サムライ8最終幕劇 第二幕
苺「三打様!七志様!」
粉々に砕け散った洋犬。側には散体しかけている七志と満身創痍の三打、その二人に必死に呼び掛ける苺の姿があった。
死吟「これが鍵侍?話にならねーな」
そう呆れたように呟くと死吟は巨大な斧型の侍魂を振り上げて七志の銅を殴りちぎった。
七志「うっ!ぐぅあああ」
七志は散体した。
死吟「ほんとに当てるだけで散体するなんてな。恐ろしいものもあったもんだ。銀河は広いな」
死吟はアタのようにカーラの侍魂を借りていた。強制的に散体させる力だ。
死吟「金髪野郎は侍に成り立てか…じゃあ死ねっ!」
再び斧を振りかぶったその時、眩しい光が瞬き死吟の視界を奪った。
死吟「!?」
苺「もう誰も…死なせない!」
死吟「切腹して…侍になったのか!?今ここで!ありえん!第一ロッカーボールもないんだぞ!」
苺「ロッカーボールなんていらない。だって私自身が姫、そして」
苺「銀河一強い侍なんだから!」
墨二朗「だから言ってんでしょ!見てのトーリ、ウチは100%ロボットなんだよ。だから侍にも慣れっこねーし。鍵だって持ってないよ」
アン(すごい綺麗な女性にしか見えないけど…ほんとにロボット?)
竜「顔の痣は本物じゃないのか?」
墨二朗「これはファッションなの。もー用が済んだら帰ってくれる?」
達麻「…邪魔して悪かった。最後にひとつだけ質問させてくれ。墨二朗という名前はお前を作った人の名前か?」
墨二朗「…そーだけど。何?知ってるの?」
達麻「そうか!そういうことだったのか!」
五空「どういうことです?」
達麻「彼女を造ったのは八丸の父、フルタだ」
アン「え!」 竜「?」
墨二朗「猫ちゃん、パパに会ったのかい!今どこにいるの!?」
達麻(大方、何かで脅され連れていかれたと言ったことか。しかしクドお家の者だったとは…あの科学力も合点がいく)
達麻「一から説明してやろう…そして銀河のために、力を貸してくれ!」
鳥出星の上空にひとつの髑髏ホルダーが浮かんでいた。
カーラ「一つの星に鍵が七つ。ついにこの時が来た。始めるとしよう」
そうして高笑いするカーラの元に鳥出星防衛ミサイルが飛んできていた。あの花一を散体させた恐ろしい兵器だ。
だがカーラにとっては蝿同然である。髑髏ホルダーの作り出す次元の歪みが、一瞬にしてミサイルを飲み込み、消滅させてしまった。
カーラ「箱である八丸。苺、三打、死ぎ…いや鉄四と言ったか。それと五空、竜、七志。何人か散体しているが鍵さえあれば問題ない。最後に墨二朗、こやつが侍になれば」
カーラ「末法の世の始まりだ!!」