BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜   作:レイ1020

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前回のあらすじ

友希那のライブを見に、CIRCLEに訪れた美久達。そこで聴かされた友希那の歌はその場にいるもの全てを魅了するような凄まじい歌だった。ライブの後、友希那の歌に感傷に浸っていると、何故か友希那が一人の女の人と共にCIRCLEから出てきた。どう言うことなのかと聞いたところ、友希那はその人とバンドを組むと宣言したのだった。



ゆき姉のバンド勧誘は突然すぎる!!

 

 

リサ「友希那、それってほんと!?」

 

 

驚いたままリサ姉が尋ねた。

 

 

友希那「ええ、紗夜は私と似たような方向性がある。それにギターの技術も申し分無いものだったわ。だからスカウトしたのよ」

 

 

美久「で、でもさ?氷川先輩ってバンド組んでるじゃないですか。そっちは良いんですか?」

 

 

紗夜「それに関しては問題ないわ。先ほど、バンドを脱退してきましたので」

 

 

美久「ええ!?なんで!?」

 

 

紗夜「どうもあの方達とはバンドに対する観点が違いすぎたようなので。先ほども私の事を仲間などと馴れ合いの仲間にしようとしたんです。そんな馴れ合い必要ないです。そんな暇があるのならばひたすら技術を高めるのが望ましいと思いますので。だから抜けたんです」

 

 

リサ、美久「「......」」

 

 

黙って最後まで氷川先輩の話を聞いてたけど、思ったことがある。この人、ゆき姉と考え方似てるな〜って。

 

 

友希那「そういえば、美久には前から言いたいことがあったんだったわ」

 

 

美久「ん?なに?」

 

 

その言い方だと怒ってるように聞こえるんだけど...何か気に触ること言ったかな?でもその考えは間違いだった。

 

 

友希那「美久、私と一緒に、バンドを組んでくれないかしら?」

 

 

美久「へ!?」

 

 

今、なに言われた?バンド?ゆき姉のバンドに?入れって!?そんな無茶苦茶な!周りを見るとリサ姉もあこも驚きすぎていて固まっていた。燐子は少し目を見開きながら驚いていた。

 

 

頭の中が混乱してきた。そりゃそうだろう。急にバンドにスカウトされたんだから。しかも相手はあのゆき姉だ。普通の人ならすぐさまオーケー出すだろうけど、私は入る気なんてまず無い。ゆき姉には悪いけどここは...

 

 

美久「私を選んでくれたのはすっごく嬉しいよ!ゆき姉!」

 

 

友希那「それなら...」

 

 

美久「でもごめん!私、どのバンドにも加入するつもりないんだ」

 

 

リサ「ええ!?なんで!?」

 

 

友希那「...理由を聞かせてもらえるかしら?」

 

 

ゆき姉は断られたのが意外だったのか少し驚いていたが、すぐに平常に戻り理由を聞いてきた。リサ姉もまさか断るとは思ってなかったんだろうね。信じられないって顔してる。ってか、この理由話すのも何度目だろ?

 

 

美久「私はね、別にバンドを組みたいから楽器やってるわけじゃないんだ。1人で好きな時に弾いて、好きな時にやめる。そうやって自由気ままに楽しく弾きたいから始めたんだよね。だから、バンドみたいに自分の時間が制限されたり、周りに気を遣わなきゃいけないようなグループには参加したくないの」

 

 

友希那「私たちは別に貴方の時間を制限するつもりはないわ。弾きたいときに弾けばいい。自由に弾いたって構わないから。だから考え直してくれないかしら?」

 

 

美久「メンバーにそんな自由を許すの?特別扱いするの?そんなことしたら他のメンバーはどう思う?何であの子だけ、みたいな空気になると思うよ?そうなったらバンドどころの話じゃなくなると思うけど?先に言っておくと、私は音楽に対してはゆき姉みたいに妥協しないんだ。私の信念を曲げるつもりも無い。だから私を入れてもプラスになんてならないよ!だからごめんね、ゆき姉」

 

 

いつもバンドに入るのを断るときに使うセリフ(...いや、今回はちょっとだけ盛ったかな?)を言って、最後にゆき姉に謝った。ゆき姉は少し難しい顔をしていた。リサ姉も氷川先輩も似たような顔をしていた。でも、そんな顔をすぐに変えさせてあげるよ!

 

 

そう心に決めると、今まで黙ってたあこを私の前に引っ張ってきた。あこは戸惑ってたけどこの際、気にしなかった。そしてこう言った。

 

 

美久「その代わりさ、このあこがバンドに入るから!私の推薦で!」

 

 

あこ「え!!?美久さん...」

 

 

最初は驚いてたあこだったけど、ライブが始まる前に私が言った事を思い出したのか、嬉しそうに微笑んできた。ほんとに笑った顔可愛いな〜。

 

 

友希那「......」

 

 

ゆき姉を見ると、私たちと初めて会ったときみたいにあこの事を品定めするような目でじっと観察していた。そして、観察が終わった後、ゆっくりとゆき姉が口を開いた。

 

 

友希那「貴方の名前を教えて?」

 

 

あこ「は、はい、宇田川あこって言います!」

 

 

友希那「担当パートは?」

 

 

あこ「ドラムです!」

 

 

友希那「ドラムを始めたのはいつから?」

 

 

あこ「中学1年生からです!」

 

 

その後もいくつもの質問をあこにしてきたゆき姉。10回くらいしたかな?

 

 

友希那「最後の質問よ。貴方は私のバンドに入ってなにを目指すの?」

 

 

あこ「はい!あこは、世界で2番目にかっこいいドラマーを目指したいと思ってます!」

 

 

友希那「... 2番目?」

 

 

あ、あこ、その答えはまずい気がする...。

 

 

あこ「はい!あこのお姉ちゃんもドラムをやってるんですけど、お姉ちゃんが1番かっこいいドラマーで、あこがお姉ちゃんみたいにかっこいいドラマーになるために2番目にかっこいいドラマーになるって言うのがあこの目指してる事です!」

 

 

言い切ったと満足そうな顔をしているあこ。満足そうなのはいいと思うけど、多分、今の答えだと...

 

 

友希那「わかったわ、ありがとう。結果を伝えるわ」

 

 

あこ「はい!」

 

 

友希那「不合格よ。美久の推薦だけど、あなたにはこのバンドのドラムは務まらないわ」

 

 

あこ「え!?」

 

 

まあ、そうなるよね。多分あこの言いたいことがゆき姉たちに伝わらなかったんだ。

 

 

ショックでその場から動けなくなってるあこの肩をそっと叩いてあげた。そして小声で言ってあげた。

 

 

美久「大丈夫。多分、あこの言いたいことがゆき姉たちに伝わらなかっただけだから。ちゃんと伝わればきっとゆき姉たちも許可してくれるって!頑張ろ?ね!」

 

 

あこ「は、はい...」

 

 

よし!っと肩をパンと叩いて再び前を向いた。

 

 

友希那「美久...今日は諦めるけど私はいつでも待ってるから。気が向いたらいつでも声をかけて頂戴、それじゃ...」

 

 

私が何か言う前にゆき姉は帰ってった。まあ気が変わることはないけど、何かあったら言ってもらいたいな。

 

 

リサ「なんか変な空気になっちゃったけど、とりあえず帰ろっか」

 

 

リサ姉の言う通り変な空気の状態のまま、私たちは帰路についた。その際、私は密かに心に決めた。

 

 

美久「(あことリサ姉にはなにが何でもバンドに入ってもらおう!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、あこが見事に撃沈しまして美久までバンドに誘われましたね!次回はどんなふうに書こうか考えています。
なぜリサ姉を加入させようとするのかは次回を見ていただければわかります!

次回はバンドに進展があるかも?


お楽しみに!

池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?

  • 組んで欲しい!
  • 組まないで!
  • どちらでもない!
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