嬉しい限りです
と言う訳で第7話です
「お~、よく勝ったなハナマロ~」
「あそこで逆転するとは思わなかったよ」
「ええ、お見事です」
皆さんこんにちは。禊萩花麻呂です。アスナちゃんとの対決が終わったのですが、正直言ってだいぶギリギリでした。
最後にアスナちゃんが油断してくれなかったらたぶん負けてましたね。
「しっかし、まさか嬢ちゃんが『咸卦法』使ってくるとはなぁ...」
「ホント死ぬかと思いましたよ。いや、マジで」
『戦いの歌』と『咸卦法』では基本性能が違い過ぎる。ミラ○ースとフェ○ーリ位違う
「いや、俺達も見ただけで『咸卦法』なんて代物使えるとは思って無くてな」
「一応『究極技法(アルテマアート)』などと呼ばれる最高難度の技なんじゃがなぁ....」
「俺も使える様になるのに大分時間かかったんだがなぁ.....」
ガトウさんが落ち込んでいる。まあ自分が苦労して覚えた物を一瞬で覚えられたら落ち込むよね。
かく言う俺も覚えるのに苦労した『瞬動』を、一度見ただけで覚えられてしまったのでかなり落ち込んでいる。
そりゃ、確かに『咸卦法』よりは格段に難易度低いけどさぁ....
「ん、んん..........」
そんな感じで話しているとアスナちゃんが起きてきた
「おや、目が覚めた様ですね」
「おはよう、アスナちゃん。気分はどう?どっか痛い所ある?」
『咸卦法』使ってたしアルさんが回復魔法掛けてくれてたけど、頭蹴り飛ばしちゃった訳だし一応聞いとかないとね
すると、アスナちゃんは目をパチクリしたり手をぐーぱーしていたが特に問題は無かったのか、
「ん、大丈夫」
との事だった
「..........負けちゃった」
「アハハ、流石にまだアスナちゃんには負けられないよ?」
もっとも『咸卦法』覚えたてでコレなんだから10年もしたら接近戦じゃ勝てなくなりそうだけど.....
そんな事を考えていると急に視線を感じた
「(゜_゜)」ジィ~~~~~~
「................」
「(゜_゜)」ジィ~~~~~~
「.....そんな顔したってダメだよ?」
「(‘・*・`)」ジィ~~~~~~
「アスナちゃん?あの表情がダメなんじゃないからね?表情変えたって連れてかないからね?」
負けても尚、食い下がってくるアスナちゃん。何でソコまで付いて来たいの?確かに俺の料理は旨いだろうけど、旨い店なんて他にもたくさんあるよ?
「あっ!じゃあ俺がみんなにレシピ渡すからそれで作ってもらえば良いんじゃない?」
「おおっ!その手が有ったか!流石花麻呂くn「違う」?何が違うんだい?アスナちゃん?」
俺のアイデアに詠春さんが賛成していたがアスナちゃんが即座に切り捨てた
「ハナマロの料理が毎日食べたい」
「?だからみんなにレシピを渡せば....「....違う!」.....だから何が?」
若干イラついた様なアスナちゃんの言葉に俺も少しカチンと来てつい返事がキツくなった。が、しかしーーーーーーー
「フンッ!」
「たわばっ!?」
ゴンッ!!と言う鈍い音と共に俺の頭にラカンさんの重いゲンコツが落とされた。何故にWHY!?
「ぬぅおお~~~~~!超痛ぇええ~~~~~!!」
「スマンな嬢ちゃん。この中途半端に頭の回るガキにも解る様に言ってやってくれや」
「.......ん」
頭を押さえてのたうちまわる俺を指してラカンさんが何か言ってる。が、俺は痛みでそれどころじゃ無い
「ラカン、力入れすぎじゃ。『治癒』」
見かねたアリカさんが治してくれた。あ~、痛かった!
「んで?アスナちゃんは何が気に入らないの?」
痛みから復帰した俺がアスナちゃんに尋ねると、周りは『え~、コイツまだ解んないの?ナイワ~、マジナイワ~』みたいな顔をしてくる。解せぬ
「ワタシは、ハナマロ“が”作ったご飯が毎日食べたい」
「......ダメだ。マジで解んねぇ....」
「おい、ぼーずマジか?」
「嘘だろ?」
「そりゃね~よハナマロ~」
「昔のナギと良い勝負じゃな」
「流石に俺でも解るよ?」
「鈍いですねぇ」
「ハナマロ君、本当に、わからないの?」
「えぇ~、そんな事言われても.......」
そろそろ周りの目が痛くなってきたから何とか正解したい。が、全くわからない。
「何でわかんねーんだよ?お前“の”飯が食いたいつってんだろ!」
「だからレシピ渡すって言ってんじゃん」
「それじゃ、意味ねーだろ!?」
「ハァ?」
「だーかーら!お前“に”作って欲しいって言ってんの!アスナは!だろ!?」
「ん」
え?お前に?え?「違う」ってそう言う事?
「.....え?何で?別にレシピ通りに作れば味は同じだよ?」
イヤ、まあ、『パール・ジャム』でブーストしてるから全く同じとは言えないけどさ
「違う。アリカが作ったご飯とは全然違った。お店のご飯とはもっと違った」
「アリカさんは料理スキル壊滅的なだけじゃ...」
「げふぉお!?」ハートニグッサリコトバノヤイバ
俺の言葉にアリカさんが崩れ落ちたが、とりあえずスルーしておく
「アルに聞いたら『それはハナマロ君の愛のおかげですよ』って言ってた」
「........テヘペロ☆」
『パワードスーツ』を展開して古本に『ウェイブバスター』を叩き込む。
「おっと.....って、えっ!?」
古本が何故驚いているのか、コレは『ウェイブバスター』の効果による。
『ウェイブバスター』の効果
その1、痺れる
その2、ホーミング
その3、壁を抜ける
この三つである。
驚いているのはその3が主な理由だろう
どう言うことかと言うと、壁を抜ける=障壁透過である。前に使ったら障壁透過して的に当たったから大変驚いた。
まあ、精々あの古本には逃げ回って貰おう。なに、当たってもかなり痺れる位さ
「後、『アスナさんは特に彼の料理を美味しく感じた。つまり、彼は貴女に他の誰よりも深い愛情を注いでいるのです。それはまさにアリカ様がナギを愛する様に。それすなわち!彼は貴女を男として愛しているのです!!彼が貴女を連れて行こうとしないのは彼がツンデレだからです!!』って言ってた。さっき」
追加で『スーパーミサイル』を五発ほど叩き込む
「『アデアット』」
『幽世の宝物庫』から『E缶』を取り出し魔力を補充。追加でもう六発『スーパーミサイル』を叩き込んどいた。
何か遠くで『これは危ないですってー!!』とか叫んでるが知ったこっちゃ無い。有効射程は1キロだ。精々走り回れ。
全く、訳わからん理論展開で幼女をたぶらかしよってからに.......
「だからハナマロに付いていきたい。ハナマロのご飯が食べたい」
「落ち着け、アスナちゃん。これは古本の罠だ」
不思議そうな表情で小首をかしげるアスナちゃん。カワイイなぁ、オイ。
と、思っていたら急に悲しそうな表情をし始めた.......って、えっ?何で?しかも目がうるうるしてんだけど!?何で!?俺何か言った!?
「ちょちょちょ、ちょっまっ、えっ?何で?何で泣いてるの!?」
「ハナマロ.....ワタシの事嫌い?」(;_;)
「ハイ!?」
「ワタシが..ヒック.....嫌い..だから..グスッ..一緒に...行きたく、無いの?」
「ソンナコトゴザイマセンヨアスナチャンダアイスキデスヨーーー!?」
「じゃあ...グスッ...一緒に...行って、いい...?」
「モチロンデスヨーーー!...って、あ...」
しまったーーーーーー!?い、いや。まだだ、まだ間に合う......!
「ん...良かった///」(〃っv・〃)
無理です。僕にこの笑顔は奪えません。
イヤ、でも、ここでOKしたら前回の勝負は何だったんだって話になってしまう.......!
ってゆーかアスナちゃん何でこんなメンタル弱いの!?無駄にフィジカル強いのに!
「あ、あ~でもナギ達は駄目って言いそうだなー。イヤ、俺は良いんだけどナギ達がなー」
そんな感じで情けなく誤魔化してうやむやにしようとしていると、ナギがいきなり『虚空瞬動』を使った
「アスナ、コレ出来るか?」
「......こう?」
アスナちゃんは跳び上がったかと思うと空中で踏ん張り、一瞬で数メートル移動した。やっぱこの娘おかしいよね?何で見ただけで『虚空瞬動』できるの?俺まだ『虚空瞬動』出来ないんですけど?
と、思ったら詠春さんが『斬岩剣』と『斬魔剣』、『雷鳴剣』を、ガトウさんが『無音拳』を披露する。
すると、やっぱりと言うか当然と言うか、アッサリと覚えてみせたアスナちゃん。
「よし!これでオッケーだな」
「.......ああ」
「.......だな」
えっ、何が?
「ハナマロ、もう一回戦ってやってくれ」
「は?いやいや、さっき戦ったじゃん」
「さっきのは練習って事で頼むわ」
「え~.......」
「良いじゃねーか。要はお前、アスナが強ければ連れてくんだろ?」
「イヤ、まあ、そうなんだけど........」
「よっし!ハナマロ!アスナ!第二回戦だ」
「....いいの?」
「おう!さっきのはアスナが準備不足だったからな。ノーカンだ。ハナマロもそれで良いよな?」
「どうせ駄目って言ってもやるんでしょ?」
「よし!決まりだな。今回はハナマロも手持ち武器なら使って良いぞ。ぶっちゃけお前、武器無しじゃ勝てないだろうし」
はいはい、どうせチート頼り戦法ですよ!
「よっし!第二回戦始めるぞー!」
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5日後
「忘れ物は無いか?ハンカチは持ったか?石鹸やシャンプー・リンスは?着替えと食料はあるか?」((ヽ(゚〇゚;)オロオロ(;゚〇゚)ノ))
「ん。大丈夫」( ・`ω・´)キリッ
どうも、みんなのオリ主ハナマロ君です...............ハイ、ご想像の通り負けました。
開幕『咸卦法』からの無音拳
↓
防いだ瞬間、後ろに回りこまれ上空に弾き飛ばされる
↓
『虚空瞬動』を使っての空中での全方位攻撃
↓
ある程度高度が下がったら無音拳で跳ね上げ
↓
以下、エンドレス
↓
フィニッシュは雷光剣。俺、フルボッコ
............だってしょうがないじゃん!?パワードスーツとかそういうの一切使用禁止なんだもん!投影も禁止なんだもん!空跳ばれちゃったらどうしようも無いんだもん!あの後
「本当に行くのか?やめてもいいんじゃぞ?」
「心配し過ぎだぜ、マイスウィートハニー?ちゃんとハナマロいるんだしよ」
「ハニー言うな。いや、しかし......」
「いいか、アスナ。あれはあくまでも、ハンデがあったから勝てたんだからな?あんまし調子乗るんじゃねーぞ?」
「わかってる」
アリカさん心配し過ぎだろ。気持ちはわかるけどそれなら最初っから許可出しなさんな
ちなみにラカンさんとガトウさん、タカミチ君と詠春さんは昨日帰ったので今ココにいるのは俺、アスナちゃん、ナギ、アリカさん、アルさんのみ。三人はもう何日かしてから出発するそうだ
「それでは花麻呂、アスナさんを頼みましたよ?」
「了解です」
「アスナもハナマロの言う事シッカリ聞くんじゃぞ?」
「解った」
別れの挨拶を済ませ、ゲタに乗り込む俺たち。
「じゃあ、またな!二人とも!」
「フフ、お元気で」
「体には気を付けるんじゃぞー!」
ああ、そういえばーーーー
「ナギ!」
「おう!どうした!」
「今まで言って無かったけどさ!お前と旅した1ヶ月、色んな事が有ってスッゴイ楽しかったし、
良い奴等とも沢山出逢えた!お前と出逢え無かったら、俺は多分、今でもあの森に居たと思う!今俺がこうして毎日楽しく過ごせてるのは間違い無くお前のお陰だ!あの時俺を拾ってくれて本当にありがとう!!」
ナギは少し驚いた様な表情をしたが、すぐに笑い
「おう!俺もお前との旅は楽しかったぜ!どういたしましてだ!!」
そんなこんなで俺とアスナちゃんはナギ達と別れ、まずは『フォエニクス』を目指すのだった
ハイ、第7話でした
今回で紅き翼メンバーとの出逢い編は終了です。
着々と強化されていくアスナちゃん。
戦う度に学習していくとか、何と言うパルヴァライザー。
しかし、豆腐メンタル。disられるとすぐに泣きます。ドウシテコウナッタ
ちなみに現在のアスナちゃんのハナマロ君に対する親愛度はそこそこ高いです。
好きか嫌いかで言ったら「好き」と即答するくらいには有ります。
じゃあ、何故ラカンさんの「惚れたのか?」と言う質問に対して違うと即答したのかというと、アスナちゃんにとって、「惚れる」と言うのはナギとアリカさんの関係、つまり『結婚したいほど好き、愛している』と言う認識なので「違う」と答えていました。
そして、結局やられるハナマロ君。
次回からはアスナちゃんとハナマロ君のらぶらぶ(?)世界旅行編です
おまけ
『ラカン式強さ表での現時点のハナマロ君とアスナちゃんの位置』
ハナマロ君(無手):250(麻帆良学園勤務の魔法先生の平均ちょい下)
ハナマロ君(投影):450(魔法世界編の修業前のネギ君ちょい下)
ハナマロ君(投影+宝物庫):700(魔法世界編の修業後の通常時ネギ君)
アスナちゃん:500(魔法世界編の修業前のネギ君)