プリすば!   作:負け狐

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ハンス戦中盤。


その60

「いやどうすんだよあれ!?」

 

 周囲の木々を巻き込み吸収しながらゆっくりと動いている巨大スライムを見ながらカズマは叫ぶ。元々生半可な攻撃は通用しないという話であったが、あの大きさでは強力な攻撃を叩き込んでも通用するか怪しい。逃げながら隣を見ると、他の面々もあれをどう対処しようか考えあぐねていた。

 

「ミツルギ!」

「何だい!?」

「ちょっとあれどうにかしろ」

「無茶振りもいいとこだよ!? いや、確かに女神に選ばれた勇者候補としては、魔王軍幹部を倒さねばならないというのは分かっているんだが、流石に」

「つっかえねぇな」

「ボロクソ!?」

 

 視線をキョウヤからペコリーヌへ。さっきの一撃でハンスの腕を吹き飛ばすことは出来たが、ここまでの質量だと通用するかは怪しい。本人もそれが分かっているのか、カズマの視線を受けあははと苦笑した。

 

「今の状態だと、ちょっと厳しいですね」

「だよなぁ……」

「僕の時と反応違わない!?」

「付き合いの長さが違うんだよ。俺お前がどのくらい強いとか何が出来るかとか知らねーもん」

「ぐっ……予想外に普通の答えを返された……!」

「馬鹿なこと言ってないで! 来るわよ!」

 

 キャルが叫ぶ。伸ばされた触腕が一行の走っている場所へと叩き付けられ、抉られた地面はシュウシュウと怪しい音を立てて溶けた。おそらくデッドリーポイズンスライムの猛毒の影響だろう。コッコロを掴み緊急回避で避けたカズマ、キャルを抱きかかえ飛び退ったペコリーヌ、そしてキョウヤは、追撃が来ないことを確認し息を吐きながらハンスを見る。

 

「で、どうすんのよ、カズマ」

「いやどうするって言われても」

 

 相手はスライム。少なくとも某クエストのような雑魚ではないので、某ソウルとかあの辺の連中だと踏まえる。物理が殆ど効かない、属性魔法も効果が薄い。その特性も付け足して。

 ん、とカズマは顔を上げた。物理、属性魔法じゃなきゃいいのか? そんなことを思いながら、彼はコッコロを見やる。

 

「コッコロ」

「はい」

「スライムって、プリーストの魔法とか効いたりするか?」

「破魔呪文、ですか? いえ、あまりそのような話は聞きませんが」

「いや、だけどあいつは魔王軍幹部だ。通常のスライムとは違い通用する可能性はある」

「そういえば、ゼスタのおっさんの呪文効いてたっぽかったわね」

「呼びましたかな?」

「うぉぉっ!?」

 

 猫耳美少女らしからぬ叫びでキャルがバックステップする。相も変わらずピンピンしているゼスタを見ながら、カズマ達はこの男一体何で出来てるんだろうかと若干引いた。若干なのは別ベクトルの前例がいたからだ。

 

「いやはや、魔力障壁がなければ死んでいましたな」

「そのまま死んでりゃよかったのに……」

「キャルちゃん!?」

 

 悔しそうに呟いたものの、どうやら死んでいないことは確信していた様子のキャルを見てペコリーヌは何とも言えない表情を浮かべる。とりあえず信頼の証とかではないだろう。そんなことを思いながら、カズマ達の話を続けるよう促した。

 

「じゃあ、えっと。ゼスタさん? あいつを浄化って出来ます?」

「ふむ。先程の様子からすると、私の力では完全浄化は難しいでしょうな」

「駄目か……」

「いやいや、落ち込むのはまだ早い。ダメージは与えられるのですから、戦力に組み込んでくれて結構ですぞ」

 

 そう言いながらキャルにウィンク。本能的な嫌悪感を覚えた彼女はひぃぃと悲鳴を上げながらカズマへと縋り付いた。何で俺、と鼻の穴を広げつつも彼がツッコミを入れる。

 そんなキャルを見て少しだけ寂しそうに眉尻を下げたゼスタは、コホンと咳払いをすると、ご安心をと言葉を続けた。キョウヤを見やり、ここに魔剣の勇者殿がいるということは、と視線を巡らせる。

 

「主さまっ! 第二撃が!」

「っと!? 退避ぃぃぃ!」

 

 先程より多い数の触腕がこちらに向かって振り下ろされる。元々源泉を汚染するのが目的であったはずのハンスは、もはや怒りと本能に突き動かされ目の前の相手を喰らうことしか考えていないようであった。そういう意味では対処は成功といえるが、肝心要の相手をどうにかしなくてはいけないという大問題が残っている。

 ゼスタの支援を受けながらもなんとか回避を続けていた一行であったが、カズマはこの中で一番ステータスが低いというのが災いした。運だけで緊急回避の効果を担っていたが、それ以外の部分でミスが出た。抉られた地面に足を取られたのだ。他の面々は平気なので、単純に基礎ステータスの問題だろう。

 そんな呑気な考察をしている場合ではない。緊急回避を信じて、体勢の崩れた状態でもなんとか逃げようと彼は。

 

「大丈夫だよ、弟くん」

 

 触腕が光の剣に弾かれた。カズマの周囲を守るように旋回する多数のそれは、発動者がまるで舞うように着地したことで集まり消える。

 立てる? とカズマを優しく助け起こしたその人物は、優しく美しい笑みを浮かべた後、ごめんねと眉尻を下げた。

 

「マスターとマナさんにこき使われていたら遅くなっちゃった」

「え? いや、そんなことはないよ。助かった」

「うん、どういたしまして。――じゃあ、これから」

 

 す、と十字架を思わせる剣を振るう。まるで天使の羽でもあるかのような、そんな錯覚を起こすほどの彼女の背中に、カズマは思わず見惚れてしまった。

 彼女は、シズルは微笑む。大丈夫、任せて、と笑う。

 

「お姉ちゃん、頑張っちゃうから!」

 

 弟を守るためならば、姉はどこまでも強くなれるのだ。

 

 

 

 

 

 

「やはり来ましたな。んー、流石の弟愛!」

「え? いやちょっとおっさん、シズルの『弟くん』について知ってたの?」

「ええ。ついこの間力説していましたから、リノさんと一緒に」

 

 ようやく見付けた、と嬉しそうに笑う二人を見て、ゼスタは祝福の《ブレッシング》を掛けたのだとかなんとか。この広い世界で見失った弟を、兄を探し出す。それは生半可の努力ではなかったであろう。まさしく、女神アクアの力あってこそ。

 

「アクシズ教徒は救われる。そういうことですな」

「何か違う気がする……」

 

 ともあれ、援軍追加はありがたい。キャルにとって彼女はゼスタよりは取っ付き易い部類だからだ。勿論彼は最底辺なので比べる意味が無いが。

 シズルはこちらに伸ばされる触腕を自身のスキルにより生み出した光の剣で撃ち落としている。直接触れるのはまずいという判断を瞬時に行った結果だ。そうしながら、体力を失っていたカズマに回復と、そして味方全体にゼスタとは違う支援を掛けた。

 

「えっと、コッコロちゃん?」

「は、はい?」

「確かアクシズ教じゃないアークプリーストだったよね? 別の宗派なら同じ支援の重ねがけが出来るから、お願いしてもいいかな?」

「かしこまりました」

 

 コッコロの支援魔法が追加で唱えられる。それにより味方全員のステータスがモリモリ底上げされ、単調な触腕ならば余裕で回避出来る程度に到達した。

 が、それはあくまで回避することだけであり、攻撃については未だ決定的な意見が何もない。何より、あれを倒すということは。

 

「存在そのものが猛毒なんだから、それをどうにかしないといけないってことか」

「やばいですね……」

 

 カズマの呟きにペコリーヌが零す。本能のままに動く相手なのだから、超強力な一撃を叩き込むこと自体は難しくない。問題は、その後だ。もしそれでハンスが弾け飛んだりした場合、広範囲に猛毒による汚染が広がる。

 

「まあ、その超強力な一撃ってのがそもそも無理筋なんだけど」

「一番手っ取り早いのは、爆裂魔法だろうね」

 

 呆れたようなキャルの言葉へ続けるように述べたキョウヤであったが、その場合間違いなく山全体が汚染される。源泉にも被害が及ぶだろう。

 

「大丈夫。そこのあたりは、抜かりないよ」

 

 え、と視線がシズルに向かう。笑みを浮かべたままの彼女は、その辺を見越して仕込まれていたから、と剣を頭上に掲げた。

 山が揺れる。突然のことに何が起きたのかと目を丸くする一行を余所に、シズルとゼスタは悪戯が成功した子供のような笑みを浮かべていた。

 

「か、カズマくん!? 何だか、壁がせり上がってきてますよ!?」

「な、なんだぁ!?」

「こ、これは一体……!?」

「何が……!?」

 

 驚く四人、笑う二人。そのどちらとも違うキャルは、暫し呆けた後何かに合点が行ったらしく溜息を吐いた。ああそういうことねとやさぐれたように吐き捨てた。

 

「やっぱり全部お見通しなんじゃない、あの二人」

 

 キャルのぼやきが済んだ辺りで、ハンスを閉じ込める檻の完成である。山全体に汚染が及ばないように。というよりは、被害をそれ以上拡大させないようにといったところであろうか。カズマ達にとっては広範囲だが、ハンスの巨体からするとそれほどでもない。

 が、これならば確かに爆裂魔法で吹き飛ばしたとしても周囲に被害は及ぶまい。

 

「……お姉ちゃん、ちょっといいか?」

「どうしたの? 弟くん」

「この状態でハンスを爆裂魔法とかで吹き飛ばしたら、俺らもタダじゃ済まなくない?」

「爆裂魔法じゃなければ大丈夫」

「投げやりぃ!?」

「大丈夫だよ。弟くんはやれば出来る子なんだから。それに、何かあったら私が全力で守るもの」

 

 何の曇りもない笑顔でそう言われてしまうと、カズマとしても文句が言えない。というかこの流れ昔コッコロとやったぞ。そんなことを思いつつ、ああもうと頭を掻いた。

 

「今の戦力は!? あいつにぶつけて効きそうなやつ、はい一番から!」

「え? わたしは今の状態だと《プリンセスストラ――あ、いえ。……加護のブーストください、もうちょっとだけ、強いの撃ちます」

「カズマ、ブーストよこしなさい。《アビスバースト》全力で撃つから」

 

 ペコリーヌとキャルが武器を構えてそう述べる。コッコロは、有効打は無理だろうから全力で支援をすると槍を構えた。

 

「僕の魔剣グラムの力を全力で開放すれば、あの巨体にも通用すると思う」

「お姉ちゃんに任せて」

 

 キョウヤはともかく、シズルのそれは何の説明でもない。が、何故か不思議な説得力があった。

 一行の説明を聞き終えたカズマは、それらを一斉に叩き込んでどうにかなるだろうかと皆に述べる。一応どうにかなるとは思うが、そんなことを言いつつ、キョウヤは少しだけ不安げにハンスを見た。

 

「了解。じゃあちょっと中に打ち込もうか」

 

 頭上から声。そして、それと同時にハンスの真下から壁が生み出され、巨体は磔のような状態になった。ああやっぱりこれは物理扱いなのか。大したダメージも受けていないスライムの巨体を見て、呑気にそんなことを頭上の彼女は述べる。

 

「これで、いいかしら? 魔剣の勇者さん?」

「あ、はい……。ありがとうございます? マナさん、ラビリスタさん」

 

 そしてもう一人。狐の獣人の女性が怪しい笑みを浮かべながら降り立った。その隣にいるのはアクシズ教徒に不釣り合いなほど真っ赤な装いのラビリスタ。そして手伝いを無理矢理させられたのかゼーハーいっているリノである。

 

「リノちゃん、お疲れ様」

「お疲れ様じゃないですよ! シズルお姉ちゃんが途中で飛び出してっちゃうから私一人でこの二人の雑用やる羽目になったんですからね!」

「だって、弟くんの危機だよ? 飛び出さないなんて出来るわけない」

「終わったら戻ってきてくださいよ! 何しれっと一緒に戦ってんですか! ずーるーいー! 私もお兄ちゃんと一緒に戦いたかったんですよ!?」

「今から戦えばいいじゃないか。ほら」

 

 べし、とリノの頭をラビリスタが叩く。納得いかない、とぐぬぬの表情をしていたリノであったが、たしかに今はそんな場合じゃないと気を取り直した。弓を構え、私もお手伝いしますと身動きが取れなくなったハンスを睨む。ラビリスタのスキルにより周囲の地形がハンスを動けなくさせるよう再構築されたものの、もとより全てを食らうと言われるほどの悪食がデッドリーポイズンスライムだ。それらを取り込み、再度動き出すのもそう遠くはないだろう。

 

「さあ、キャルのパーティーリーダーさん。やってちょうだい」

「え? やれって言われても……」

 

 ひょっとして全員にブースト掛けろと言っているのか。そんな疑問を込めて視線を向けたが、マナは余裕ぶった笑みを浮かべたまま微動だにしない。とりあえずあの二人とゼスタを除いて。そんなことを思いながら、目の前にいる六人を見た。

 

「あー、ちくしょう。……やってやろうじゃねぇか!」

 

 ショートソードを構える。ペコリーヌに、キャルに、コッコロに、シズルに、リノに、ついでにキョウヤにも。それぞれ線で繋ぐように意識を集中させると、死なない、意識の飛ばないギリギリを残して残りを全てアメスの加護へと注ぎ込んだ。

 

「後は任せた……ぞぶべ」

 

 そのまま仰向けにぶっ倒れるカズマを皆が心配そうに見たが、それも一瞬。彼の力を無駄にはしないと、ゆっくり自身を磔にしているオブジェクトを侵食しているハンスに視線を戻した。

 

「参ります――《オーロラブルーミング》!」

 

 全員のステータスが、先程よりも更に底上げされる。強力な一撃を、更に強力なそれにするために。コッコロのそれを受け、五人は一歩前に出た。

 

「さあ、ちゃんと見ていてくれよ佐藤和真! これが僕の、魔剣グラムの! 力だぁぁぁぁ!」

 

 刀身に光が集る。それを横薙ぎに一閃すると、光の奔流がハンスへと撃ち込まれた。侵食しようとしていたオブジェクトごと切り裂かれ、スライムの巨体がゆらゆらと揺れる。

 逃さない。そんなことを呟きながら、シズルは自身の足元に魔法陣を展開させた。彼女の周囲を多数の光の剣が旋回し、そしてそれが頭上へと上っていくと重なり合って巨大な一振りの剣となる。

 

「いくよ、弟くん! 《セイクリッド・ビヨンド》!」

 

 ハンスの中心部より少し上、牙の生えたその大口に、光の巨大剣が突き刺さった。破魔呪文で構成されているからなのだろう。スライムの特性を半ば無視して、その一撃はハンスにより深いダメージを与えた。雄叫びをあげながらもだえ、そして触腕を振り回す。

 宙を舞う一人の少女がハンスの視界に映った。弓をつがえ、真っ直ぐにその巨体を睨み。そして、その周囲でうねっている触腕全てに、狙いを定めた。

 

「まとめて――いっけぇぇぇ! 《コロナレイン》ッッ!」

 

 弓から放たれるのは、炎の奔流。弓で構成された火炎の雨は、こちらを狙っていた触腕を尽く燃やし、弾いた。物理とも、属性魔法とも違う。いうなれば単純な属性攻撃。だからこそ、その単純さがスライムには痛手となった。

 ハンスが吠える。所々焦げながら、しかし逃げ場もない隔離空間で、スライムの巨体は相手を取り込まんと、喰らわんと前進を続ける。触れさえすれば、それで終わり。それが魔王軍幹部の、デッドリーポイズンスライム。これまで対峙した冒険者は逃げ惑うか、許しを請うか。そのどちらかであったはずの、凶悪な魔物。

 それがどうだ。恐れ知らずのアクシズ教徒と神器を持った勇者候補に、そしてよく分からない連中に。こうもいいようにやられている。

 認められるか。スライムの本能で動いているハンスの中の、わずかに残った感情が、抑えきれない怒りが。絶対に引かんと前へ進ませた。

 

「オオオォォォオオオオ!」

「うるっさい。……トリは任せたわよ、ペコリーヌ」

「はい!」

 

 キャルの前にペコリーヌが立ち、そしてそんな彼女への道を作るかのようにキャルは呪文を唱える。パラパラと杖の先の魔導書が捲れ、それに合わせるように彼女の背後に魔法陣が生まれ、魔力が高まっていく。

 

「見てなさい! 《アビスバースト》ぉぉ!」

 

 ハンスが光の柱に飲まれる。属性魔法とは異なる魔力の一撃、だが、爆裂魔法とは違いスライムの巨体相手ではこれ自身は決定打にならない。それでも、相手へのダメ押し程度にはなる。これにより相手へのダメージを更に蓄積させれば、最後の一人の一撃が、決め手になってくれる。

 ペコリーヌの頭上のティアラが光り輝いた。それに合わせるように、彼女の武器が、まるでキョウヤの魔剣のように、勇者候補の持っていた神器のように光に覆われていく。

 

「あれは……ひょっとして、ベルゼルグ王家の……?」

 

 キョウヤの呟きを聞いていた者はいたのだろうか。ハンスの咆哮とペコリーヌの剣の輝きで、皆無と言って問題ないようではあるが、しかし。

 彼女は真っ直ぐに剣を構える。足に力を込め、皆の支援で強化されたステータスで、カズマの加護の力でブーストされた能力で。集中力を途切らせないように、全力で。

 ふと、彼女の脳裏に一人の少女が浮かんだ。姉とお揃いだと嬉しそうに一房を三編みにして、自身と同じように剣を構えている、一人の少女。

 

「アイリス……わたしはまだ、あなたに置いていかれていないですよね……」

 

 余計なことを考えた。しまった、と光が弱まっていくのを感じ、ペコリーヌは慌てて立て直そうと。

 

「アホリーヌ! ぼさっとしてないでさっさとやりなさい!」

「ペコリーヌさま! ファイト、でございます!」

「ペコリーヌ、お前が頼りなんだから頑張れって!」

「キャルちゃん、コッコロちゃん、カズマくん……。――はいっ!」

 

 気持ちはすぐに落ち着いた。そうだ、自分には、大切な仲間がいる。信頼できる友人がいる。だから。

 

「フルパワーですよ!」

 

 そんな弱音は、今吐く必要はない。

 今はただ、みんなのために。友人の故郷を守るために。目の前の敵を、倒すだけだ。

 一際大きく輝いた剣を振りかぶったペコリーヌは、飛び上がり叩きつけるように上段から振り下ろす。キョウヤのそれとは少し違う、キラキラと煌くその光は。

 

「《プリンセスヴァリアント》!」

 

 散々に猛攻を浴びせられたハンスへ撃ち込まれ、その身体を爆発四散させた。

 

 




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