BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜   作:レイ1020

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前回のあらすじ

事務所の帰り道にAfterglowの5人と遭遇した美久。久しぶりに見るみんなの顔は以前に比べてどこか吹っ切れたような顔つきになっていた。美久はつぐみにあの問題のことについて聞いたところ、無事に解決できたと言われた。そう言われてほっと息を吐く美久だった。


Afterglowの決意は固すぎる!!

 

 

 

それから私は、Afterglowのみんなに私が”その問題”に気付いた時のことを話した。

 

 

と言ってもそんなに話すこともないんだよね...。だって、あの時のみんなの音で気づいたんだから。特に内容のある話じゃない。あ、あの時ってのは私がみんなの練習を見学した時のことね。あの時、みんなには蘭の音が変としか言ってなかったけど、実は他のみんなの音もどこか変とまではいかないけど、なんかよそよそしいって言うか、みんなどこか遠慮してる感じが音に出てたんだよね...。前に出るのを抑えてるみたいな感じで。そのせいで、バンド全体の音のクオリティを下げてることにも気付いちゃったんだよね。

 

 

その時だったかな?このバンド、みんなお互いに本音で意見をぶつけてないって感じたのは。つまり人に素直になれてないってこと。まあ、良い言い方なら周りを気遣ってるって捉えられるけど、悪い言い方だと消極的とも言える。みんな的には前者かもしれないけど、私的にみれば後者かな?人は消極的になればなるほど本当のことを言えなくなる。みんなそんな状況だったんだと思う。本人達は自覚してなかったかもだけどね。このままだとずっとこのままでバンド活動していくことになる。それは何と言うかこの子達がかわいそうに思えたから私は助け舟を出した。と言ってもアドバイスしただけだけどね。

 

 

そのアドバイスだけで答えを導き出したみんなはすごいと思った。幼馴染ってのもあると思うけど、バンドの絆ってのもあったのかもしれないね!

 

 

まあ、こんなところかな?こんな感じで今まで私が抱いてたAfterglowの印象とアドバイスをした経緯をみんなに話した。みんなは最後まで私のことを見て聞いていてくれた。そして話終わった後、蘭が一歩前に出た。

 

 

蘭「美久...そこまであたし達のこと思ってアドバイス出してくれたんだ?...そのアドバイスのおかげで、あたし達バラバラにならずに済んだよ...。その...ありがと...」

 

 

美久「ん〜〜?最後なんて言ったのかな〜?」

 

 

蘭「う、うるさいな!もう良いでしょ!」

 

 

ははっ、とみんな照れた蘭を見て笑った。なんか笑った顔見るの久しぶりだな〜。それにしてもやっぱりからかいがあるね〜蘭は〜。

 

 

美久「それじゃ次は私から。みんなの方はどんなことがあったわけ?聞かせて!」

 

 

モカ「ほうほう?聞きたいですかな?あたし達の壮絶な物語を〜?」

 

 

巴「壮絶なってな〜お前......いや、合ってはいるな...」

 

 

否定しようとした巴が急にモカの言ってることを肯定した。何だったんだ?ってか壮絶って...。

 

 

美久「そんなにすごかったんだ?」

 

 

ひまり「それはそれは凄かったと言うか、大変だったんだから〜!」

 

 

つぐみ「うん...本当に大変だったね...」

 

 

少し疲弊気味に2人が答えた。そんな状態で言われたら気になる。とにかく私はもう一度言った。

 

 

美久「聞かせて!みんなに起こったこと!」

 

 

今度はみんな頷いてくれ、そこから私は今までにAfterglowに起こった出来事全てを聞かせてもらった。

 

 

長すぎたから、まとめて説明させてもらうね!

 

 

まず、私がアドバイスをした次の日にAfterglowのみんなが見舞いに来たらしい。その時に、つぐみが私の言った問題について話し合おうとみんなに言って、少し話し合ったものの全く見当もつかないまま時間が過ぎていって、終いには今までのちょっとしたすれ違いなどが災いして、蘭と巴が言い争いを始めてしまったらしい。その時は他のみんなが抑えて何とか止めることができたみたいだけど、今話し合いをするのは無理だと悟ったためそのままみんなには帰ってもらったらしい(なんかその時に抑えようとしたモカが『バーカ』って言ったらしいんだけど、もしその場に私がいたら思いっきり吹き出してたかもしれないな〜)。

 

 

次の日、つぐみが無事に退院してみんなが集まれるようになったから、改めてもう一度みんなで話し合うためにCIRCLEのスタジオに集まったみたい。それで昨日の続きってことで話し合いをすることになったみたいだけど、やっぱり昨日のことがあったせいか空気が重かったらしい。でもそんな時につぐみとひまりが何とかして話し合えるようにしようとひとまず昨日のことを巴と蘭に謝らせることにしたらしい。2人とも渋るかと思ったみたいだけど、思いの外素直に応じてくれたみたい。昨日のことを反省したからかな?ってなわけでまた話し合ったみたいだけど、やっぱり答えが見つからなく戸惑ったらしい。そんな時だった、蘭が自分が何で悩んでいるのかを話し始めたのは。

 

 

蘭の家は、華道の名家で将来は蘭もその道を歩んで欲しいと蘭のお父さんがしつこく頼んでいたらしいんだ。蘭にはもっぱらそんな気はないらしく、いつもつっぱねてたらしいがそれでも全く聞く耳を持たないお父さんに不愉快にも近い感情を持つようになってしまったことが悩む原因だったらしい。中でもバンドのことを”ごっこ遊び”と比喩されたことが何より許せなかったみたい。まあそんなこと言われたら誰でも怒るよね...。そして、そうまで言われてもバンド続けたいと蘭はみんなに訴えた。居場所をなくしたくないと。今まで気持ちを押し殺していた蘭だったが、この時は気持ちが緩んでいたのか、つい本音が出てしまったのかもしれない。でも、これがその問題を解決するきっかけとなった...。

 

 

初めて知った蘭の本当の気持ちにみんな心を打たれていた。そしてそれからは連鎖反応したみたいに『本当は私も...』みたいな感じで次々と本当の気持ちを伝えるようになったようだ。そして全員が本音を言った後、みんな感じたらしい。何か心に引っかかってたものが取り除かれたような感覚を。その時にみんな察したらしい。

 

 

5人「(これがAfterglowの問題点だったんだ...)」と。

 

 

 

 

 

 

 

美久「で、それからみんなは、蘭のお父さんのとこに行って説得しようって話になったってわけね?」

 

 

つぐみ「うん...それで、その説得に行ったって言うのがついさっきだったんだよね...」

 

 

美久「そっか、それで?どうだったの?」

 

 

私は蘭に聞いてみることにした。当の蘭は、少し笑みを浮かべながら話した。

 

 

蘭「父さんには、今度私たちが出るガルジャムっていうイベントのライブを見に来てって言ってきた。『そのライブを見てから私たちのバンドが”ごっこ遊び”かどうか判断して!』って思いっきり言ってやったよ。父さんは頷いてくれたからきっと来る。だからこれからあたし達、そのガルジャムに向けて今まで以上に完璧に仕上げるつもりでいる」

 

 

美久「そっか、意思は固まったってことか。本当よかったよ〜。もし今でもみんな本当のこと言わないでウジウジしてたら喝入れようかな〜って思ってたんだけど、その必要はなさそうだね!」

 

 

みんなコクン、と頷いた。というか、最初にみんなの顔見てその必要はないって悟ったんだけどね。とりあえずよかった!

 

 

美久「なら、私もそのガルジャム?見にいくよ!みんながどこまですごいライブするか楽しみにしてるからね!」

 

 

蘭「もちろん。楽しみにしてて。最高のライブにして見せるから...」

 

 

その後、5人ともガルジャムのことで話し合いたいことがあるらしく、そこで別れた。前まではなんかふに落ちないような印象があったけど、今はそんな印象は微塵もわかない。成長したってことだな〜。私も楽しみにしてよ!

 

 

そうして私は帰路についた。ガルジャムを楽しみにしつつ。

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。Afterglow編も終盤に入ってきました。クライマックスも近いです。


次回は、ガルジャム開催!


お楽しみに!

池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?

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