BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜   作:レイ1020

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前回のあらすじ

急遽、Afterglowの練習を見学させてもらうことになった美久。そこで美久は、蘭の音が妙に抜けたように聞こえてたため、聞いてみるのだった。悩みを部外者の自分が聞くのは野暮だと感じた美久は、「仲間に頼ること!」というアドバイスをした。そこでとりあえずは収めることができた。だが、やはりことの悩みは尽きることはないようで...。


つぐみが心配すぎる...

 

 

 

 

美久「ん〜、結局”あの音”の正体は何だったんだろう?蘭ったらそんな音が出ちゃうほど悩んでるってことなのかな〜?」

 

 

学校の休み時間、1人私は教室の自分の席で考え込んでいた。この前の蘭の”あの音”のことだ。Afterglowのみんなには気持ちは音に出るって言ったけど、あそこまであからさまに音に出てたのはあまり見たことがない。つまり相当悩んでるってことだ。

 

 

有咲「何の話だ?」

 

 

美久「ん?いや...それがさ〜?」

 

 

後ろに座っていた有咲が私が呻いてることに気付いたのか、声をかけてきた。とりあえず、この前あったことを簡単に説明した。全部話し終えた後、有咲は少し考えながら言った。

 

 

有咲「まぁ〜人が悩んでるってなら気になっても仕方ねーと思うけどさ?でも言わねーってことは自分で何とか出来るって思ってるからじゃねーのか?だったら無理に顔突っ込まなくてもいい気がするんだが?」

 

 

美久「そういうもんかな?」

 

 

有咲「そういうもんだ。そーゆー問題は個人か、バンドの仲間達に任せるべきだ。それに言ったんだろ?『仲間を頼れ!』って。だったらもう美久にできんのはねーよ。見守るってのが唯一できることだな」

 

 

有咲が言ったことに私は少し考えさせられた。確かに私は部外者。何でもかんでも首を突っ込むのは良くない。バンドの仲間の悩みはバンド内で解決するべきだ。そうしないとそのバンドは成長できない。それに思い立った時、私の考えは固まった。『とりあえず見守る!』と。もし万が一、取り返しのつかないような事態になりかけたときはヘルプに行くけど、それ以外なら手は出さない。それなら問題ないと自分で勝手に思っていた。よし!じゃあ次の授業の準備しよう!としたのだが、ふと先ほどの有咲のことを思い出した。ちょっと聞いてみたくなったため、私は後ろを振り向いた。

 

 

美久「ねえ有咲?さっきは珍しくいいこと言ってたじゃん!有咲ってばそんなことも言えるんだね〜!」

 

 

有咲「は、はあ!?べ、別に私はいいことなんて言ったつもりはねえ!つーか、そのにたんだ顔をやめろー!!」

 

 

その後は有咲をからかうのを楽しみながら休み時間を過ごした。ほんと有咲って面白い!

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

いつもの帰り道、私は前方に見覚えのある後ろ姿が目に入ったため、声をかけに行った。

 

 

美久「ひまり、巴!今帰り?」

 

 

巴「ん?ああ美久か、そうだな今日は帰りだ」

 

 

美久「そっか、他のみんなは?」

 

 

ひまり「蘭は家の用事、モカはなんか行きたいとこあるからって先に帰って、つぐは生徒会の仕事があるから今日は2人で帰ってたの」

 

 

蘭とつぐみはわかるけど、モカのいきたいとこって何なんだろ?って考えると夜になっちゃいそうだからスルーすることにした。

 

 

美久「ってか、つぐみが生徒会って大丈夫かな〜?」

 

 

巴「?何でだ?つぐはしっかりして頑張り屋だから生徒会でも頑張っていけてるぞ?」

 

 

美久「その”頑張り屋”が問題なんだよ。生徒会って資料運びとか作成とか活動忙しいらしいし、それオンリーならまだしも、バンドと掛け持ちってなると相当キツくならない?だから大丈夫かな〜って言ったの」

 

 

ひまり「た、確かに...」

 

 

少し心配そうな顔になりながらひまりは答えた。それは巴も同じだった。つぐみが頑張り屋というのは幼馴染の2人なら知っていて当然だ。だからこそ思っているのかも知れない。無理をしているんじゃないかと。それは私も思った。つぐみってなんか...【頑張る=凄い】みたいに思ってる節があるんだ。別にそれが悪いって言ってるわけじゃないけど、頑張っても倒れたら意味がない。それをわかってもらいたいんだ。だから私は2人に言った。

 

 

美久「2人とも、蘭のことも気にかけてもらってるとこ悪いんだけど、できるだけつぐみのことも見てあげて?無理しないように。ってか見て!」

 

 

巴「ああ、わかってる」

 

 

ひまり「任せておいてー!...というか、美久ってなんかお母さんみたいなこと言うよね?」

 

 

美久「そう言われても全然嬉しくないね...」

 

 

謎のお母さん発言された私は、少しヘコみながら2人と一緒に家に帰った。つぐみのことも気にかけるように言ったけど何事もないといいんだけどな...。だが、私のその思いは報われることは無かった。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

ーーView Change つぐみーー

 

美久ちゃんに練習を見てもらってから少し経った。あれからわたし達は蘭ちゃんのことをいつも以上に気にかけるようになった。本人はやりすぎって言ってるけどね...。

わたしは今、生徒会役員として資料の制作や持ち運び、その他の活動等をこなしている。わたしは昔からこういう学校のみんなのために出来ることをしたいって思っていたから、生徒会に入ったのは正解だって思ってるんだ。その代わり、バンドと掛け持ちするのは本当に大変だけどね...。

 

 

つぐみ「次は...挨拶運動の資料かな?」

 

 

生徒会室に戻って次の仕事を探していると、机の上に山積みになっているプリントの山があった。これは、来週から生徒会が行う挨拶運動の説明を載せたプリントなんだけど、全生徒分あるせいか、プリントが幾つにも重なっていた。これを職員室まで運ぶ必要があるんだ。

 

 

生徒会役員「羽沢さん、無理に全部運ばなくてもいいからね?途中で切り上げてもいいから、遅くならないうちに帰ってね?」

 

 

つぐみ「はい、大丈夫です。さて..とりあえずこっちのプリントから......」

 

 

(グラッ)

 

 

つぐみ「?」

 

 

プリントに手を伸ばしたとき、なぜか一瞬身体がふらついた。よくわからなかったけど、すぐに治ったから気にすることもないって思ってそのままわたしはプリントを運んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つぐみ「ふ〜、これで最後かな?」

 

 

4つあったプリントの山は残り一つになっていた。今はもう部活動の終了時刻になっていて部活を終えて帰ってる子もちらほらいた。わたしもさっさとプリントを運んで帰ろう、そう思って最後のプリントの山を抱えた、そのときだった。

 

 

(グラッ)

 

 

つぐみ「っ、あ... れ?」

 

 

また体がふらついた。しかも今度は視界がぼやけるというおまけまでついてきた。思わずわたしは1度プリントを置いた。そしてもう1度確認する。今はさっきの症状はない。でも代わりに体にだるさというか、倦怠感を覚えていた。体調がおかしいと自分でも悟っていた。本来ならここで大事をとって帰るべきだったのだけど、自分の性格もあって中途半端に投げ出したく無かったわたしは、そのままプリントを運ぶことにしたんだ。

 

 

つぐみ「ハァ...ハァ...ハァ...」

 

 

プリントを運んでいる最中も、体調はさらに悪化していった。だるさも増してきた。だけど、後少しで職員室。そう自分で自分を励ましながら何とか最後のプリントを運び終えることができた。先生に挨拶した後、職員室を出て、生徒会室に戻った。やっと帰れる......そう...思っていたんだけどね...。

 

 

生徒会役員「お疲れ様。ありがとね、あんな量のプリント全部任せちゃって。こっちも色々資料とかで手が離せなくて...」

 

 

つぐみ「いえ...気にしないでください...。それじゃ...わたしは...こ... れ...で...」(バタッ)

 

 

生徒会役員「?羽沢さん?どうかし......!?羽沢さん!?どうしたの!?しっかりして!!羽沢さん!!」

 

 

先輩の役員の人がわたしを呼びかける中、わたしの意識はそこで途絶えた......。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回は終了です。つぐみのアクシデントで幕を閉じさせてもらいました。シリアス展開なんですが、次回もシリアスになるかもです。


次回は、つぐみが入院!?


お楽しみに!

池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?

  • 組んで欲しい!
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  • どちらでもない!
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