BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜 作:レイ1020
沙綾の家についた美久は、沙綾の部屋に押しかけ、沙綾と2人きりで話し合った。美久は今自分が抱いている沙綾の印象を中心に伝えたいことを伝えた。全てを話し終わった後、最後に沙綾に『何かあったら友達を頼れ!』そう言って家を後にするのだった。
私達がさやちんの家に押し掛けてから1週間後、ついに文化祭が始まった。学校の外観もすっかり変わっていて、いかにも文化祭っという感じに華やかな感じになってた。香澄達も、この日に向けてこの1週間、必死に準備したりライブに向けて演奏の練習を頑張ってた。
私はというと、実は午前中は事務所から仕事を貰っちゃってて、午前中は文化祭に参加することができないんだよね。ライブは午後からだから問題なく参加できるんだけど、やっぱり本音を言えば最初から楽しみたかったな〜。それに私もみんなと文化祭回ったりライブしたりしたいわけだし、これは早くに終わらせて向かわないとね!もちろんこのことは先生にもクラスのみんなにも話してある。無論香澄達にもね。
さやちんに関しては、あの時以来、まともに話せてない。どこか避けられてる感じがするんだけど、ま、しょうがないよね。今は自分だけで考えたい時なのかも知れないし、そっとしておこうと、私もそこまで触れなかった。さやちん、新曲の練習してくれてると良いんだけどな〜。
美久「っと、あまりのんびりしてると間に合わなくなっちゃうよね。とりあえず急がないと!」
今私は、仕事を終えて学園祭に向かってる途中だ。そのまま花女に向かおうとしたんだけど、その前にやまぶきベーカリーに寄った。何で寄ったかっていうと、さっき香澄から連絡があって、販売してたパンが売り切れたって聞いたから。パンを食べれないのは寂しいと思って少し時間があったから寄る事にしたんだ。
さやママ「いらっしゃいま...あら、美久ちゃん。学園祭はどうしたの?」
美久「仕事があったから先にそっちを済ませてきたの。学園祭にはこれから向かうよ。それよりさ?販売してたパンが売り切れちゃったみたいだから、こっちで少し買わせてもらうね〜」
さやママ「わかったわ。少し待っててね」
さやママはそう言うと、一旦中に戻っていった。紙袋がきれてたみたいで取りに行ったみたいだ。少し待ってみたが、一向にさやママは戻って来なかった。紙袋なんていつも補充してるだろうから探してるってことはないはずだけど...。
美久「どうしたんだろ?ちょっと中に...」
純「美久お姉ちゃん!!大変!お母さんが...お母さんが!!」
違和感を覚え、中に入ろうとした時、突然純が私に抱きついてきた。......なんか深刻な状況らしい。
美久「ど、どうしたの純?何があったの?」
純「お母さんが...お母さんが倒れちゃったーー!!」
美久「っ!!」
そう言われ、慌てて中に入ってみると、そこには床に倒れ伏していたさやママの姿があった。私はその時、とっさに119番通報をした。この時は本能で動いたんだと思うけどよくは覚えていなかった。ここの住所と状況を説明し、直ちに救急車ををよこすよう言った。救急車が来るまでの間、さやママを居間に運び、横に寝かせた。
紗南「お母さん...大丈夫なの?」
美久「多分過労による貧血かも知れない。顔が真っ青だし、最近少し無理してたって聞いてたし。医者に行って問題がなければ大丈夫だよ...」
そう言って純と紗南を優しく抱きしめた。2人は抱きしめられると、すぐに大きな声を上げて泣き始めた。2人は不安でしかたなかったんだろう。お母さんがまたいつか倒れてしまうんじゃないかという。もし私がこの場にいなかったら大変な事になってただろう。今回ばかりは寄り道した自分に感謝しないとね。
10分後、ようやく救急車が来た。私は状態を説明して一刻も早く病院に連れていって欲しいと伝えた。すぐさま担架が運び込まれ、さやママを担架に乗せて救急車の中に運び込んだ。とりあえずはこれで安心だ。
救急要員「申し訳ないのですが、できれば付き添いとして一緒に同乗していただけるとありがたいのですが?」
美久「......わかりました」
そう言って私は純と紗南を連れて、救急車に乗り込んだ。それから、私達は病院に向かって移動を始めた。私はこの時悟ったんだ。
美久「(ライブには間に合わない......。そう伝えないと......)」
そう思い、移動中私は香澄に電話をかけた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ーーView Change 香澄ーー
香澄「ありがとうございましたー!」
午後になっても私たちのクラスの売り上げはすっごく伸びていた。さーやの家のパンなんて午前中に無くなっちゃうくらいだしね!
香澄「ふ〜〜、それにしても、みっくまだかな?午後になったら来るって言ってたのに〜」
そう思って少し教室の外に出てみたけど、やっぱりみっくは居なかった。でも代わりにいたのがーーー
沙綾「香澄?どうしたの?誰か探してる?」
香澄「あ、さーや。みっく来てないかな〜って思っちゃって...」
廊下にいたのはさーやだった。あれ以来さーやはバンドについては触れてこなくなった。でも不思議と嫌な気はしなかった。さーやはきっとわかってくれる!そう信じてたからかも知れない。だから、できれば今日のライブで私たちの気持ちを伝えられたらって思うんだよね!だから、みっくには早くきてもらいたいんだけど...。
沙綾「確かに遅いね?何かあったのかな?」
香澄「う〜ん......ん?ちょっとごめん。電話」
考え込んでると、電話が鳴った。画面を見ると相手はみっくからだった。私は急いで電話に出たんだけど、みっくから言われた一言に戸惑いを覚えた。
香澄「いけなくなったってどう言う事?何かあったの?説明して?」
私が聞いたのは、『ライブには間に合いそうにない』それだけだった。それでもみっくの声はどこか悲しげだった。とりあえず理由を聞いたんだけど、それを聞いてさらに胸が......いや、正確には
沙綾「どうかしたの?」
香澄「電話みっくからだったんだけど、もしかしたらライブに間に合わないかもって...」
沙綾「え!?何で!?」
香澄「さーや、落ち着いて聞いてね......?さーやのお母さんが倒れたって...」
沙綾「!!!え......?」
さーやが大きく目を見開いて驚いた。信じられないって感じの顔でね。
香澄「みっくがやまぶきベーカリーに寄った時に倒れたんだって...。お母さんは無事に病院に運ばれたけどまだ目を覚さないみたいだよ...。今みっくはお母さんに付き添って病院にいるの......。だから間に合わないかもって...」
沙綾「香澄ごめん!!私行かないと!みんなにはうまく話しておいて!」
そう言ったさーやは私が何か言う前にその場を後にした。
はい、今回は終了です。最近シリアス回が続いていて、心苦しいですね。早く脱したいです。
次回、【美久の思惑】
お楽しみに!
池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?
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組んで欲しい!
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組まないで!
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どちらでもない!