BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜 作:レイ1020
暇な休日を満喫していた美久達は、SPASEのライブチケットをもらったため、SPASEに向かった。偶然SPASEに来ていた香澄と有咲とも合流し、ライブを満喫していたのだが、香澄の元に届いた【GlitterGreen】の問題が発覚するや否や、香澄はある場所に向かって走っていってしまうのだった。
香澄と有咲を追いかけて向かった先は、ステージの舞台袖だった。そこには音声さんや照明さん、そして白髪の少し年配の女の人がいた。見ると、香澄がなにやらその人に言っていた。
香澄「もうすぐ来るって言ってくれてるんです!だからもう少し待って下さいオーナー!」
オーナー?「ダメだね。どんな理由があろうと、時間通りに来ないようなバンドはステージには立たさない。今やってるバンドで最後だ。もし、この演奏が終わるまでに来なかったなら今日はこれで終いにするよ」
香澄「そ...そんな〜...」
肩を落としながら落胆した香澄。そっか、あの人オーナーだったんだね。
有咲「まだなのかよ...?もう曲終盤に入ってるぞ?このままだと...」
間に合わない。この場にいる人は全員そう思ったかもしれない。準備等も含めて今の段階でこの場にいないとまず間に合わない。というか、仮にいたとしてもこんなバタバタした状況でまともに演奏できるとは到底思えなかった。正直詰みの状態だった。
そして...無情にも......。
美久「終わっちゃったか......。残念だけど...ここまでだね」
曲が終わり、挨拶を終えて演奏をしていたバンドが戻ってきてしまっていた。もうこれ以上は無理だ。諦めるしかない。誰もがそう思っていた。でもそんな中、
香澄「私、戸山香澄です!グリグリの繋ぎとして一曲歌わせてもらいます!」
4人「「「「はあぁぁーーー!!?」」」」
目を疑っていた。だって香澄が急にステージに飛び出していってグリグリに繋ぐとか言い出すんだもん!しかも今歌ってるの【キラキラ星】だし。も〜、香澄ったらこーゆー所はホンットーに後先考えてないんだから!
香澄「ほらほら!有咲も来てー!」
有咲「ちょ!?おま、引っ張るなって〜!!」
そう言って、有咲まで引っ張り出される始末だった。2人で【きらきら星】を歌う光景......なんというか新鮮。お客さんも何人かは手拍子してくれていた。
スタッフ「オ、オーナー...これは?早いとこ締めたい所なんですけど...」
オーナー「まぁ......もう少しだけ待ってやりな...」
どうやら香澄達のおかげでもう少しは時間に猶予をくれるみたいだった。でもさすがに限度というものがある。いくらなんでも【きらきら星】だけで時間を稼ぐには無理があった。他に何かいい手は......あ!
美久「お兄ちゃん!美樹!ちょっといい?」
蓮「......おい美久。まさかとは思うが...」
美久「うん!そのまさか!」
美樹「いや...そもそもなにやるの?カバーでもするの?」
美久「なんでもいいから!香澄達には説明するから!とりあえず時間が惜しいからは〜や〜く!」
私が出した提案に渋々だけど乗ってくれた2人。そうと決まったらーーー
美久「オーナー!楽器かしてくれませんか?
オーナー「...あんたら、楽器弾けるのかい?」
蓮「ま、そういうわけです。時間稼ぎくらいにはなりますよ?」
美樹「目立つことはあんまりやりたくないけどね...香澄さん達のためですし?やりますよ」
オーナー「そこに置いてあるのを使いな。チューニングはしてあるから問題はないよ」
3人「「「ありがとうございまーす!!」」」
そうして私はギター、お兄ちゃんはベース、美樹はマイクを持ってステージにでた。もうここまで来たらなにをしようとしてるのかわかるよね!
美久「はいはーいちゅーもーく!!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
香澄「みっく!?それに蓮さんとみっきーも!」
有咲「3人とも...なんで...?」
楽器を持った私たちがステージに出てきたのには2人も心底驚いたみたいだね!私もまさかこんなことすると思ってなかったけどね〜。
美久「香澄達ばっかりにいいとこは取らせないよ〜!せっかく繋ぎなんだから私たちもやらせてよ〜!」
蓮「ったく、お前ら突っ走りすぎだろ?少しは自重しろや...」
美樹「ほんとです。ま、でも時間稼ぎにはなってましたし、結果オーライですね!」
そう言いながら、私たちは持ち場についた。お客さんも新たに出てきた私たちに興味を持ち始めてるみたいだった。
蓮「で?なにやるんだ?」
美樹「やっぱり盛り上げるなら【GO!!】じゃない?」
美久「オッケー!それでいこっか!香澄達それ歌える?」
香澄「私は歌えるよ!」
有咲「少しなら...」
美久「じゃあ決まり!私が掛け声出すからそれに続いてね!」
私たちがやる曲は【GO!!】に決まった。この曲は私たちが結構好きな曲だから何回も演奏してる。正直目を瞑ってても弾ける。ま、今回は盛り上げるからいつもよりも激しく弾かせてもらいますか!
そう決め、軽くギターを持ち直した。みんなも準備完了したみたいだった。
美久「じゃ!繋ぎとして1曲やりまーす!【GO!!】!ワン、ツー、スリー、フォー!」
そこからは時間を忘れ、ただひたすらにこの場にいるみんなと私たちが楽しくなるように弾いた。人に合わせるのはあんまり好きじゃないけど、たまにはこーゆーのもいいよね。それにお兄ちゃんと美樹なら私のことをよく知ってる。私がどんな感じで弾くのか、どこでアレンジを入れるのか、それを全て理解してくれて演奏してくれてる。だから私はお兄ちゃんと美樹となら安心して演奏できるんだよね。見ると香澄と有咲も最初は少し戸惑ってたけど、今では美樹と一緒になって気持ちよさそうに歌ってくれている。美樹もなんか楽しそうだし。お兄ちゃんも私に負けじとばかりにアレンジを加えていた。いるのかそこ?ってとこもあったけど勢いで押し切っていた。
私?私はいつも通り、楽しく弾いてるだけ。自分の好きなようにアレンジしたりたまにサポート入ったりして楽しんでる。それにお客さんも随分と楽しそうにジャンプしたり掛け声出したりしてくれてるんだもん!こっちだって楽しくなっちゃうよ!
2分弱の演奏を終え、少し息をついていると、会場内から次第にこんな歓声が出始めた。
観客「「「「「アンコール!アンコール!アンコール!」」」」」
大きな大きなアンコールコールだった。やばい......グリグリの前にこんなに盛り上げちゃってよかったのかな?
香澄「す...すごい!」
有咲「なんだよこれ...?」
蓮「おい......どうすんだこれ?」
美樹「観客を横取りしちゃった気分だね...」
美久「う〜ん?」
どうしようか?とりあえず、こう言ってもらえてるわけだしもう一曲......。と言おうとしたんだけど、不意に誰かに肩を叩かれた。誰だ?と思って振り返ってみるとーーー
ゆり「こらこ〜ら!私たちのお客さんを勝手に取られたら困っちゃうよ!もう大丈夫だから、後は私たちに任せておきなさい!」
香澄「ゆり先輩!」
この人が...。確かにりみに似てるな〜。ってそんなこと考えてる暇ないか。
美久「ちゃんと繋げておきましたからね!後はお願いします!」
そう言ってゆり先輩とハイタッチをした。そのまま私たちはステージをゆっくりと後にした。そして残りのグリグリのメンバーも入れ替わると同時に入ってきた。
ゆり「遅れてごめんねー!この失態は演奏で返すからー!みんな〜!今日も盛り上がっていこー!」
そうしてグリグリの演奏が始まった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
演奏終了後、私たちはグリグリの人たちとスタッフさんにしっかりとお灸を据えてもらった。ま、あんな身勝手なことすればそりゃそうなるよね......。あはは、反省反省っと。
香澄「えへへ、怒られちゃったけど、私はすっごく楽しかったよ!」
美久「そう?ならよかった!私も楽しかったし!」
SPASEの入り口で今日やった演奏をみんなで振り返っていた時、何故か声をかけてきた人がいた。それはーーー
美久「オーナー?」
SPASEのオーナーだった。なぜかこっちをじっと観察してるように見えるけど?
オーナー「今日のライブ。お前達......やりきったかい?」
美久「やりきった?はいもちろん!私たちの演奏全てを出して楽しく演奏できました!」
蓮「だな」
美樹「うん」
香澄「私もー!」
有咲「わ...私もです」
私たちの返答を聞くとオーナーは満足した顔で言った。
オーナー「いい演奏だった。またいつでも来な」
5人「「「「「ありがとうございましたーー」」」」」
そうお礼を言って、出ようとしたけど、何故かまた呼び止められた。しかも今度は私とお兄ちゃんと美樹のことを呼び止めた。なんだろうとまたオーナーの方を見ると、その口から耳を疑う発言が飛び出した。
オーナー「あんたら......”鋼の3兄妹”だろ?」
オーナーから出たのは今まで私たちが言われてた
はい、今回は終了です。今回はSPASEでの問題を解決しました。次はまだ決まってません。
次回【池田兄妹の過去】
お楽しみに!
池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?
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組んで欲しい!
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組まないで!
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どちらでもない!