プリすば!   作:負け狐

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その211

 キョロキョロと辺りを見渡す。延々と続く謎の廊下ではなく、見慣れた場所、というほどでもないけれどまあ全然知らないわけでもない建物の中だ。

 そしてそんな感想を抱いているゆんゆんを見て、どうやらゴールで監督役をしていたであろう女性の悪魔がこちらを見る。

 

「お、無事生還したね」

「言い方が物騒!?」

 

 パタン、と持っていた本を閉じた監督役――アーネスは、試練突破おめでとうと何やら腕輪のようなものを渡してくる。なんぞこれ、と受け取ったそれを眺めていると、横合いからまた別の声が聞こえてきた。

 

「成程。どうやらアップデートの結果は上々のようですね」

「なわけないだろ。こいつしか生還してないのよ」

 

 ふむ、と顎に手を当て頷く小柄なエルフの女性、言うまでもなくネネカに対してアーネスは全力でツッコミを入れる。が、言われた方はそんなことはないと首を横に振った。里の紅魔族と比べれば、ゆんゆんは経験が足りていない。にも拘わらず彼女が生還し他の連中が未帰還者になったのならば。

 

「彼らは族長になる資質を持ち合わせていなかったのでしょう」

「……いやまあ、あの連中がまとめ役をやれるかっていえばそりゃそうだけど。だとしてもゆんゆんも上に立つタイプじゃないでしょうに」

「そうでしょうか? 元来族長試験は前衛と後衛の二組で受けるものという、いつの間にか有名無実と化してしまったルールが存在します。私はそのルールの意味を自分なりに解釈し、きちんと守るべきものだと制定したのですが」

 

 それを満たしたのは現状ゆんゆんただ一人。だからこそ、試練をクリアできたのだ。そう続けたネネカは、アーネスに理解できたかと言わんばかりの視線を向ける。ガリガリと頭を掻いた彼女は、ネネカの言葉にあーはいはいと降参したようで投げやりな言葉を返した。

 

「それで? 二次試験はどうするの?」

 

 最初の試験は挑戦者がいい感じに人柱となり改良点を炙り出していたが、この先の試験はテスターであるめぐみんしか受けていない。そしてめぐみんからは流石人の心を持ち合わせていないだけはある、というお墨付きをもらっている。もちろん褒めていない。

 

「最初の試練をアップデートする時点で、残りの試練もそれを基準に改良を行いました。ミツキ先生とも協議を重ねたのですよ、安心してください」

「安心できる要素が欠片もない」

 

 はぁ、とアーネスは溜息を吐いた。とはいえ、結局のところこちらが何と言おうとゆんゆんは試練を続けるだろうと予想は立てている。ついでに、里の連中が全滅したこれを彼女が突破すれば、族長としての権威や発言力もそれ相応に上がり結果的に貴重なブレーキ役が出来上がる可能性があるわけで。

 

「……まあ、頑張って」

「え? あ、はい」

 

 その辺りも踏まえてホーストに投げよう。そう結論付けた彼女は、ゆんゆんを応援しつつそっと一連の騒動から距離を取ることに決めた。

 

 

 

 

 

 

 そんな一行とはまた別の問題を抱えているのがカズマ達である。ミツキの監獄、もとい診療所では、一人の少女がベッドで上半身を起こした状態で黄昏れていた。

 

「……うぅ~」

「しょうがないでしょ」

 

 ぺしょりとしているペコリーヌに、キャルはやれやれと肩を竦めながらそう述べる。彼女の言葉に同意したコッコロも、笑顔でりんごをペコリーヌの口元に運んでいた。

 

「はい、ペコリーヌさま。あーん、でございます」

「あーん」

 

 されるがままである。しゃくしゃくもぐもぐとりんごを瞬く間に数個完食した彼女は、しかしはぁ、と溜息を吐いた。りんごが足りなかったわけではない。念のため。

 

「わたし、みんなに迷惑かけちゃってますね」

「まあそれはいつものことだからいいとして」

「否定はしないのね」

 

 カズマはペコリーヌの弱音を流した。キャルも別段そこには反論しない。どちらかというと自分も普段迷惑を掛けている側なのを自覚しているから、ということもある。

 そもそも、このパーティーは誰もが誰かしらに普段迷惑を掛けている。今ここでお世話欲を満たしてご満悦のコッコロですら例外ではない。迷惑だと思われていないだけだ。

 

「でも、これじゃあ冒険にもいけませんし」

「別に元々行く気もないからそれは大丈夫だぞ」

「それはそれでどうなのよ……。いや、あたしも行く気はないんだけど」

 

 ヒキニートとニート猫にその反省は無意味である。コッコロも別段現状冒険に行かなければならない理由もないため、二人がそれでいいならばと中立を保っているため問題はない。

 まあつまり、現在ペコリーヌがしょんぼりしている理由は特にないわけで。

 

「それでも、こうやってみんなに頼り切りなのはちょっと」

「いいんじゃない? 普段の戦闘とかはあんたに前衛任せっきりなんだから、こういうときくらいは」

「そうかもしれませんけど」

 

 やっぱり王家の装備を使って動けるように。そんなことを呟いた彼女に向かい、カズマは何言ってんだお前と鼻で笑った。呪い治療中で現在絶賛蝕まれ中なんだから、と続けた。

 

「やれるもんならやってみろ、ほれ」

 

 そう言ってティアラを投げ渡す。ベルゼルグ王家に伝わる神器の扱いとしては間違いなく重罪レベルだが、そこを咎めるような者は今ここにいないのでよしとして。

 問題は、それをキャッチしたペコリーヌの方だ。

 

「わ、っと、っと……」

「それを重そうに持つ時点で無理だろ」

 

 そこまで弱々だと、王家の装備の力を使うとかそれ以前の問題だ。頭に装着したらそのまま重みで倒れて首がグキりといきかねない。ティアラでそれなのだから、メインパーツではない他の鎧部分を装備したら潰れてぺしゃんこだろう。

 持ち上げて頭に装着しようと頑張るペコリーヌからティアラを奪い取ると、カズマはそういうわけだから大人しくしてろと言い放った。項垂れながら分かりましたと述べたものの、彼女はそれでもなんとかしてもう少し動けるようになりたい理由がありそうで。

 ベッドの横に設置してある机代わりにもなる台を見た。そこには、弱弱になったおかげで指にはめられなくなった指輪が箱に仕舞われていて。

 

「……うぅ~」

「しょうがないでしょ」

 

 左手の薬指を見て、再びぺしょりと唸るペコリーヌに、キャルは溜息混じりでそう返した。

 

 

 

 

 

 

「そんなに心配しなくても。呪い自体は抜けているから、すぐに回復していくわ」

「だとしても、弱くなりすぎじゃない?」

「彼女の場合、元々の血筋で抗体があるおかげで治療の反動が少し大きいのよ。だから経過観察はとても興味深い結果が出ているわ」

「おいマッドドクター」

「人聞きが悪いわね。人体実験をしているわけではないの、ただ治療のデータを収集しているだけ」

 

 微塵も態度を変えずにそう述べるミツキ。言っていることは確かにその通りなのだが、いかんせん普段の行い、というか存在がそれの説得力を大幅に落としている。彼女自身、振る舞いが偽悪的なのも拍車をかけた。

 

「まあ、とはいえ。あそこまで弱体化しているのは確かに問題ね。ほとんど寝たきり状態になるほどではないはずだもの」

 

 キャルの心配を肯定しつつ、ただそれは、とミツキは続けた。今すぐ動かなくてはいけない状況に陥った場合だと述べた。絶妙にフラグ臭い物言いではあるものの、この里にいる面子を考えれば、何か問題が起きたとしても、例えば魔王軍の襲撃なり強力な魔物なりが現れたとしてもペコリーヌが出張ることなく事足りる。カズマもキャルもその辺りは承知の上で、勿論この二人はその場合戦う気はこれっぽっちもない。

 

「ただ、あいつはそうじゃないのよね」

「これまで逃げていた反動、といったところかしら。王女も難儀な生き方をしているわね」

 

 コロリン病騒動やらなんやらで今ではすっかり事情を理解している彼女も、キャルのそれに同意するように溜息を吐いた。カズマはそんなミツキに対し、いやそういうわけじゃなくて元々の性格だからと訂正する。ふうん、と途端にミツキの表情が生暖かいものになった。

 

「若いっていいわねぇ」

「ちょっと何言ってるか分かんない」

 

 カズマのツッコミを流し、ミツキはそれじゃあ自分も用事があるからと踵を返した。どうやら族長試練の第二次の調整にいくらしい。

 そうして去っていった彼女の背中を見ていた二人は、ではどうするかと顔を見合わせる。現状ペコリーヌのよわよわ姫様はどうにもならないらしいし、心配しすぎるほどでもない。あんなのではあるが恐らくベルゼルグ王国で最高峰であろう医者にそう言われてしまった以上、彼らに出来ることはお見舞いくらいなわけで。

 それでもって、お見舞いは常にしているわけで。

 

「……あんたが代わりにあいつのお世話でもする?」

「嫌だよ。コッコロに睨まれたくない」

「別にコロ助は睨まないでしょ。お世話の対象がペコリーヌだけからあんたも追加した二人になるだけよ」

「余計嫌だ」

 

 当の本人はイキイキするだろうことが予想できるから余計に。はぁ、と溜息を吐いたカズマは、どこかぶらぶらするかと足を進めた。別段用事もないキャルも、そんな彼についていく。

 ついでに食料の買い出しでもいくか。そんな提案に、まあそれもありね、と同意しつつ、二人はそのまま紅魔の里の中心部へと。

 

「……ん?」

「どうしたのよ」

「いや、何か見られているような……って」

 

 視線を感じた。キョロキョロと辺りを見渡すと、そこにはボブカットの巨乳美少女が、相変わらずハイライトのない瞳で、こちらを観察するようにじっと見詰めていて。

 慌てて目を逸らす。あかんあれは見ていると駄目なやつだ。『強壮なる使者』と相対した時と同じような感想を抱きながら、カズマはそんな彼女を見なかったことにして進もうとした。キャルは最初からそれである。

 

「クスクスクス」

「うおぁ!?」

 

 が。気付かれたことで遠距離監視を止めたらしいエリコはそのままノータイムで接近してきた。別段知らない仲ではないし、なんなら何度か助けてもらったこともある。それはそれとして、得体の知れない人物であることは間違いないので、カズマの警戒心はマックスになった。ネネカとミツキの彼女の評価が高いのも怪しさに拍車をかけている。

 

「どうされたのですか?」

「なんでもないですよ!」

 

 カズマは相手が女性だからとか関係なく、自分にとって敵となるならばドロップキックをかませる人間だと自覚しているし、相手が美人でもやる時はやる男である。問題はエリコが別段敵ポジションでもなんでもない脅威であり、準備万端の搦め手でなければシンプルにぶち壊されるので現状打つ手がないというところだ。紅魔族でもなんでもないのにハイライトのない瞳が妖しく光っているのは、気の所為ではないのだろう。

 キャルは静かにカズマから距離を取り、極力他人のふりをした。

 

「買い物に行く、と言っていましたが。よろしければ、お手伝いしましょうか?」

「あ、いや結構で――も、ないかな! うん、そうですね、お願いしちゃっても、いいかもね!」

 

 断ったら死ぬ。本能的にそう察知したカズマは日和った。いざという時にノーと言える男を目指していた彼にとってそれでいいのかと思わないでもないが、恐らくどちらを選んでも結果が同じになるであろう現状わざわざ余計な危険を冒す必要もない。

 じゃあごゆっくり、と小声で告げたキャルは二人を見送る方向に舵を切った。

 

「では、何を買うのですか?」

「ん? ああ。食料を買い込まないと、ほら、うちのパーティーの腹ペコが食い尽くすから」

「……ペコリーヌさんのためですか」

 

 す、とエリコの目が細められる。何かを見極めるように、見定めるように。極々自然にペコリーヌのことを話すカズマを見て、彼女は暫し考え込むような仕草を取った。

 普段は情けないし、真正面から何かをするような素直さもない。根は善人であろうが、はっきり表立ってそう評価されるほどでもない。頭の回転は早く抜け道を探し出すことやルールの盲点を突くことは得意だが、知識を磨く勤勉さがあるわけでもない。

 そこまでを考えた彼女は、現状自身の運命の相手たる要素は満たしていないと結論付けた。以前と同じ結論だ。ただ、これにもう一つ新しい情報を付け加えれば。

 恋人には、一途。その一点でエリコの評価がモリモリ上がる。

 

「惜しいですわね」

「何が!?」

「その目が私を見ていてくれれば、あるいは……」

 

 まあいざとなったら王家を潰して奪えばいいか。そんなことを一瞬考え、それはそれで面倒だと一蹴した。燃えるほどの運命を感じればやぶさかではないが、占いで示された条件を一応満たしているだけの彼には、まだ既定値を満たすほどではない。前回も今回も、こんなにもぴったりの物件であるのに。

 

「しかしそうなると。少々不可解です」

「いやあの、一人で考察して一人で納得するのやめてくれない? 怖いんだけど」

「あら失礼。少々、運命の出会いについて考えていたもので。クスクス」

「へーそれはたいへんですね俺は陰ながら見守っていますから、じゃ」

「お待ちなさい」

「うぎゃぁ!」

 

 やべーレベルの前衛職による引き止めである。骨が砕けるかの勢いで掴まれたカズマはシンプルな悲鳴を上げた。何事だ、と里の紅魔族は一瞬視線をこちらに向けたが、エリコだと分かったのでなーんだとばかりに興味をなくしていた。あのへんの面子はアクセルでいう変人狂人どもと扱いが同じらしい。さもありなん。

 

「一人では大変でしょう? 私がお手伝いしてさしあげます」

「いや人手は間に合って――あれ? キャルは?」

「とっくに逃げましたわ」

「覚えてろよあのヤロー!」

 

 勿論自分が同じ立場になったら彼女を見捨てて逃げるのは想像に難くないが、まあお互い様なのでそこは仕方ないだろう。勿論カズマはそう思わない。

 ともあれ。カズマ一人でペコリーヌの腹を満たす量を買い込むのは実際不可能なので、買い物を一回で済ませるには確かに手伝いが必要になる。彼女が一体全体何を思ってこちらに接近してきているのかさっぱり分からないが、断っても碌なことにならなさそうなので彼はその申し出を受けることにした。

 

「ええ。お任せくださいませ。クスクス」

「……なんだろう。面倒見が良くて可愛い美少女が手伝ってくれてるのに、鳥肌止まんないんだよなぁ……」

 

 選択肢を間違えたらデッドエンド一直線の気配がプンプンする。そんなことを思いながら、よりにもよってここの面子でどうにかなる問題じゃないのが降って湧いてくるのはどういう了見だと思わず天を仰ぎ女神に愚痴った。

 幸運値が高いからそれで済んでるんだけどなぁ、としたり顔で解説している水の女神のアホ面が浮かび上がり、うるせぇ駄女神と内心叫ぶ。アメスもエリスも同じ結論なんですけどぉ! 謝って! 私に謝ってよ! などと雑念が追加投入されたが無視した。

 同タイミングで、あ、なんかアクア様がしょげてる、とキャルが察したがどうしようもないので心中でエールを送るだけに留めた。

 そういうわけで里を歩き食料を買い込むことになったのだが。意外というべきか、エリコは手慣れているようで、カズマは実に行動しやすかった。何だかんだ一緒にグダるキャルとは大違いである。

 そうして思ったよりも倍近くスムーズに買い物を終えた二人は、診療所へと帰路につくことにした。どのみちエリコもそこが住居である。同行してもらっても何の問題もない。

 

「今日は助かった。ありがとうな」

「いえ。私が好きでやったことですから」

 

 そう言ってクスクスと、実際にクスクスと口に出しながら笑うエリコは可愛らしく、普段纏う雰囲気や立ち位置、そして瞳のハイライトの無さを考慮しなければ非常にカズマの好みであった。致命的な部分が多すぎるおかげでグラつかないが。

 そんな折。ガシャリと何かが立ち塞がる音がした。何だ何だ、と視線を向けると、先日ボコした自称聖なる鎧がこちらを見てプルプルと震えている。

 

〈き、貴様ぁぁぁぁぁ〉

「おい何かキャラ変わってないか?」

〈うるせー! はぁ!? なんなのお前? ハーレム主人公街道爆進中!? ただでさえ三人の美少女とひとつ屋根の下でキャッキャウフフしてるくせに、今度はヤンデレ美少女攻略中ですかぁ!? 何々? そんなに夜も眠れなくなりたいの? それは睡眠必要ない俺っちみたいなのが日常のスパイスに求めるものであって、ハーレム野郎には過ぎたシチュだぜ!〉

「ネネカ所長のとこで過ごしてもブレないのはある意味凄いよなこいつ」

〈あそこの生活は慣れれば美女美少女愛で放題だし、姐さんの無茶振りに応えられれば結構高待遇なのさ。あ、そういう意味では俺もハーレム主人公なのかも〉

「ああそうかい。じゃあ問題ないな、ほれどけ」

 

 関わりたくない、とカズマはアイギスを手で追い払う仕草をしたが、当の鎧はそのまま仁王立ちをやめなかった。それとこれとは話が別だ、と言い放った。

 

〈俺がハーレム主人公するのは問題ないが、人がハーレム主人公するのは我慢ならない。分かるだろう? この気持ち〉

「分かる」

〈だよなマイブラザー。……だから、俺は、お前を、許さない!〉

 

 覚悟しろ、と指を突きつけたアイギスは、そのまま一直線にカズマに突っ込んでくる。腐っても聖鎧、素手とはいえその一撃を喰らえば所詮最弱職でしかない彼のステータスではひとたまりもない。

 だからというべきか。

 

〈覚――〉

「まったく……」

〈ごぉぉぉ!?〉

 

 彼を守るようにその途中に割り込んだエリコが、非常に禍々しいオーラを纏いながら斧を振りかぶっていた。勿論、ハイライトのない瞳が妖しく光っている。

 

「塵も残さずお消えなさい」

〈あ、ちょっと待ってそれやばいって流石の俺っちも塵も残さず消えはしないけど入院コースっていうか姐さんに修理依頼出さないとしばらく行動不能になりそうっていうかそもそも神器をそんなふうに粗末に扱うと色々と問題がですね――〉

 

 オーラごと叩きつけられた斧が、そのままアイギスの言葉を掻き消した。爆裂魔法でもぶっ放したのかと言わんばかりの余波が周囲に響き、カズマの持っていた紙袋が一つおじゃんになる。エリコの分はきちんと安全な場所に避難させていたらしい。配慮の塊である。

 そうして出来上がったクレーターの中心には、ある意味鎧なのだから当たり前なのだがピクリとも動かなくなったアイギスが。

 

「《デッドリーエグゼキューション》」

「やっぱり後で言うんだ……」

 

 




「ぐわぁぁぁぁーーーッ!!」(二回目)
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