プリすば!   作:負け狐

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王女姉妹は所詮、拳と拳でしか分かり会えない不器用な美少女なのさ


その73

「ねえ、エリス」

 

 アメスの夢空間。そこで自身の加護を与えた者がいる世界を見ていたアメス、ではなく居着いているアクアが、これまたいつの間にか仕事の休憩という名目でここに入り浸るようになったエリスに尋ねていた。ボリボリとビスケットを齧っているので間違いなく雑談である。

 

「どうしました? 先輩」

 

 同じくクッキー片手に紅茶を飲んでいたエリスが返す。こいつら完全に人の空間溜まり場にしてやがるとアメスはジト目で二人を眺めていた。

 

「あの子達の装備してるのって神器よね? 転生者特典のチートアイテム」

「そうですね。王族に伝わる装備ということですし、別段悪用もされていないのでこちらで回収することはないでしょうけど」

 

 それがどうかしたんですか、とエリスはアクアに問い返す。それを聞いていたアクアは、ほんの少しだけ難しい顔をした。自分の記憶が確かならば。そんな事を言いながら、アイリスの剣とペコリーヌの装備を指差す。

 

「あっちの子の剣は本来の力を完全には引き出せないじゃない。武器としての性能はまあともかく、状態異常完全無効の追加効果は急速レジストに劣化してるし」

 

 カズマの麻痺毒の件についてだろう。そうですね、と頷きながら、エリスはアクアの言葉を待った。口を挟まないアメスも、彼女が何を言い出すのか聞くことだけはしっかりやっている。

 

「向こうのあの娘。あの装備って本来の持ち主以外が使うと装備者のスタミナの回復量を上げるとか自然回復を早めるとかちょっとした状態異常耐性つくとかちょっとステータスに補正掛かるとか、そういう満遍なく効果がある器用貧乏なやつでしょ?」

 

 元々強力な王族が装備すればその効果がダメ押しになる。だからこそ王族に伝わる神器であったし、選ばれし者のための強力な装備として認識されていた。

 しかし、それがどうしたのだろう。エリスは首を傾げながら、アクアの問い掛けの意図が分からず更に問う。が、それよりも早く、彼女の横から声が飛んだ。

 

「ちょっと待って。ペコリーヌちゃんのあの装備、そんな効果なの?」

「そうよ。もちろん本来の持ち主なら、自分のステータスの限界値が跳ね上げられて超パワーアップしたりとか、その効果を引き出すためにフォームチェンジとか出来ちゃう勇者っぽいっていうかヒーローっぽい装備だけど」

「……成程ね」

「やっぱりそうよね?」

「……ど、どうしたんですか? 二人共凄い顔してますけど」

 

 アクアの言葉の途中からアメスの表情が固まった。それを見たエリスは目を見開くが、アクアもアメスの反応で微妙な表情になったことで更に慌てる。

 そんなエリスに、アクアもアメスも何かを諦めた表情でぽんと肩を叩いた。

 

「先祖返りって、あるものなのね」

「案外、血筋に魂の記憶みたいなのって刻まれてるのね。まあ、本当の本人には流石に及ばないでしょうけど」

「魔法が使えないのもその影響でしょうね」

「まあトントン? 特化型って言っちゃえばそれまでだし」

「え? え? 先輩もアメスさんも、何を言って……!?」

 

 何となく察した。目の前のスクリーンで吹っ切れた表情をしているペコリーヌを見て、まさかそんなとエリスは呟いた。

 視線を戻す。何とも言えない笑顔でサムズアップするアクアとアメスが視界に映った。

 

『向こうの調査と報告、頑張れ』

「薄情者ぉぉぉぉ!」

 

 

 

 

 

 

 アイリスの斬撃を別の斬撃で打ち消したその光景を、訓練場にいた面々は各々の表情で眺めていた。それは驚愕だったり、歓喜だったり。

 あるいは、安堵だったり。

 

「おっせーぞペコリーヌ! 遅刻だ遅刻!」

「あはは、別にいいじゃないですか、少しくらいは」

「どこが少しだ! 割とジリ貧だったんだぞ」

 

 笑顔でそうのたまうペコリーヌに、カズマはふんと鼻を鳴らす。そんな彼を見て、彼女は口角を上げたまま唇を尖らせた。

 

「も~、細かいですね。……でも、うん。ごめんなさい、お待たせしました」

「おう」

 

 何も飾ることない笑みを浮かべたカズマは、よしでは改めてとアイリスを見る。

 乱入者に、六人目に。思わず呆然と立ち尽くしているアイリスを、見た。

 

「……」

 

 ペコリーヌも少しだけ気まずそうにアイリスを見やり、そして目を瞑ると何かを決めたように後ろへ振り返った。その表情が真剣味を帯びていて、五人は思わず姿勢を正す。

 

「ごめんなさい。いきなり乱入したわたしがこんなお願いをするのは駄目だと思うんですけど」

「い、いいえ! ユースティアナ様が頭を下げることなど!」

(わたくし)達は貴女様の臣下ですもの。少しくらいのワガママは許容範囲ですわ」

 

 ダクネスとアキノの言葉に、彼女はありがとうございますと返す。そうしながら、ちらりとキャルとコッコロを見た。

 

「様子伺うみたいに見んな。別に好きにすればいいじゃない。その代わり、あたしは絶対に助けないから」

 

 何も言っていないのに、キャルの言葉はペコリーヌのその先を踏まえた返事であった。それが嬉しくて、彼女は思わずキャルに抱きつく。やめんか、とペコリーヌを引き剥がすと、さてどうすると視線をカズマとコッコロに向けた。

 

「ふふっ。わたくしの答えは既に決まっております」

「だとさ。で、俺達は下がってればいいのか?」

 

 キャルの言葉で、あるいはペコリーヌの態度で大体察したのだろう。コッコロもカズマも、既に彼女のワガママを前提に動く気満々である。

 ペコリーヌはその答えにはいと答えた。そうした後、ちょっと追加でお願いがと述べる。

 

「コッコロちゃん。アイリスの回復をしてもらっても、いいですか?」

「はい。わたくしはかまいません」

「……あんたってほんっと馬鹿よね」

「あはは、やばいですよね☆」

 

 では、とコッコロはアイリスの減った体力を回復させる。万全とは言えないかもしれないが、全力でぶつかり合うのには十分な状態には戻った。戻された。

 そんなことを要請した姉を、アイリスは静かに見る。ほんの少しだけ、泣きそうな表情で、捨てられた子犬のような顔で。

 

「アイリス」

 

 深呼吸をして、振り向いた。妹の名を呼び、ペコリーヌは真っ直ぐに彼女を見る。

 そして、迷うことなく頭を下げた。ごめんなさい、と謝った。

 

「お、お姉様!?」

「わたしはアイリスに酷いことを言っちゃいました。だから、ごめんなさい」

「そ、そんな……! お姉様が謝ることなど!」

「子供みたいな駄々で、アイリスに嫉妬して、八つ当たりしました。これは絶対にわたしが悪いです」

「ち、違います! 私が」

「まあ今回の件は、間違いなくボスが悪い」

「クリスティーナは黙ってて!」

 

 茶々を入れた審判に怒鳴りつつ、アイリスはペコリーヌを真っ直ぐに見る。そうしながら、一つ尋ねたいと彼女は述べた。

 

「なんですか?」

「……私のこと、大嫌いって」

「ごめんなさいごめんなさい! あの時は頭の中ぐっちゃぐちゃで…………いえ、言い訳ですね」

 

 慌てたような表情から、真面目な顔に。ペコリーヌは泣きそうなアイリスを見ながら、ゆっくりと言葉を紡いだ。そうです、大嫌いでしたと言い切った。

 

「わたしの持っていないものを全て持っている。そう思っていたから、わたしの大好きな妹のことを大嫌いだって言い張りました。そう思い込もうとしました」

「お姉様……」

「でも、それ以上に。そんな風に考えちゃう自分が、大っ嫌いでした。こんなやつが王女だなんてって、いつも考えてました」

 

 でも、と周囲を見渡す。そこにいる面々の顔を見る。ゆっくりとそれを噛み締めるように目を閉じ、開く。そうしてから、改めてアイリスを見た。

 

「わたしは、わたしでした。みんながそうやって信じてくれる限り、わたしはちゃんとユースティアナでいられるし――」

 

 拳を握る。その拳を前に突き出すと、ペコリーヌは屈託のない笑顔で言葉を続けた。

 

「カズマくん達のパーティーメンバー、お腹ペコペコのペコリーヌとして笑っていられる。うじうじ悩んでた沢山のことは、そんな余計なことは、必要なかったんです」

「……そう、ですか」

 

 ストン、と。何か憑き物が落ちたような姉の様子を見て、アイリスはゆっくりと息を吐いた。そうだ、これだ、と彼女は目を細めた。自分が大好きだった、尊敬する姉の姿は、こうであったと思い返した。

 アイリスにとっては、ユースティアナはいつもこうだったのだ。悩んでいた、嫉妬していた、子供のように駄々をこねていた。そんな表面よりも奥にあるその姿を、ずっと見ていたのだ。

 だから、その姿がこうして全面に押し出されたのは、とても嬉しくて。

 

「お姉様」

「はい」

「私も、大好きなお姉様が大嫌いでした」

「え?」

「私が今ここまで成長出来たのは、お姉様の背中を見ていたからです。いつか、お姉様と並べるようにって頑張って、勉強や修練も」

 

 なのに、とアイリスはペコリーヌに指を突きつける。その動きに思わずビクリとなった彼女に向かい、アイリスは捲し立てる。

 

「全然、追い付けないのですよ!」

「……アイリスの方が全然上ですよ?」

「ほらそれです! お姉様は自覚してください! 普通の人間はクリスティーナとジュンによる本気の訓練と通常の勉強を揃って合格出来るまでこなせるように出来ていないのです!」

 

 うんうん、とアキノとダクネスが頷く。昔馴染みの仲なので、定期的に訓練に付き合っていたこともあったが、実際体験した身からすれば同意しかない。正直落ちこぼれ発言を聞くたびにこいつ正気かと思ったことも多々ある。

 

「魔法が使えないからなんだというのです! ベルゼルグ王国は強ければ大抵のことが押し通せます。お姉様の強さはそういうレベルなのですから!」

「……あ、はい。ごめんなさい」

 

 アイリスの剣幕に思わず謝る。そう言ってるけどお前も十分大概だろ、というツッコミを入れる空気ではなかったので大半の人間が自重した。

 勿論この人は自重しない。

 

「アイリス様、何を他人事のように言っている? 貴女もしっかりと規格外だぞ☆」

「言っちゃった!?」

「ワタシの見立てでは、陛下とジャティス王子が殆ど王城に帰らないのは二人を見ると凹むからだろうと思っているがな♪」

「王城の噂の発生元は貴女かモーガン卿!?」

 

 訓練場が静まり返る。目をパチクリとさせている姉妹は、何とも言えない表情を浮かべるとあははと苦笑した。

 

『やばいですね☆』

 

 

 

 

 

 

 さて、とペコリーヌは剣を構える。それに合わせるように、アイリスも剣を構え真っ直ぐに姉を見た。

 

「わたしは今まで、アイリスに勝ててませんでした」

「私はこれまで、お姉様に勝利出来たことなどありませんでした」

 

 だから、とお互いを睨む。真剣に、本気で、全力で。

 それでいて笑顔で、相手を睨み付ける。

 

「今日は勝たせてもらいますよアイリス!」

「今日こそ、勝たせていただきますお姉様!」

 

 同時に足を踏み出す。一瞬で肉薄した二人は、自身の剣をぶつけ合いギリギリと押し込んだ。その衝撃の余波が周囲に撒き散らされ、強風でバサバサとスカートが捲れ上がる。慌てて押さえるキャルであったが、カズマの位置からは思い切り見えた。まあ前も見たからな、とカズマはどこか冷静にその黒色を記憶した。

 剣を引く。即座に振り抜いたアイリスの一撃は、あろうことかペコリーヌの裏拳で弾かれた。カウンターの膝蹴りを打ち込むが、想定済みであったのかアイリスはバックステップでそれを躱す。

 と、同時に回転するように横薙ぎの一撃。げ、と目を見開いたペコリーヌは、軸足を振り上げて自ら仰向けに転倒した。勢いよく半回転した体は、その胸部装甲を惜しげもなく揺らす。ペタペタと自身の上半身を触りながら、キャルの目が若干死んだ。

 

「お姉様。手を抜いていませんか?」

「アイリスが意地悪だ!?」

「ええ。この間の意趣返しですよ」

 

 クスクスと笑うアイリスを見ながら、ペコリーヌは起き上がる。パンパンと服についたホコリを払いながら、そういうあなただってと指を突き付けた。

 

「魔法やスキル、使ってないじゃないですか」

「近接でお姉様を倒した方が勝ち誇れるではないですか」

「むっ。アイリスったらいつの間にかそんな子に」

「はい! お姉様の妹ですので」

 

 満面の笑みである。おおう、と少しだけ圧されたペコリーヌであったが、まあそういうことならばと剣に力を込め、集中し始めた。アイリスもそれに気付き、剣を構え姉の出方を見る。魔法のチャージも、《エクステリオン》の発動準備も忘れない。

 ペコリーヌはペコリーヌで、今から行うことに不安があった。今まで成功はしていない。クリスティーナから教えられたそれは、本当にそれが正解なのか分からないほどの代物だ。

 ちらりと後ろのカズマを見た。あの時、彼の使う女神の加護の力の後押しがあってようやく、それも一度スキルを使うためだけに発動させたそれを、今。

 

「カズマくん」

「ん?」

「あのスキル、かけないでくださいね」

「いやしないけど。……そこまで言うからには、絶対成功させろよ。いいか? 絶対だぞ。フリじゃねぇからな」

「――分かってます。絶対に!」

 

 淡く光ったペコリーヌは、手にした剣を天に掲げる。光りに包まれたペコリーヌは、身に付けていた装備が変化した。装飾が増え、剣もその姿を変え。煌めきに包まれたその背中からは、まるで翼のようなオーラが一瞬溢れた。

 

「は、はははははっ! いいぞボス!」

「ユースティアナ様。本当に吹っ切れたね」

 

 クリスティーナとジュンが笑う。アキノとダクネスは、どこか感慨深げにその姿を見た。

 そして、カズマ達は。

 

「次はもう奢らねーぞ」

「あんた言うに事欠いてそれ?」

「ふふっ。ペコリーヌさま、全力で、いってらっしゃいまし」

「はいっ!」

 

 アイリスを見る。どこか感動に打ち震えているような彼女を視界に入れ、ペコリーヌは剣を構え直した。

 それに合わせるように、アイリスが準備していた魔法を取り消し、自身の剣を真っ直ぐに構えて恐ろしいほどに集中し始めた。周囲の空気がパチパチと震え、クレアとレインも状況に思わず緊張し後ずさる。

 

「――行きますよ、アイリス」

「はい――お姉様!」

 

 先程よりも猛烈な勢いで、爆発でもしたかのような勢いで二人がぶつかり合う。アイリスは剣にオーラを纏い、その一振りが必殺レベル。しかしペコリーヌはそんな斬撃を同じように剣で受け止め受け流す。今あの場に近付いたら、間違いなく自分は一瞬でミンチだろう。そんなことを思いながら、カズマは他の面々に退避の指示を出した。

 お互いの剣が弾かれる。再度距離を取った形になった二人は、深呼吸を一つ、した。

 

「ふぅ……やっぱり、長時間は無理ですね」

「私も、この状態を維持し続けるのは無理です」

 

 だから、とアイリスは剣を振りかぶる。彼女の周囲に漂っていたオーラが全て手にしていた剣に集まり、いつにも増して光り輝いた。

 だから、とペコリーヌは左手を前に突き出した。そこに魔法陣が浮かび上がり、それに向かって剣を構え少しだけ腰を落とす。

 

「全力で、参ります。お姉様!」

「はい、行きますよアイリス。わたしの、全力全開の更に先!」

 

 あ、やべ。これ見てたらアカンやつだ。そう判断したカズマであったがもう遅い。既に逃げる時間など残されておらず、キャルは何かを悟ったように訓練場の壁にもたれかかりながら様子を見ている。コッコロも同じで、こちらはただ純粋に見守っているだけのようであった。

 

「ああもう、こうなりゃヤケだ! ペコリーヌ、ぶちかませ!」

「やっちゃいなさい、ペコリーヌ!」

「ペコリーヌさま! 頑張ってくださいまし!」

 

 背後の声援を受け、ペコリーヌは笑みを浮かべる。対面のアイリスが少し不満そうにこちらを見ているのが見えて、ふふんと少しだけ勝ち誇った。

 

『アイリス様!』

「クレア、レイン……」

 

 そこに声。そうだ、自分だって見守ってくれている人がいる。ちょっと一瞬負けた気になったが、そんなことはない。でもそれはそれとして友達欲しいな。そんなことを思いながら、アイリスは負けんとばかりに姉を睨んだ。

 

「《セイクリッド――」

「《超! 全力全開☆――」

 

 アイリスの剣から光が迸る。その斬撃は間違いなく一人の人間に、というか姉にぶっ放していいものではない。ドラゴンなら真っ二つになるくらいで済むだろうが、人間の美少女が食らえば欠片も残らないだろう。

 一方のペコリーヌのオーラを纏った斬撃の突進も、間違いなく一人の人間に、というか妹に叩き込んでいいものではなかった。デストロイヤーなら真っ二つになるだけで済むが、人間の美少女が食らえば欠片も残らないだろう。

 が、やった。この姉妹は、本当に全力でやりやがった。そうは言ってもあくまで人間相手の全力だとか、そういう遠慮など全く無く。本当の本気で全力でやりやがったのだ。

 

「――エクスプロード》!」

「――プリンセスストライク》!」

 

 アイリスの振り下ろしたレーザービームのような斬撃と、オーラの羽を生やしたペコリーヌのビームキャノンのような突進がぶつかり合う。相手を消し飛ばす威力の一撃同士がぶつかり合い、拮抗し、そして。

 

「やぁぁぁぁぁ!」

「こんのぉぉぉぉぉ!」

 

 気合を込めたそれが乗り、弾けた。

 爆発、そして爆煙。盛大な爆発音と城の一角が吹き飛ぶほどのそれは、王城どころか王都がパニックになるほどで。

 

「いやぁ、愉快愉快。久しぶりに見るだけでも楽しめた」

「クリスちゃん……笑ってないで運ぶのを手伝って」

「はぁ……余波でこの威力。流石は――」

「ララティーナちゃんも無事なら皆を運んで!」

 

 爆心地である訓練場だったその場所では。楽しそうに笑うクリスティーナと、色々と堪能して恍惚になっているダクネス。そして呆れたように気絶した他の面々を運ぶジュンがいたとか。

 

「わたしの、勝ち、です……がくり」

「私の、勝ちです……きゅぅ」

 

 ついでに中心部では相打ちになった姉妹がぶっ倒れていたとかいないとか。

 

 




プリンセスフォームが開放されました(使えるとは言ってない)

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