BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜 作:レイ1020
あるアイドルバンドのライブがあると聞いてホール会場にやってきた美久と蓮。だが、そこで行われた演奏はアテレコという前代未聞な演奏とは言えない代物だった。美久は周りから非難されていたそのアイドルバンド、パステルパレットの身を案じるが...?
美久「あちゃ〜、やっぱりこうなるよね〜...」
翌日、学校帰りに私は本屋に立ち寄っていた。ちょっと見たい雑誌を買おうとしたんだけど、その最中に見つけちゃったんだよね。
美久「『パスパレの演奏は嘘!?』『アテフリバンド』『事務所の意向か?』こうしてみてみるとすっごいこと書かれてるな〜。まあ結構期待も大きかったみたいだし、それにあんな大きな会場であんな醜態晒したらこうなることは避けられないよね...」
散々言われててちょっとパスパレ(Pastel*Palettesの略)のことがかわいそうに思えてきた。そう思いながらもそろそろ雑誌を買って帰りたいと思ったから雑誌を置こうとした。そんな時だった。
?「あれ〜?それってあたし達の雑誌じゃん!見てくれてるんだ〜!」
美久「ん?」
後ろから急に声をかけられた。振り返ってみると、そこにはライトグリーンの髪を耳のところで三つ編みにしてて、とても可愛げな女の子が立っていた。見るとその人は羽女の制服を着てた。羽女の生徒らしいね。
美久「はい、見てましたけど...ってあれ?あなたって確かパスパレにいた...?」
?「そうそう!パスパレのギター担当の氷川日菜!よろしく〜!」
美久「そうですか...あなたが...」
あのアテフリバンドの...とは言わないことにした。さすがに本人の前で言うのはまずいから。でも違うことならいいよね?そう自分で決め、日菜さんに質問した。
美久「日菜さん、私あのデビューライブの時、その場にいたんですけど、アテフリと言うのは上の人が決めたんですよね?あなた達が独自の判断でアテフリをしようなどとは言わなそうだったので」
日菜「あはは!まあその通りなんだけどね。あたし達も最初は自分達で演奏した方がいいってスタッフさんに話したんだけどさ、時間とかが間に合いそうにないからって却下されちゃったんだよね」
美久「やっぱりそうですよね...私は正直言って、その判断は間違ってると思いますね」
少し、怒気を込めて言っちゃったな...。別に日菜さん達が悪いわけじゃないのに。そう少し反省してると、日菜さんが...。
日菜「あたしもそう思うよ?だってあの時全然、るんっ!ってしなかったもん!」
美久「るん...るんって何ですか?」
普通に聞き返しちゃった。るんってほんとになに?
日菜「るんはるんだよ!それよりもさ名前教えてよ!その制服、花女のでしょ?近いからもしかしたらまた会うかもしれないからさ!」
簡単に流された...。まあいっか。
美久「池田美久です。花女の1年生です。日菜さんは2年生ですか?」
日菜「うんそうだよ!美久ちゃんか〜、よろしくね!」
その場で握手した。羽女に知り合いができるのってゆき姉とリサ姉抜いて初めてじゃないかな?
日菜「そう言えばさ〜、美久ちゃんが背負ってる楽器ってギター?」
美久「?はい、そうですけど?」
日菜「バンドとかってやってたりするの?」
随分とぐいぐいくるなこの人...何と言うか香澄に近いな...。
美久「いえ、いつも学校で弾くために持ってってるだけなんで。バンドには入ってないですよ。1人で弾く方が好きなんで」
日菜「そっか〜。ねえねえ!良ければギター聴かせてよ!今日は何の予定もないから暇なんだ〜」
唐突にそんなことを言ってきた日菜さん。まあ、聴かせるぶんには構わないんだけどね。でもその前に...。
美久「いいですよ!ただ、ちょっと待っててもらっていいですか?欲しい雑誌があるので」
日菜「わかった!じゃあお店の外で待ってるね〜!」
とりあえず、目当ての雑誌を確保するために一旦日菜さんを店の外に出した。そして買い終わった後、私たちは近くの公園に向かった。その間はひたすら日菜さんに質問されまくってた。楽しかったけどね。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
美久「ふ〜〜、どうでしたか?」
公園につき、いつものようにギターを演奏した。ここ最近はよく人の前で演奏するな〜。
日菜「サイッコー!すっごくるんっ!てきた!」
美久「そうですか、ならよかったです」
るんっ!についてはこの際流すことにした。聞いても無駄な気がしたから。
日菜「特にさっきのギターをギュイイーーンってやったとことか、ジャガジャーンって弦鳴らしたとこ!どうやってたの?」
あ、今のは何となくわかった。だからとりあえず教えることにした。もはやあれが分かるようになっちゃったら、なんか怖いもん無しな気がしてきた。実際、香澄のキラキラドキドキも最近少しずつ理解できるようになってきてるし。そして大方教え終わった後、日菜さんが言った。
日菜「美久ちゃんってギターもうまいけど教え方も上手だね〜!うちの事務所の先生より上手かもよ?」
美久「そうですか?そう言ってもらうとすっごく嬉しいです!」
そこは謙遜せずに素直に喜んだ。一回謙遜したら、お兄ちゃんにすっごく怒られたから。
日菜「何でそんなに教え方うまいのかな?さっき、学校でギター弾いてるって聞いたけど、それとカンケーある?」
美久「特にないです。学校でギター弾いてるのは楽しいからですし、それにギターだけじゃなくてベースも弾いてます。教え方がうまいってのは多分日頃からいろんな子に楽器を教えてるからかもしれません」
日菜「へ〜、美久ちゃんってベースも弾けるんだ〜。なんかすごいね!美久ちゃんって!」
美久「それだけじゃないですよ?ドラムもキーボードもできます!」
日菜「すっごーい!美久ちゃんって本当に凄い!るるるんっ!てきた!」
おー、”る”の数が増えた。相当凄いって感じたみたい。そんなこんなでしばらく日菜さんと会話に夢中になってるとスマホがなった。お母さんからのメッセージだった。見ると、『早く帰ってきなさい』とあった。確かにそろそろ帰らないと心配させちゃう。そう思い、私はベンチから腰をあげた。
美久「ごめんなさい、日菜さん。私そろそろ帰らないとなので...」
日菜「ああ本当だ、結構時間経っちゃってたね。それじゃ帰ろっか!」
そのまま、途中まで日菜さんと一緒に帰った。日菜さん...始めは少しめんどくさい人だなって思ったけど、意外と話しやすくて良い人だってわかったから今はそうは思わないな。
美久「それじゃ、私はこれで」
日菜「うん!じゃあね〜!」
分かれ道になったため、そこで私たちは別れた。日菜さん、また会えたら良いな〜。その思いに胸を膨らませながら私は帰路についた。
はい、今回はここで終了になります。日菜ちゃんと遂に絡みました。ここからどんな展開になるのか楽しみです。
次回はパスパレにもう少し踏み込めたらと思います。
お楽しみに!
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