ネギまに転生した   作:ユウタロス

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こんなにうれしい事はありません!!


と言う訳で第6話です






第6話 大体油断した方が負ける

皆さんおはようございます。禊萩花麻呂です。現在時刻朝5時30分。

えっ?こんな朝っぱらから何をしているのかって?それは勿論みんなの朝食作りですよ?

イヤ、最近みんな、特にオッサン組が『俺の作ったご飯を早く食べたい』って言ってバカみたいに早くから起きて来るもんだから必然的に俺も早く起きなくちゃいけないのである。

 

ちなみに今日のメニューはご飯(米)とお味噌汁、焼き鮭(っぽい魚)、沢庵、甘い卵焼き、である。

 

これだけ聞くと至って普通のメニューに思うかもしれないが、問題はその量である。

 

まずナギとラカンさん。この二人がまた、頭おかしいんじゃないか、ってくらい良く食べる。二人でご飯6合、お味噌汁1リットル位は食べる。まさか、お味噌汁をリットルで数える事になるとは思わなかった。

 

次に詠春さんとガトウさん。この人達は二人とも

茶碗三杯ずつと平均よりちょっと多く食べる位である。

 

タカミチ君、アリカさん達は茶碗一杯、お味噌汁二杯程

 

アルさんは多分、一番食べない。大体ご飯とお味噌汁少な目に一杯ずつ位

 

アスナちゃんは茶碗一杯、お味噌汁一杯ずつと、この歳(見た目)にしては食べる方である。

俺の作った料理はいつもほっぺたがパンパンになるまで詰め込んで食べてくれる。精一杯口に料理を詰め込んでからモグモグと笑顔で味わっている様子を見ると、とても心が癒される。

なんか、こう、ハムスターを見ている気分になる

 

 

なんて考えながらも手を動かし、お米を研ぐ。

漸く10合のお米を研ぎ終えたので投影で作った銅釜で炊いていく。

炊いている間に鰹(っぽい魚)節でダシを取り、アサリ(っぽい貝)の砂を抜き、白味噌でお味噌汁を作る。

 

 

「おっ、良い匂いだね」

 

「今日も旨そうだな」

 

 

作っている間にオッサン二人組(詠春さん、ガトウさん)が朝の鍛練から戻って来た。現在時刻朝6時

 

 

「おはようございます、二人共。取り敢えずその汗臭い上にヤニ臭い身体でキッチン入らないで下さいね?」

 

「あ、あはは。これは失礼」

 

「おっと、そうだな。スマンスマン。」

 

「そろそろ出来るんでシャワー浴びてきてくださいね」

 

 

そうさせて貰うよ と言ってオッサン二人組は去っていった。

 

ちなみに、この家のお風呂は俺がビ〇ォーア〇ターした際に大改修をしたのでかなり広くなっている

 

 

「おはようございます、ハナマロ君」

 

「おはよう、ハナマロ君」

 

「おはようございます、アルさんにタカミチ君」

 

 

現在時刻朝6時30分。この位の時間になってくると次々に皆が起きてくる。

 

炊きあがったお米を蒸らしている間に焼き魚と卵焼きを作る

 

まず、鮭(っぽい魚)に塩と酒を振り掛け15分程放置。その間に卵焼きを作る

 

割った玉子にちょろっと塩を入れサッと解きほぐす。あまり混ぜすぎない様に気を付け、混ぜ終えたらみりんと砂糖を入れ、サッと混ぜる。後は焼くだけだが、この時玉子の底の方から掬う様に入れると砂糖が均等に混ざるので美味しくなる。後はバターを四角いフライパンに馴染ませ強火でサッと焼いて完成。

 

卵焼きを冷ましている間に加熱しておいたグリルで鮭を焼いていく。途中でひっくり反しながら5,6分程焼いて完成

 

沢庵は宝物庫から取り出す

 

「よし、完成」

 

「おお!出来たのか!」

 

「良い匂い」

 

匂いに釣られてラカンさんとアスナちゃんがやって来た

 

「おはよう、二人とも。ナギとアリカさんは?」

 

「二人ならもう席に着いてるよ」

 

タカミチ君もやって来た

 

 

「ご飯取りに来た」

 

「なるほど。じゃあ、アスナちゃんは箸、タカミチ君は茶碗と卵焼き、ラカンさんはご飯とお味噌汁持ってきてね」

 

「おう、任せろ」

 

「わかったよ」

 

「了解」

 

俺も人数分の魚を持ってリビングに向かう

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

『いただきます』

 

「ハイハイ、召し上がれ」

 

 

朝食中なう。今日もみんな良い食べっぷりである。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「ねぇ、みんな?ちょっと聞きたいんだけどさ」

 

「どうしたハナマロ?急に改まって?」

 

 

食後、ちょっとしてから話を切り出す

 

 

「イヤさ、今日で7日目だけどみんないつまで此処にいる予定?」

 

「あー、確かにそろそろ戻らねぇと不味いか」

 

「う~む、確かにちょっと長居しすぎたかな」

 

「つーか、ぼーず。お前はどうするんだ?」

 

「えっ、俺?」

 

 

あー、そういえばここまで流れで来たけど、今後の事何も考えて無かったなぁ

 

 

「う~ん、どうしよう?ぶっちゃけ何も当てとか無いしなー.....」

 

「.....花麻呂君、行く当てが無いんだったら『旧世界』に行ってみないかい?」

 

 

詠春さんがそう切り出して来た。

 

 

「『旧世界』、ですか?」

 

「ああ、なるほど。確かに彼の名前は日本人のようですから日本に行けば何か解るかもしれませんね」

 

 

ああ、そういえば記憶喪失っていう設定だったな。成る程、だから日本に連れていこうと思ったのか。

う~ん、どうしよう?俺の戸籍なんて無いから日本行った所で大して意味無いんだよなぁ。あっ、麻帆良学園は覗けるか。でも、詠春さんの性格だと俺の事を小学校に入学させそうだしなぁ.....流石にまた小・中学生やるのはちょっとなぁ......

 

 

「う~んと、取り敢えずまだ『魔法世界』見て回りたいんで。それが終ってからでも良いですか?」

 

 

しばらく悩んだ末、今『旧世界』に行くのは止めておく事にした。ヤッパリまずは『魔法世界』の探険したいしね

 

 

「そ、そうかい.....しかし...」

 

「いーじゃねーか、エイシュン。好きにさせてやれって」

 

 

尚も引き留めようとする詠春さんをナギが遮った。

やっぱりこういう時には人一倍空気読めるね

 

「ナギ!しかしだな!」

 

「ハナマロなら大丈夫だって!お前もこの1週間でコイツのだいたいの強さと人柄なら解っただろ?」

 

その辺の奴等にゃあ、そうそう負けねえよ と言うナギ。

一応は認めてもらえているようで嬉しい限りである。

 

「うむ....しかしだな.....」

 

「良いじゃないですか詠春。コッチにはラカンも居ます。何か有っても助ける事位は出来ますよ」

 

「200万だな.....解った、冗談だって。睨むなアリカ」

 

「それで?お前さん、『魔法世界』を回るつっても相当広いぞ。具体的にどうするかとか決めてんのか?」

 

「そうですねぇ、取り敢えずココから『フォエニクス』経由で『アリアドネー』や『グラニクス』、『オスティア』とかを通って『メガロメセンブリア』ですかねー。あ、後『ヘラス帝国』とか見たいですねー」

 

「ふむ、アリアドネーとヘラス、後メガロなら俺達の腐れ縁がいるな。紹介状書いといてやるから困ったらソイツ等頼っとけ」

 

「おー、ありがとうラカンさん」

 

「しっかし、ハナマロともココでお別れかー。寂しくなんなー」

 

「イヤ、そんな大袈裟な。何も今生の別れって訳じゃ無いんだから.....」

 

 

そんな感じで話していると横からクイックイッと服の袖を引かれた

 

 

「ん?アスナちゃんどうかした?」

 

「...ハナマロどこか行っちゃうの?」

 

「えっ?イヤ、まあ、何処かって言うか.....世界中?」

 

「......ワタシも一緒に行きたい」

 

 

ハイ!?

 

 

「あの、アスナちゃん?解って無いんだったら困るから言っとくけど、行くの俺一人だよ?みんなで世界旅行とかそういう事じゃ無いんだよ?」

 

「知ってる」

 

「じゃあ、何でまた.....」

 

「オイオイ嬢ちゃん!まさかコイツに惚れたのか!?」

 

「違う」

 

 

ラカンさんが騒ぎ立てたがアスナちゃんは即座に切り捨てた......アスナちゃん、たとえ違かったとしても即答は.....オジチャン泣いちゃうよ?

 

 

「のう、アスナ。何故そんなにハナマロに付いて行きたいのじゃ?」

 

「.....ハナマロのご飯が食べたい」

 

 

.....................えっ?

 

 

「...........えっ?」

 

 

俺もアリカさんも思わず呆然とする。ご飯食べたいってアナタ.......

 

 

「.........ダメ?」

 

「駄目に決まっとろうがーーーー!」

 

 

ナギとラカンさんは大爆笑している。

 

 

「.........ハナマロと一緒に居たい」

 

「飯旨いもんな?」

 

「うn.......違う」

 

 

アスナちゃん?誤魔化せてませんよ?あなた何時からそんなハラペコキャラになったの?

 

 

「イヤ、流石に俺もアスナちゃん護りながら世界一周はちょっと.....」

 

 

そう言うとアスナちゃんは じゃあ....と言い...

 

 

「ワタシがハナマロに勝ったら付いて行って良い?」

 

 

と言った。これを聞いてナギとラカンさん、また大爆笑。

 

 

「ハァ、ハァ。あー、笑った笑った。イヤイヤ、アスナ。それは流石に無理だろう」

 

「.......じゃあ、勝てたら良い?」

 

「そうだなー。まあ、勝てたら考えても良いぜ?」

 

「おい、ナギ!」

 

「大丈夫だって。じゃあ、ハナマロ。お前ハンデで武器とアーティファクト禁止な?」

 

 

えっ、マジでやるの!?

 

 

「ちょっとナギ!ほら、アリカさんも止めてよ!」

 

「......アスナ、ハナマロに負けたら諦めるのじゃな?」

 

 

まさかの容認派!?

 

 

「な~に、ぼーずが負けなきゃ良いだけの話じゃねーか。まさか、お前、負けやしねぇだろ?」

 

「イヤ、そりゃあそうだけど.....詠春さんとガトウさんは?」

 

「.....まあ、こんだけ本人がやる気なんだ。取り敢えずやらしてみようじゃねーか」

 

「.....正直に言って俺は反対だが、アスナちゃんがこんな事を言い出したのは初めてでな.....花麻呂君、スマナイがやるだけやってみてくれ」

 

 

マジか、オイ

 

 

「ハナマロ....ダメ?」

 

 

.............アスナちゃん、そんな捨てられた子犬みたいな目でコッチを視ないでくれ

 

 

「あ~、もう!解った解った解りましたよ!ただし!負けたらキチッと諦めてね?」

 

「解った」

 

「おやおや、ちょっと目を離した隙に、とても面白そ、ゲフンゲフン.......大変な事になってますね」

 

「.........誤魔化せてませんよ、アル」

 

食後のお茶を淹れに行っていたアルさんとタカミチ君が戻ってきた。

この古本は他人事だと思って.....

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「それでは、ハナマロ君は武器、投影、アーティファクト、攻撃魔法の禁止。アスナさんは制限無し。これで良いですね?」

 

「はい。ところで、アスナちゃん?ホントにソレ(・・)使うの?」

 

アスナちゃんは俺の作ったアスナちゃんでも使える重さの剣を持っている

 

「ん。平気」

 

「それでは、試合開始!」

 

 

こうなったら、アスナちゃんには申し訳ないけどいきなり決めに行かせてもらう。

 

 

「『戦いの歌』!」

 

 

この一週間の修行で出来る様になった無詠唱『戦いの歌』と『瞬動』で一気に後ろに回りこむ!

 

 

「『魔法の射手 戒めの風矢』!」

 

 

俺が触れた右手から放たれた『戒めの風矢』によってアスナちゃんは拘束される。

 

よし、綺麗に決まった。俺の射撃系の魔法は飛んでいかないので、こうして一々触るか、機雷のように使う必要があるのである

 

 

「アスナちゃん、俺の勝ちでいいね?」

 

「....ダリ.ニ...ク....テニキ...」

 

「え?」

 

 

アスナちゃんが拘束されたまま何かボソボソと言っている

 

 

「...ヒダリ....ク.....ミギ.テ.キ..........」

 

 

ヤバイ、嫌な予感がする!

 

 

「アルさん!俺の勝t「......左手に『魔力』、右手に『気』!」

 

 

バキィィィィィン!!と音がした。

何の音か、などと考えるまでもない。

アスナちゃんの言葉と共に『戒めの風矢』が力ずくで破壊された音に決まっている.....!

 

 

「ッ!!」

 

 

俺は反射的に『瞬動』でアスナちゃんから離れる。そのすぐ後に俺が今までいた場所を剣が切り裂いていく。

おいおい、刃引きはしてあるけど、その状態(・・・・)で切られたら俺死んじゃうよ?

 

 

「あれはっ.....!!」

 

「オイオイ、マジかよ...」

 

「バカなっ!?」

 

「嘘だろ....!?」

 

「ハハッ!スゲーなアスナ!」

 

「うそー....」

 

「フフ、これ程とは.....」

 

 

外野がざわついているが、そんな事を気にしている余裕はない。

 

 

「アスナちゃん.....『咸卦法』なんてとんでもないモノ、いつ覚えたの?」

 

「さっき。ガトウのマネしたら、出来た」

 

 

『咸卦法』。発動すると、肉体強化・加速・物理防御・魔法防御・鼓舞・耐熱・耐寒・耐毒等の作用が働き、強大な力を得る高難度の究極技法である。

確かに原作でも小さい頃から使ってたけど.......!

 

 

「まずいな.....」

 

 

『咸卦法』を使われたとなると武器無しじゃあ、俺に接近戦での勝ち目は無い。なんとかアスナちゃんの魔力と気が切れるのをまって..っ!?ヤバイ!!

 

 

「うおったあああああ!?」

 

俺が避けた場所をアスナちゃんが一瞬で接近して切り払った。

何とか避けれたが、『瞬動』まで使って来ただと.....!?

 

「アスナちゃん!ソレは!どうしたの!?」

 

「今!ハナマロが!使った!」

 

 

会話しながらも必死に避ける俺。ヤバイ、これはキツ過ぎる。何だよ『咸卦法』って!?チート過ぎるだろこれ!!

ってゆーかアスナちゃんも何なの!?何で見ただけで使えるの!?

 

 

「これは、ハナマロは勝てんな」

 

「ああ。つーかこんだけ出来るんなら普通に良いんじゃねーか?」

 

「正直無手だったらハナマロより上じゃな」

 

「見ただけで覚えたのかよ....」

 

「オイオイ、ハナマロ~負けてんぞ~?」

 

「って言うか僕より強いかも....」

 

「これは決まりですかね.....」

 

 

 

ガッ!!

 

 

「ヤバッ...!『戦いの歌 最大出力』!!」

 

 

かわすのに必死で足元の石に気付かずに、足を引っ掛けてバランスを崩してしまう

 

 

「ハァッ!」

 

 

当然、アスナちゃんがそんな隙を見逃す筈も無く、思いっきり切りつけられた

 

 

「ぐぅっ!!」

 

 

咄嗟にに『戦いの歌』を最大出力にして障壁で防御するが、障壁を貫通して斬撃が直撃する。衝撃で弾き飛ばされた俺は、再び『瞬動』してきたアスナちゃんに切り上げられ、上空に打ち上げられる。

 

 

「とどめぇ!」

 

 

そのまま、ジャンプして追撃し、止めを刺そうとしてくるアスナちゃん。でもねぇアスナちゃんーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーあんまり人の事舐めたらだめだよ?

 

 

「甘い!」

 

 

確実に勝てると思ったのか隙の大きい上段からの振り下ろし。俺は身を捻ってその一撃をかわし、その勢いを利用して回し蹴りをアスナちゃんの後頭部に叩き込む!

 

 

「うっあっ........」

 

 

それは見事に直撃し一瞬でアスナちゃんの意識を刈り取った。気を失った事でアスナちゃんの『咸卦法』が切れたが、先回りしていたアルさんにしっかり受け止められる。

 

 

「そこまで!勝者 ハナマロ君!」

 

 

 

はぁ、なんとか勝てたぁ...

 

 

 

 

 

 

 




ハイ、第6話でした


油断したハナマロ君、強化型アスナちゃんにフルボッコ!と思いきや最後の最後で油断して逆転されてしまいました。


まぁ、投影とガンダールヴが使えたら余裕を持って戦えたのですが、さすがに『戦いの歌』と『瞬動』だけでは防戦一方になってしまいましたね


最後のアスナちゃんの油断がなければ負けていたのはハナマロ君でした


アスナメッシュ「慢心せずして何が姫御子か!!」


だから負けたんでしょうが


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