プリすば!   作:負け狐

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この話でデストロイヤー終わらせるつもりだった(過去形)


その23

「おいおい、大丈夫かよ……」

 

 避難警報が鳴り響いているデストロイヤーに乗り込んでいく冒険者を見ながら、カズマはそんなことを呟いた。いくらこの街を破壊されるわけにはいかないと思っていたとしても、あそこまで勢いを付けられるのだろうか。

 

「何か、譲れないものがあるのでしょう」

「そんなもんか?」

「はい。ペコリーヌさまが見せていたお姿のように、この街の冒険者の方々も、きっと」

「……そいつぁ立派だな」

 

 ふふっ、と後ろでネネカが笑っているのは気が付かない。カズマはコッコロの言葉を受け、向こうで動かなくなったデストロイヤーを見るのみだ。アオイとゆんゆん、そしてキャルの攻撃により出来た泥と蔓の塊は、巨大要塞に乗り込むのに丁度いい道となっている。大して労せず冒険者達は乗り込み、そして機動要塞の暴走を止めんと行動を起こしていた。

 

「さて、カズマ」

 

 ネネカが声を掛ける。あなたはこれからどうしますか。そう述べ、す、と手を差し出した。

 

「どうするもこうするも。後は向こうのがどうにかしてくれるのを避難の準備しつつ待つだけだけど」

「おや、そうでしたか。ペコリーヌはあちら側ですよ? もし失敗したら」

「……いや、どっちみち俺に出来ることなんかねーって」

 

 一瞬言い淀む。が、自身で述べたようにやれることなど何もない。搦手が通じるような規模の相手ではない以上、カズマにやれることは精々が。

 

「では、私からドレインタッチで消滅するまで魔力を補充してください。そして、このスクロールで私と合流し、いざという時にスキルで強化を頼みます」

「いや、俺の話聞いて――は?」

「エクスプロージョンを使用したので、私の体はそれほど持ちません。なので、カズマの補充に使おうかと」

 

 しれっとなんてことのないようにネネカはそう述べる。対するカズマは何を言っているかさっぱり分からない。体が持たないとか、消滅するとか、まるで彼女がこれから死ぬみたいな。

 それ以前に、その後彼女は私と合流しろとか抜かしたのだ。じゃあここにいるお前は何なんだ、そんな疑問が湧いても不思議ではない。

 

「今デストロイヤーに侵入しているのが本物です。私は分身、気にすることはありませんよ」

「なんなの!? これがここの常識なの!?」

「主さま……ネネカさまは特別なので、あまり彼女を基準になさらない方が……」

 

 コッコロの言葉に少しだけ我に返る。そうだよな、こんなんがそうぽこじゃかいてたまるか。気を取り直し、もうそういうものだと割り切ることにした。

 それで、どうするんだって? もう一度ネネカに問い掛けると、魔力を補充した後に向こうへ飛ばすから合流しろという言葉が返ってくる。嫌だと即答したくなるが、向こうの処理が出来なければどのみちこの街は大変なことになる。ここまできてじゃあ逃げる、というのは、流石に醜聞が酷い。何より、コッコロの目の前でそんな提案をされてしまっては、断るに断れない。

 

「ネネカさま。わたくしも同行することは出来ませんか?」

 

 ほらこうなる。カズマは予想通りの彼女の返答に、ああちくしょうと頭を掻いた。ネネカは分かっていて提案したのだ。この性悪合法ロリエルフ、と心中で毒づきながら、行くのは俺一人だと言い切った。

 

「主さまっ!」

「……コッコロは、外の支援を頼んだ」

「ですが」

「心配すんなって。ちょっとあの腹ペコ連れて逃げるだけだから。暴走はそこの本物がどうにかしてくれるだろ」

 

 そう言ってカズマは笑う。割と空元気で楽観的予想ではあるが、とりあえずコッコロをこの場で説得さえ出来ればいい。ここさえ乗り切れば、割と本気でペコリーヌを連れて逃げる算段も立てている。

 分かりました、とコッコロが頷いた。それを確認すると、ネネカも微笑みながらカズマへと近付き、彼の手を取り自身の体へと導いた。

 

「さあ、遠慮なく吸い尽くしてください」

「……何かすげぇいかがわしいことしてる気がする」

 

 コッコロの視線を気にしながら、カズマはドレインタッチでネネカの魔力を吸い取っていく。徐々に彼女の体は透けていき、では頼みましたよという言葉を残して、一枚のスクロールを残して消えていった。

 ふぅ、と息を吐いたカズマはそのスクロールを手に取る。詳しいことは分からないが、とりあえず向こうに合流する呪文が封じてあるらしい。

 

「じゃあ、ちょっくら行ってくるわ」

「はい、行ってらっしゃいませ、主さま」

 

 

 

 

 

 

 デストロイヤーの甲板へと転送されたカズマの視界に入ったのは、小型ゴーレムや戦闘用のゴーレムが次々と破壊されていく光景であった。駆け出しの街に似つかわしくない高レベルの冒険者達を中心として、見事な連携で仕留めている。

 

「なんだあれ……?」

 

 乗り込んだ冒険者の大半が男だったらしく甲板は割とむさいことになっているが、今のカズマにはその辺りは別段関係がない。目下の目標は、ここにいるらしい本物のネネカとの合流と、そして。

 

「あの腹ペコはどこにいるんだ……?」

 

 キョロキョロと辺りを見渡すが、ペコリーヌらしき姿は見当たらない。このむさい空間で彼女のような存在はすぐに目立つと思ったのだが、どうやらそうでもないのかもしれない。

 でかいのが来たぞ、と誰かの叫びが聞こえた。慌てて視線を向けると、大型の戦闘用ゴーレムが周りの冒険者をものともせずにこちらに駆けてくる。

 と、その進路上に人影が躍り出た。ゴーレムはそれに思い切りぶつかり、そして人影はゴムボールのように弾き飛ばされバウンドする。その衝撃のせいなのか、ゴーレムはターゲットをその弾き飛ばした人影に変更すると、倒れたままのそれを踏み潰した。

 

「……」

 

 動きが止まる。少し前まで生きていた人間が目の前であっさりと死ぬのを目の辺りにした。その衝撃で、ほんの僅かだが動揺した。

 

「く、ふふふ。あぁ……何という衝撃でしょう……! このままどんどんと床にめり込められたクウカは、身動きが取れないまま一方的に……じゅるり」

 

 即座に氷解した。そして同時に、別の衝撃で動揺した。甲板の床でゲシゲシと踏みつけられているスク水のような服を着た美少女が、よだれを垂らしながら恍惚の表情で悶えている。

 いつぞやに見た、ダクネスでない方のドMであった。

 

「おいこらクウカぁ! 悶えてねぇで少しは反撃しろ!」

「え、で、でもダストさん……。ここでクウカが反撃をしたら、他の人に危害が加わるかも、しれませんし。だからこうしてクウカは……ぐふふ」

「悦んでるだけだろうがお前は! そんなに踏みつけられたきゃ他のゴーレムもまとめて惹き付けとけ!」

「あぁ! そ、そんな手が……!? さ、流石はダストさん、クウカをいいように扱い、蹂躙されるさまを眺めて楽しむなんて……じゅるり」

「……リーン。ちょっとあいつごとゴーレムぶっ飛ばせ」

「何言ってるのよ。あたしの火力でクウカをどうにか出来るわけないじゃない」

 

 パーティーなのか、それともただの顔見知りか。ダストと呼ばれた金髪のチンピラ風な男がクウカに向かってそう叫んでいるのが見えた。横にいるリーンと呼ばれたポニーテールの少女も、何かを諦めたようにそう述べる。

 よし、俺は何も見なかった。そういうことにしたカズマは、向こうでドMと共に戦っている面々から視線を外すと、その場からの離脱を始めた。ここにはいない、だから移動する。そこに他意はなにもない。

 この機動要塞のエネルギー、動力源。恐らくそこへと彼女らは向かっているはずだ。そんなことを思いながらカズマが甲板を駆け抜けていると、何やらガンガンと扉を殴りつけている冒険者達の姿を見付けた。そちらへと近付くと、この要塞の内部へ通じる扉を破壊しようとハンマーを振り上げている。

 

「ようやく来ましたか」

「うぉ!」

 

 背後から声。振り返ると、どことなくホクホク顔のネネカの姿が。色々とデストロイヤーを調べたのだろう。よく見るとこの機動要塞を構成していたと思われるパーツの詰まったカバンが腰についていた。

 

「外部は粗方調べ終わりました。後はそこの内部だけです」

「あれ、ね……」

 

 冒険者がガンガンやっている場所を見る。手伝わなくてもいいのか、と問い掛けると、肉体労働は苦手なのですよという返事が来た。

 暫しその姿を眺めていたカズマであったが、そこでふと思い出した。彼女と出会うのも目的の一つだったので忘れていたが、コッコロに述べたもう一つの目的が残っている。

 

「ネネカ所長」

「どうしました?」

「ペコリーヌのやつ知りません? あいつ連れて帰らないといけないんで」

「ああ、彼女でしたら」

 

 視線を動かす。扉を破壊しようとしている冒険者達を阻止しようと集まってきたゴーレムが、一人のクルセイダーによって止められるところであった。

 

「ぐぅ……普段なら心地よい痛みに酔いしれるところかもしれんが、今の私は!」

「変なとこ真面目ですよね。ダクネスちゃん」

 

 ゴーレムを受け止めたクルセイダー、ダクネスの横を駆け抜けたペコリーヌは、そのまま剣を一閃しゴーレムを切り裂く。ゴトンと落ちるパーツを横目に、ダクネスの受け止めているもう一体に飛び掛かり縦に両断した。

 とりあえずはこんなものか。周囲の動かなくなったゴーレムを見渡しながら、ペコリーヌとダクネスは一旦剣を下げる。そうした後、自分達を見ているカズマに気が付いた。

 

「カズマくん!? 来てたんですか?」

「色々無理矢理だけどな」

 

 で、この後どうするんだ。そう尋ねたカズマに対し、彼女は迷うこと無く向こう側の扉を指した。あの中の、デストロイヤーの動力源なり責任者なりを止めて、事態を終息させるのだ、と。

 

「当然、私も同行します」

 

 ネネカが口を挟む。ダクネスは元よりついていくつもりなので何も言わずそこに立っていた。

 ペコリーヌはカズマを見る。だから、もし連れ帰るつもりなら。そう言って、彼を真っ直ぐに見る。無理矢理なら、抵抗しますよ。その目がそう述べていた。

 

「……しょうがねぇなぁ」

「カズマくん?」

「んじゃとっとと原因を止めて、帰ろうぜ」

「はいっ!」

 

 満面の笑み。それを見たカズマが少しだけ照れくさくなって視線を逸らしたが、丁度そこにいたネネカが楽しげに口角を上げていたのを見て顔を顰めた。その横で、ダクネスが何とも複雑そうな顔で両方を眺めている。これはそういうことなのか、それとも。ううむ、と悩み始めたものの、答えは出ない。

 開いたぞ、という叫びが聞こえる。こじ開けられた扉の中へと冒険者達が殺到する中、カズマ達も向かおうとそちらに駆け出した。建物内にもゴーレムはいたが、謎の団結力を見せている冒険者達やペコリーヌによってなすすべなく倒されていく。

 

「そういや、確か。これを作った研究者が今も動かしてるんだったか?」

「そういう噂もある、というだけだ。実際はどうか分からん」

 

 カズマの疑問にダクネスが答える。現状盾役の彼女は出番がない。そして彼も当然出番がないので、必然的に後ろで追従するのみになる。

 ともあれ、それが本当ならここの奥にはその研究者が待ち構えている。ボスの二連戦は正直勘弁して欲しい。そんなことを思いながら冒険者達がなだれ込んだ部屋へと近付き。

 

「……どうしたんだ?」

 

 さっきまでの勢いが途端に無くなった冒険者達を見て首を傾げた。尋ねてみると、あれを見てみろと部屋の奥の椅子を指差す。

 白骨化した遺体が、静かにそこに座っていた。

 

「まあ、昔の話ってんだから、そりゃそうだよな」

 

 うへぇ、と骨になった研究者らしき遺体を一瞥すると、何かこの状況をどうにかする手段がないかとカズマは部屋をあさり始めた。これで何もないなら出来るだけ遠くへと逃げる腹積もりである。

 冒険者達もそれに習い積んである資料などを調べ始めたが、当然ながら何が何だか分からない。ただ一人、ネネカだけはそれらをパラパラと捲って理解しているようであった。

 

「ん?」

 

 そんな中見付けたのは一冊の手記。どうやらこの研究者のものらしく、思わずその内容を口にしてしまう。

 そうしてカズマが読み上げたそれは、凡そ想像していたものとはかけ離れたもので。ぶっちゃけてしまえば何だか知らんうちに適当に出した設計図と適当に出した指示でこんなもん出来ちゃったから自棄酒したらうっかり起動させて大☆暴☆走、である。もういいや知らん、と責任者は投げやりになっていた。

 

「嘗めんなっ!」

 

 思わず手記を叩きつける。とりあえずそこの骨はどうしてやろうかと考えていたが、思いの外他の連中は穏便なようで、下ろして埋葬してやろうと言い出していた。あまりにもなオチのおかげで、冷静になってしまったのかもしれない。

 

「とりあえず、責任者がこの状態な以上、後は動力源ですね」

 

 一通り資料を見終えたネネカが述べる。さっきの話からするとその辺はデストロイヤーに関係ないものではないのかと思ったが、彼女は何も語らない。中々良い知識を得ました、と言っているところからすると、機動要塞とは別の収穫があったのかもしれない。

 ともあれ、そうなるともはやここにいる冒険者ではどうにも出来ない。外のゴーレムの残りを始末しながら脱出するということになり、どうにか出来そうな人員だけ残ることとなった。

 何故かカズマが残された。

 

「……」

「どうしたカズマ。お前のことだから何か文句を言うのかと思ったが」

「そりゃ言いたいけど。そこの腹ペコは絶対残るじゃねーか……」

 

 残された面々の一人、ダクネスにカズマはそう述べる。ネネカとペコリーヌが、動力源をどうにかすると手を上げた人員であった。

 もういいからさっさと片付けてくれよ。そんなことを思いながらネネカを見たが、彼女はポーカーフェイスのままその動力源を見るばかり。

 

「成程、これがコロナタイト……随分と貴重な鉱石を使った動力ですね」

 

 鉄格子に囲まれたそれを杖でコンコンと叩いていたが、ふむ、と視線をペコリーヌへと向けた。分かりました、とネネカと入れ替わる形で動力源の鉄格子の前に立ったペコリーヌは、普段見せないような真剣な表情で剣を振るう。

 

「これで、大丈夫ですね」

 

 動力装置ごと横一文字に斬られた鉄格子は、床にゴトンと落ちると燃えるような赤い光を放ち続けている石を転がした。

 警告が止まる。動力源を破壊したことでデストロイヤーの機能が停止したのだろう。これでとりあえずは大丈夫かもしれないが、肝心な問題が残っていた。

 

「で、これどうすんだ? ……なんか今にも爆発しそうだが」

 

 赤々と光るコロナタイト、これをどうにかしなくては結局は一緒だ。とはいえ、カズマではこんなものをどうにかする方法など思い付かない。ペコリーヌもダクネスも、彼の言葉に返答が出来ず固まっている。

 

「ではカズマ、貴方の出番ですよ」

「は?」

 

 ネネカがその石を見下ろしながらそう述べる。特徴的な杖を取り出すと、何やら呪文を唱え始めた。

 

「もうひとりの私――《ミラーミラー》」

 

 増えた。二人になったネネカは、では始めましょうかとカズマをコロナタイトの落ちている場所へと誘導させる。

 我に返った。何をさせる気だ、とネネカとネネカに食って掛かったカズマは、大したことではありませんよという彼女の言葉で後ずさった。これは絶対大したことをやらせる気だ。そう確信した。

 

「大丈夫です。あのスキルを使ってもらうだけですから」

「あのスキル? 結界を破壊するために二人を強化したというやつのことか?」

 

 ダクネスの疑問に、ネネカは頷く。そうしながら、やることは簡単だと視線を動かした。

 コロナタイトを外付けの魔力源としてカズマのスキルを使い、それによって強化された魔法でコロナタイトを冷やす。言ってしまえばそれだけだ。

 

「え? それ俺大丈夫? 無限のエネルギーが俺を内部から爆発させたりしない?」

「この間までの貴方ならばそうだったかもしれませんが、今ならば大丈夫でしょう」

 

 特訓をしてよかったですね。そう言って口角を上げたネネカは、では早速とコロナタイトに近付いた。姿をウィズに変え、ドレインタッチで燃え盛る石からカズマに魔力を移す。そこに向かいネネカが魔法で冷却を開始、後はカズマがそのネネカをスキルで強化すれば完成だ。

 

「カズマくん……大丈夫ですか?」

「いやもう始められたからやるしかねーじゃん! こんにゃろぉ!」

 

 ショートソードを構え、ネネカにひたすらスキルを使う。強化された魔法によりコロナタイトが冷やされ、そして即座に赤熱するのを繰り返す。ウィズになっているネネカの分身の手は、最初こそ焼け焦げたが次第にそれほどのダメージではなくなってきた。

 

「おお、いい感じだ。……ん? 待て、コロナタイトは永遠に燃え続けると言われていなかったか?」

「そうですね」

「いやそうですねじゃねーだろ! 俺このまま永久にやり続けるのか!?」

 

 ダクネスの疑問にさらりと答えたネネカは、続くカズマのツッコミにもまさかと即座に返す。コロナタイトは永久に燃え続けると言われている石だが、別に永久に壊れない石ではない。そう述べた。

 

「つまり――ああ、そろそろですね」

「へ?」

 

 視線を下に向けると、冷えては燃えて冷えては燃えてを繰り返していたコロナタイトにヒビが入った。甲高い音を立て、燃え盛っていた石が砕け散る。カラカラと音を立て転がった破片は、先程のものよりも輝きを失っていた。

 その中の比較的大きな塊を手に取ったネネカは、何かのケースのようなものにそれを回収すると息を吐いた。これで終わりですね、とのたまった。

 

「さて、脱出しましょう。あの欠片がもし爆発したら、この甲板くらいは吹き飛ぶかもしれませんからね」

 

 しれっとそう述べたネネカを見て、そして床を見て。最後に顔を見合わせた三人は、こくりと頷くと全力で駆け出した。

 




次回で一巻分(?)終わり

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