BanG Dream!〜私が送る音楽ライフはいろいろ楽しすぎる!!〜 作:レイ1020
リサに自分の考えを伝え、家に戻った美久は蓮と美樹との関係の修復に成功する。そして、二人からは自分から提案した事務所に所属すると言う決断が聞かされ、心底美久は喜びに浸った。
翌日、事前に事務所に連絡を入れておいた私は、お兄ちゃんと美樹を連れて事務所まで来ていた。パスパレのみんなも初めてみる二人の姿に興味津々な様子で声をかけたり観察をしていた。
日菜「ねーねー!蓮くんって同い年でしょ?どこの学校に通ってるのー?」
彩「美樹ちゃんっていい香りするし、可愛い顔してるよね!絶対にいいアイドルになれるよ!」
......とまあこんな感じで二人の質問攻めが激しいわけで、お兄ちゃんも美樹もドン引きに近い感じになっちゃってるんだけどね。
千聖「二人とも?そんなに一度に聞いたら二人も戸惑うわよ?少し落ち着きましょう?」
彩、日菜「「はーい」」
美久「あはは......大丈夫二人とも?」
蓮「......オーディションやる前から既に体力がつきそうなんだが?」
美樹「あたしも......」
疲労困憊の様子の二人に私は苦笑いを浮かべるしかなかった。......なんかごめんね?
千聖「それにしても、本当にいいのかしら?ここまで来た以上、もう引き下がれないけど......二人は覚悟はできているのでしょうね?」
蓮、美樹「「覚悟?」」
千聖さんは少し強い口調でそう言った。覚悟か......確かにそれが無いとこの業界ではやっていけないよね?
千聖「ええ。この厳しい芸能界......いつどこで振り落とされ、墜ちる......そして激しい競争の世界へと足を踏み込める覚悟はある?それが無いのであれば今からでもまだ遅くは無いわ。辞退なさい......」
二人は黙って最後までその話を聞いていた。だけど、それを聞いて萎縮するかと思えば全然そんなことはなく、むしろ瞳に宿していた炎がさらに燃え上がったかのように勇ましい姿へとなっていた。
蓮「んなのあるに決まってるだろ?ここがどんなに厳しい世界ってことは美久から聞かされてるから知ってる。それがわかっていてもなおこの事務所に入ろうって決めたんだ!今更尻尾を巻いて逃げ出すなんて真似はしねーよ」
美樹「はい。あたしだって同じです。正直まだ芸能界っていうとこがどんな風なのかわかんなくて怖いって思ってるあたしもいるけど、それでもここに入ればあたしの中でも何か見つけられるかもしれないし、あたしだけの夢だって見つけられるかもしれないって思えたんです!だから......あたしはこの事務所に入るために本気でオーディションを受けようと思っています!」
そう言い切る二人の姿はまさしく覚悟を決めた人のそれだった。もはや顔に一ミリの曇りもなく、晴々とした表情へと変わっていた。
イヴ「レンさん!ミキさん!ワタシ、お二人と一緒にお仕事をしてみたいです!ですから、絶対に合格してくださいね!」
麻弥「ジブンもです!もっとお二人のこと知りたいですし、一緒に語り合いたいこともあります!応援しますから、頑張ってください!」
イヴと麻弥さんがエールを送って二人を鼓舞した。
日菜「あはは!いいじゃんいいじゃんその意気だよ!大丈夫!きっと二人なら受かるからさ!」
彩「私、二人ともっといろんなことしたい。ここでしか味わえないこと......辛いことも悲しいこともあるかもしれないけど......それでも、一緒に乗り越えられるって信じてるからさ!だから!......オーディション、頑張ってきて!」
日菜さんと彩さんも同じようにして二人を鼓舞した。
千聖「ふふ......余計な心配だったみたいね。......貴方たちの覚悟、確かに見させてもらったわ。......行ってきなさい。私たちはずっと応援しているわ」
最後に千聖さんが二人にそう言い残し、私へと視線を向けた。......何か言えってことかな?わかった......。
美久「二人とも......今回は私のわがままに付き合ってくれてありがとね。ほんとはさ?二人を守るってだけじゃなくて、私の私的な理由で二人と一緒に同じ事務所で働けたらなって思ってたんだ......。ほんとにごめんね?だけど、ここは二人が思ってる以上に楽しくてやりがいのあるところだから、きっと二人も気にいると思う!だから......頑張ってきて!そして......一緒に互いを高めあおうよ!」
蓮「わかってるよ。ここまで妹に言わせたんだ。ここで落ちたら恥以外のなんでも無いだろ?宣言してやるよ!俺は絶対に受かる!」
美樹「もうおにーちゃんは......。ありがとおねーちゃん。大丈夫!二人して揃って合格してくるからさ!」
自信たっぷりの笑顔でそういう二人にもう私は何も言わなかった。なぜか知らないけど、もう大丈夫だと思えたからだ。その後、控室に篠田さんがやってきて、オーディションの準備が整ったとのことを受け、二人は私たちを残しオーディションの部屋へと向かっていった。
美久「(頑張って......お兄ちゃん......美樹......)」
そして1時間後、私たちのもとに届いた報告で二人が”合格”したと知り、私たちは大いに喜んだのだった。
はい、今回は終了です!次回は二人の仕事についてです。
次回【二人の仕事】
お楽しみに!
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どちらでもない!