TS悪役令嬢神様転生善人追放配信RTA   作:佐遊樹

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こちら登場人物まとめとなっております
まだ一章完結部分まで読んでいない状態で最新話リンクから飛んできた場合は、お手数ですが前話にお戻りください
(一回これ言ってみたかったのでニコニコしています)


ここまでの登場人物まとめ

●マリアンヌ・ピースラウンド

・ステータス

 破壊力/S

 スピード/E

 射程距離/SS

 持続力/C

 精密動作性/SSS

 成長性/EX

 

・武装

 悪役令嬢ブレイン:悪巧みを得意とするぞ!計算は苦手だぞ!あんまり大脳を使ったことがないぞ!

 悪役令嬢フェイス:悪い顔が得意だぞ!マリアンヌは歯をむき出しに獰猛に笑うことの方が多いぞ!

 悪役令嬢ボディ:ボンキュッボンだぞ!籠絡に使うといいけど中身が中身なので相手が萎えそうだぞ!

 悪役令嬢メンタル:基本的に自分が一番偉くて強いと思ってるぞ!

 

・概要

 主人公兼メインヒロイン。

 黒髪赤目、スタイル抜群の見た目完璧令嬢。

 ピースラウンド家の長女。というか一人娘。原作では存在しない。キャラクリでピースラウンドを引いたため生まれただけ。原作では屋敷は廃墟と化しており、禁呪の研究をしていた手記を入手できる。王国の希望ルートクリア後に訪れると狂気に墜ちた当主と妻を討伐する隠しクエストが発生する。

 

 『流星(メテオ)』の禁呪保有者。

 痛いのは気にならないので武力に極振りしてしまった主人公。

 

 ピースラウンド家の長女に相応しい器量・頭脳・身体能力を持っているものの、気高き精神のみが行方不明となり、ありえんクソバカ令嬢が爆誕した。

 実際の知能指数自体はそれなりに高く、元の世界においてはIQ200前後を記録していた。現在はそのリソース全てを戦闘行為に割いているため、平時はその辺の動物ぐらいの知能を持つ。

 

 前世では童貞のまま死んだので美少女相手には弱い。イケメンも結構好き。だが今世では恋愛してる余裕はなさそうだなーとか思ってる。

 

 とある経緯によって『流星(メテオ)』を習得して以来、もっぱらその改変魔法のみを使用して御前試合などに臨んでいる。しかしその他の属性魔法等についても造詣は深く、詠唱を一節聞いた瞬間に全詠唱を導き出し、対抗魔法を後出しで組んでぶつけることが可能な程度には魔法使いとして優れている。

 

 学生寮暮らしで実家にはあまり帰っていない。

 両親との関係は普通。両親は両親で戦術魔法研究馬鹿なので波長が合ったり合わなかったりする。

 ちなみに娘の御前試合より自分たちの研究を優先しており、マリアンヌもそれを当然のことと受け入れている。一家全員が狂人だから成立しているだけで、本来は純度100%の機能不全家族。でも顔を合わせると仲が良い。

 

 好きなアニメは『スクライド』『新機動戦記ガンダムW』

 

 

●ユイ・タガハラ

 メインヒロイン兼主人公。

 黒髪にとび色の瞳、身体の発育も平均的。何処を切り取っても平凡な美少女である。

 極東の血を引く庶民……というのは表の設定で、原作終盤では最強の対個人戦力(=禁呪保有者殺し)として生み出された人工聖女であることが判明する。

 

 日常的に自分に祝福をかけており、更に育ての親から叩き込まれた徒手空拳における圧倒的な戦闘技術もあって原作終盤ではほとんどの敵が相手にならない強さを誇った。『無刀流』を最終奥義まで修めているものの、出自を理由に正当後継者にはなれなかった。

 

 出生もあって肉親はおらず、学園で育んだ交友関係が唯一の拠り所。原作においても友人や恋人には強い依存傾向を発揮する。

 現在はマリアンヌに若干依存しつつあるが、マリアンヌの精神性に影響を受けて依存と並列して「ああなりたい」という同一化願望を抱いてもいる。普通に地獄。

 

 

●ロイ・ミリオンアーク

 原作におけるヒーロー。

 金髪碧眼、王子様タイプの優れたルックス。表面上は誰に対しても分け隔てなく接する優しさを持つが、独占欲は人一倍にある。

 名家ミリオンアーク家の嫡男。所謂王道のシンデレラ(成り上がり)シナリオにおける攻略対象で、ジャケの中央に君臨する。

 

 稀少な雷撃魔法適合者であり、貴族ながらも実戦的に鍛え上げた剣術と雷撃魔法を織り交ぜることで近~中近距離を自在に制圧する魔法剣士。

 

 原作最終盤では雷撃魔法の極地(シナリオ担当曰く禁呪とは似て非なる領域)である『雷霆(ケラウノス)(ヴォイド)』に到達。時間制限はあるものの全行動を光速で行い主人公を大きく助け、パワーバランスをぶち壊した。

 

 現状は幼少期からマリアンヌ相手に挫折と敗北を味わい続けた結果、無自覚なマゾヒズムの肥大化とマリアンヌに対抗することへの執着が発生している。

 ただし自分が優れた人間であるという全能感自体は消えておらず、そっちもこじらせて「マリアンヌに対抗できるのは自分だけでいい」という独占欲も増大している。いつかはマリアンヌにとってのヒーローになるのが夢であり、夢というよりは妄執になりつつある。

 ピースラウンド家が異常なことを知っているのも、そこから恋い焦がれる少女を救い出すという妄執を加速させる要因の一つか。ただ顔を合わせると普通に話せてしまうので、最近はそういう人も居るのかと割り切りつつある。

 

 

●リンディ・ハートセチュア

 原作における主人公の親友。

 金髪ショートカット貧乳。

 口は悪いが根が優しく、どのルートにおいても主人公の面倒をよく見ていたことからプレイヤーからはママと呼ばれている。

 

 基本的な属性魔法に代表される一般的な魔法を一通り習得しており、隙のない戦いを見せる。

 原作終盤では大体死んでおり、これが原因でユイは聖女としての能力を全解放することになる。彼女を救えるのはグランドエンドのみ。

 

 ピースラウンド家が異常なのは知っているが、マリアンヌが気にしてないならいいかとロイよりも割り切っている。

 いつかマリアンヌをギャフンと言わせることが目標。ちなみに彼女視点ではマリアンヌは普通に友人であり、越えるべき壁でもある。実態としてはマリアンヌを基点として日常生活を営んでいる節があり、居なくなられると生活が成り立たなくなる可能性が高い。

 

 

●ジークフリート

 原作におけるダークヒーロー。

 紅い長髪を持つ、辺境出身の偉丈夫。

 王立騎士団に所属するルーキー。共通ルート中盤で中隊長に任命される、期待のホープである。

 

 ルートによっては主人公と敵対するが、その際は騎士としての加護を限界まで高めた『聖騎士(パラディン)』として覚醒。主人公と仲間たちを追い詰める絶望的な存在となる。『聖騎士』となった場合には一挙一動の余波で人間が消し飛び、最終覚醒に至ったロイをぶつけられる状況でなければ詰む。

 王国敵対ルートでは、選択肢を選んだ後にジークフリートと遭遇したら大体デッドエンドだった。廊下を曲がる時の右か左か選択で出てくることもあり、当然二分の一を外して遭遇すれば主人公は死体になった。実質ホラゲーの敵と呼ばれることも多い。

 

 とはいえ攻略ルートでは騎士団を抜けて主人公だけの騎士として三面六臂の大立ち回りを見せる。陰謀にたった二人で立ち向かうヒロイックな展開と、ジークフリートとの甘い逃亡生活がバランス良く構築されており、非常に評価の高いシナリオ。

 このルートで加護を振り払った最終覚醒状態、『無念無想』ジークフリートを観ることができる。

 

 現状はマリアンヌと信頼関係、或いは共鳴関係にあり、互いに強い影響を与えている。お互いそのことには無自覚であるものの、端から見ている人間からは羨まれることが多い。

 どちらかといえば危うい立場になったマリアンヌをサポートしてやりたいという近所のお兄さん気分である。

 

 

●国王アーサー

 王国の国王。

 飄々とした老年の男性。

 

 王位継承前は第一王子として自ら軍を率い、常勝無敗だった。

 ある国を攻め滅ぼした際、少年兵で構成された特攻部隊と交戦、重傷を負う。

 元は熱血な性格だったものの、それ以来、飄々とした性格に変わった。

 

 『烈嵐(テンペスト)』の禁呪保有者。

 本人曰くかなり応用の利く禁呪とのこと。

 

 戦争の根絶、平和の成就に強い執着を抱いている。

 

 

 

 

番外

●禁呪:『流星(メテオ)

 マリアンヌ・ピースラウンドが保有する禁呪。

 大気圏外に隕石を召喚、地面に魔力で牽引し流星群(メテオ・シャワー)を降らせるという超極大範囲破壊魔法。

 マリアンヌ本人の工夫・研究により詠唱の可変性において他の禁呪と比べて大きなアドバンテージを誇っており、短縮詠唱や詠唱歪曲による身体への付与、防御転用等を可能としている。

 

 厳密には隕石を模した魔力砲撃である点をマリアンヌに悪用され、拳を流星に見立てた悪役令嬢パンチ、流星を身に纏うことで攻撃を防ぐ悪役令嬢ガードなどの派生技を生み出させられている。

 禁呪の中では攻撃範囲に優れているものの、威力や汎用性においては他の禁呪と比べて物足りない点が大きく、これは発明者である大賢者セーヴァリスが敵軍を殲滅するためのみに用途を絞り最初に開発した禁呪だからである。

 

 セーヴァリスは魔法の研究と文明史の研究に特段入れ込み、時には2つを繋げるような発言をしている。その中でもセーヴァリス自身の特徴的な考え方として、極端な光への恐れがあった。

 

【セーヴァリスの手記より抜粋】

『だが本質を見誤るなかれ。人を最も恐れさせ、脅かしたのは、確かに闇だ。しかし月のない夜であろうとも、空にまたたく星々が我々を守ってくれた。──本当にそうだろうか。我々の文明は光を用いて闇を駆逐した。その原初に誤りがあったのではないだろうか。本当に恐れるべきは、異様なほどに我々に都合良く存在した、光の方だったのではないだろうか』

 

 セーヴァリスは行方不明となっており、魔法によって生き長らえていると信じる人も多い。

 







書いてて嫌と言うほど実感しますけど、TS悪役令嬢を最初に思いついた人はマジで気狂いと紙一重な天才だと思います




次章
CHAPTER2 その魂、烈火の如く

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