BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜   作:レイ1020

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前回のあらすじ

船に乗り込んだ美久達は、中の広さに呆気にとられていたが、なぜかその場にいなかった花音と薫に違和感を覚えた。すると、突如として美久達の前に現れた怪盗、ハロハッピーが同じく姫の装いをした花音を連れ去ってしまう。怪盗曰く、姫を返して欲しくば私と勝負をして勝つことだと言う。自分たちにこの勝負を受けないという選択肢が無かった美久達は怪盗ハロハッピーの元へ急ぐのだった。


怪盗ハロハッピーとの勝負は意味不明すぎる!?

 

それから私たちは、怪盗ハロハッピーの後を追って船の奥に入っていった。そして、様々な勝負をした。結果として言うと、未だに花音さんは取り返せていない。つまりずっと負け越していると言うことだ、

 

 

まず始めの対決はカジノで勝負というものだった。お互いに赤か黒、どちらかの色に賭け、ルーレットの玉が入ったポケットの色で勝敗を決めるというものらしい。これは完全に運次第だった。運が良ければ勝てるし、悪ければ負ける。まさにギャンブルだった。私たちは”赤”を選択した。こころ曰く、『黒は暗くて笑顔になれないわ!ボールさんもきっと赤に止まるはずだわ!』らしく、ここは信じて赤にすることに決めたんだ。

 

 

ーーーで、負けたのよこれが。私たちが予想した赤のポケットをするりと抜けた玉は吸い込まれるようにして”黒”のポケットに入った。決着がついたと見るや、ハロハッピーはーーー

 

 

ハロハッピー『勝負は私の勝ちだね。残念だがお姫様を返すわけにはいかないね。では、さらばだ!』

 

 

と言って、さらに奥へと姿を消した。私たちは後を追うべく奥へと進んだ。

 

 

 

 

 

 

次の場所は、船の中にあるショッピング街だった。最初に来たとき、本当に船の中?って思うくらい大きな場所だったから逆に少し引いたんだよね...。他のみんな(こころを除いて)も同じく驚きを隠せないでいた。そんな中、またハロハッピーが現れ、勝負を挑んできた。今度は何の勝負だったかっていうとーーー

 

 

4人「「「「ハロハッピーが望むものを探す?」」」」

 

 

そう。今回はハロハッピーが出したお題のものをこのショッピング街で探すというものらしかった。お題のものを持ってきて、ハロハッピーが丸を出せば私たちの価値という勝負だ。それならお題によって勝敗が決まると思ってたんだけど、そのお題が意味不明だったから今回も負けたのかもしれない。

 

 

ハロハッピー「今回私が求めるもの、それは......”儚い”。さあ、私の元に”美しく儚いもの”を持ってきたまえ。そうすればお姫様は返してあげよう。制限時間は10分だ。では...スタート!」

 

 

これが今回のお題、【儚いもの】ね?意味わかんないでしょ?何で儚いものなの?それに時間10分って短すぎ!そんな短時間で儚いものなんて見つかりっこないでしょ!?ヒントを貰おうとしたけど、なんかシェイクスピアが何だとか言い始めたからやめた。美咲もすでに頭抱えて項垂れてるし...はぐみとこころはすでに探し始めてるけど...見当はついてないみたいだし......ええい!悩んでても仕方ないし、とりあえず探してみよう!

 

 

そう決めて探してみたは良いものの、結局ハロハッピーを唸らせるような”儚いもの”は見つける事は出来なかった。見つけたのは、深海魚のぬいぐるみという儚さもまるっきり無い物と、小さなスノードーム、そしてどっかの部族が被ってそうな儚いとは正反対のお面だった。これじゃ勝負になんて勝てるわけないでしょ!というか途中からはぐみ達はただショッピングを楽しんでただけだったような気も...。美咲も終始、その2人に突っ込んでて疲れ果ててるみたいだったし。私も何だか別の意味で疲れてきた...主に精神的に。

 

 

結局花音さんを取り戻す事はできず、次はシアターで待ってるとハロハッピーは言い残して、その場から姿を消した。もはや勝てる気がしないんだが...という気持ちを少なからず持っていた私だったが、これに付き合わされている花音さんも大変だろうから、最後まで付き合うことにした。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

そして今に至る。今私たちはこの船のシアターにきてる。シアターと言っても舞台会場みたいなところで定員1000人以上はあるくらいの広さだった。

 

 

はぐみ「すっごく広いねここ!1万人くらい入るんじゃないかなー?」

 

 

美咲「いやいや...さすがにそんなに入ったら船が沈没しちゃうから...」

 

 

こころ「そういえば、怪盗さんはどこかしら?ここにいるって言ってたわよね?」

 

 

こころの言うとおり、ハロハッピーの姿が無かった。ここにいるとは言ってたはずなんだけどな...。とその時、舞台の幕が突如上がった。すると、中から現れたのはーーー

 

 

ハロハッピー「やあ諸君。お待たせしたね。今度の勝負は少し変わったことをしようと思ってね。今回はお姫様にも協力してもらうことにするよ」

 

 

花音「ふえ!?わ、私もですか...?」

 

 

怪盗ハロハッピーと花音さんだった。花音さんあれからどこにいたんだろ?さらわれてからかなり時間経ってると思うけど?...っと余計なことを気にしてないで勝負の内容を聞かないとね。

 

 

こころ「待ってなさい花音!今すぐ助けてあげるわ!怪盗さん!次はどんなことをするのかしら?」

 

 

ハロハッピー「次は、演技力で勝負をさせてもらうよ」

 

 

美久「演技力?何を演技するわけ?」

 

 

一重に演技力と言われてもわからない。ここはもう少し詳しく説明を...。

 

 

ハロハッピー「今回は、ここにいるお姫様に”愛の告白”をしてくれ。その演技力を見させてもらうよ」

 

 

美久、美咲「「はい!?」」

 

 

私と美咲が同時に叫んだ。愛の告白!?それって...『僕は君のことが好き...』っ的なやつのこと!?それも何で花音さんに向かって...いや、まだ男じゃないだけ良いか。男だと、そのまま一線超えちゃいそうな気がするし...。そんな呑気なことを考えていると、ハロハッピーがこちらを指差してきた。

 

 

ハロハッピー「今回の相手は”君”だ()()()の綺麗なお姉さん」

 

 

美久、こころ、はぐみ「「「(ジーー)」」」

 

 

私たちは無言で”黒髪の人”の方へ視線を送った。この4人の中で黒髪なのはただ1人、こころは金髪、はぐみはオレンジ色、私は茶髪、そして......黒髪の美咲。そう。勝負の相手は美咲だった。

 

 

美咲「へ!?何であたし!?」

 

 

ハロハッピー「君とはまだ勝負をしてないだろう?そろそろやっておきたいと思ったのさ」

 

 

美咲「それなら池田さんだってーーー」ハロハッピー「さあ、舞台へ上がってきてくれ!」

 

 

問答無用で舞台へ上がらそうとするハロハッピー。確かに私もまともには勝負してない。だからもしかすると私が呼ばれるんじゃないかって思ってたけど、その予想はハズレだったみたいだね。

 

 

こころ「美咲!花音のことはあなたに任せるわよ!勝負に勝って花音を救って頂戴!」

 

 

はぐみ「みーくんお願い!かのちゃん先輩のために頑張って!」

 

 

美咲「う......」

 

 

美咲の目が『そんな目で私を見ないで!」的な感じになっていた。最後に私の方を見た。大方助けてほしいと言ったとことかな?だけどごめん。これも花音さんのためだから。

 

 

美久「美咲...諦めな?もう行くしか道は無いらしいよ?」

 

 

美咲「......だよね。はああぁぁ〜〜...わかった!やれば良いんでしょ!?」

 

 

腹を決めた美咲は舞台に上がった。そして、早速、花音さんに向けて愛の告白をするように言った。

 

 

花音「美咲ちゃん......頑張って......」

 

 

美咲「花音さん...はあ...何でこんな目に...」

 

 

ハロハッピー「では、スタート!」

 

 

美咲「ええい!......お、お姫様......わ、わたしはずっと...あなたのこと......好きでした。良ければ...お付き合いしてください。......これで良いでしょ!?もう終わり終わり!」

 

 

美久、こころ、はぐみ「「「......」」」

 

 

最後の方何言ってるのかわからなかった。言っていくうちにどんどん声が小さくなってくんだよね。これだととても...。

 

 

こころ「美咲、あれだと花音に気持ちが伝わってないかもしれないわよ?最後の方は声が聞こえずらかったわ」

 

 

はぐみ「はぐみも今回は負けだと思う。これってどうなるんだろう?」

 

 

確かにこれだとどうなるんだろ?この後の流れがどうなるのかわからないでいると、ハロハッピーが口を開いた。

 

 

ハロハッピー「演技としては悪く無いが、これでは勝ちとは言えないね。今回も私の勝ちだ。それでは失礼するよ!」

 

 

花音「きゃっ!!」

 

 

そう言うとハロハッピーは花音さんを抱え、姿を消した。その場に残った私たちは再びハロハッピーを追うべく、シアターを出るのだった。

 

 




はい、今回は終了です。ハロハッピーとの追いかけっこももう時期終了です。


次回、ハロハッピーが求めた物。


お楽しみに!

池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?

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