栞の花の名は   作:天武@テム

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1年と何日か飽きましたね……すみませんでした……


四限目 「青春ってこんな感じ」

 

 

始業式の次の日、校内に朝礼が始まるチャイムが響く、それと同時にジンは教室に駆け込んできた。

 

「ぎ、ギリギリセーフ…!」

そういいながら汗をかき、息を切らしながら自分の席に向かう。

 

「お前…また寝坊したのか?」

 

「アハハ……最近新しいゲーム買っちゃってさ、楽しくて夢中になってたら…夜ふかししちゃってさ…」

 

「それで寝坊しちゃったと……」

 

隣の席のマシロは、半分呆れた様な表情で見ながら暑そうに襟首をパタパタと仰ぐジンを見つめると、ジンは苦笑しながら言った。

 

 

 

 

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時は経ち、4時間目終了のチャイムが響く。

生徒達は昼食を食べるをする為に集まったりしている。そんな中、ジンはお昼ご飯を食べようとしていところ、女子達に囲まれている様子だった。

 

「ねぇジン君、一緒にお昼食べない?」

 

「武先輩の弟君でしょ?私武先輩のこと知ってるよ!」

 

「ご、ごめんね…!友達と一緒に食べる約束したから!」

 

女子達は小動物を見るような目でジン達を見つめている。それに対し、ジンはバツが悪そうに顔を逸らし席を立って逃げ出した。

パタパタと弁当を持って走り出して、階段を駆け上がって行った。屋上まで上がっていくと流石に息切れして屋上のドアの前で座り込んだ。

 

「はぁー、卒業するまで続くのかな……?」

 

ため息を着きながら日向を待つことにした。ジンと日向は、1年の頃から屋上で昼休みを過していた。そろそろ来るかな……そう思って立ち上がると、下を見下ろした。すると、鍵を持った日向と後ろをついて行くグレイとマシロが見えた。

 

「あれ?2人ともどうしたの?」

 

「クラスの奴らに囲まれてウザったくてさ……マシロが暴走しないために連れて出たら、ちょうど日向が屋上開けるっていうから着いてきたんだ」

 

「暴走しないためにって……そんな大袈裟なことしないでしょマシロ君は-」

 

「いいや、するね」

 

「ええ……」

 

誇らしげな顔でマシロは言った。それを見てグレイは呆れた顔で、ジンと日向は困惑していた。

 

 

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屋上は広く、春風の暖かい風がそよいでいて砂埃が少し舞っている。しかし、春の季節で暖かく誰もいない為か過ごしやすそうな雰囲気だ。

 

「1年の頃は2人で食べてたんだよな?」

 

「そうだよ?カイ君が1人で食べてるところに偶然僕が来てから、いつしか2人で食べるようになったっけ」

 

懐かしなぁ…とジンはしみじみ思った。

4人はドアの前の段差に座るとそれぞれの昼食を取り出した。

 

「日向って…弁当なんだな」

 

「まぁな、コンビニで買うよりも、そっちの方が安く済むしな」

 

「そりゃそうだけどさ……俺、料理苦手なんだよなぁ……」

 

「俺はグレイちゃんがどんな料理を作ろうと喜んで食べるよ」

 

「うるさい黙ってろ」

 

辛辣だ……と日向は思いながらマシロを見ると満更でもなさそうな、いやむしろ喜んでいる様子だ。

 

「早起きして作ってるんだよね。カイ君凄いなぁ、僕なんか早くなんて起きられないよ」

 

「お前はまず夜更かしするのをやめとけよ……」

 

「直さなきゃいけないのはやまやまだけどさ、やめ時がわかんなくてさ」

 

ジンはこんな時間が青春っていうのかな…そんな事をふと思いながら3人と談笑をしていった。




次回は年内には終わる筈です、多分
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