「ぜー.....ぜー.....ぜー.....」
ど、どうも.....禊萩 花麻呂(ミゾハギ ハナマロ)です.....い、今俺とナギは明日の誕生日パーティー兼歓迎会の準備のために『オリンポス山』にあるアラルブラが昔使っていたと言う隠れ家に向かっている最中なんですが..............
「お~いハナマロ~大丈夫か~?」
「ヤ、ヤバイ.....死ぬ......」_| ̄|○ハァハァハァ
もうね、ほんっっっとにキツイ!いくら神様製の優秀な身体だとしても、まだロクに特訓とかしてないんだから体力が全然無い。ぶっちゃけ同年代の子供よりスゴイってだけで純粋な体力じゃあ、たぶん、平均的な中学生よりチョイ下くらいしかない
「おいおい、もうへばったのか~?貧弱だな~オイ?」ツンツン(´・ω)っ)´Д`)ウ、ウウ、ウ
「う、うる....せえ...お前と.......一緒に....すんな....」
「しょーがねーなー。そんじゃあ、そろそろ休憩にすっか!」
「りょ、了解.....」
「よし、じゃあ昼飯作ってくれや」
ちょっとは休ませてくれませんかねぇー.....などと思いながらポケットからパクティオーカードを取り出す
「《アデアット》」
アーティファクトを呼び出し、背後の空間に手を突っ込みそこから弁当箱を取り出す
「はいよ」
「おっ、もう作っといてくれたのか。中身何?」
「おにぎりとタマゴ焼きとから揚げ、後きんぴらごぼうとサトイモの煮っ転がし。残すなよ?」
「大丈夫だって、そんなもったいねぇ事しねぇよ。しっかし、ハナマロお前のアーティファクト便利だよな~」
俺のアーティファクト、『隔世の宝物庫』。これは先日ナギと仮契約(パクティオー)した時に手に入れたものなのだが、チョー便利。さっき使った通り基本的には『ゲート・オブ・バビロン』と似ているのだが、コッチの方は壊れたものを入れておけば勝手に直り、移動しながらでも使用可能(常に背後にあらわれる)。ちなみに、発動時には左腕に金の腕輪が現れる。
あっ、勘違いされたら困るから言っとくけどパクティオーはキスじゃないからね?ちゃんとパクティオー屋に頼んでやったからね?
そうこうしている内に弁当を食べ終わったので再び移動し始める。
「なあ、ハナマロ」
一時間ほど経った頃にナギが突然話しかけてきた
「.......何?」
「そんなにキツイならお前の能力でなんか乗り物作ればいいんじゃねーの?」
.......................え?
「パードゥン?」( ゚Д゚)?
「いや、だから、お前の能力でなんか乗り物作ればいいんじゃ.....」
.......ふう。やれやれだぜ
「なぜソレを早く言わなかったあ!」
もっと早く言ってよ!もう2/3ぐらい登っちゃったよ!?
「いや、すぐに思いついたけど、出来ないからやらないのかと思って」
むぅ...そういわれると反論できん
「.....まあいい。とりあえずなに作るか決めよう(まあ、もう何作るか決めてあんだけどね)」
とにかく、作ろうとしている物モノの姿ををしっかりとイメージする
「....投影!」
そうして俺の目の前に現れたのはひっくり返した皿ににブースターをくっつけた様なボディ。そう、『89式ベースジャバー』。通称『ゲタ』である
「相変わらずトンでも能力だなあ、オイ...」
ナギがとなりでゴチャゴチャいってるが気にしない。つーか、オマエに言われたくない。操縦の方も特典『騎乗(A)』のおかげでバッチリだぜ!
「そんじゃあ、行くか」
「おk」
ナギは杖に、俺はゲタに乗り、目的地まで一気に進んで行った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うーわ、だいぶ酷いなぁコレ....」
「あー、3年くらいほっぽといたからなあ....」
ナギと共に目的地の元、紅き翼の隠れ家に到着したのだが。なんと言うか、一言で言うなら『廃墟』である。
床はひび割れ、屋根に穴は開き、壁は崩れている。窓ガラスなんて一枚も残ってないし家具もボドボドダ!
屋敷全体から悪臭が漂ってくる辺り、恐らく中は魔獣の死体や糞でいっぱいだろう。
ってゆーかコレなんか瘴気漂ってるんだけどホントに大丈夫?
「お前らこんな劣悪な環境で女の子の誕生日パーティーするつもりだったの?イジメ?馬鹿なの?死ぬの?」
嫌がらせ以外の何者でもない
「い、いやあ、まさかココまで酷いことになってるとは....」
「誰か様子とか見に来なかったの?俺がいたから良かったけどさ、コレを明日までにキレイにするとか普通は無理だからね?つーかコレ下手したら疫病の巣窟になってんじゃね?」
「わ、わりぃ。つい確認するの忘れてて....まあ、とりあえずハナマロと一緒に前日に来ればいいかなぁ、と.....」
オマエ担当かよ!?俺の事といいコレの事といい、アンタ行き当たりばったりにも程があるだろ!?
「いや、ホントすまん......そんで、あのさ.....なんとか明日までにコレどうにかできねぇか?」
「だいぶ、ギリギリだね。明日は何時位に集まる予定だったの?」
「あー、大体、昼位だったかな......」
現在時刻午後6時51分。換気や調理時間、睡眠時間を考えるとあまり悠長なことはやってられないな......しょうがない、多少荒っぽいけどコレしかないか
「投影」
『メトロイドプライム』の『バリアスーツ』を装着しパワービームをチャージし始める
「え?オイオイオイ何してんだ!?」
ナギを無視して玄関にチャージビームをぶちかまし、入口周辺を吹き飛ばす
「オオーイ!?何してんのー!?」
「ちゃんと直すから騒ぐなって。投影」
続いて『ロックマンエグゼ』の『スイコミ』を作り玄関の汚れを一気に吸い出す。するとまあ、汚染物質が出てくる出てくる。
しばらくスイコミをした後また別の壁をぶち破りスイコミ。
コレを5、6回ほど繰り返すと、とりあえず足の踏み場ができたので中に入りひたすら汚物や汚染された家具を『プラズマビーム』で焼き払っていく
「やばいなぁ...明日までに臭い取れないかも....」
一通り焼き払ったらモップを取り出し洗剤をそこら中にぶちまけ一気に洗う。
「クッソ...みわさん補正入ってるのに中々落ちない....」
驚異的な汚れの頑固さに戦慄しながらひたすらモップで汚れをこそぎ落としていく。
3時間ほど続けてようやく『汚い家』レベルまで回復してきたので、ナギを投入してペースアップを図る。
「うわあ、臭いが染み付きそうなんだけど。何とかしてくれよハナえも~ん」
「しょうがないなぁ、ナギ太くんは。それじゃあ、投影!パパラパッパパーン!『抹殺商会の覆面タイツ~』!」
「うわぁ、着てたら正気を疑われるデザインだね!」
「いいからサッサと着て手伝えやゴルァ」
「急にマジになんなよ....」
そんな小芝居を挟みつつ2時間ほどかけて漸く掃除が終わった。
その後、外の汚物をナギに処分させ、その間に壊れた場所を投影で補強していく。
30分ほどで家の修復と汚物の処分が終わった
「ようやく終わった.....」
「長かったな.....」
現在時刻午前12時30分。もう遅いのでベッドだけ投影し、ぱぱっとシャワーを浴びて寝ることにした
「お休み~」
「おう、お休みさん」
こうしてビ〇ォーア〇ターもびっくりの勢いで家の改修を終わらせて眠りについた俺たちであった
ハイ、と言う訳でお掃除回でした。誕生日回を期待していた人達にはゴメンナサイ
ただ、やっぱり3年も放置してたら掃除しなきゃ駄目かなぁ.....と、思いまして
ゴボウとかお米とかサトイモとかは、まあ、『旧世界』から輸入して製産もしてる.....と言う設定で行きます
ちなみに、作中で使った『メトロイド』のビームは素で《魔法の射手》3本分、フルチャージで47本分、『チャージコンボ』で101本分の魔力を消費、パワービーム以外は射程を犠牲に威力の上昇が可能。アイス、プラズマはエネルギーをそれぞれ冷却、燃焼エネルギーに使用している。有効射程はアイス、プラズマが5~60、ウェイブが3~40、パワーが7~80メートル
と言う設定があったり。カビた家具なんて一瞬で焼き尽くせます。