時間が出来たので投稿させて頂きました
あれから5ヶ月の時が流れた
慧音先生の家で住むことになり、ただ泊めてもらうだけなのは悪いので何かしら手伝いをしたいと言うと寺子屋の教師をして欲しいとの事だった
最初は寺子屋の生徒達も警戒してたが、今や凄い仲がいい
授業もちゃんと聞くし。ええ子たちや……
一応寺子屋の教師の他にも護衛の仕事などをしていた
しかし、5ヶ月も立つのにアリスや魔理沙、霊夢の姿を見たことがない
これを機に博麗神社に向うことにした。5ヶ月間の間に色々と勉強した事で空の飛び方や簡単な魔術なら使える
1人でも十分戦えるぐらいにはなったし大丈夫だろう
慧音に博麗神社の場所を地図に書いて貰い早速神社に向うことにした
人里から飛び立ち真っ直ぐ博麗神社へと向う
その手には菓子折と食材の入った袋を持っている。
そして博麗神社に向う途中で問題は起きた
「すいませーん!あやややや、どうもおはようございます!私は文々。新聞記者の射命丸文と申します」
面倒な相手が目の前に現れた
「では早速ですが、インタビューをーー「断る」あやや!?」
当然だ、出来る限り面倒なことは避けておきたいし慧音先生に迷惑がかかりそうだし
それに今は博麗神社に向かってる途中だし
「貴君の新聞は見たことがある。害はこそあれどこちらに利益はないだろう。故に取材やインタビューは断らせてもらおう。では私は先を急いでいるので失礼させてもらう」
いや、別に文さんが嫌いと言う訳では無いんですがね
出来れば目立ったことは避けたい。それだけなのさ
「では、慧音先生との同棲について質問だけでもよろしいでしょうか?あれをネタにすればーーー」
何かを言い切る前に彼女の首根っこを掴み殺気を出しながら詰め寄る
「彼女達に迷惑がかかりそうな事は辞めてもらおう。私は言ったはずだ。インタビューや取材は断ると……」
殺気をやや強めに出しながら言うと流石にヤバいと気付いたのか、文の顔が青くなってきた。さらに心なしか震えているようだ
「理解したかね?では、失礼させてもらう」
彼女から離れる
すると彼女が凄い泣きそうな……えっ!?
「ひっぐ……」
「はぁ……あぁ、わかった。彼女達のことを」
「本当ですか!?」
パァッと明るい笑顔になる射命丸文。
まるで嘘泣きだったように明るく輝いている
現金なヤツだ
「ではいくつか質問しますね、まずーーー」
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「あやや〜♪取材協力ありがとうございましたー!では、私はこれで!」
「あぁ。二度と私の前に姿を見せないでくれ」
重いため息をつく。インタビューってこんなに根掘り葉掘り聞かれるんだな
初めてだからちょっと疲れた
まぁ、文さんも嬉しそうだからいいか……
彼女が何処かに飛んでいくのを見送り神社へと向うことにした
地図を見ながら飛んでいると神社らしき建物が見えたから降り立つと誰もいない
「む?留守か……」
どうしようかな、これ。この食材とお菓子……
縁側に置いてたら食べるだろ。
ついでに賽銭箱にお金でも入れておくか
賽銭箱の方に歩いていき中を見ると空っぽだった
ほんとにどうやって生活しているんだ霊夢は
可哀想だし、諭吉様を1枚入れておくか
布の財布から諭吉様1枚を入れ鐘を鳴らす
「貴方ね、私の知らない間に幻想入りした外来人って言うのは」
突然の殺気。距離を取り声の主の方へ向くとそこに居たのは
「はじめまして。私は八雲紫…幻想郷の賢者をしている者よ」
そう彼女は八雲紫、幻想郷の賢者であり。幻想郷を造り上げた大妖怪の1人だ
「これはこれは……初めして、幻想郷の賢者よ。我が名はグランスルグ・ブラックモア。所で私に何か用かな?」
「あら、ご丁寧にどうも……要件は1つ」
ニコッと微笑む八雲紫。しかし、先程より殺気は先程より強くなるばかり
えっ、と言うよりなんでそんなに殺気出してるんですか八雲さん!?
俺なにかしましたかね!?
「貴方のような危険な存在は幻想郷のパワーバランスが崩れてしまうかもしれないの。だから……ここで消えてもらうわ」
「なるほど」
えぇー!?まさかの!?5ヶ月もここに居ていきなりまさかの殺害宣言!
「藍……片付けてちょうだい」
「はい、分かりました紫様」
隙間から姿を現した1人女性、金色の9本の尻尾
大妖怪、九尾の八雲藍。八雲紫の式神だ
先手をとったのは八雲藍。地面を強く蹴り俺の目の前まで距離を詰めると九つの尾を腹部に叩き込まれた
「ガハッーーー!?」
いやいや、洒落にならん。
クソ痛い上に速いと来た…とてもじゃないが目で追える速さじゃない
ここに来て動体視力を鍛えて来なかったツケが回ってきた
体勢を立て直し、魔術を使おうとするもそれをさせまいと距離を詰める八雲藍
だが、妙だ。始末したいのならば何故妖術や結界を使わない?
使うまでもないとの判断か?
「舐めるなよ、大妖怪」
どちらでも構わない。舐められてるならそれなりに爪痕を残して散ってやる
それにまだ慧音先生達にお礼も何も言えてないんだからな!
黒翼公の爪で八雲藍を切り裂こうとするが空を切る
躱され背後を取られる。
背中に強い衝撃と痛みが襲う。勝てるはずはない
彼女は何百年、何千年の月日の中八雲紫を護るために戦い続けてきた戦いのベテラン
対してこちらはたった数ヶ月で強い肉体を得ただけの一般人
勝負にすらならない
振り返り反撃を繰り出そうとするも頭部を捕まれ地面に叩きつけられ彼女の爪が俺の胸部を貫く
「この程度ですか……」
返す言葉もない。そう、俺は所詮その程度なんだ
いくら強い力や肉体を得ても使い手がこんなんじゃ宝の持ち腐れだ
ほんと……情けねえ
「シャンハーイ!!」
「ッ!?」
藍に向かって上海が突撃していた。いつもの間にいたんだよ、上海!
「邪魔だ、人形」
しかし八雲藍はハエをたたき落とすように払い除ける
バキッ!と鈍い音ともに上海が吹き飛ぶ
「しゃ……上海……!!」
次の瞬間……俺はオレで無くなった
「ッ!!」
貫かれた胸部を無視してそのまま彼女の首を俺の爪が掠める
予想外の反撃に怯んだ八雲藍は手を引き距離取る
「ククッ……フハハハハハッ!!!!!」
笑った、嘲った……高々に
まるで己の勝利を確信した強者のように
「貴様……何者だ!」
胸部から流れる血を己の指ですくい舌で舐める
「何者だと?私は私だ。何者でもない。我は黒翼公。朱い月を守護する者なり。そして見事だ、大妖怪。誇るがいい……この世界で私を、この黒翼公をここまで追い詰めたのは貴君が初めてだ!故に見せてやろう……」
空気が変わった。全くの別物に
冷たく、そこに居たグランスルグ・ブラックモアは月飲み、黒翼公(グランスルグ・ブラックモア)へと還った
彼が手を翳す。八雲藍は何かしてくると身構えるももはや遅かった
いつの間にか無数の糸のような物が彼女の体を縛り上げていた
「なっ!」
グイッと黒翼公へと引っ張られ彼女の首を掴み持ち上げる
そして、彼の手には魔術で創り出した黒い刀のような物が握られていた
さすがにマズいと藍は指先で炎を生み出し黒翼公へとぶつけるが
「甘いな、甘いぞ……貴君の敗北は決している。潔く朽ち果てろ」
その炎が届くことは無かった。彼にぶつかる刹那
黒い刀が炎を吸い取るようにかき消した
「本来、この力は我が主をお護りする為の者だったが……降りかかる火の粉は払わねばならない。さらばだ、大妖怪」
黒い刀が八雲藍の頭部を貫こうとする。が……
「シャ……シャンハーイ……」
彼の手に上海が抱き着いてた。片腕が壊れているのが糸が切れた人形のようにぶらっと垂れ下がっている
それでも必死に止めようと彼の腕に抱きつく
煌々と輝く紅の目が上海を見る、その目はやがて落ち着きを取り戻したかのように綺麗な赤い瞳へと変わる
「……上海」
「シャンハーイ……」
「あ、あぁ……そうだな。もはや勝負は着いた。ここは引いては貰えないか八雲紫よ。私を処断したいならば日を改めた方がいいぞ」
「ふふっ……えぇ、そうね。そのようだわ。帰るわよ藍」
「ッ……分かりました」
彼女の拘束を解くとスキマが彼女を飲み込み何処かへと消えた
「シャンハーイ」
「あぁ……私は、私は大丈夫だ」
「シャンハーイ?」
「ふっ……怪我か……大したことはない。そう簡単に死にはしないさ。そう言う君は大丈夫なのかね?」
「シャンハーイ!!」
「そうか……それ…は……よかっ……」
そこで俺の意識は途切れ暗闇の中に堕ちた
黒翼公の戦い方ってどんなんだろう、知りたい