BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜 作:レイ1020
家を飛び出した美久は、街中で何か不穏な空気を出した紗夜と出会した。何かあったのかと話を聞いたところ、友希那にスカウトの話が来ていて、それで友希那が自分たちを捨ててそのスカウトを受けてしまうんじゃ無いかという事実に激怒してしまったらしい。それを聞いた美久は、友希那の本心を自分なりに紗夜に伝え、自分も素直に気持ちを伝えるべきだと、アドバイスをするのだった。
私は氷川先輩と別れた後、事の深刻さを聞くために、ある人に電話をかけた。その相手はーーー
美久「もしもし?リサ姉?」
リサ『......美久?どうしたの?』
私の幼馴染のリサ姉だった。やっぱりだと思ったけど、リサ姉もいつものような元気は無かった。バンドが解散しちゃうかもって時だもんね。無理もないか......。
美久「さっき......氷川先輩に会ったよ?」
リサ『!!......まさか、聞いた?』
美久「ある程度はね。いつも冷静な氷川先輩があんなことになったなんて、相当ショックだったんだろうね?」
リサ『......それは』
何を言ったらいいのかわからないのか、リサ姉は黙り込んでしまった。
美久「でも、氷川先輩はもう大丈夫だと思うよ?私も話してみたけど、氷川先輩の意志は変わってなかったみたいだし。またすぐに戻ってくるよ」
リサ『!ほんとに......?』
美久「ほんと。それでさ?リサ姉はゆき姉のことどう思ってるの?ひどいって思ってる?」
これはどうしても聞いておきたかった。リサ姉は心の中ではゆき姉のことをどう思ってるのか聞きたかったから。
リサ『そんなこと思ってないよ。友希那だって本心で言ってるわけじゃないと思うし、Roseliaだって友希那にとってきっとーーー』
美久「うん、それはわかった。リサ姉もゆき姉のことはよく見てるんだね。......でもさ?さっきからゆき姉のことばかり言ってるけど、リサ姉はどうなの?」
リサ『?どうって......?』
美久「Roselia......続けたいの?」
リサ『!!』
私のその一言にリサ姉は驚きの声を上げた。
リサ『何言ってんの?続けたいに決まってるでしょ?だってRoseliaは友希那のーーー』
美久「はぁ〜......またそれ。私は今、リサ姉に聞いてるの。ゆき姉にじゃない。もう一度聞くよ?リサ姉はどうしたいの?」
リサ『っ......』
またしても黙ってしまうリサ姉。さすがに少し私もイライラ感が出て来ていた。
美久「リサ姉にはさ?自分の意思はないわけ?いつも友希那、友希那って......リサ姉はゆき姉の判断を仰がないと何も決断できない人なわけ?子供じゃないんだから少しは自分の気持ちを尊重しなって。ゆき姉だって同じだよ、今回のことはきっと何か考えがあって起こしたことだって思ってる。だからこそ私はゆき姉を信じてる。そこまで過保護にしなくてもゆき姉ならきっと自分で解決して見せるよ。だからさ?今リサ姉がやるべきなのはゆき姉を擁護する事じゃない。ゆき姉とともに並んで一緒に前に進んでいってくれる仲間になるって事なんじゃないの?その覚悟が無いんだったら......私が推薦しておいてなんだけど、Roseliaから抜けたほうがいいって思う。......違う?」
リサ『......』
美久「偉そうなこと言ってるけど、私が思うのはリサ姉に足りないのは気持ち。自分がRoseliaで頂点をつかもうってする気持ちが足りないって思う。そこを整理すれば、きっとリサ姉もRoseliaも、前に進めるよ!......私に言えることはここまで。後は、自分たちで解決してね。......じゃあ!」
リサ『あっ......』
リサ姉が何かいう前に、私は電話を切った。これで、何か変わってくれると......私も嬉しいな。
リサ姉と話した後、少し帰りづらいけど家に戻ることにした。少し外に出て頭を冷やしたこともあって気持ちは落ち着いている。とりあえず家に帰ったら二人に謝ろう。そう決め私は家の中に入った。
美久「ただいま......」
美樹「あっ......おかえりおねーちゃん......」
美樹が出迎えてきてくれたけどどうも顔色が悪い。やっぱりさっきのことまだ引き摺ってるみたいだね。
美久「美樹......さっきはーーー」
美樹「おねーちゃん、ちょっと来て。話したいことがあるから......」
美久「へ?」
美樹はそう言うと私の手を引き、リビングに向かった。リビングに入るとお兄ちゃんが椅子に座ってこちらを見ていた。お兄ちゃんの方もどこか表情が曇っているように見えた。
美久「お兄ちゃん?」
蓮「......とりあえず座れ。話したいことがある」
美久「......うん」
言われるがまま、私はお兄ちゃんと美樹と向かい合うようにして座った。多分話したいことっていうのはさっきのことなんだと思うけど......。
蓮「まず始めにだ。美久......さっきは悪かったな。お前の事務所のこと何も知らないのに自分の価値観だけで評価してたわ。それがお前のことを傷つけることも知らずにな......すまなかった」
美久「っ......」
美樹「あたしもごめん......。おねーちゃんが信頼してる事務所を何の根拠もないのに疑っちゃったりして......ほんとにごめんなさい......」
美久「二人とも......」
思わぬ展開だった。私の方が先に謝ろうとしたのに二人に先を越されてしまった。でも、どこかほっとしてる自分がいた。これでまだ私の事務所を罵倒でもして来ようならもう私は止まらなかったかもしれなかったからだ。
美久「私もごめんね?二人が今までどれだけその類の人たちから迷惑を受けてたことも知ってたのに自分勝手に事務所に誘っちゃって......。そのことならもういいから、それとは別の考えで対策を......」
蓮「待て美久。まずは俺たちの話を聞け」
美久「?......わかった」
そういえばまだ二人の話したいことっていうのを聞いてなかった。......何だろう?
蓮「単刀直入に言う。俺たちでもお前の事務所に入る事は出来るか?」
美久「......!!それって......?」
美樹「そう言う事。あたしたちあれから話し合って、不安だけどおねーちゃんが信頼してる事務所なら問題はないって結論になって、おねーちゃんに相談しようって事になったの!......改めて聞くけど、あたし達その事務所入れる?」
またまたまさかの展開!あれだけ拒んでた二人が事務所行きを承諾してくれたんだから!空いた口が閉じなくなるくらい驚くのも久しぶりだな......。
美久「う、うん。一応社長さんには話を通してあるよ?それでオーディションで合格すれば所属させるって話だよ」
蓮「なるほどな。美久はそのオーディションは一発で合格したんだよな?」
美久「うん。その場で合格って言われた」
蓮「なら大丈夫だ。お前に出来たことが俺たちに出来ないなんてことないからな!」
美久「なんか下に見られてるみたいでイラってくる......」
美樹「はは......。でも、ありがと。こんな私たちのために話を通してくれて......」
頭を下げお礼を言ってくる美樹。その光景を見た私はそっと美樹の頭に手を乗せ優しく撫でた。
美久「大事な家族なんだから当然でしょ?話を通してくれたのは事務所のスタッフさん達だよ?二人のことを話したらすぐに行動に移してくれたよ。......ほんと、あの人たちには感謝しかないよ」
蓮「......そっか。俺もオーディション合格したらお礼を言わないとな」
美久「お礼言いそびれないようにしてよ〜?」
蓮「うっせ!わかってるわ!」
こうして私たちの考えは一つにまとまり、今週の休みに二人は私の事務所にオーディションを受けに行く事になったのだった。
はい、今回は終了です。次の回で二人が事務所に赴きます。
次回【新たなる仲間】
お楽しみに!
池田兄妹にはバンドを組んでもらいたい?
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組んで欲しい!
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組まないで!
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どちらでもない!