いつも、ありがとうございます!
5大国が度重なる大遠征により疲弊した頃合いを見計らい、周辺諸国が次代の覇権を賭けた戦いを始める。暁が勝てば、人類皆仲間。忍連合が勝てば周辺諸国は今まで以上に立場が苦しくなる。ならば、今こそ立ち上がるべきだった。
周辺諸国が足並みを揃えて、5大国の国土を奪い始める。周辺諸国は、この時の為に溜めてきた物資や資金を使い始めた。周辺諸国の忍者の中には、5大国の里を追われて犯罪者になった者達も多くおり、正社員雇用を条件に第二の人生を歩む。周辺諸国の筆頭に立つのが音隠れの里を保有する国家であり、先頭に大蛇丸がいる。圧倒的な美貌とカリスマを兼ね備えた存在で、どこぞの連合とは異なり、一致団結していた。
見方を変えれば、第四次忍界大戦中に第五次忍界大戦が勃発したようにも見える。
これには、忍連合も対応しないわけにはいかなかった。忍界大戦に勝利しても国が無くなっていては意味が無い。大名達も碌に戦果を挙げない忍連合の一部を国土防衛するようにと厳命する。だが、そんなことをやっていたら勝てる忍界大戦も勝てなくなる。
次の主戦場となる風の国には、二万の白ゼツと
残された4影と4万人で更に厳しい戦いをする必要があるのに1万人以上を引き抜こうとする大名に忍連合は、対応に悩まされていた。断るのは簡単だ。だが、そうなれば金と物資が止められるのは明白な事。それでは、暁側の思う壺となる。
「風の国で必ず仕留める!そして、その足で国に帰ればいい。それまでは、自国に残してきた忍び達で何とかさせろ」
雷影の発言は尤もだった。このような事態に備えて、忍連合に参加予定だった二割近い戦力を防衛に回している。暁との忍界大戦が終わるまでは何とか持ちこたえて欲しいのが彼等の要望だ。
だが、その暁との戦いが難航を極めている。一番の理由は物資不足にある。風の国では、数万の忍者を支えるだけの物資は出せない。国土の大半が、砂漠と荒野が続く荒れ地であり、現実的に不可能。
近隣の火の国では、相談役が暗殺された事により内輪揉めが発生し、物資供給に遅れが生じている。
近隣の岩の国では、土影ガード事件以来、風の国と岩の国の関係が過去最悪となっており忍連合内でも目を離せば殺し合いになりそうな雰囲気があった。忍界大戦が終われば秒で宣戦布告する準備までしているとの噂まであるほどだ。だから、物資を風の国まで届ける要請をしても、一向に届かない。
水の国は遠く、雷の国が必死で頑張っているが、水の国同様に遠いし限界もあった。つまり、忍連合としては風の国で暁を完膚なきまでに叩かなければ、自然消滅の危機を迎えている。
「人柱力を守る戦いなどとは言ってられん。あの二人は確実な戦力であり、敵を引きずり出す要でもある。もはや、動員せざるを得まい。それに、ナルトは強い。決して、足を引っ張ることはないだろう」
「その意見には、私も同意する。認めたくないが、このままでは暁に勝つことはできないだろう。それに、ボンドルドの奴に時間を与えると何をしでかすか分からん」
風影と火影の意見に集まった者達が皆同意した。
相手が逃げない状況を作り上げるしかない。暁の目的が尾獣であるならば、八尾と九尾を敢えて前線にもってくる事で暁側の主力を留められると忍連合側は想定した。そうなって貰わねば困るのも現状だ。
暁側が本当に持久戦を行い忍連合が戦線維持が出来ず、自然消滅するまで待たれては忍連合側に勝利はない。忍連合が解散後に、個々に狙われるのが一番辛いからだ。暁側にいるうちはマダラ、挟間ボンドルド、挟間プルシュカと大量の白ゼツを一国で止められる自信が雷影も火影もなかった。
「いいだろう。八尾と九尾、水影も全て次の戦いで動員する。大名の護衛は、残った者達にやらせる。暁側にもその情報が伝わるように報道機関に連絡するぞ。それと、討ち取った干柿鬼鮫を水の国で埋葬する映像を流せ。あちらがイメージ戦略にでるなら、コチラもやらねばなるまい」
雷影の意見に全員が頷く。次で本当に最後にすべく忍連合が纏まった。
………
……
…
風の国に建築されつつある暁の拠点。
水源を押さえたため、風の国に国防として残されていた忍者達が取り戻そうと必死に向かってきたが、トビ、挟間ボンドルド、挟間プルシュカの三人を前に全員が捕獲されカートリッジへと変換される。
今回、暁の拠点には忍連合から抜けてきた者達30数名も合流をはたしており、なかなか賑わっている。数万人の連合から、たった30数名しか暁に寝返らなかった。だが、数の問題ではない。そのような事態が発生したという事実が大事。
これから忍連合は、いつ仲間に寝首を掻かれるか注視しなければならない。
今後に向けて、挟間ボンドルドは娘と一緒にトビと会議をしている。そんな中、テレビ放送で忍連合から暁宛と思われるメッセージが流れる。忍連合が暁の干柿鬼鮫を倒し、敬意を払って故郷の水の国へ埋葬すると。
干柿鬼鮫の実力を知る挟間プルシュカは、素直に驚いた。誰よりも、尾獣捕獲が上手く、実力も突出していた優しいおじさんが亡くなってしまったと。
「トビさん。干柿鬼鮫さんの合流が叶わなそうです。それにしても、戦線に人柱力をですか……忍連合は八尾と九尾を隠すのを止めたようですね」
「そのようだな。戦場に八尾と九尾が出てくるなら好都合だ。今度は俺も前線で闘う」
トビは、自信満々に言うが忍連合が彼専用に対策として特別な結界忍術を用意している。神威が使えないトビなど、飛べない豚みたいなものだ。すり抜ける事が前提の戦いが染みついており、今から戦い方を変えるのは難しい。
「じゃあ、私とパパで結界忍術部隊を襲えば良いのね!」
「いいや、それには及ばない。砂嵐で足止めを食らっている忍連合には、この拠点に残された白ゼツ以外の全てを投入する。数にして一万程度だが、混乱に乗じて結界班と物資を潰す程度ならやりとげるだろう。今は、お前達も休んで次の戦いの準備をしておけ」
結界忍術などは、医療忍術同様に才能が求められる分野になる。簡単に換えがきかない。今回のような時空間忍術を封じる特化型ともなれば習得にも時間が掛かる。
更に、今回は暁に寝返った者達から結界班の情報も手に入っているので、狙い撃ちで一万の白ゼツが地中からのダイレクトアタックを決める。
「分かりました、お言葉に甘えさせて頂きます。それで、次の戦い……恐らくは最終決戦でしょう。我々は、八尾と九尾のどちらが担当でしょうか?」
「むしろ、聞いておきたい。どちらなら、確実にやれる?」
トビの言葉に挟間ボンドルドは考えた。
八尾と九尾、どちらも強力な存在だ。それに加えて、忍連合には雷影、火影、水影、風影に加えて、数万の兵力もある。それらを同時に相手にしながら、人柱力を確実に
彼等が持つ『祝福』は、強大だ。手が届く位置にいるが、どちらがより確実かと言えば……挟間ボンドルドの答えは決まっている。
「念のためですが、確実に
「あぁ、その通りだ。残った方を俺がやる」
「でしたら、うずまきナルト君の方を担当しましょう。」
その言葉を聞いたトビは、分かったと言い計画を練り始める。そして、各々が最終決戦に向けた準備を始める。
◇◇◇
音隠れの里。新事業の主軸となっているバ体達の心身を守る為には、有能な医療忍者が必要となる。だが、色々とデリケートな問題を抱えている彼女達を任せられる医師は少ない。
薬師カブトというその資格にたり得る男もいたが……男であるが為、却下される。よって、そこのポジションに就いたのが元木ノ葉隠れの里の忍者で、ピンクの髪をした凄腕の医療忍者……春野サクラであった。
数年は働かずして暮らせる金はあったが、せめて兄弟子が関わっていた事業の手助けをと思ってこの職に就いた。事実、何度か出会うこともあり会話も出来ている。医療忍術などの指導も受けており、メキメキと頭角を現している。
「
「わかった」
一人目の診察を終えて、バ体を送り出す。彼女は、色々な特徴が春野サクラと似ており、二人並んでいたら姉妹に見えなくもない。
「次の
そして、次の患者が入ってくる。
………
……
…
春野サクラは、何人も診察して思った。なんか、どこかで会ったことがあるような親近感がある患者が多いなと。特に、
そして、彼女の親友である
そんな理解に苦しむ職場ではあったが、充実した日々を送る。やり甲斐のある仕事と産まれてくる子供と愛する家に帰ってこない夫。
そして、恩人である挟間ボンドルドのため、精一杯働いている。
そろそろ、最終決戦に突入!
サスケェ君が最終決戦で出てくる事が無い可能性がある!
だが、サスケェ君だから仕方ないか。
PS:
オビトも早く音隠れの里に呼んであげたいよね。
トレーナーは、彼女しかいませんよね。
会いたいなら会わせてあげます。