卑の意志を継ぐ者   作:新グロモント

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やっと不死コンビ編><
ジャンプ名作だけあって、飛ばし飛ばしでも長いよ!!



飛段・角都編
38:出動


 綱手は、久しぶりに真面目に忍術の腕を磨いていた。火影の仕事もあるのに、勤勉さが素晴らしいと周りの者から賞賛され、やはり火影には綱手が相応しいとすら思わせていた。

 

 彼女の手元には、挟間ボンドルドが里に提出していた研究資料。特に、アンチエイジングに関する物を優先して確認していた。その成果を習得する為、心血を注ぐ。

 

「それにしても、ボンドルドさんは流石ですね。この研究資料だけでも、お金になりますよ。でも、本当にやるんですか綱手様」

 

「当たり前だ、シズネ。ボンドルドの奴め……肝心な所だけは、資料に載せてない。抜け目が無い奴だな。だが、一応形にはなった。後、シズネもあまり人聞きの悪い事をいうな。火影として、倫理的に許されない研究をした忍びを罰するだけだ。今まで、里の為と思い目を瞑ってきたが目に余る」

 

 挟間ボンドルドは、大名達に気に入られており強い後ろ盾がある。だが、それは、アンチエイジングなどの大名達が求める物を提供できるという一点に尽きる。仮に、それを他の者ができるならば、価値は半減する。

 

 秘密を知りすぎた者は、権力者にとって不都合だ。ここら辺で、今まで色々と精算できていなかった里の不都合な事件も纏めて、上乗せ精算するつもりだ。

 

 大名達も綱手が挟間ボンドルドの代わりを出来るならば、手助けすることはない。

 

「一応お聞きしますが、綱手様。プルシュカちゃんは……」

 

「子供に罪は無い。私の養子として迎えるつもりだ。あの才能は、失うには惜しい。――それで、ボンドルドの研究施設がどこにあるか掴めたか? ダンゾウにも協力して貰っているのだから、見つかりませんでしたでは許さないがな」

 

 暗部養成機関『根』としても、後ろ暗い研究を多くやってきた。溜まりに溜まった罪をなすり付けて精算したかったので、火影の案に便乗していた。そして、研究施設にある色々な成果も略奪したいと考えてもいる。

 

 黒と黒が混ざり合って、もはや漆黒となっている。

 

「幾つか候補を絞りました。ここまで絞るのも大変でしたよ、カツユ様もいるので尾行も命がけですよ」

 

「安心しろ、ボンドルドが死んだ後に突入する手筈も整えている。カツユに説明するための台本も準備済みだ。シズネ、奴は色々と知ってはいけない事を知っている。これは、火影として涙を飲んでの決断だ」

 

「一体、ボンドルドさんは里のどんな秘密を知ったのか、教えてはくれないんですね」

 

 シズネは知らなかった。

 

 綱手が暁や大蛇丸と水面下で繋がっている事。その橋渡し役を火影からの勅命で挟間ボンドルドが担当していた事を。

 

 

◇◇◇

 

 挟間ボンドルドの秘密の施設――イドフロント。

 

 木ノ葉隠れの里の家は、ダミーであり、基本的には挟間家はこの施設で暮らしている一家だ。失礼な来客が多い家で暢気に暮らすほど愚かでは無い。挟間プルシュカもその事を良く理解している。

 

 だが、そんな暮らしでは外で友達など出来にくい。だからこそ、父親として挟間ボンドルドは、友達を用意した。砂隠れの相談役が己生転生という素晴らしい忍術を披露してくれたお陰だ。

 

「パパ、レグ(サソリ)が何処に行ったかしらない? 今日は、一緒に遊ぶ予定だったんだけど、見つからなくて」

 

「おやおや、約束を破るとはいけませんね。下の階で身体をいじくっているようです。折角、可愛く繕ってあげたのに気に入って頂けないとは残念です」

 

 挟間ボンドルド謹製の人傀儡……レグ。

 

 大蛇丸の所に卸している競争バのプロトタイプだ。だが、サソリに気を使い人間より機械寄りにカスタマイズしてあげるという優しさを出してあげていた。

 

「可愛いのにね。絶対に前の身体よりかっこいいと思うのにな~」

 

「時間が解決してくれるのを待ちましょう。レグにも第二の人生を楽しんで頂きたいものです。私は、これから新しい小隊での任務があります」

 

「ねぇ、パパ。私も付いて行ったらダメ? もう、足手まといにならないよ」

 

「そうですね、そろそろ頃合いでしょうか。バレないように付いてくるのでしたら構いませんよ。必要ないかも知れませんが、一人護衛を付けます。この祈手(アンブラハンズ)は信頼できる者です。外に居る間は貴方を守ります。プルシュカももうじき一人前のレディです。どうか貴方自身の目で確かめて下さい。卑の意志を」

 

『大丈夫です、何かあればママもプルシュカちゃんを守りますからね』

 

「メーニャママも一緒に行こうね。レグは……足遅いから、今度お外に連れてってあげよう」

 

 この日、挟間プルシュカは初めて父親の任務に同行を許された。当然、他の小隊員にばれないようにという大前提だ。普段から、暁や大蛇丸と訓練しているプルシュカが初めて里の忍者のレベルを知る機会となる。

 

………

……

 

 挟間ボンドルドは、火の国で尾獣探しをしている暁討伐部隊のアスマ班に編入される。火影曰く、既に元守護忍十二士の地陸が殺された事で火の国の威信に賭けて、人手不足にもかかわらず総勢20小隊も出動が余儀なくされた。

 

 実に怪しい出動だ。表向き同盟国である風の国からの要請や大蛇丸案件ですら一部隊しか動かさなかったのに、今回は20小隊。これだけの部隊を動かすのには、金だけでなく上役達の承認も必要だ。つまり、それだけの事が裏で動く事態。

 

 余程、知られたくない事を一緒に掃除する予定だと挟間ボンドルドは想定した。そして、概ね予定通りだと仮面の下で笑顔になる。




あること無いこと罪が上乗せ精算。

火影「貴様は知りすぎた。だまして悪いが、仕事なんでな 死んでもらおう」


PS:
怒られなければどこかで、音隠れの里……大蛇丸杯をやろうかな。
そして、サクモクロスにカリンチャンも音隠れの里で実装させなきゃ!!
毎月100億両稼げるキラーコンテンツ。
各国からお金を合法的に巻き上げる音隠れの里……金で忍界を支配するしかないわ。

サクモクロス…はたけサクモとかおったよね。
カリンチャン…大蛇丸の部下にカリンとかおったよね。
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