のプライドが掛かっているため出れない。
そこにまたも蘭さんがやってきて
「ちょっと、二人とも!!!大丈夫!?」
あぁ、また勝負つかんわぁ~。
そして俺達二人は部屋でパタパタ蘭さんに団扇で扇がれていた。
「………」
「なぁ…江戸川…。助け出された、た、タイミング的にぃぃ、おぉ俺の勝ちで良くね…?」
「良く無ぇ…」
お互い勝負にこだわり続けている。
そんな事を言いながら、俺は迷っている事がある。
自分の素性について。それと今何話の状態?というところだ。
前者。境遇的に俺のキャラ位置は、灰原 哀や赤井 秀一みたいなレギュラー化するキャラか、本堂 瑛祐みたいな長期ゲストキャラだろう。となれば俺は『組織』の一員フラグがいつの間にか立ってたり、なんやかんやで正体バレたり、バラしたりする感じになってたりするんだろう。
下手に警戒されるぐらいならいっそ俺からバラす方が手っ取り早くていいんじゃない?
後者はまあ、江戸川に聞きゃ大体分かるが…。
状況証拠なら…小林先生が出てないから少なくとも一年目、11月で秋だから…だめだ、アニメか原作かだけでもわかんねえからなんともなぁ…。だいたい俺がここにいる時点で何があろうとおかしくは無いとも言えるしな…。現状そこまでしか分からんが…。ホントに今ココどの事件あたり?
さて…これからどうしたものか…。
ま、とりあえず、だ。なあ、江戸川。
長風呂は、やめよう。