BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜   作:レイ1020

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前回のあらすじ

夏希から沙綾の過去の事を聞かされた美久。それを聞いた美久は、どうにかして沙綾にドラムをやらせたい、そしてポピパに加入させたい!と考えるようになった。そして次の日、ポピパのメンバーにその事を話したら、香澄が勢いよく店の外に出て行った。美久達は香澄の後を追うべく店を出るのだった。


互いの気持ちが交差しすぎる...

 

 

ーーView Change 香澄ーー

 

 

 

 

みっくから話を聞いた後、私はいてもたってもいられなくなって、気がついたらさーやの家に向かっていた。さーやがドラム?バンドをやってた?そんな事を聞かされたらじっとなんかしてられないよ!やっぱりさーやとは一緒にバンドしたい!絶対に説得する!そう胸に決めた私は、さっきよりも走るスピードを上げてさーやの家に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

香澄「はぁ...はぁ...はぁ」

 

 

 

沙綾「ど、どうしたの香澄!?そんなに息切らして?」

 

 

 

さーやの家の前に着いた時にはすっごく息が切れてた。呼び鈴を押してさーやに出てきてもらったのに、なかなか本題を切り出すことができなかった。さーやにも心配させちゃってるし...。そして何とか息が整ったから私は思い切って切り出してみることにした。

 

 

 

香澄「さーや、聞いたよ?さーや昔バンドでドラムやってたんでしょ?だから私たちと一緒にーーー」

 

 

 

沙綾「ストップ!」

 

 

 

香澄「え?」

 

 

 

私が言い切る間にさーやが遮ってきた。まるで”その先は言わせない”って言ってるみたいに。

 

 

 

沙綾「部屋行こ?話はそこで...」

 

 

 

香澄「うん...」

 

 

 

言われるがままに、私はさーやの部屋に案内された。こうしてさーやの部屋に入るのは初めてかもしれないな〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沙綾「そっか...美久から聞いたんだ...」

 

 

 

部屋に案内された後、私は過去の話をみっくから聞いた事を話した。聞いてる時のさーやはすっごく暗い顔をしてた。

 

 

 

香澄「みっくは夏希ちゃんに聞いたらしいよ?」

 

 

 

沙綾「やっぱり...まぁ、夏希ならそう考えるとは思ってたけどね...はは...」

 

 

 

さーやは笑ってるけど目が全然笑ってなかった。やっぱりどう返していいかわかんないよね。ここは手早く済ませよう!そう決めた私はさーやに言った。

 

 

 

香澄「さーや、一緒にバンドやろ!絶対に楽しいから!私もみんなもさーやが入ってくれるならすっごく嬉しいよ!」

 

 

 

沙綾「うん...ありがとね。誘ってくれてるのはすごく嬉しいよ...」

 

 

 

香澄「じゃあ...」

 

 

 

沙綾「でも...ごめん。私がいない間にまた()()()()()()()()のなんてもう懲り懲りなの。それに今加入してもみんなには迷惑しかかけないよ...。それで演奏を壊したくない。だから...ごめん」

 

 

 

香澄「......っ」

 

 

 

言葉に詰まった...。そうだよね。あんな辛い過去があったら簡単には頷くことはできない。それはわかってる...わかってるけど、やっぱり諦められないよ!

 

 

 

香澄「大丈夫だよ!お店の手伝いとかなら私たちも一緒にするし、じゅんじゅんもさーなんも私たちが面倒見るよ!これからはみんなで協力するよ!演奏の方も大丈夫!みんなで一緒に練習すれば今からでも間に合うから!だからさーーー」

 

 

 

沙綾「ごめん......他の人探して...」

 

 

 

やっぱり首を縦には振ってくれなかった。やっぱりダメなの...?私はそこで少し弱気になっちゃったんだ。それがまずかった。そのせいで、私は”言ってはいけない事”を言ってしまったんだから...。

 

 

 

 

 

 

 

香澄「...何でダメなの?()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

 

沙綾「っ!!そんなわけないじゃん!!!」

 

 

 

その言葉を私は言っちゃった...。言ってしまった。それを聞いたさーやは目を大きく見開いて大きな声を上げて私を睨みつけていた...。

 

 

 

沙綾「香澄にはわかんないよ!自分の独りよがりのせいでライブを壊しておいて、今更戻れると思う?できるわけないでしょ!?あの時みんながどれだけ傷付いたかどれだけみんなに迷惑かけたか、香澄にはわかるの!!?」

 

 

 

香澄「さーや......私は......」

 

 

 

沙綾「夏希達も香澄と同じこと言ってたよ、『沙綾は悪くない、これはみんなの責任。私たちも一緒に手伝う』って。私にはそれがすっごく辛かった!みんな好きな事我慢して私に合わせてくれてる!自分のしたいことも曲げてね!それで楽しいの!?それがやりたいことなの?みんながそんな状況なのに私1人だけ好きなことするなんて良いことなの!?良いわけないじゃん!!」

 

 

 

さーやは次第に涙を流し始めていた。よっぽど辛かったんだね...辛かったよね......。私は黙って聞いた。

 

 

 

沙綾「香澄達も、私に構ってる暇があるなら練習しなよ!もう時間がないんでしょ?香澄達なんてまだまだだよ!これからもっともっと練習しないと!私になんか構わないで!私はもう......バンドは......ドラムは......出来ないんだから...」

 

 

 

言いたいことはこれで終わりと言わんばかりに、さーやは俯いた。ボロボロと涙を零しながら...肩を震わせながらだ。さーやの気持ちはよくわかった。でも......これだけは言いたい!私はさーやの手をそっと握った。

 

 

 

香澄「出来るよ!」

 

 

 

沙綾「出来ない!!」

 

 

 

香澄「出来る!!何でもかんでも自分1人で決めるのずるい!!ずるいよさーや!!私たち友達でしょ!?一緒に......考えさせてよ......」

 

 

 

ついに私も堪え切れずに涙を流した。さーやもどう返して良いのかわからないみたいでただただ泣いていた。少し剣呑な空気が流れる中、ガチャっと誰かが部屋に入ってきた。音に気づいた私とさーやがドアの方を見てみると、そこにいたのはーーー

 

 

 

美久「よ!話は終わった?」

 

 

 

いつもの雰囲気を醸し出してるみっくだった。




はい、今回は終了です。このシーンは何度聞いても胸が締め付けられますね。次回は美久も参戦です。


次回、【本心はいかに?】


お楽しみに!

池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?

  • 組んで欲しい!
  • 組まないで!
  • どちらでもない!
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