レイオニクスと9人の少女 【大怪獣バトル・サンシャインギャラクシー】 作:ふらんどる
私生活が忙しくて更新が止まってましたが落ち着いたので再開します。近いうちに次話をあげるのでお楽しみに。
話を忘れちゃったかたは是非見返してみてください。
それではどうぞ!
突如としてメルバに対峙するようにブラックキングはまず一番に体当たりをかまし、メルバを押し倒した。
そしてそのままのしかかり、次々にその大きな腕でチョップやパンチを繰り出す。
「そんな、どうして・・・」
メルバも負けじと体勢を立て直し、高速で飛び上がって繰り出す体当たりや目から出すレーザー光線で応戦する。
二大怪獣の激しいぶつかり合いに周囲は瞬く間にがれきの山となる。
僕はただ茫然とその場に立ちすくみその様子を見上げることしかできなかった。
しばらく両者の激しい格闘が続いた後、ブラックキングは口からマグマのような熱線を発射したが、メルバはそれをひらりとかわし、そのまま空の彼方へ飛び去って行った。
「助かった・・・」
ブラックキングは大きな咆哮をあげると、そのまま光に包まれ、ある一方に吸い込まれるように消えていったいった。
「まさか!」
その光景を見て僕は一瞬何のことかわからなかったが、僕はある可能性を胸にその光の方向へ急いだ。
「見つけた!」
光をたどった僕が路地裏で見つけたのはグレーの髪で右側にニシヨンを結んだ女の子。
そしてその手にはバトルナイザーが握られていた。
「ぬぅ!」
「待って、話を聞かせて!」
僕が彼女を見つけるとその娘は一目散に逃げだした。僕はあわてて逃げる彼女を必死で追いかける。
「あうっ!?」
「だ、大丈夫!?」
しばらく追いかけた後彼女は道の段差に躓き派手に転んだ。
「痛ったい・・・はっ、知らない知らない!私は何も知らないわ!」
「とにかく落ち着いて・・・あっ君!入学式のとき」
路地裏でしばらく介抱した後何とかその女の子を落ち着かせることに成功した。確かその娘は入学式の日に僕の上に落ちてきた女の子だ。
「あっ!?あの時の・・・」
「き、君それでさっきの怪獣あやってたよね?」
「なによ!あなたには関係ないわ!」
「だれにも言ったりしないから!いいから僕の話を聞いて!」
僕はそう言ってポケットからバトルナイザーを取り出して彼女に見せる。
「あ、あなた、どうしてそれを・・・」
「それを聞きたいのは僕の方さ。」
「たまたまそういうお店で見つけただけよ・・・。それよりあんたこそ何者よ!まさか、あの怪獣を操ってたんじゃないでしょうね!」
かわいい見た目に反して強気に反論されるので思わずたじろいてしまう。
「ち、違うよ、僕のは今戦えないんだ。それに僕は浅間俊、君は?」
「クックック、よくぞ聞いてくれたわね」
すると彼女はなぜか急に声が低くなり笑い出す。
「わが名はヨハネ、堕天使のヨハネよ!」
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「曜、ランキングはどうだ?」
「うーん・・・あんまり・・・」
部室にてパソコンを目の前にした曜は腕を組んだ。
画面に映し出されているのはラブライブにエントリーしたスクールアイドルのランキング。新部員であるルビィちゃんと花丸ちゃんのおかげで最初の時よりは上がってたもののまだまだ上位には程遠い数値である。
「でもでも、ルビィちゃんと花丸ちゃんはすっごく人気だよ!ほら、コメントもいっぱい!」
「なんで千歌がそんなに自慢げにするんだ」
確かに千歌の言う通りコメントにも『ルビィちゃんも花丸ちゃんもかわいい!』とか『早く二人が歌う曲が楽しみです!』のような好意的なコメントが多く来ている。
「確かにただ部員が入ったってだけだとランキングの順位が上がるのにも限界があるわね」
「何かいい知恵ないものか」
「おおっ・・・おおー!!」
そんな僕たちとは反対に花丸ちゃんはどういうわけかパソコンをまじまじと見つめている。
「ん?花丸ちゃんそんなに順位が気になる?」
「こ、これが・・・知識の海につながるインターネット・・・!!」
「ええっ、そっち!?」
興味の対象がまさかパソコン自体だとは驚いた。
「花丸ちゃんの家、古いお寺だから電化製品とかあんまりないらしくって・・・」
ルビィちゃん曰く、こういうことは珍しい事ではないらしい。ここまで疎い人がいるものかと驚いた半面、そこも花丸ちゃんの個性の一つと言っていいかもしれない。
「触っていいですか!」
「うん、いいよ!」
千歌が快諾すると花丸ちゃんは嬉しそうにパソコンに手を伸ばした。
「わぁ~・・・」
かわいいもんだなぁ、とほほえましく皆で花丸ちゃんを見守っていると
「ずらっ!」
そして、花丸ちゃんは勢いよくボタンを押した。
「「あっ!!」」
しかし押した場所がまずかった。電源ボタンである。
当然押した瞬間にパソコンの画面は真っ暗になった。
「は、花丸ちゃん今押したのって・・・」
「一つだけピカピカしてるボタンがあるから・・・」
すると隣にいた曜と梨子は瞬時にパソコンの前に移動した。
「大丈夫かしら・・・」
「衣装のデータ保存したかなぁ・・・」
「えっ、マル何か悪いことしました・・・」
花丸ちゃんは今にも泣きそうである。
「大丈夫、大丈夫・・・」
その後さっそく練習のために練習義に着替えて屋上へ移動した。
ちなみに曜曰く結局データーは大丈夫であったそうだ。よかったよかった。
「おお~、こんなにたくさん弘法大師空海の情報が~」
花丸ちゃんは目をキラキラさえてパソコンの画面を見つめる。それにしても変わったものを調べるんだなあ花丸ちゃんは。
「ほら、練習するわよ」
「「「はーい」」」
「あっ、花丸ちゃんそういえば、善子ちゃんと会ったよ。仲いいんだっけ」
「えっ!俊さん善子ちゃんに会ったんですか!?」
僕が話したことを聞いた花丸ちゃんは大いに驚いた。
僕があった女の子、堕天使ヨハネ、もとい津島善子ちゃんは何と浦の星女学院の新一年生であった。そして、現在絶賛不登校中らしい。
残念ながらなぜ彼女がバトルナイザーを持っていたのかとか詳しい話は教えてもらえなかった。
「うん、とてもよさそうな娘だったけど、なにかあったの?」
「実は善子ちゃん自己紹介の時失敗しちゃって・・・」
話を聞くに善子ちゃんはいわゆる『中二病』らしい。その設定をどうやら自己紹介の時に披露してしまったらしくその件で不登校になってしまったそうだ。ちなみに花丸ちゃんは善子ちゃんとは幼稚園の頃の友達らしい。
「なるほどねぇ・・・」
「今日もノートを届けに行くので、俊さんも一緒にどうですか?」
「じゃあ僕もご一緒・・・ってあれ?」
「ずら?・・・あっ!」
屋上に上がる階段の物陰から何かがのぞいている。そして特徴的なお団子髪が見えた。
「善子ちゃん!?」
「な、何でいるのよ!」
すると隠れていた善子ちゃんは一目散に下に降りて逃げ出した。
「先輩、ちょっと待っててほしいずら」
そういうと花丸ちゃんはそのまま善子ちゃんを追って下へと降りていった。
「花丸ちゃん・・・」
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「あら、おはようございます浅間先輩」
「お、おはよう・・・津島さん・・・」
そして翌日、なんと津島さんは学校にやってきた。花丸ちゃんが説得したのだろうか。
改めに見るにとても正統派な美人だ。こんな人物が不登校だったなんて到底信じられない。周りの生徒たちも注目している。
今のところ他の生徒から何か言われたりするようなこともない。この調子ならきっとうまくいくに違いない。
と思っていたが・・・・
「なんでこうなるのよぉ!」
放課後、善子ちゃんはなぜかスクールアイドル部の部室の机の下でうずくまって叫んだ。
「何があったんだ・・・」
「実は・・・」
花丸ちゃんとルビィちゃんの話を聞くに途中まではうまくいっていたようだが、途中で堕天使キャラが出てしまったらしい。
そして、不安そうな眼をしているルビィちゃんと花丸ちゃんの隣では、千歌は目をキラキラさせている。
「これだ・・・」
「???どうした千歌」
「コレだよ俊くん!!!堕天使系スクールアイドルだよ!!!」
部室に千歌の大きな声がこだまするのだった。
久しぶりの割には短くてすみません。
誤字や文の乱れ等があったら報告お願いします。
それではまた次回。