BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜   作:レイ1020

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前回のあらすじ

友希那の頼みで4人と一緒にセッションすることになった美久。だが、美久が加わった演奏はキセキの音とは到底呼べるものでは無かった。そして、自分以外のキーボードの子を探すように釘を刺し、美久はスタジオを後にするのだった。


美久は仲間思いすぎる!!

 

ーーView Change リサーー

 

 

あたしとあこがバンドに加入することになって数日経った。あの日からあたしは少し考え事をしてる。美久がセッションした時のあたし達の音について考えてたんだ。何で4人の時は良かったのに美久が入った途端にダメになっちゃったんだろ?それがわからなかった。

 

 

リサ「(美久は自分の音があたし達の音に合ってないって言ってたけど、そんなことないよ。美久の音はあたし達にもしっかり響いてた。合ってないわけじゃない。じゃあ...何で?)」

 

 

いまだに答えに辿り着けずにいると、あこから動画が送られてきた。多分、前セッションした時、隠れて撮影してたんだね。動画は3つ送られてきた。

 

 

リサ「えっと...これはあたし達のセッションの動画でこれは、美久の演奏の時のか......やっぱりこの美久、迫力が違うね〜。実際、あたし達みんな痺れてたもんね。それで最後は......5人でセッションした時のか......やっぱり音が違う。美久の演奏も迫力に欠けてる...何でだろ?」

 

 

この動画を見ても何であたし達と美久の演奏が噛み合わないのかわからなかった。でもそんな時、あたしにいい考えが浮かんだんだ!

 

 

リサ「もしかしたら、()()()たちなら......」

 

 

あたしはすぐにその子達のところに向かった。これで何かわかればいいけど...。

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

蓮「それで?」

 

 

美樹「あたし達に話って?」

 

 

リサ「うん、それはね......」

 

 

あたしが向かったのは美久の兄妹の蓮と美樹の家だった。さっき、家に美久がいるかって聞いた時、ちょうど出かけてるって聞いたから飛んで来たんだ。全ては2人に会って、この動画の演奏のことをどう見るか聞いてみたかったからだ。

2人なら、もしかしたら何が原因か分かるかもしれない。そう思った。

 

 

そして、今に至る。2人に来た理由を話したところ快くいいと言ってくれた。2人は本当に優しいな〜。

 

 

リサ「これなんだけど......」

 

 

セッションした時の動画を2人に見せた直後、2人はすぐに何かわかったみたいに、なるほど〜、ってな感じの顔をした。

 

 

リサ「何かわかったの?」

 

 

美樹「わかったって言うか......やっぱりおねーちゃんだな〜って思って」

 

 

蓮「あいつのことだからそんなこったろうと思ってたがやっぱりそうか」

 

 

2人だけ納得した空気になってる...。あたしにも教えてもらいたいな...。

 

 

リサ「どう言うことなの?」

 

 

美樹「うん。リサ姉たちはさ、おねーちゃんが一人で演奏した時はすごいって思ったんだよね?で、セッションした時はそうは感じなかった...」

 

 

リサ「うん、そうだけど?」

 

 

美樹「それはね、おねーちゃんがみんなのレベルに合わせて演奏してたからだよ。演奏を乱さないために」

 

 

リサ「!.....え?」

 

 

美樹「おねーちゃんは一度見れば、そのバンドがどのくらいのレベルの演奏をしてるかって大体わかるの。だから、もし自分がサポートに入る時は、自分で割り出したそのバンドと同等レベルの演奏をして、その場を凌いでいたの」

 

 

どう言うこと?つまりそれって?

 

 

蓮「つまりだ。最初にお前らが聴いたのが美久の本当の『音』で、お前らと一緒に演奏した時に聴いた美久の『音』は半分くらいの力で出したものだったってことだ。要はお前らが合わせやすいように演奏してたんだよ。美久は」

 

 

リサ「うそ...そんなことって」

 

 

美樹「嘘じゃないよ、リサ姉。もう一度動画を見てみ?1人で演奏してる時とセッションしてる時のおねーちゃんに決定的な違いがあるの。何だと思う?」

 

 

何って言われても...こう見ても大して差なんて......ん?あっ......。

 

 

蓮「気づいたか?」

 

 

リサ「...うん」

 

 

あたしは気づいた。いや、気づかされちゃったかな?美久の”決定的な違い”に。

 

 

リサ「美久...あたし達と演奏してる時、()()()()()()()()......」

 

 

そう、笑ってないんだ。1人の時は太陽みたいな笑顔を見せながら楽しそうに演奏してるのに、まるで演奏がつまらないっと言ってるみたいに冷たい顔になってた。

 

 

美樹「これでわかった?リサ姉達とおねーちゃんの音が合わないわけが?」

 

 

リサ「...うん」

 

 

蓮「バンドってのは全員が一つになって100%の力を出すことで、そのバンドだけの音が出る。お前ら4人がそれになりつつあるってことだ。だが、1人でも全力で演奏してないと、音がぶれる。リズムもおかしくなる」

 

 

美樹「だったらおねーちゃんが本気でやればいいじゃんって思うんだけど、そうすると余計に音がバラバラになっちゃうんだ。おねーちゃん、多分それがわかってて、周りに合わせてるんだと思う。おねーちゃんああ見えて、他人のことすっごく心配するから、リミッターを外して、周りを無視して演奏する事はないと思うよ」

 

 

美久ってば、そんなこと考えてたんだ...。あたしって、美久の幼馴染なのに全然分かってあげてなかった。

 

 

蓮「俺たちから言えるのはこれぐらいだな。後はお前達の行動次第だ。ま、でもあいつのことだから、全部伝えたとしてもバンドには入らねーと思うけどな」

 

 

美樹「今までどんなバンドにだって入らなかったんだからね〜。だから、バンドとは違った形で関わり合えばいいんじゃないの?」

 

 

2人なりに応援してくれてるんだろうな...。ありがと。2人とも。

 

 

リサ「2人とも、ありがと!じゃああたし行くから!お邪魔しました!!」

 

 

みんなにこのことを伝えるためにあたしは外に出た。連絡を入れようとスマホを取り出すと、画面に数分前にメッセージが届いたと出ていた。開いてみると、その内容は意外なものだった。

 

 

リサ「燐子が......オーディション?」

 

 

内容は燐子がバンドのオーディシィンを受けるからCIRCLEに来てと言う友希那の呼び出しだった。

 

 

 

 

 

 

 




はい、また少しシリアスな展開となりました。多分ですけど、美久はそこまで深く考えてないと思います。本人もわかってたと言ってましたので。


次回は燐子がいよいよRoseliaに?


お楽しみに!

池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?

  • 組んで欲しい!
  • 組まないで!
  • どちらでもない!
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