BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜 作:レイ1020
友希那のバンドに入るようリサとあこに勧めた美久。そしてバンドに入るには音楽で実力を示せばいいと美久は伝えた。その方法で友希那の許可が下りるのだろうか?
2日後、私達はまたゆき姉に頼みに行くために羽女に来ていた。と言っても2人は元々羽女で授業を受けてから来たから実質来たってのは私だけなんだけどね。今いるのは羽女の校門だ。
美久「2人ともちゃんと練習してきた?」
リサ「うん。ばっちり☆」
あこ「あこも今まで以上に頑張りました!」
美久「じゃ、後はやるだけだね!」
私が言った事をちゃんとやってきたかを確認して、ゆき姉のことを待った。
リサ「あ、友希那来た!」
数分後、ゆき姉が昇降口から出てくるのが見えた。そしてゆっくりとこっちに近づいてきた。
友希那「あら?あなたたち、どうしてここに?」
リサ「え、えっとね〜、あはは...」
なんかまだ心の準備が出来てなかったみたいで、リサ姉がしどろもどろになってた。仕方なく、あこから話して!って言う気持ちをこめて肘で軽くあこのことをこづいてあげた。
私の意図を察したのかあこが軽く頷いた。
あこ「友希那さん!何度でも言います!バンドに入らせてください!」
友希那「...また貴方?何度も言わせないで。あなたとはバンドは組まない。以上よ」
そのまま立ち去ろうとするゆき姉。私が引き止めてもいいんだけどそれだと意味がない気がするんだよね。だってバンドに入りたいのはリサ姉とあこなんだし、部外者な私は本来関わっちゃいけない。私ができることはやったんだし、後は2人に任せよう!
そう決め、私は2人を見守ることに決めた。リサ姉も私が考えてることに気づいたみたいだ。ここが正念場だよ!2人とも!
リサ「待って、友希那。それはさ、演奏を聞いてからでも遅くはないんじゃないかな?」
友希那「何を言ってるのリサ?そんなことしたって時間の無駄よ。頂点を目指してないドラマーの音なんてたかが知れてるわ」
あこ「演奏を聞いてもいないのにそんなこと言わないでください!演奏を聞いてもらえれば分かってもらえます!あこのドラムがどんな音なのか!お願いします友希那さん!一緒にセッションしてください!それでだめでしたら諦めますので!だから!」
友希那「......」
ゆき姉は少し考え始めた。もう一押しってとこかな?まあ、一押しくらいならいいよね?そう思って私はスッと前に出た。
美久「ゆき姉、私からも頼むよ。あこはこの日のために一生懸命ドラムの練習してきたの。ゆき姉のバンドに入るためにね。ゆき姉のためにここまでしてくれるドラマーはいないと思うよ?だからせめて、演奏はさせてあげて欲しいな。お願い!」
友希那「美久......分かったわ。でも一度だけよ?それで駄目だったら諦めてもらうわ」
あこ「!!!ありがとうございます!」
とりあえず、何とかセッションしてくれることになったか。よかった!あ、そういえばリサ姉はまだセッションしたいってゆき姉に言ってな-----
友希那「リサ、悪いんだけど付き合って、セッションの時にベースを弾いてもらいたいの。できるかしら?」
リサ「え!?あ、うん!もちろんいいよ!」
どうやらそれは省かれたみたい。ゆき姉のあの様子だと、ゆきママにでも聞いてたかな?
私達はセッションするためにCIRCLEに向かった。成功するといいな!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
CIRCLEに着いた時、既に氷川先輩も来ていた。ゆき姉に事情を聞かされ、少し難しい顔をしてたけど、最後には納得してくれた。その後、私達はスタジオに入って準備をした。無論私も手伝った。
紗夜「今井さん?でしたよね?あなた、ベースを弾くのにその指のネイルはどうかと思いますが?」
リサ「ああ、それなら大丈夫☆あたし、指弾きしないから」
私も思ってたな〜。リサ姉あのネイルしたまま演奏するかと思ってたけど流石にそんなことしないよね。
友希那「それじゃ、いくわよ!」
セッションが始まった。そして始まって少し経ってから私を含めて全員が気づいた。
”音がシンクロしている”と。
友希那「(...!!何?この感じ!?)」
紗夜「(見えない何かの力に引っ張られて...指が勝手に...)」
リサ「(あたし、この前ようやく弾き始めたばかりだって言うのに、思ってたより...?)」
あこ「(練習の時よりうまく叩けてる気がする....って、あれ?何だろ?この不思議な感覚?)」
美久「(みんなの音が一つに纏まってる。何かに沿って全員が一つになって演奏してる。これがゆき姉たちのバンドの音か...いいね!)」
そして夢のような時間が終わった。ゆき姉はあことリサ姉の方を向いた。
友希那「あこ、合格よ。これからあなたは私のバンドのドラムよ」
あこ「いやったああーーー!!!」
あこが大はしゃぎした。よかったね、あこ!
友希那「紗夜も異存はないわね?」
紗夜「ええ...私も同意見です。ただ...その...」
あこ「なんか凄かった!友希那さんたちとは初めて合わせたのに勝手に手が動いて!!」
リサ「!あたしも...。あこもそう思ったんだ!なんか、なんかいい演奏だったよね!......ってことは2人も?」
リサ姉がゆき姉と氷川先輩に問いかけた。多分答えは......
紗夜「ええ......これは......」
友希那「その場所、曲、機材......メンバー。技術やコンディションではない、その時、その瞬間にしか揃い得ない状況下でだけ奏でることができる『音』......」
紗夜「バンドの...醍醐味とでも言うのかしら、ミュージシャンの誰もが体験できるものではない......雑誌のインタビューで見たことがあったけど、まさか......」
”キセキの音”、多分今演奏したのはそれが出たのかも知れない。私も雑誌で見たことがある。選ばれた人間、運命に結ばれた人同士が音を重ねることで、今まで自分が出せなかった信じられないような音が出せるようになるのだとか。それはまるで何か不思議な力がメンバーを引っ張っていってるように感じるらしい。
あこ「なんか、それって”キセキ”みたい!」
リサ「うん!マジックって感じ♪」
マジックって......それは言い過ぎな気もするけど...。
紗夜「その言い方は肯定できないけれど......でも、そうね。皆さん貴重な体験をありがとう。後はベースとキーボードのメンバーさえいれば......」
あこ「ベースならここにリサ姉がいますよ?」
リサ「ええ!?でもあたし、みんなより演奏下手だし、みんなに迷惑かけるかもだし......」
リサ姉...あれだけ入るって意気込んでたのに...。
紗夜「今井さんは湊さんの幼馴染で友達として、あくまで宇田川さんのオーディションに付き合うために弾いただけですよね?」
あこ「でも、バンドメンバー探してるんですよね?さっきだってすっごくいい演奏ができたのに、どうしてメンバーにしないんですか......?」
そうそう!あこ、もっと言って、もっと言って!
友希那「そうね......確かに技術面で見てもまだバンドのメンバーとしては認められないわ」
リサ「!あ......そ、そりゃそうだよね、あはは......」
ゆき姉の辛辣な言葉に顔が暗くなったリサ姉。なんとかしてあげたいけどな〜。
友希那「ただ......足りないところはあるけど、それでも先ほどのセッションは良かった。......それは紗夜も認めるでしょう?」
紗夜「私は......!今の曲に関してはよかったですが......」
あこ「ならバンド組もうよ!この4人で!」
友希那「......」
リサ「え......マジで!?」
ゆき姉は何か考えていたがすぐに考えがまとまったらしく顔をあげた。
友希那「いいわ。この4人でバンドを組みましょう」
あこ「やったああーーー!!」
リサ「まあ、なんだかんだ言って入れたからいいとしますか!」
紗夜「湊さんが良いのであれば私は特に......」
どうやら無事に成功したみたい。よかったねリサ姉。あこ。さて、この後バンド内で話し合いもあるだろうから私はさっさと出よ......
友希那「美久?どこへ行くの?まだあなたの感想を聞いてないわ」
美久「......」
私が帰れるのはもう少し先になるかな...あはは。
はい、あことリサのメンバー加入が決まりました!残すは燐子のみとなります。この後の展開をどうしようか悩んでます。
次回は美久の感想と燐子のことについてです。
お楽しみに!
池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?
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組んで欲しい!
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組まないで!
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どちらでもない!