●マリアンヌ・ピースラウンド
破壊力/S+
スピード/D(体内宇宙活性状態時SS)
射程距離/SS
持続力/B
精密動作性/SSS
成長性/EX
王立魔法学園の五校対抗運動会に中央校のエースクラスとして参加、大体の競技で勝ちまくった女子生徒。
ファストボールや借り物競走でしっかりと一着を取りつつ、目玉競技であるスカイマギカでも存在感を放ち、ヴァーサスでは総合優勝を飾った。
一方、運動会二日目に同時多発的に起きたピースキーパー部隊の蜂起に対して人知れず対応、相手の主戦力であったエリン・グルスタルクの制圧に成功するなどの戦果を挙げた。
世界の原初にあたる十三領域の主、極星神将たちから全面的なバックアップを受けていることが改めて判明。
単なる禁呪保有者のはずが、ヴァーサス決勝では七聖使の二重覚醒者となったロイを正面から打倒し、世界のパワーバランスをブチ壊した(n回目)。
またナイトエデンが息をするように行う光速戦闘に関しては若干ながらも同等のステージに踏み込むことに成功しており、それをきっかけとして対策を練っている様子。
自分の意思で未来を切り拓く人間が好き。
自分の意思で未来を切り拓けなかった人間は嫌いじゃない。
自分の意思で未来を切り拓く、という行為を軽んじ、他者を支配するような人間が死ぬほど嫌い。視界に入っただけでも逆鱗に触れているに等しく、一切の都合を無視してブン殴りに行く。
為政者全てが嫌いというわけではなく、この辺りで感性が重なる面のある第三王子グレンあたりは結構気に入っている様子。
ブレイクブレイドと武装少女マキャヴェリズムの完結を聞いて西暦世界の情報を知るモチベーションが著しく下がった。
でも内容は気になるので、自分の写真集でも自作してルシファーにあげたら全巻読ませてもらえたりしないかなと画策している。
・
全高/2.4m(装備展開時)
重量/位相連結機構常時動作のため計測不能
破壊力/SSS
スピード/SS
射程距離/S
持続力/S
精密動作性/S
成長性/‐
※純聖顕現時のスペック
本人はタウルスフォームと呼称している。
マリアンヌが再構築中だった
セーヴァリスが計画していた、十三領域の力を直接引き出し神を討つための力の一つ。元々の完成度が高く、手の付けようがないため放置気味だった。
二本の突撃槍『レボリウムトリガー・L』並びに『エボリウムバスター・R』による高い攻撃力を誇る。
単純な出力においては十三の形態変成の中でも頭一つ抜けており、実体を持たない存在にすらダメージを与えることが可能。
本編では活用されなかったが、首元から背中を覆う深紅のマント『セイントアクト・LR』によって推力を得ての加速や浮遊も可能。
セーヴァリスが『神殺し』の切り札として、レオアーマーによる概念的殺傷を諦めた後に第二の本命として構築した決戦用形態。求められたスペックを満たすことはできなかったものの、彼の時代に最も緻密に、そして要求通りに完成したフォーム。ただしマリアンヌが顕現させた際は、世界の十三領域とは異なる領域に存在する金牛宮から極星神将が直接力を与えており、セーヴァリスの想定を遥かに超える異常な破壊力を発揮した。またその影響からか、(マリアンヌ本人は気づいていないが)他の形態変成も根本的な出力が数段階引き上げられている。
・
全高/1.5m
重量/位相連結機構常時動作のため計測不能
破壊力/S+
スピード/D
射程距離/SS
持続力/D
精密動作性/SSS
成長性/EX
本人はジェミニフォーム、または二人は流星! MAXマリアンヌShooting☆Starと呼称している。
マリアンヌが発現させた『流星』の
同格以上の相手を想定した決戦用フォームとしてマリアンヌが再構築した形態。セーヴァリスが計画していた、十三領域の力を直接引き出し神を討つための力の一つ。
他の形態変成とは異なり装甲や武器の類はなく、魔力をもとに自分の分身を生み出す。
厳密にはこの魔力構成体こそが増設ユニット『オルタナティブホロウ・LR』であり、本体のコントロールの下に自在に活動し、敵を追い詰める。
本来は完全に自我を持つことは予想外を通り越えてあり得ない現象。いくら魔力構成体とはいえども常軌を逸した神秘の集積体であり、それを独立した個人として顕現させるのは、禁呪の範疇を超えた神の御業に他ならない。
・
宇宙を貫く、神秘の光!
サジタリウスさん! レオさん! タウルス!
……という名乗りを上げはしなかったがれっきとした新フォーム。
三つの権能の相性がかなり良く、距離を選ばない戦いも可能なので結構優秀。作中で出てきた時は流石に状況を見てレオが自重したので即死攻撃ばらまきマシーンにはならなかった。フルスペック顕現の場合はパーフェクトストライクみたいな見た目になってる。
マリアンヌの深層心理では
マリアンヌが十三領域に座する極星神将たちとのリンクを深めた結果として可能となった現象。アルトリウスが推測した十三領域への単なるアクセスの場合は絶対に引き起こせない、マリアンヌ本人に対する負荷が余りにも重い形態。だが本人はキレた勢いでこれを行使し、特に反動も受けなかった。
●ユイ・タガハラ
運動会終了後に教皇に呼び出され、魔法学園卒業後正式に聖女の座に就くことを打診される。
いったんは保留としたが、うすうす教皇の力、すなわち騎士に与えられている加護の力の出どころが七聖使に該当するのではないかと察しつつある。
立場もあってヴァーサスへの出場は見送ったが、日に日に加護の出力は上昇しており、マリアンヌと対決することがあった場合は恐ろしいレベルの激戦が繰り広げられたと推測される。多分二重覚醒したロイともいい勝負になる。そんな感じのバランスだがまだユイは覚醒イベントを経験していない。どうなってるんだこの女。
またマリアンヌVSユイが実現していた場合、技量で劣るマリアンヌが増えたところでカモにしかならないのでジェミニフォームは採用されなかった可能性が高い。ここ以外でジェミニをフル活用する機会はあんまりないので、かなり大きな分岐点だった。
光速戦闘に関しては現段階である程度対応可能。
後日マリアンヌに知られてめっちゃキレられる。
●ロイ・ミリオンアーク
七聖使の権能のうち二つ、『
ジークフリートからの激励、クライスとの激闘を経て、ついに自分の意思で力を制御することに成功した。
主に『天空』を用いた戦闘にリソースを割き、単純な膂力・機動力の向上はもちろん、その権能を用いて今までとは次元の違う戦闘能力を手に入れている。
マリアンヌが煌めく夜空にたどり着いたが、たどり着いたらたどり着いたで、並んで飛ぶだけじゃなくて勝ちたいという欲求が出てきた。要するに好きな子相手にいいところを見せたがっている。
現在の味方陣営の中でも突出して特異な立場となっており、七聖使の枠を二つも使っておきながらマリアンヌの傍にいることをウルスラグナ一派が許容しているのは何らかの考えがあってのことと予測される。
光速戦闘に関しては現段階で速度的に到達可能。
後日マリアンヌに知られてめっちゃキレられる。
使用術技
・
世界を運営するシステムそのものに干渉し、自らが定めた裁定を現実にフィードバックさせる能力。端的に言えば願望実現能力である。
ロイが「この攻撃で国は滅ぶ」と定めた場合は本当に国を焼くような出力に増大する馬鹿げた力。絶対に悪用の可能性があってはならないため、『不屈』『大和』『軍神』などと比較しても使用者の選定・使用の許可のハードルは高い。
ヴァーサス決勝では試合開始のタイミングから権能が常時発動しており、マリアンヌが初動でワザマエフォームを選んでいなかったら即座に詰んでいたほどの凶悪な性能を誇る。
本編でもその威力をいかんなく発揮したものの、マリアンヌ二人分に対しては権能のキャパシティーオーバーが発生し発動が不発に終わっていた。
そもそも世界そのものを滅ぼせる力だ! という文言が通るような能力であるにもかかわらず、たかが少女二名相手に限界を迎えた理由は不明。
もう一つの権能である『軍神』について、ほとんど『天空』をフル活用するためのリソースとして割り切っており、現段階では宝の持ち腐れと言っていい状態。
二つの権能を並列で使えるようになった場合は上位存在の軍勢を率いて自分でエースを潰しにいける最悪のユニットが爆誕する。
・
ロイが現段階で放てる最強の一撃。
本編ではマリアンヌΩに受け止められたが、その辺の上位存在なら余波で蒸発する。
『天空』による裁定権を最大出力で発動しており、基本的に相手は回避も防御もできず直撃して死ぬ。
●ジークフリート
ロイの覚醒の根本的なトリガーを引いた人。
精神的に不安定なロイのことは以前から気にかけており、臨海学校で自分の想いを自覚してからはちょっと対抗してみようかなと思う瞬間もあれど、基本的に頼れる相手でいようと思っている。
→書籍版の追加エピソードでロイとジークフリートのこの辺のことが書いてあるからみんな買おう!
純粋な七聖使の権能を二つまとめて行使するロイと異なり、彼が発動させている権能の片方、つまり騎士の加護は権能として下位互換(『大和』の派生)に過ぎないので本来は遠く及ばない。
そのためこのタイミングで環境トップを譲っても仕方がないのだが、ジークフリートの場合は本人の資質と精神性に呼応して権能の出力が跳ね上がっており、通常の覚醒者よりも圧倒的に強く、具体的に言うと現段階のロイ相手にまだ有利を取れる。要するにロイが気合と根性で粘らないと勝ち目がない程度の差があるしそこからジークフリートは気合と根性で粘れる。
もっと具体的なことを言うと、悪性存在に対して優先的な権利を持つだけの権能のはずなのに、世界に対して優先的な権利を持つロイの権能を上から押し潰せる。なんだこの男。
どう考えても3章で覚醒していいレベルではないところに3章で頭から突っ込んでいる。なんだこの男。
光速戦闘に関しては現段階である程度対応可能。
後日マリアンヌに知られてめっちゃキレられる。
●リンディ・ハートセチュア
今章は厄ネタが近寄ってこなかったので比較的平穏に過ごせていた。
ルシファーからはほぼ『
彼女が生来持つその権能の性質上、究極的にはルシファーの存在そのものを包括しかねないという点が、かの大悪魔をもってしても彼女が臨戦状態の中に出現することを躊躇わせる要因である。
光速戦闘に関しては対応不可能だが、自分をターゲットに攻撃が飛んできたりしたら普通に動き始める。
●ユートミラ・レヴ・ハインツァラトゥス
隣国ハインツァラトゥス王国の第三王子にして『
先代保有者とは違い、その力の強大さを善の方面で受け止め、自分なりにできることを模索し続けている。
後日マリアンヌから人間爆弾を作るのに応用できるらしいと聞かされ、無機物をマグマ内蔵爆弾へ変換することなら自分も簡単にできるが……と即レスする。
曰く、『普通に自分で殴った方が早いし、そういうのって違うだろ、犠牲の割に効果がないっつーか、本末転倒っつーか。それやるなら自分を強くした方が効率いいんだよな』とのこと。
この返答を聞いてマリアンヌからの好感度が普通にガン上がりした。ていうか元々高い。
光速戦闘に関しては現段階でギリギリ対応可能。
後日マリアンヌに知られてめっちゃキレられる。
●グレン・ラ・メティス・シュテルトライン
シュテルトライン王国第三王子。
審問会をまとめ上げる冷徹なふるまいとは裏腹に、王子たちの中で(あるいは現国王すら含めても)最も夢見がちで、救いの手が届かないのが我慢ならない男。
学園祭で死亡したハクナすら彼にとっては救えなかった子供であり、そのためエリンの保護にいの一番に賛成した。
第一王子マルヴェリスがこれに反対し、あわや憲兵団と査問会が衝突する寸前までいったものの、第二王子ルドガーのとりなしによって最悪の事態は免れ、グレンは後日話を聞いたマリアンヌにまあまあ強めに頭をしばかれた。
ただグレンは後悔していないし、マリアンヌがキレた理由は『そういうことするならまずわたくしを呼んでくださいます!?』だったので、その場に居合わせたルドガーは自分がとりなして本当に良かったと胃痛に顔をしかめる羽目になった。
●クライス・ドルモンド
ウエスト校が誇るエース。
代々軍人を輩出した名家の長男であり、その背景もあって恨みを買いやすく、母の胎内にいたころに使用人としてもぐりこんだ敵対者によって呪いをかけられ、先天的な魔力適合不全を発症していた。
マリアンヌの手によって解呪されてからは暴力的なまでの強さを発揮。ヴァーサス準決勝でロイの前に立ちふさがる大きな壁となったが、最後は彼の前に敗れた。
実力・資質から見ても中央校へ容易に転校できるが、本人はウエスト校の気風を気に入っているためそのつもりはないらしい。
マリアンヌへは恋慕まではいかないものの、人生の恩人として感謝しており、彼女が何か頼んだとしてもたいていは引き受けてくれる程度の好感度になっている。具体的には国を裏切って二人で逃げたいとか言われたらついてきてくれるレベル。
●ロビン・スナイダー
イースト校に所属する、国内トップクラスのスカイマギカ選手。
既にプロリーグですら最上位に位置すると見込まれるほどの技量を誇り、卒業後はシュテルトライン王国最強の選手となることは確実視されている。
他国との対外試合で近年負けが込んでいるシュテルトライン王国としても喉から手が出るほど欲しい人材であり、将来はほぼスーパースター。
クラブ時代に幼少期のマリアンヌと腕を比べ合う関係であり、今のところ、最もマリアンヌを本気にさせていた男。事故をきっかけとして彼女とは離別していたものの、今回の対抗運動会である程度整理をつけるができた模様。
言葉にして出すことこそなかったが、マリアンヌが大きな戦いの渦中に飛び込んでいることを察しており、お互い大人になって自分が選手として活躍し、マリアンヌがその戦いを終えた後に独り身だったら、まあプロポーズぐらいはしようかなと思っている。
●ロブジョン・グラス
シュテルトライン王国軍機密部隊、ピースキーパーに所属していた男。
マクラーレンから認められるほど熟達した魔法使いであり、ユイが定義した準禁呪保有者の枠に相当する凄腕。
特筆するべきは特殊な魔法『禍害絶命』への完全適合者であるという点であり、退役後の今ですら常時その再生能力が発動しており、実質不死身。
死んではいないが生きてもいないという状態でだらだらと人生を続けていたものの、恩人であるグレイテスト・ワンの夢を果たすべく一念発起、貯金を切り崩して『喫茶 ラストリゾート』を王都に開店させ、一帯の景観を完全に破壊した。
特にPTSDで美的感覚が狂ったとかはなく、生まれつきのセンスで最悪のグロ店舗を作り上げた逸材。マリアンヌが一般受けするようにチューニングした結果繁盛店となったが、そのセンスには生活を共にするエリンもドン引きしている。
かつての上官であったトラヴィスの野望を止めた後は、自分の人生はエリンが幸せになるためにあると割り切っており、彼女が中央校へ進学することにも意欲的。平民枠として入学させた場合の心配から、距離を取っていた実家に久々に連絡を入れたりしている。
●マクラーレン・ピースラウンド
軍属時代には戦団長として前線の最終責任者を務めており、同時に敵兵を最も殺傷していた。
当時まだ第一王子だったアーサーが発案した部隊『
魔剣ヴェルギリウスは、在学中に伝説の剣の噂を聞いたダンに巻き込まれてダンジョンを探索したり霊山を踏破したり、一夏を丸々使っての冒険を繰り広げた末に獲得。アーサーとグレイテスト・ワンは自分も連れて行けよと悔しがり、クロスレイアは馬鹿すぎる男子たちに呆れかえった。
●アーサー・ラ・タナトス・シュテルトライン
シュテルトライン王国現国王にして『
風を操る能力を拡大解釈し、分子間に風を通すというイメージで対象存在を分解、再構築することが可能。本職である『
学生時代、マクラーレンたちのグループに参加したのは最も遅く、それまでは学園最強の魔法使いとして孤高の存在だった。
いろいろあってマクラーレンと決闘する羽目になり、半ば殺し合いとなった激闘の末に、中央校の校舎を全壊させつつ敗北。その後彼らとつるむようになる。
●グレイテスト・ワン
マクラーレンたちの親友であり、『
ある貴族の妾の子として生まれ、孤児院で育つ。
卓越した魔法適性を誇ったため半ば強引に魔法学園に入学させられ、無意味に人生を浪費していたところでマクラーレン、ダンと出会う。
身の上の都合から引け目を感じていたが、だんだんと心を開いていき、マクラーレンやダンと共に自分が育った孤児院を定期的に訪れ支援するまでに至る。
隣国との戦闘が終わった後に軍を出奔、行方不明となった。公的な記録としては戦闘行動中の行方不明と扱われている。
しばらく音沙汰はなかったものの、時が流れた後にマクラーレンと一度だけ対面し、交戦している。
彼が育った孤児院には定期的に匿名で支援金が届いていたが、ある時期を境にぱたりと止んでしまう。代わりにミリオンアーク家が支援金を出すようになり、そのつながりでマリアンヌとロイは定期的に孤児院を訪れ、絵本の読み聞かせをするなどして子供たちと触れ合っている。
●先代『
名称不明。
かつて存在した、シュテルトライン王国と隣接する王国の頂点に君臨していた男。
マクラーレン、アーサー、グレイテスト・ワンと交戦し敗北、死亡している。
戦争に敗北したその国はシュテルトライン王国に吸収合併されることとなったが、その際の混乱は身元不明の難民たちを生み出し、居場所を求めてさすらった彼らの一部は西方のロンデンビア王国に助けを求めるも入国を認可されず、いずこかへ姿を消したとされている。
●トラヴィス・グルスタルク
ロブジョンが所属していた機密部隊、ピースキーパーの隊長。
戦場の中にしか居場所を見いだせなかった男。
エリンを気遣う気持ちこそあったが、そのエリンのためにも世界中に戦火を広げようとしていた。
彼の狙いであったシュテルトライン王国現政権に対する蜂起の機運の高まりは、ここから冬の聖夜を経て、王国を根本から脅かしていくこととなる。
王都を大混乱に陥れた時点で彼の勝利であり、その後ロブジョンとの一騎打ちに応じたのはほぼほぼウィニングランだった。
●エリン・グルスタルク
いやーマリアンヌは強敵でしたねえ(100敗)。
トラヴィス・グルスタルクの娘であり、かつてロブジョンとも面識があった少女。
秘密裏に再編成された新生ピースキーパー部隊においては、禁呪『
魔法使いとしての素質は極めて高く、『稲妻』以外の基本的な魔法を一切知らない=超基本的な魔力操作の面ですら幼稚園児にも劣る知識しかないにもかかわらず、マリアンヌといい勝負を繰り広げた逸材。
ちゃんと勉強して基礎から学びなおしていった場合、恐らく互いに禁呪を封印した状態ならマリアンヌと互角レベルの存在。
現在はグレン指示のもと査問会が監視しているものの、禁呪を行使する能力は封じられていない。ただ、ロブジョンと二人で喫茶店を切り盛りする今の生活に不満はなく、知らなかったものを知り、持っていなかったものを手に入れて、彼女の人生はやっと始まりつつある。
ロブジョンのことは性的な目で見ている。
●カート・ビガン
新生ピースキーパー部隊七番二号。
マリアンヌの地雷を踏みぬくという一点に於いて作中でもトップクラスに位置した。
王都の戦闘に参加したものの、マリアンヌとロブジョン、ナイトエデンによって隊員たちが一掃される中で普通に制圧、逮捕された。
●ナイトエデン・ウルスラグナ
人々を光の速さで助け続ける救済装置。
そうあれかしと定められた、ただコマンドを実行し続けるマシーン。
そのはずだったのに。
星の輝きに初めて照らされて、彼は自分の前に伸びている、誰かが用意した道をじっと見つめている。
使用術技
・救世主煉獄浄化ストライク
神秘フル注入右ストレート。
本当に全力で打った場合、相手は死ぬ。
●ルシファー
地獄を統べる大悪魔。
佐藤との交渉に姿を現したが、最終的にはその場で実力行使に出ることはなく、姿を消す。
●佐藤
何の変哲もない男性。
禁呪保有者と七聖使の対立構造に仲介役として現れた。
好きな映画は『機動警察パトレイバー the Movie』。
何回も見たし調布で4DXも見に行った。
全ての流れが美しい。特に方舟のデザインは至高だと思っている。
イングラムや零式についても実用性を兼ね備えたフォルムを絶賛している。
嫌いな映画は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』。
シャアの蜂起の理由が雑だし、何より最後の終わり方が意味不明過ぎるから。
ビームライフルの連射速度やらバルカンの威力やらの雑さも目につく。
ただリミッター機能によってビームサーベルが瞬間的に形成されるようになっているのは好き。
番外
●禁呪:『
雷の破壊力と速度をあらゆるものに付与させることの出来る禁呪。
例えば自分に付与することで稲妻の速度で行動することが可能。
無論雷撃を放出・操作するのは大前提として可能であり、本編ではマリアンヌの流星ワイヤーに対抗する形で紫電の網を展開、互角の戦闘を演じた。
セーヴァリスの開発系譜の中では後期モデル。既にこの段階では敵への殺傷力よりも他の事象に対する応用力についての掘り下げが始まっており、『稲妻』で得られた経験を踏まえて最強の禁呪『禍浪』がロールアウトすることとなった。
単純な行使にとどまると『天空』相手に完封されるが、付与という特質を用いて対抗することは可能。
作中ではエリンが自らの再生魔法『禍害絶命』に稲妻の速度を付与させることで擬似的な死に戻りループ機能を確立、マリアンヌに対抗した。
●『稲妻』+『禍害絶命』
前述した『稲妻』の速度を『禍害絶命』の再生速度に反映させたことで発生する、エリン独自の戦闘死亡時発動型の時間遡行魔法。
その仕組みは『禍害絶命』の再生が一定速度を超えた速度域に到達することで、身体の再生分を超過しての再生が発動することを利用している。超過分を自分ではなく自分の観測している時間軸へぶつけることで、若返りの要領でエリンは時間を回復=過去に意識を巻き戻している。
巻き戻し可能な時間は長くて10秒と少し。
魔法使い同士の中近距離戦闘においては1秒未満の判断ミスが命取りとなるため、それを完全に防止できるという意味では必勝と言うより無敗のための技術。
実際問題ループ能力は対個人戦闘能力としては破格なので、(エリンの精神がそこまでもつかどうかは別問題として)多分1400万605回ぐらいリセすればマリアンヌに勝てる。
感想でも指摘されていたがマリアンヌ相手にループした場合の絶望感がよく分かる話になってしまい、不沈卿の株がめちゃくちゃ上がった。ループの規模が違うとはいえ5回(本人視点では4回だが)しか試行してないのに1回は実質勝ちに持ち込めたの本当におかしいよお前……
【セーヴァリスの手記より抜粋】
『人類が自らの手で自分たちに終末を与える刻限が迫っている、そしてそれは、私が考えていたよりもずっと早かったらしい。この『稲妻』が完成した頃には、既に第七の禁呪を一刻も早く完成させねばならないほど、我々は追い詰められていた。いや……こちらは人間の最期のあがきだが、あの力は無尽蔵に、そして無遠慮に打ち下ろされる裁きの雷なのだろう。
冗談じゃない。人間を舐めるな。もう私は怒りに呑まれはしない。貴様たちの傲慢な裁定ではなく、自分たちの力で平和をつかみ取ってみせる。
それが、彼女の、マリアの望んだことのはずだ。
アルもユキもまだ戦うのなら、私もやるべきことを探さなくてはならない。
最後の禁呪……『禍浪』こそが、人類の愚かな闘争の歴史に幕を引き、皆が笑顔で暮らせる世界を生み出す切札となる。そのために、私はまだ、この舞台にしがみついている』
いただきました支援絵を改めて掲載いたします。
わしみかん様より、書籍版マリアンヌ&コミカライズ版マリアンヌ
https://twitter.com/wasimikann/status/1547213624531636224
ありがとうございます!ちょっと不敵な感じが微妙に違うのがめっちゃ好きです。
キャラデザが二種類あって二倍お得!めちゃくちゃ嬉しい!!
ぬくもり様より、マリアンヌ(そらのすがた)
【挿絵表示】
150話記念にいただきました!ありがとうございます!遠いところに来たなあ……
当時真っ最中だったのに合わせて、スカイマギカのユニフォームを描いていただきました!結構スチパン寄りなのがいい味を出していてめっちゃ好きです。
ぬくもり様より、マリアンヌ
【挿絵表示】
発売日にいただいた宣伝用イラストです。宣伝用としての見やすさもさることながら普通に圧倒的高クオで笑っちゃうんですよね。ありがとうございます!
碑文つかさ様より、書籍版マリアンヌ&ユイ&ロイ&ジークフリート
https://twitter.com/Aitrust2517/status/1564378590267207680
https://www.pixiv.net/artworks/100862612
発売日に合わせていただきました、ありがとうございます!
書籍版に出てくる主要キャラバッチリ押さえてもらいました、そろい踏みです!
しを様より、書籍版マリアンヌ
https://twitter.com/napisyutem/status/1572994403547090947?s=20&t=-PERfoMYIE7SOCjVbNanJA
ありがとうございます!これは結構クールでかっこいいマリアンヌ!
余裕たっぷりな感じがあって、見た瞬間にマリアンヌにボコされるモブの気持ちを理解しました。本当にきれいだ……
【挿絵表示】
そして書籍版表紙ドーン!!!!
書籍版は8月30日に発売されております!!
ぬくもり先生のイラストめっちゃあります!!
最初のカラー口絵の時点でもう元が取れます!!
まだの方はぜひぜひよろしくお願いします!!
【挿絵表示】
また本日、一迅プラス様にてコミカライズ版も更新されています!!
ジークフリートさんのピンチの元に、あの女が駆けつける回です!どの頭流星女なんだ……
よかったら読み終わった後のGOODもお願いします!