短いですが、よろしくです
さて、慧音先生の家に招かれ家まで彼女の後ろをついていくかたちで歩く
上海?彼女なら俺の頭の上に陣取り寝ちゃったよ
もうね…アリスにお願いして上海を貰いたいよ
癒される
「さて、ここが私の家だ」
辿り着いたのは他の民家とは違い少し大きめの家。なんでも、たまに外来人を泊めたりしたり、善良だけど行き場の無い妖怪を泊めたりするらしい
「さ、遠慮はするな。自由にしてくれていいからな」
扉に手をかけながら言ってくれる優しい言葉。ガラガラと引き戸によくある音をたて扉が開かれる
「あ?あー、慧音。勝手にお風呂を使わせて貰ってる……ぞ…」
「…………」
俺は目にしてしまった、裸の体にタオルを巻いた女性
濡れた白髪の髪をタオルのような布で拭いている
恐らく彼女は藤原妹紅。俺と目が会うと顔が真っ赤に染まっていく
「………ふむ、綺麗な肌ーーーゴフッ!?」
oh......半裸見たのは悪いけどさ、いきなり腹にヤカンを投げつけるのはなしだぜ
危うく上海ちゃんが起きるところだったでしょうが
「……す、すまない」
顔が赤くなる慧音先生。可愛いっす。
静かに扉を閉められる。
3分後に再度扉を開いた
「……」
そこには服を着て顔を真っ赤にした藤原妹紅が座布団に胡座をかいて座っている
「あー、グラン。紹介する、コイツは妹紅。私の友達で、時折こうして転がり込んで来る。ほら妹紅、今のはお前が悪いんだからちゃんと挨拶しろ」
「藤原妹紅だ、よろしくな変態野郎」
「変態とは心外だ。人間の裸体に興味などないし、興奮もしない」
「あ!?少しは反応しろよ!!」
「逆に興奮して欲しかったのかね?」
「〜!!ふんっ!!!」
顔を赤く染めながらそっぽを向く妹紅
けど、今のは本当に不可抗力なんだ。許してください
「……一応名乗らせてもらおう。我が名は「変態野郎」……」
出会いが悪かった……この一言に尽きる
でも、綺麗な肌してたな。白く胸も……慧音先生には負けるけど中々にある方だ
「おい、今変なこと考えてなかったか?」
鋭いな妹紅、あのかぐや姫と殺り合うだけはあるな
「気のせいだ。私はグランスルグ・ブラックモアだ。呼びづらければグランと呼んでくれ」
「はぁ……とりあえずグラン。この幻想郷について説明させてもらうが時間は大丈夫か?」
「問題はない」
「よし、まず幻想郷はーーー。」
【慧音先生説明中】
「ここまでが幻想郷についてとこの世界のルールだ。何か分からないことはあったか?」
「大丈夫だ、問題ない」
満足気な笑顔を浮かべる慧音に言いながら、5時間ぐらいかな、とにかくそれだけの時間説明を受けていた。
そして説明の中で気がついたが。どうやら…まだ弾幕ごっこのルールが作られていない。故にスペルカードとかもない……俺の知ってる幻想郷とは少し異なってる
「…む?、もうこんな時間か。グラン、これから夕食にしようと思うが君も一緒にどうだ?」
「あ、いや、それは嬉しいが……会って間もない私に親切過ぎないかね?一応吸血鬼だぞ、私は」
「気にしないさ。それに君の世界に興味があるから話を聞きたいし。さぁ、妹紅!横になってないでご飯を作るの手伝ってくれ」
「えー……ったく、わかったよ」
そう言って台所に向かう2人
コンコンっと扉を叩く音が。こんな時間帯にお客さんか?慧音先生達は手が離せそうにないから代わりに出るか
ガラガラと扉を開くと
「あ、ごめんなさい。慧音いるかしら?」
その少女の姿に反応し寝ていた上海が起きて彼女の胸に飛んでいく。
これは間違いなく彼女だ
「初めまして、人形遣いの少女よ。名を伺っても?」
「……アリス・マーガトロイド、貴方の言うとおり人形遣いよ。貴方は?」
「我が名はグランスルグ・ブラックモア。呼びづらければグランと呼んでくれたまえ」
「グランー?お客さんか?おや、アリスじゃないか。どうかしたのか?」
ひょこっと台所から顔だけを出してこちらに顔を向けるとアリスの存在に気が付く慧音先生
「こんばんは、慧音。上海がお邪魔してると聞いてね……でももう私の要件は済んだから、それじゃ」
それだけ言い残すと上海を抱えながらそくさくと帰ってしまった
なんか、壁のようなものを感じたな。あまり人々と仲良くしない1匹狼のような性格なのかな
「あぁ、グラン。彼女はいつもあんな感じなんだ。仲がいい人なんて魔理沙と霊夢だけさ」
「ふむ……所で慧音、焦げ臭いが大丈夫かね?」
「えっ?うわっ!?も、妹紅何してるんだー!?」
ほんとに台所で何があったんだ?凄い音がしてるし
まぁ、俺も一人暮らしの時は自炊してたけど料理とかまったく出来なかったな
……そう言えば、俺の名前ってなんだったけ?
はははっ、人間の時の自身の名前だけじゃなくて親や友達の名前すら思い出せない。
…俺の場合は転生じゃなくて憑依の類に分類される筈
恐らく憑依した身体の精神に寄っているのだろう
いつかは自分が元人間であったこととか忘れてしまうのだろうか
「グランー。ん?どしたよ」
妹紅が台所から顔を出してこちらを見ていた
どした?とはどいう意味だろう
「どしたとはどういう意味かな?」
「……お前さ、ここに来る前…いやそれよりはるか昔…元人間だったりしたか?外の世界じゃその姿だと変に思われなかったのか?」
おっとー?なぜ元人間だと分かった?鋭いとかそう言う次元を超えておりませんかね
「…そうだ、私はかつて人間だった。色々あってこの姿になったが、この姿に誇りを持っている。周りから疎まれていたとしても何とも思わんよ」
「そっか……あー、あれだ。出会い方が悪かったけどさ。私はアンタのことを信じてるし、慧音のダチって言うなら私のダチでもあるからな。困った事や辛い時は言えよ?」
これは……もしかして気を使ってくれてる?
「くっくっく……あぁ、ではその時は頼らせてもらおう」
「よし……」
そして慧音がもって来た大きな皿の中には中華風の料理が盛り付けられていた
美味そうだ
「よし、冷めないうちに食べろ!お代わりもあるからな!」
なんやて工藤!?
「「「それじゃ、いただきまーす」」」
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「ご馳走様でした」
「美味だった」
「うむ、お粗末様だ」
あの後は楽しい食事会だった、軽くお酒を飲みながら自分の昔のことを話したり外の世界について色々と話したりして悪くない時間を過ごせた
「なぁ、慧音。グランの家とかってどうするんだ?外の世界から来たなら分からないことだらけだろうし」
「そう言えばグランは外から来たから住む場所がないのか……よし、私の家に住まわせよう」
はい?
いやいや。男女がひとつ屋根の下で同棲とかいけません!おじさんは認めませんよ!
「いや、しかし。食事まで世話をして貰ってこれ以上は……」
「なら行く宛てなんかあるのか?」
「うっ……」
「それに私は人里の守護者だ。困ってる者を見捨てて置くことなど出来んからな」
「ならば、その好意に甘えるとしよう。少しの間だが頼む」
慧音先生と同棲することになりました!
やったぜ!でも、女の人の家で住むことになるとか凄い不安なんだけど
やっていけるのか……
「あややー!いい事を聞きました!これは面白いネタになりそうですねぇ!」
だが俺たちは知らなかった。外に厄介なパパラッチがいることを