忠犬と飼い主~IF~もしもオリ主とルパン三世が過去に出会っていたら? 作:herz
・オリ主視点。途中、少しだけ赤井さん視点。
・前編と後編に分かれています。
・中途半端なところで区切っています。
翌日。宿泊しているホテルから出発し、俺達が向かった先は、東都ベルツリータワーだった。……この場所でも以前、大事件があったのだと秀一から聞いた。この事件には秀一も関わっていたのだとか。
……昨日の東都水族館といい、米花町の観光名所は事件発生率が高過ぎる。そしてその観光名所は大体が鈴木財閥によって建設されたもので…………うん。鈴木財閥には素直に同情する。
さて、今日は日曜日。つまり休日である。という事は、必然的に人も多くなる。それが観光名所であればなおさらだ。
そんな中で俺はソフィアさんと離れないように、手を繋いでいた。その後ろから、アーロンさんとテイラーさん、そして秀一がついてくる。最初は手を繋ぐ事が恥ずかしかったのか、顔を真っ赤にしていたソフィアさんは、今ではそれよりも外の景色に気を取られていた。
「シンジ、見てください!町があんなに小さく見えます!」
「……そうですね、お嬢様」
……彼女に付き合いつつ、今日の朝方にボスから知らされた内容を思い出していた。
――昨日、ガルシア邸に脅迫状を送った犯人が逮捕されたのだという。
……それだけでも驚くべき事だったというのに、情報提供者の名前を聞き、秀一と顔を見合わせてさらに驚く事になった。
情報提供者は――ICPOの銭形警部だったのだ。
何故その名前が出てきたのかというと、銭形警部曰く、ルパン三世からメールが届いたのだという。……既にその時点でいろいろツッコミを入れる事を諦めていた。
そのメールには、脅迫状の内容と脅迫状を出した犯人の正体。犯人がガルシア家の人間に危害を加えようとしている事。その犯人の居場所を教えるので、犯行を未然に防いで欲しい事。……が記されていたという。
ルパン三世がガルシア邸に送られた脅迫状について知っていたのは、何故か。そんな事を頼んだのは、何故か。……それは、メールにも書かれていなかった。しかしそれにも関わらず、銭形警部はメールを見てからすぐに裏取りをして、そこで得られた確かな証拠と共に、その情報をFBI捜査官の知り合い――ちなみに、相当な敏腕捜査官である――に提供した。
それから、共に犯人を逮捕した。
「ルパンがわざわざワシにメールを送ってくる事自体が珍しいというのに、"一刻も早く犯人を捕まえてくれ"なんて事が書かれていた。……ワシが動く理由は、それだけで充分だった」
とは、銭形警部の言い分である。どうやら、彼とルパン三世の間には奇妙な信頼関係が築かれているらしい。
……というわけで、ガルシア親子に迫る危機は去った……と言いたいところだが、
(……まだ、終わっていない)
そう。この一件はまだ終わりではない。……幸いにも犯人は単独犯だったようで、ガルシア家に関係する人々が危険にさらされる事はなくなったが……情報を入手したのがルパン三世――かの有名な大泥棒だった事が、問題になった。
奴がエメラルド・フラワーを狙っている、という可能性が浮上したのだ。
よって、"予定通りガルシア親子がアメリカに帰国するまで護衛任務を続行せよ"という命令が下った。そして昨夜、これらの事実をガルシア親子とテイラーさんに伝えた。アーロンさんとテイラーさんは、脅迫状を送ってきた犯人が捕まった事で安心していたのだが……ソフィアさんは、違う反応を見せた。
犯人が捕まった事に対して安心していたのは確かだ。だが、エメラルド・フラワーを……大切な母の形見が狙われていると聞き、再び不安になったと同時に怒りを感じていたらしい。
「……これは、亡くなってしまったお母様にとって、本当に大事なものなんです。それほど大切なものを、私に預けてくれた。だから、それを預かった私には、これを守らなければいけない義務があるんです。――絶対に、誰にも渡したくない!」
……ずっと穏やかだったソフィアさんが、そう言って激昂した。きっと、彼女はそう思い込む事で、自身の心を守っているのだろう。……かけがえのない母を失ったという、とてつもない悲しみから。
アーロンさんが、エメラルド・フラワーを別の場所へ移そうとした事に反対したのも、これが理由だったんだろうな……アーロンさんとテイラーさんもそれを悟ったらしく、悲痛な面持ちでソフィアさんを見つめていた。……彼女の悲しみがいつか晴れる事を、心から願った。
……さて、そうなるともう1つ……ソフィアさんが来日を強く望んだ理由も気になってくる。アーロンさん曰く、彼女にしては珍しい我が儘だったようだが、はたしてその理由は何なのか。彼女に聞いてみると……
「アメリカから少しの間だけでも離れる事ができれば、私にとっても……お父様やブラッドにとっても、気分転換になるんじゃないかと思ったんです。不安になっているのは、私だけじゃないって分かっていたから……」
もしも犯人が日本まで追ってきたら?……そんな心配もしていたが、それよりも自分と父と執事のために、日本に行く事を選んだのだという。……本当に、健気な子だ。
「シンジ?……もう、信二郎!聞いていますか!?」
「っ!は、はい、お嬢様。何でしょう?」
しまった。昨日の事を考え過ぎて上の空になっていたようだ。集中しなければ。
「あの建物は何ですか、と聞いたんです!」
「あぁ、申し訳ありません。あれは――」
……何はともあれ。ソフィアさんが元気になってくれて良かった。……彼女の笑顔を守るためにも、より一層力を入れて護衛をするとしよう。
―――
――――――
―――――――――
「……ふふ」
「!?……君でも、そのように笑う事があるのだな」
アーロンさんにそう言われ、俺はすぐに緩んだ表情を引き締めた。
「……失礼しました」
「いやいや、構わないよ。……それより、何か嬉しい事でもあったのかい?」
「えぇ、まぁ……彼がとても生き生きとしているので、つい」
「それは、荒が…おっと、違うな。信二郎の事かい?」
「はい」
安室君によく似た仮面を被っていて、周囲の人間からすれば分かりにくい変化だろうが……俺には分かる。和哉さんは今、やる気に満ちているのだと。
最初はFBIとして義務的に護衛をしていた彼が、おそらくソフィーを守りたいという感情的な理由で護衛をし始めた。……間違いなく、昨夜の彼女の言葉が原因だ。
"女、子供は積極的に守るべき"という紳士的な考えを持つ和哉さんの事だから、あの悲痛な叫びを聞いて同情し、自分だけでなく父親と執事の事まで心配する彼女に心を打たれ、庇護欲が増したのだろう。
護衛対象の事を想えば想うほど、彼はより一層護衛に力を入れるようになる。自分の感情さえも力に変えてしまうとは……さすが和哉さんだな。俺も見習わなければ。
「うーん……私には全く変わっていないように見えるんだが……」
「私にも、そう見えますがねぇ……」
「長年の付き合いがある俺だからこそ、分かるんですよ」
むしろ、そう簡単に見破られても困る。今のところ俺だけの特権だからな。
「演技中の彼の表情からその本心を見破る事は、非常に困難です。俺も、それを見破るのに数年は掛けましたから」
「それほどかい?」
「えぇ。……ん?」
その時。俺達から少し離れた場所で外を眺めていた彼らの様子に、異変が見られた。……ソフィーが口元を押さえてしゃがみ込んでしまったのだ。和哉さんはそれを見て少し焦った様子を見せている。
「ソフィア!?」
「お嬢様!?」
「何かあったようですね、行きましょう!」
3人で駆け寄ると、遠目では分からなかった様子が見えてきた。……ソフィーの顔色が悪い。
「信二郎!何があった!?」
「旦那様!それが、お嬢様が急に気分を悪くされたようで……とにかく。ここでは人が多過ぎるので、人がまだ少ないあちらの方への移動を愚考しますが……いかがいたしましょう?」
「そうだな……そうしよう。ソフィー?立てるかい?」
「……は、はい……お父様」
「よし。では、ゆっくり移動しようか」
テイラーさんが先導し、その後ろにソフィーと、彼女を支えているアーロンさん、アーロンさんとは逆側にいる和哉さんが続く。そして、俺が最後尾で念のために周囲を警戒していた。
もしかしたら、この状況でルパン三世が盗みを働くかもしれないからな。
……その後。無事に移動する事ができた。
「ソフィア。くれぐれも無理はしないでくれよ?ただでさえ最近、体調を崩しやすいんだから……」
「そうなんですか?」
「あぁ。……私はそれもあったから、日本へ行く事を反対したんだが……いや。今はそれよりも、ソフィア。今日はもうホテルへ帰ろう。観光なら明日もできる」
「でも……明日には、もう帰らなければいけないんでしょう?……これぐらいなら大丈夫ですよ。私、まだお父様達とみんなで観光を楽しみたいんです……」
「しかしなぁ……」
「――では、こうするのはいかがでしょう?」
と、テイラーさんが口を開いた。
「このタワーの下の階には救護室がございました。そこで休まれるというのはいかがでしょう?しばらく救護室でお休みになられ、体調が回復すれば観光を続ける。回復しないようであればホテルに戻る……そうなれば、お嬢様にも納得いただけるのではないか、と」
「ふむ……それでソフィアが納得するのでれば、私はそれで構わないが……どうしたい?ソフィー」
「…………そうゆうことなら……そうしたいです」
「そうか。……赤井君。君はどう思う?」
「そうですね……」
和哉さんに視線だけで確認を取ると、"俺の判断に任せる"との事。……ならば。
「……全員で救護室に向かいましょう。それなら俺も護衛がしやすいですし……」
と言うと、ソフィーが反論した。
「いいえ……私と、シンジだけで救護室に行きます。お父様達は、ここに残ってください。……せっかく日本に来たのに、私のせいでそれを楽しめないなんて……私、嫌です」
「しかし、ソフィー…」
「絶対、嫌です。でないと私、このまま観光を続けますから」
…………参ったな。このお嬢様はてこでも動きそうにない。
「…………旦那様。このまま問答を続けても、お嬢様の意見は変わらないかと……」
「……ブラッド。……だがな…」
「そうなれば、お嬢様の体調もますます悪くなってしまいます」
「う……そう、だな」
「ですので、私もお嬢様と信二郎と共に救護室へ行こうかと、考えております」
「お前が?」
「はい。……お嬢様に無理をさせないよう、私が責任を持って見守りますので……お側を離れる許可をいただけないでしょうか?」
「…………」
……結局。アーロンさんは、テイラーさんの言葉を受け入れた。よって、俺とアーロンさん、和哉さんとソフィーとテイラーさんで、二手に分かれる事に。
本当なら、護衛対象が二手に分かれてしまう事は愚作だと言いたかったが……和哉さんに"考え"があるようだったので、黙っておく事にした。
「それでは、赤井様。旦那様の事をよろしくお願いいたします」
「分かりました」
「ソフィーの事を頼んだぞ、ブラッド、信二郎」
「はい」
「お任せを」
テイラーさんと和哉さんは、ソフィーを支えながら立ち去る……その前に、和哉さんが一瞬だけ振り返り、俺と目を合わせて声に出さずにある言葉を口にした。……それを読唇術で読み取った俺は、和哉さんの言う"考え"が、俺の予想通りだった事を知った。
(――いざとなったら、
心の中で、そう和哉さんに向かって呟いた俺は、そう思いつつも
―――
――――――
―――――――――
2人と別れた俺達は、ソフィアさんを心配しつつ、救護室へと向かうためにエレベーターに乗る。すると、ソフィアさんがバランスを崩して俺に寄り掛かった。
「あ……ごめんなさい荒垣さん。目眩がして……」
「今の私は仲井ですよ、お嬢様。……それより、大丈夫ですか?お辛いようなら私が抱えますが……」
「……そう、ですね。そうしてもらえますか?……何故か、とても眠くて……」
「分かりました。……では、失礼」
一言断りを入れてから、彼女を抱き抱えた。……さすがに軽いな……って、これは口にしたらセクハラになっちまうな。気をつけよう。
それからすぐに、ソフィアさんは眠ってしまった。
「さて……お嬢様は眠ってしまいましたが、とりあえずはこのまま救護室へ向かうという事でよろしいのでしょうか、ブラッドさ…っ!?」
そうテイラーさんに問い掛けた瞬間、背後から腰に冷たく硬い何かを押し付けられた。……この感覚はよく知っている。
――拳銃だ。
「…………どうゆうおつもりです?ブラッドさん……いや、テイラーさん」
「……申し訳ありません、荒垣様。そのまま動かないでください」
そしてテイラーさんは背後から腕を伸ばし、俺の目の前にあったエレベーターのボタンの中から、地下駐車場のボタンを押した。
「説明は、後ほど」
「…………ちっ……分かったよ。どちらにせよ、俺に選択肢はない」
そう。今の俺はソフィアさんを抱えているため、両手が塞がっている。この状態をなんとかしたいところだが……銃を手にした男の目の前で、手を空けるためにソフィアさんを降ろすわけにもいかない。万が一、人質に取られてしまったらまずい。
(それに、両手が塞がったままでは
……今は、従うしかない。そして隙を見て、
……やがて、救護室がある階を通り過ぎ、地下駐車場まで降りてきた。誰もいない駐車場内を、銃を突き付けられたまま歩き、そしてある車の前にたどり着いた。その車の前で待っていたのは……
「おう。その様子だとうまくいったみたいだな」
「――次元、大介……?」
よく見れば、助手席に石川五ェ門の姿もある。…………という事は……!?
「……てめぇ……まさか、」
「その、まさかさ」
突然、それまでの老人のしゃがれた声から、若々しい声へと変化した。そして、その男は老人のマスクを外した。
「――ルパン三世……!!」
やはりそうだったか!……しかしまさか、テイラーさんと入れ変わっていた事に気づけなかったとは……不覚を取った……一体、いつ入れ変わって…いや、待てよ?
「っ!!そうか……今日ホテルから出発する直前に、テイラーさんがトイレに行くと言って少しの間1人になっていた、あの時だな!?」
「ピンポーン!大、正、解!!さっすが和哉ちゃん♪…って、それどころじゃねぇや。とりあえず乗って乗って!」
ルパン三世に催促され、俺は未だに眠り続けるソフィアさんと共に車に乗り込む。……よし、チャンスが来た!
俺は先にソフィアさんを座席に座らせ、そして手が空いた瞬間、
それから俺も座席に座った後、ルパン三世が俺の隣に。次元大介が運転席に座った。
「さぁてと。次元、安全運転でよろしく!大事な大事なお姫様と俺様の恩人が乗ってるんだからな!」
「うるせぇ。分かってるよ!」
車が動き出し、地下駐車場から外へと出て、徐々に東都ベルツリータワーから離れていく。……そういえば、こいつ。気になる事を言っていたな。
「おい、ルパン三世。……さっき、俺を恩人と呼んでいたようだが……?」
「ん?……あぁ、そうかぁ……さすがに覚えてねぇかな……」
どうにも早合点されたようだが……まぁいいか。
「……20年ほど前。俺はアメリカで凡ミスをやらかしてな。ある男に追い詰められて、危うく死ぬところだった」
「ルパンが、凡ミスぅ……!?」
「……あの、ルパンが?」
「あの時の俺はまだ若かったんだよ。……用は、調子に乗っちまってたんだ。あんな状況になったのも自業自得さ。……で、その男に撃たれそうになった時、俺の前に1人のガキが飛び込んで来て、俺の代わりに脇腹を撃たれちまったんだよ。しかも撃たれたにも関わらず、そのまま男に殴り掛かって……
あの時は本当に焦ったぜ。咄嗟に男を撃ち殺してすぐにガキの手当てをして……でもってやけに震えているガキに話を聞けば、死体を見たのが初めてだったからと言いやがるし……踏んだり蹴ったりだ。あの出来事は、俺にとっては数少ない大失態の1つだった」
「「…………」」
次元大介と石川五ェ門の神妙な表情が、ルームミラーに映っていた。
「……それから、そのガキ……和哉ちゃんのために救急車を呼んでやって…」
「――それから、怪我をして身動きが取れない俺に対してあーんな事をした上で、その場を立ち去ったんだったよなぁ?」
と、わざと意味深な発言をしてやった。
「なっ、お前まさか覚えて…」
「やっぱりそうゆう趣味だったのかよ!」
「当時10代の少年に対してなんて事を……」
「だーかーらぁ!!違うって言ってんだろ!?和哉も紛らわしい事言うんじゃねぇっての!!」
「だって分からねぇだろ?あの時俺はてめぇに強制的に眠らされたし、その後に何かされてたかもしれないし……っていうか気安く名前呼ぶんじゃねぇよ犯罪者」
「冷たい……冷たいぜ和哉ちゃん……!あの頃の純朴な少年はどこに……!!」
「もう少しで40間近のおっさんに向かって幻想を抱くな」
「いや、まぁそうなんだけどさぁ……!」
「……そういやお前さん38なんだっけ?その顔で?」
「年齢詐欺でござる……」
「うるせぇ!」
余計なお世話だ!!……って、待て待て。落ち着け、俺。こいつらのペースに巻き込まれちゃ駄目だ。
「それで?――てめぇらの目的は、エメラルド・フラワーなんだろ?そのために俺ごとソフィアさんを拐ったのか?」
情報集めよう。……秀一とみんなが助けに来てくれるまでは。
「……確かに、俺達の目的はエメラルド・フラワーだ。だが、何もそれそのものを狙っているんじゃねぇ。その一部が欲しいんだよ」
「一部……?」
どうゆう事だ?
「まぁ、続きは俺達のアジトに着いてからって事で」
「……じゃあ、その前に1つだけ聞きたい事がある」
「お?何なに?俺様のスリーサイズでも…」
「――あの日、てめぇも怪我してたよな?あれは大丈夫だったのか?」
「――――」
あの日はこいつが誰とは知らずに庇ったのだが、それはそれとして、相手がどんな奴であろうと、庇った相手の容態は気になるというもの。
だから直接聞いたわけだが……
「ぬふ……ぐふふふ……」
「お、おい……?」
「あーっはははは……!!」
急に大笑いし始めた!何だこいつ!?
「ははっ……あー、本当に面白い奴だよなぁ和哉ちゃんは!お前みたいなお人好しはあのガキンチョ以来だぜ!」
「ガキンチョ?」
「江戸川コナン。……知ってるだろ?」
「あぁ。知ってるぜ。……俺と彼が繋がっている事を知っているという事は、てめぇは例の作戦の事も調査済みか。よく分かった」
「あらー……誘導尋問?やるねぇ」
「よく言うぜ。今のはてめぇが教えても問題ないと判断したから、俺でも知る事ができたんだろ?てめぇがそうゆう用心深い奴だって事は、コナンから聞いた」
「…………ほーんと、生意気なガキンチョだな。嫌になるぜ」
とか言いつつ、不満そうにしているが……内心では楽しそうにしてるんだろうな。
コナンの話を聞く限りでは、こいつには用心深さがあると同時に、何かしらのスリルを求める心があるように思えた。だから時々、後々対処できる程度に手を抜いて、こいつなりにスリルを楽しんでいるのではないだろうか。