戦キ(グルミ)絶笑シンフォギア 作:南極グマ
立花響。趣味は人助け。困っている人を頬っておけない性格の、何処かの人の頼みを断れない全体的に大きいのに『小さな森』さんと仲良くなれそうな娘だ。
今日も学校に向かう途中、入学初日、困っている人を見つけた。いや、人では無いけど。猫だ。そして、パンダだ。
「不覚パン。この枝はパンダには細すぎたパン」
「パンダが喋った!?」
プルプル枝にしがみつきながら震えるパンダ。言葉を聞く限り、どうやら降りれなくなってしまったらしい。大変だ、なんとかしてあげなくては!
でも、どうやって? 猫だけならともかくパンダは………普通の女子高生の響では運べないかもしれない。
「はっ! そこの少女!」
「え、あ、はい!」
と、不意にパンダが話しかけてきた。ビクリと身を震わせるとパンダは猫を指差す。
「強引だけど、今からその猫を落とすパン! 受け止めてあげてほしいパン!」
「ええ!? で、でもパンダさんは?」
「パンダだけなら大丈夫パン。頼むパン!」
「わ、解りました!」
響が返事をするとパンダがゆさゆさと体を揺らし枝を震わせる。堪らず落ちた猫を響が受け止めた。
「パンダさん! 受け止めました!」
響が猫を受け止めたのを見てパンダはとう! と跳び降りる。何時の間にか存在した玉の上に『ローマ!』のポーズで着地した。おー、と思わず拍手を送る響。
「パンダの名は『キグルミ』! 猫の面倒はパンダの仲間がしてくれるから預かるパンね」
「あ、はい……」
響はキグルミに猫を渡すとキグルミは玉の上で走り出す。後ろ向きに何処かに去っていった。
「って言うことがあってさあ………」
「響、貴方疲れてるのよ」
「えー、そんな事無いよ?」
「イヤだって、そんな人いるわけ無いでしょ!? 居たらただの不審者だよ!」
響から朝の出来事を聞かされた彼女の親友未来は思わず叫んだ。
「ええ、でもパンダだよ? 動物はほら、人間と違って悪い事なんてしないよ」
「その人自分で着ぐるみって言ったんじゃないの?」
「うん。変わった名前だよね!」
某所、人類の脅威である特異災害『ノイズ』と自衛隊が戦っていた。いや、戦っているとはお世辞でも言えまい。何せ自衛隊達の攻撃は尽くノイズをすり抜けていくのだから。
一応、飽和攻撃を続ければ何時かは倒せる。酷く非効率的ではあるが………。と、その時だった……
キィィィン! と何かが高速で空を掛けてくる。戦闘機だ。何かが落とされる。
「ファイヤークマァァァ!」
それは、迷彩服を着たクマだった。パラシュートで降下してくるクマは両手に持つロケットランチャーを放つ。大型ノイズに
熊はそのままパラシュートから体を放すと地面に降り立ち人間の手からしたらやたらでかい拳銃を取り出しノイズ達に向かって放つ。ヒットするとノイズ達の頭が爆ぜていく。
「歩兵部隊、通常ノイズを対処! 戦車部隊、大型を木っ端微塵にしてやるクマ!」
「「「おうっ!」」」
クマの言葉に反応するように自衛隊の服を着た動物達が拳銃やライフルを放つ。さらに恐竜っぽいのが乗った戦車が大型ノイズに砲撃を放つ。数分もしないうちにノイズ達は全滅した。
「よし、青と橙が来る前に逃げるクマー!」
クマはそう言うと何処からともなく取り出したバイクに乗り、その場から去る。彼の部下達は、何時の間にか居なくなっていた。
キグルミ
正体不明の生物(着ぐるみ)。様々な姿(着ぐるみ)を持ちノイズに何故か攻撃出来る。あと彼の部下っぽいのも何故か出来る。名前以外何も分からず、一部の人間しか違和感を覚えない。
キグルミの仲間
可愛らしいキグルミから特撮にも使えるスーツまで造れる万能スーツアクター。最近猫を買うことになった。完全聖遺物を所持しているらしいが使用した事はない。錬金術師でもあるらしいが最近使用した事はない。つまりキグルミの着ぐるみはただの着ぐるみの筈と首を傾げている。星が好き。困っている人を見ていると頬っておけない性格をしており近所のお年寄りから孫娘を紹介される。