BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜 作:レイ1020
蓮と美樹に自分が所属している事務所に入って欲しいとお願いした美久。だが、2人は今までの経験もあって素直に首を縦には振らなかった。それに加えて自分の所属している事務所や中ものことを愚弄された美久は2人に激怒し、その場から逃げ出してしまう......。
美久「はぁ〜〜〜......何やってるんだろ私......」
家から飛び出した後、私は少なからず後悔していた。いくら感情的になってしまったとは言え、あそこで飛び出したのはいただけなかった。別にあの時飛び出さなくてもよかったんではないか?感情的にならなくてよかったんじゃないか?そんな考えが頭の中をめぐっていた。
美久「やっちゃったものはしょうがないし...少しぶらぶらしよう......ってあれ?」
とりあえずどこかに行こう。そう決め歩いていたら、反対側の歩道に見知った人を発見した。私は声をかけようとその人のもとに向かった。
美久「こんにちは...氷川先輩」
紗夜「っ?......池田さん?」
いたのは氷川先輩だった。でも何だろう?なんか氷川先輩の顔が妙に引き攣ってるっていうか......強張ってる気がする。ギターを背負ってるとこから見てRoseliaの練習の帰りらしいけど......。
美久「どうしたんですか?なんか妙に顔が強張ってますけど?」
紗夜「いえ......別に。......というか、池田さんの方こそ何かあったんですか?お言葉を返すようですが、顔が強張ってますよ?」
美久「え......?」
私......そんな顔してたの?無自覚でそんな顔にしちゃってたのかな?でも......ここは素直に話しておいた方がいいのかな?でもとりあえず、聞きたいことがあったから聞いてみることにした。
美久「それよりも、もう練習は終わったんですか?Roseliaにしては随分と短い練習時間ですね?何か予定でもありました?」
紗夜「......私は、もうあのバンドでギターを弾きたくないんです」
美久「はい!?」
私は言ってる意味がまるでわかんなかった。なんで?急にどうして!?
美久「......Roseliaで何があったんですか?良ければ教えてください」
紗夜「......」
氷川先輩は少し嫌そうな顔をしたけど、最終的には話してくれた。
美久「ゆき姉がね......」
氷川先輩から話を聞いた私は最初、なんて言ったら良いのかわかんなかった。簡単にまとめれば、ゆき姉が個人的に別の事務所にスカウトされ、Roseliaを捨てて自分一人でFUTURE WORLD FESに出ようとしてたことがメンバーにばれ、メンバー間で亀裂が発生して現状バンド活動を続けることが難しいほどバラバラになってしまうというのが今氷川先輩に聞かされた話だ。
紗夜「湊さんは、FUTURE WORLD FESに出れればそれでよかったのよ。メンバーなんて誰でも良い。もともと私たちのことなんてFUTURE WORLD FESに出るための使い捨ての道具のようにしか思ってなかったんでしょうね」
美久「......それは違うんじゃないですか?」
確かにゆき姉のやったことはメンバーを裏切る行為で決してやってはいけないことだ。でも、私にはどうしてもそれがゆき姉の本心でやったとは思えなかった。いくら昔とは変わったとは言え、少なくともメンバーのことを蔑ろにするような人ではないことは私がよくわかってる。
紗夜「なぜそう言い切れるんですか?現に湊さんはスカウトのことを否定しなかったんですよ?それが何よりの証拠では?」
美久「あぁ......多分それは......素直になれてないからだと思いますよ?」
紗夜「素直に?」
美久「はい。正確には、自分の本当の気持ちに気付いてないって言った方が正解ですかね?」
紗夜「自分の気持ち......」
氷川先輩は何かを考えこむように黙り込んでしまった。でも、私は気にせず続けた。
美久「私、ゆき姉がRoseliaを結成した時、少なからずですがゆき姉の決意が見えたんです。このバンドで必ず頂点を掴んで見せる!みたいな。本当に一瞬だったんですけどね......。多分なんですけど、ゆき姉はまだ不安なのかもしれません......」
紗夜「不安?何を?」
美久「Roseliaのメンバー全員が自分と同じ気持ち同じ志を持ってバンドをしているかです。だからゆき姉は、あえて試したんじゃないですかね?もし志が同じならきっとこの危機も乗り越えられる。跳ね除けられる。そう信じているからこそ今回みたいなことをしたんじゃないですかね?......あくまで私の予想ですけどね」
紗夜「......」
私の言ったことに思い当たる節でもあるのか、氷川先輩は手を顎に当てて何かを考えていた。
美久「氷川先輩。先輩の気持ちはどうなんですか?」
v「私は......」
絞り出したような声で氷川先輩は答えた。
紗夜「私は、今まで妹を見返すため、妹に邪魔されないためにギター......バンドに励んできました。ですが......私は今まで一度もRoseliaというバンドに向き合わないで自分の殻に閉じこもり、自分勝手に演奏してきたんです。バンドなんてはいたって何処も同じ.......そう思っていたんですがこのバンドに入り、バンドが楽しいと思えるようになったんです。こんなバンドもう巡り合えないかもしれない......もう離れたくない。そう思ってるんです......。なので!」
何かを決意したような顔で氷川先輩は言い放った。
紗夜「私は、Roseliaでバンドを続けたいです!そしてこのバンドでFUTURE WORLD FESに出たい!」
美久「そうですか。なら、その気持ちをメンバーにぶつけてください。きっとみんなも同じ気持ちだと思いますよ?」
紗夜「ええ......ありがとうございます。池田さんに話したおかげで自分の気持ちに納得がいきました」
美久「はい。頑張ってください」
氷川先輩はそういうと、ゆっくりとその場を後にした。もう氷川先輩は大丈夫だろう。それにしても妹か?氷川先輩の妹......あれ?なんかあの顔にすごい見覚えがある気も......。
美久「とにかく良いか......。とりあえず......」
一旦そのことは置いておき、私はある人に電話した。ことの真意を聞いておきたいからね。
はい、今回は終了です。Roseliaに関与していく美久。どう言った結末になるのか?
次回【本当の気持ち】
お楽しみに!
池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?
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組んで欲しい!
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組まないで!
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どちらでもない!